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着ぐるみに入ることに魅せられた理沙は、
家に帰れば崇に着ぐるみを着せてもらうのだが、
仕事でもっと色々な着ぐるみを着てみたいと思うようになっていた。
そんなとき、仕事帰りにアルバイト募集の貼り紙が目に入った。
週2~3回勤務で、着ぐるみに興味のある方とある、
そこは地方の物産店。
さっそく、翌日に電話をすると人手が足りていないので履歴書を
持って面接に来てくださいとのことだった。
お店に行くと、入口付近に恐竜の置物があった。
理沙はその恐竜の口を軽く突いて店に入っていった。
面接は店長の里香、見た目はきつそうに見える。
里香は履歴書にさっと目を通してから、「あなた身長は?」と聞いてきた。
私が「168cmくらいです」と答えると、
店長は続けて「着ぐるみを着た経験はある」と聞いてきた。
私は「少しだけあります」と答えると店長は少し難しい顔をしていたが、
すぐになにか思いついたのか、「いいわ 採用。これからよろしくね」と笑いかけてくれた。
そしてすぐに従業員の直樹と美優を紹介してくれた。
それから最近急に1人辞めたことや交代で着ぐるみを担当して
もらうということを教えてくれた。
私が帰ろうとしたとき、女性と店の出入口ですれ違った。
彼女も面接希望者なのか、
先ほどまで私が面接していた部屋へ店長と入っていくのが見えた。
私とすれ違いに入っていったのは桜井瞳、年齢は29歳。以前、ゲームセンターで働いていたが辞めてなぜか物産店にパートとして入ってきた。翌週から2人の研修が始まった。

私は直樹さんに、桜井さんは美優さんについて。
桜井さんは自分で仕事をしているそうで、ゲームセンターで社員として
働いていたが副職が忙しくなり両立が難しくなったので辞めたとのこと。
2週間ほどで私たちの研修が終わり、仕事にも慣れ始め、
一緒に仕事をする機会も増えていろいろな話をした。
正社員を辞める原因になった副職について聞いてみた。
桜井さんは裁縫が得意で、自分で作った衣装などを時々出品していた。
あるときその衣装がなかなかの高額で落札された。
落札者が小さな会社の社長で、イベントなどがあるときに
衣装作製を依頼されるようになった。
その仕事は始め少なかったので仕事をやりながらできたのだが、
そのうち忙しくなり両立が出来なくなってしまい仕事を辞めることに。
どれくらいの収入があるのか気になったが聞くことはできなかった。
ある日、店内で怪しい行動をとっている女子高生3人を桜井さんが見つけた。
どうも万引きをしようとしている様子。
私はすぐに店長に知らせ、全員で彼女たちを見張る。
案の定、商品をかばんに入れ走って店を出ようとしたが、
入口で店長と恐竜に入った直樹さんが行く手を阻んだ。
3人はいろいろと言い訳をしたが、防犯カメラに彼女たちの動かぬ証拠が写っている。
彼女たちは観念したが、警察だけはやめて下さいと懇願する。
高校3年の彼女たちはすでに大学への推薦が決まっており、
警察沙汰になると推薦が取り消されてしまうということだった。
店長はしばらく考えていたが、交換条件を提示。
それは4月まで物産店でバイトをすること。
そして始めの1ヶ月はただ働きという条件もつけて。

店長の出した条件はそれほど悪くないと思ったが、
彼女たちはなにか言いにくそうにしているので、
店長が問いただすと、校則でアルバイトが禁止だということだった。
店長はニコリとして、バレなきゃいいんでしょ?だったら着ぐるみにはいってと。
確かにそれならば先生や友達にばれることはない、彼女たちも納得した。
次の日曜からバイトに来ることになった彼女たちの名前は青木綾香、有野有香、石脇彩乃。彼女たちは基本的にはバラバラに入ることはなく3人一緒の日に働くことになった。
着ぐるみの着方や着せる手伝いは私と桜井さんの仕事。
先輩方は着ぐるみに入る機会が減るので喜んでいたが、私としてはかなり残念だった。
それでも店長の方針なので仕方がない。
さて、彼女たちは着ぐるみ入ることになったのだが、
ここで問題が彼女たちの入れる着ぐるみが2体しかない。
しばらくは2人が着ぐるみ担当で、1人が倉庫整理ということになった。
この3人組を生かすため、店長は桜井さんに衣装作成を依頼していた。
あまり売れていない黒豆コーヒーを売るのに名案が浮かんだらしい。
そしてできあがったものはラバー素材でできたゼンタイと
同じくラバー素材でできたメイドの衣装。
これならマネキンのようになるので顔はわからないし、
彼女たちのスリムな体型も生かせるだろうと考えたようだ。
初めは倉庫整理担当にマネキンメイドをやってもらう予定だったが、
1人より3人の方が目立つだろうということで、3人分衣装を作ってもらっていた。
夕方の仕事帰りのサラリーマンをターゲットに店の前で3人は試飲を配って
売上げ増を目指してもらうことに。

私もこのラバー素材というのは初めてだった。
桜井さんは以前同じようなものを作ったことがあり、扱いに慣れていた。
彼女たちには本当は裸で着てもらうつもりだったようだが、
恥ずかしいということで各自水着を持ってきてもらい下に着てからラバー製の
ゼンタイを着てもらうことになった。
身体にローションを塗りすべりをよくしてから着てもらう。
最後に背中のファスナーを閉めると目の前にはゴムでできたマネキンが3体現れた。
彼女たちももちろん初めての経験、お互いを見てどうしていいか戸惑っているようだ。
桜井さんの指示で彼女たちの身体に光沢剤を塗っていく。
塗るときに触れると彼女たちは触られたことにすごく反応する。
桜井さんがいうには、ラバーを身につけると感覚が敏感になるとのことだった。
そんな過敏な反応をする彼女たちに光沢剤を塗り終わると、
その姿は人ではなくただの物のように見える。
その光沢のあるマネキンたちに今度はメイドの衣装を着せていく。
それぞれに金髪のウイッグを取り付けて完成。
彼女たちはお互いを見たり触れ合ったりしている。そこへ店長が入ってきた。
美優がコーヒーを淹れてくれているから、しっかり宣伝してきてねと。
3人の金髪の黒光りしたマネキンたちがメイド姿で店の外へ出て行く。
外へ出ると通りを歩いている人たちは始め驚いていたが、
イベントかなにかかといった感じで次第に人が集まり始めた。
試飲のコーヒーを配り始めると通行人から次々に手が伸びて
すぐに試飲はなくなってしまった。
彼女たちがコーヒーを配っている姿を写真におさめる人もいた。
試飲がすぐになくなってしまったので準備する間、彼女たちは店内へ戻ってきた。
そのあとについて店内へ入ってくるお客さんはいたが、
黒豆コーヒーどころか店の商品を買っていってくれる人はいなかった。
彼女たちが奥の部屋へ消えるとその客たちもいなくなってしまった。

試飲を配り、彼女たちの写真だけ撮られて、店の商品が売れなければ意味がない。
店長はその日、直樹に残業を命じて、店内の什器の配置転換をさせていた。
その翌日には美優と店長が早出するとのことだった。
私が出勤すると店の片隅にテーブルとイスが置かれて、
店の一角がカフェのようになっていた。
女子高生3人組は夕方から出勤してマネキンメイドになる。
おかげで私は昼からは恐竜の着ぐるみに復帰することができた。
彼女たちに着ぐるみの仕事をとられて一時はやめようかとも考えたが辞めなくてよかった。
女子高生3人はマネキンメイドになるのを嫌がりもしないで、
むしろ喜んでやっているように見えた。
今日は1人ずつ交代で試飲を配り、あとの2人はカフェで客の対応を
するスタイルにしたのだが、客が多すぎて行列になってしまった。
おまけに席についたお客さんはなかなか帰らない。
売り上げは少し伸びたが、店長には課題の残る結果となった。
カフェのお客さんはお金を払ってくれているので、邪険に扱うことは出来ない。
翌日からは時間制限を設ける代わりにポイントカードを導入し、
ポイントの貯まったお客さんにはいろいろな特典を用意することにした。
これで売上げもカフェの回転もよくなり、物産店は全て順調にいくようになった。

私は家に帰ると同棲を始めた崇の食事を作り、彼が帰るまでにシャワーを済ませて、
ピッ○ロの着ぐるみを着て彼の帰りを待つ。
家事の合間に柔軟体操を続けたおかげで、今では着ぐるみのファスナーも
1人で閉められるようになった。
最近の崇は着ぐるみ以外のことにも興味を持ち、それらのことを私の身体で試す。
着ぐるみの上からではあるが、先月は麻縄で亀甲縛りをされたり、
全身をラップでぐるぐる巻きにし、イモムシ状態でベランダに放置された。
酷かったのは、彼が休みの日に朝から着ぐるみを着るように言われた。
そして、また私の全身をラップで巻いていく、さらにその上から黒のビニルテープを巻きつけて、サーフボード用のケースに押し込められた。
このまま放置されるのかと思っていたが、身体が持ち上がる。
しばらく横になった状態で揺れている。どこかへ移動しているようだ。
すると今度は背中あたりに感触があったと思うと立てられた。
どうもエレベータに乗ったようだ。そして再び横向きにされ歩き出す。
しばらくすると、ケースが開けられて新鮮な空気が入ってくるが、臭い。
呼吸できるのは鼻だけなので臭いでここがゴミ置場だとわかった。
今日はゴミの回収日ではないが、ここには子供たちが侵入してよく遊んでいた。

必死に助けてと叫ぶが、崇はそのまま私を置いていったことが、
ゴミ置場の扉が閉まる音でわかった。
せめて子供が来ないことを祈っていたが、子供たちの声が近づいてくる。
そして、ゴミ置場の扉が開く音がする。
そしてさっそく1人の子供がビニルテープでぐるぐるに巻かれ、
黒いミイラとなった私を見つけて騒ぎだした。
そしてなにやらこそこそ話ながら近づいてくる。
次の瞬間おなかの辺りを棒のようなもので突かれた。
不意をつかれたので大きな声を出しそうになったが何とか堪えた。
でも少し動いてしまったかもしれない。
そのあともなにかを確認しているのか、足や頭へ容赦ない攻撃が続く。
ずっと耐えていたが脇腹を突かれた時、なんともいえない声とともに
イモムシのようにクネクネと動いてしまった。これを見た子供たちは大騒ぎ。
ゴミ置場から大声を出して出て行くのがわかった。
親を連れてこられたら大変な騒ぎになる。
なんとかこの場から移動しなければと、動けないのはわかっているが
必死に動くが全く駄目、虚しく床を擦るだけだった。
こんな危機的状況の中でも、こんな姿を他人に見られたらと思うと興奮してきて、
つくづく自分は変態だなぁと思った。
着ぐるみを着てラップとビニルテープの2重に拘束され、
その上変な興奮と動いたことで全身が暑くなり頭がボーっとしてきた。
どれくらい経ったのかわからないが、気付いたとき遠くから
子供と母親の声が近づいてきている。
もう駄目だと諦めていたが、少し離れたところで声が聞こえる。
しかし、私は見つかっていないようだ。そのうち母親子供を叱る声がしていたが、
そのうちどんどん遠ざかっていく。
どうなったのかわからないが、なんとかピンチは脱した。

実は拘束した理沙をゴミ置場において、本当のゴミのようにしてビデオ撮影していたが、子供たちが来たので慌てて近くに隠れて様子を伺っていた。
子供たちにいじられている動画を撮りながら。
そして子供たちが騒ぎながら出て行っているうちにゴミ置場から
出そうとしたが理沙が暴れだしたのでしばらく様子を見ていた。
少しすると急に動かなくなってしまったので、ひとまずゴミ置場から
出して近くにわからないようにして転がして置いたのだった。
騒ぎながら母子がやってきたが見つからない、子供たちは怒られながら帰っていった。
そのあとで、私はイモムシ状態のままサーフボード用のケースに
押し込まれて部屋へと無事に戻ることができた。
部屋に戻りビニルテープとラップは外してもらえたが、
着ぐるみを脱ぐことはさせてもらえなかった。
崇と一緒に着ぐるみのままお風呂に入り、アソコをいじられイッて
しまったあとようやく着ぐるみから出してもらえた。
私がピッ○ロの着ぐるみの姿で悶えているのに崇は興奮している。
着ぐるみを脱がせてもらったあとは綺麗に洗い裏返してベランダに干して置く。
物産店は毎週水曜日が定休日であるが、今朝は高校生3人を
除いてミーティングのため店に集まっていた。
店長の里香は恐竜の着ぐるみとゆるキャラだけでは客が飽きてきているので、
なにか新しいものを追加したいとのことだった。
これも黒豆コーヒーの売上が好調で、もっと注目を集めて客を増したいという考えだった。
続・とある物産展(理沙すとーりー)中
最終更新:2017年12月15日 12:29