(ハイ・ホール)
「ハイホールは
オーバールックの心臓であり魂だよ、おまえさん、
ここはものを動かす連中とものを揺さぶる連中があらゆる決定を下すところさ。」
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◇19、ポリヴァーズ 20、マイケルズ・ブロンド 21、ケア・オーバールック ◇22、軍事省 |
ハイ・ホール、あるいは"オールド・シティ(旧街)"は
街の指導者たちが招集され、オーバールックの統治を行っている場所だ。
ハイ・ホールのほぼ全ての空間は街の行政を構成している様々な省庁に割り当てられているため、
現在でもハイ・ホールに居住している者は数えるほどしかいない。
そのために、わずかばかりの極めて裕福な者たちを除けば、
ほとんどの人々は日の終わりにはエルフタウン地区、ストーンハンマー地区、
あるいは他の場所にある自分の家へと、こぞって帰宅していく。
建築物:
ハイ・ホールは城壁の内側に密集した巨大な建物の森から成っている。
いくつもの塔が砦めいた建造物から突き出し、
城壁を高く超えて伸び上がり、街全体と周囲の土地をぐるりと一望できる。
大半の建物は街が動き続けるよう取り計らっている十数の省庁のひとつを収納している。
例としては商務省、外務省、軍事省といったような具合だ。
それぞれが営まれている大理石か煉瓦の建物の正面には
ドワーフの戦士、工匠、それに歴史的な人物をかたどった見事な石像が、
そして壁そのものには
街の歴史的な場面を記録した複雑な彫刻と浅浮き彫りが施されている。
ハイ・ホールの外縁には企業と、それに政治のエンジンに油をそそぐ者たちのごく少数の家がある。
食堂、宿、それにいくばくかの店が街の上流層を顧客としているが、
それらは夕暮れには店じまいとなる。
道:
限定された空間に建物の数が多すぎるため、
ハイ・ホールの道は実際危険が多い。
オーバールックの中心部を曲がりくねって通り抜ける間に、
狭く窮屈なそれらの道には
数え切れない数の影になった壁のくぼみや行き止まりがあり、
そして曲がりくねっているために視界も限られている。
ハイ・ホールでは窃盗の問題はないが、雇われの殺し屋たちには悩まされている。
ドワーフたちは互いに名誉ある対応をするが、
街の代議員全てに同じことが言えるというわけではなく、
競争相手の人間、ティーフリング、それに他の者らは
頑固な政治家一人を消すために殺害という手段に訴えることもあるだろう。
かくして最も位の高い公人たちは自らの周囲を衛兵で囲っているため、
結果としてハイ・ホール内での通行をますます困難なものとしている。
人々:
長老議会は全員がドワーフだが、
政府を構成する残りの部分は、街同様に多様だ。
役人、職員、使い走り、それに代議員を乗せた他の地区からやってきた籠が、
みな日中ハイ・ホールへと出入りし、
時には夜にもそうすることがある。
光景:
建物、建物、そしてさらなる建物がこの地区にひしめき合い、
それらの彫刻をほどこされたファサード(建物の正面部分)が
英雄的なドワーフたち、"鎖の時代"の終わり、
そしてこの地域を形作るのを助けたその他の歴史的な出来事に関する
いにしえの物語を語っている。
他に目をやると、
労働者が殺人現場を片付けており、
一方では露店の商人が、裁判所で幸運をもたらす首飾りから食料品まであらゆるものを売っており、
そしてぼろを身にまとったもぐりの法律家が顧客を探している。
嗅覚:
人口過密と人が多すぎることによる不快感のため、
評議会が街のこの地区を清潔にしておくことに関して出費を惜しんでいないにも関わらず、
ハイ・ホールは不快な芳香が漂っている。
通りからはゴミ、食事、それに汗の混ざり合った臭いが立ち上っているが、
とはいえオーバールックの他の地区に比べれば、ハイ・ホールはまだ我慢できるレベルだ。
物音:
日中はひっきりなしに一定のがやがやとした会話の声、
それらをさえぎって鐘の鳴る音、
人波を押しのけながらお偉方を護衛して前進する衛兵があげる怒声、
何らかの新しい法律に対する抗議の声、
そしてその他様々な雑音の詰め合わせによって、ハイ・ホールは騒々しい。
しかし夜には、死んだように静まり返る。
■施設
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◇19、ポリヴァーズ |
◇19、ポリヴァーズ
会員制のクラブ兼高級宿。
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20、マイケルズ・ブロンド |
20、マイケルズ・ブロンド
ポリヴァーズ、そしてハイホールとストーンハンマー地区にあるような他の値段が張る建物とはまったく対照的に、
"マイケルズ・ブロンド"は実際的な地に足の着いた酒場で、専ら労働者階級向けであり、
率直な料理、うまい醸造酒そしてあらゆる者に対して心地よい空間を控えめな値段で提供する。
ここであえて食事を取ることによって自らの名前に泥を塗るような役人はほとんどいないが、
しかし上流階級に関する情報を追い求めるような者たちは
不満を抱いている使用人をここでしこたま酔わせることで、いくつか秘密をほじくり出そうとすることもある。
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21、ケア・オーバールック |
21、ケア・オーバールック
他の地区と建物全てよりも高くそびえているのはケア・オーバールック。
地の底深く、ドワーフたちがかつての暗黒の奴隷時代に掘ったまさにその鉱山より出て
不規則に広がる石の要塞だ。
城は円天井の屋根を冠する中央砦と、
それを星型に取り巻く八つの円形の塔から成っている。
全ての塔と砦を囲うのはもうひとつの石の壁であり、
ハイ・ホールの境界の壁よりも背が高く、200ft(約61m)の高さにまでそびえている。
大きさだけでもインパクトが足りないというのならば、
細部の建築によって、この砦は世界でも有数のすばらしい建造物であると言える。
彫刻、彫り込み、浅浮き彫りが壁を装飾し、
ドワーフの歴史の瞬間瞬間を記録し、あらゆるドワーフが今もなお固く抱いている恨みを刻み込んでいる。
渦巻き細工の装飾には脅威と誓い、
すなわちオーク、ジャイアント、そして他のあらゆるこれらの民を不当に扱った者たちへの復讐の誓いが盛り込まれている。
内装には外と変わらぬレベルの芸術性が建物中に見られる。
華々しいタペストリーから床を覆う一面の石の象眼細工、
そして同族を解放するために自らの命を捧げたファーストボーンの雄々しい石像まで。
しかしこれら全て、内側も外側も、
評議会の間"ハイ・ホール"のめざましい荘厳さの前には色あせてしまう。
この堂々たる部屋は直径200フィートの広さで、頭上には巨大な円天井を持つ。
広々とした広間の床から20ftの高さに高座があり、
評議員のための五つの背もたれの高い椅子を載せている。
高座の周りの床は鏡のように磨き上げられ、頭上の円天井の壁画を反射している。
その中には、モラディンのプライモーディアルへの怒りの様子を描いた想像画や、
神の賜物、裏切り、鎖の時代、
そしてドワーフ族の解放のクライマックスの瞬間の物語をを見ることができる。
ケア・オーバールックは長老たちに住居を提供し、
同時に各地区の代議員とその家族にはそれよりも小さな居室があてがわれている。
そのどれもが高い天井と大理石の床を備えた贅沢な部屋である。
成人一人が有におさまるほどの大きさの燃え盛る炎の暖炉が
匠の技により城全体を暖房しており、
一方で消えずの松明が広間と各部屋を柔らかい白い光で照らしている。
しかし、評議員を守る衛兵たちが油断なく彼らの私室と内室を見張っているため、
この場所の素晴らしさを目の当たりにする機会を得る者は数少ない。
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◇22、軍事省 |
◇22、軍事省
6つの建物の集合体。兵舎や衛兵用の装備鍛造所もある。
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(◇は未訪問)
最終更新:2016年06月02日 22:51