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 まずは……これにしよ……

 私はプール当番の時にいつも着てる紺色の競泳用水着を手に取り、早速着始めた。
 やっぱりマスクしてるからかなり大変だったけど、なんとか着られた。

 そして振り返って鏡を見る……私の水着を着ているマキが立っていた……

 また胸が高鳴る……

 んくぅ!……さっきよりはだいじょぶだけど……やっぱり……変な気分に……なってきちゃう……
 私って普段……こんな感じなのかな……あぁん!……

 胸はいつも気にしてたから見てたけど、独りで自分の体をこんなにまじまじと見たのは久しぶりだった……
 昔よりもふとももとか、腰の周りが女っぽくなってて……ちょっと嬉しくなった……
 体をよじっておしりを見てみる……おしりもプリン!てしてて……すごくエッチっぽい……

 私もちゃんと大人になってたんだ……なんか……嬉しい……
 ……はっ!なにやってるの!私!

 いつの間にか自分の体に見とれてたことに気づいて急に恥かしくなってきた……
 マスクの中で顔を赤くしながら肌タイの手で目を隠そうとした……もちろんそこにはマキの顔がある……

 そっか……今……マキなんだ……
 ……ちょっと恥かしいけど……やってみよ……

 私はマキになっていることをいいことに、美優が写真を撮ってくれるときみたいなポーズをしてみた。

 やっぱり初めは……あれからやってみよ……美優の好きなやつ……
 ……ちょっと下向いて上目使いっぽくして……手はうしろに、っと……

 マキが私の思い描いてた通りのポーズをとる……

 んくぅ!……やっぱり……恥かしい……

 鏡に映ってるのはマキだけど、中の私がこんなポーズをとってると思うと……どんどん濡れてきちゃう……
 それにこのポーズがマキらしくなくて……それでまた感じちゃった……

 マキは大人っぽいもん……こんなポーズはとらないよね…………どんなのかな?
 ……こんな……感じかな……

 今度は腕を組んで足も交差させて、頭は俯き加減でちょっと横に向けてみた……
 そして横目で鏡を見る……

 ……うん……これっぽい……ふふ♪

 ちょっとそれっぽくて私は嬉しくなった。

そのあとも色々ポーズをとってみる……着ぐるみを着てるとやっぱり大胆になっちゃう……
 なんかモデルさんがするようなポーズがマキには合うみたい……

 あっ………んん………あぅん………あんっ………

 ポーズをとるたびに着ぐるみを着ていることを実感して……そのたび感じちゃった……
 それに顔まで覆われてるし……体がほってってるせいでかなり蒸し暑い……水着の部分が蒸れてきちゃってる……
 マスクの中も私の吐いた息があんまり出ていかないからすごく蒸してる……中のスポンジが湿ってきた……
 結構大変だけど……着ぐるみを満喫できて……すごくいい……

 でも……これだけじゃ物足りなくなってきた……

 せっかく着たんだもん……やっぱり……写真撮っときたい……

 今の私を……マキを記録に残したかった……
 でも一人じゃそれが出来そうにない……ちょっと切なくなってきた……
 私はデジカメをあんまり使ったことないからタイマーの仕方とかわかんないし、タイマーだとポーズをとるのが難しい気がする……

 なにかいい方法ないかなぁ……

 そんなこと考えてたら外で12時のサイレンが鳴った。

私はひとまずお昼を食べることにした。
 ラジオペンチで固定パーツを外してマスクを取り、肌タイの顔の穴から頭をだした……顔にエアコンの涼しい風が吹きつける……
 そして大きく息を吸う……久しぶりに新鮮な空気を吸えた……

 やっぱり……きもちい……

 私は暫くマスクを膝に置いたままぽーっとしてた……
 でもこのままだと風邪ひいちゃうからとりあえず頭の汗をタオルで拭きとった。

 私は肌タイと水着を着たまま冷蔵庫からウイダーインゼリーをだしてそれをチューチュー吸った。
 渇いた喉を冷たいゼリーがちゅるん!と通り抜けていく……その感じがすごく心地よくて美味しかった……
 そしてウイダーインゼリーを飲みながら私は一人で写真が撮れる方法を考えてみた。

 無理なのかな……撮りたいときに自分で撮るのって……
 ……あれ?私のデジカメって……リモコン付いてなかったっけ?

 私はウイダーインゼリーを飲みほしてそれをゴミ箱に捨てて、デジカメの箱を引き出しから取り出した。 
 箱の中にはカメラと一緒にリモコンも入ってた!

 やった♪これで写真が撮れる♪……のかな?
 ……これ……どうやって使うんだろ……

 リモコンはちっちゃいんだけどボタンがいっぱいついてる……
 試しにカメラをテーブルに置いて適当にボタンを押してみた……なにもおきない。
 説明書を開いてみる……文字ばっかりでよくわかんない……

 ……1つずつ押してみよう!

それから十分後……

 なんで撮れないの……ぐすっ……全部押したのに……

 私は半べそをかきながらいまだにカメラと闘っていた……
 どのボタンも何回も押したのに写真が全然撮れない……

「ひっく…ひっく…………あっ……」
 涙を拭いてたらリモコンが手から落っこちた。
 それを拾おうとしたらある事に気がついた。

 ?……なんだろ……このタブ……

 リモコンの裏に変なタブがついてる……とりあえずひっこ抜いてみた。

 それからまた一つずつボタンしていく……
 そして丸くて赤いボタンを押した……その時!

 カシャ!

「きゃっ!」
 さっきまで全然反応しなかったのに急にカメラにフラッシュをたかれた!
 私はビックリしてのけ反りそうになった!

 ……もしかして……撮れた?

 カメラの画面を見てみる……驚いて目をつぶってる私の写真が撮れてた!

 やった♪これで一人で写真撮れる♪

 私はそんなことで子供のようにウキウキしてた。

私は肌タイのフードを被ってから床に置いてあるマスクで頭覆い隠し、横の隙間をパーツで閉じて再びマキになった。
 相変わらずキツイ……それに頭をマスクでサンドイッチしたときに中のスポンジから汗がグチュッて染み出してきた……

 うぅぅ……なにこれ……

 気持ち悪いのを我慢してテーブルの前に座る。
 そしてテーブルの上のカメラを私に向けてリモコンの赤いボタンを押してみた。

 カシャ!

 またフラッシュがたかれて写真が撮れた音がした。
 デジカメの液晶画面を見てみるとちゃんと座ってるマキの写真が撮れてた!

 ふふ♪撮れた♪
 ……でも目が光っちゃってる……フラッシュいらないかも……

 フラッシュの消し方なら知ってるから、今度はフラッシュをたかないでマキの写真を撮って、また画面を確認する……今度はちゃんと撮れた。

 うん♪OK♪
 あとは……どんどん撮っちゃお♪
 まずは美優の好きな……女の子座りにしよ♪

 私はリモコンを握り締め、内股になってお尻をペタンと床につけて女の子座りをした。
 股が私の愛液でヌルヌルしててすごく気持ち悪い……

 ……もうこんなに……グチョグチョ……
 ここもちゃんと拭いとけばよかった……

あまりにも気持ち悪かったから自然とふとももを擦り合わせてた……
 その動きで……あそこが刺激されちゃう……

 んくぅ!……あっ!また濡れてきちゃう……一回ちょっと拭こう……
 えっと……ティッシュは……

 周りを見回す……すぐ横に置いてあった。
 私はその体勢のままティッシュで濡れたあそこを拭いた……

 カシャ!

『え?』

 なぜかカメラのシャッターがきられた!

 な、なんで!

 私はリモコンを探した……どこにもない……
 でも手の中に四角く固いものがあるのを思い出した。
 ゆっくりと手を開く……濡れたティッシュとリモコンがあった……

……撮れちゃったの……今の写真……

 リモコンを握ったままあそこを拭いてたからそのときボタンを押しちゃったみたい……
 テーブルの上のデジカメを手に取ってみる……女の子座りのまま両手で股にティッシュをあててる水着姿のマキが写ってた……
 マスクの中で私の顔が真っ赤になった。 

 やだ!恥かしい……あぅぅん!…… 

 さっき拭いたのにまた濡れてきちゃう……
 でも写真の消し方もよくわかんない……
 しょうがないからカメラをテーブルの上に戻してマキの撮影会を再開することにした。

 女の子座りのまま両手を膝の上に置き、なるべくリモコンが手で隠れるようにボタンを押す……シャッターがきられた。
 そしてまた画面を確認する……今度はちゃんと撮れてた。
 でも……マキのイメージと違う気がする……

 ちょっと違う………もっと大人っぽい感じに……そうだ!

 私はテーブルの上にダンボール箱を置き、その上にカメラを乗せた。
 そして机の前の椅子をテーブルの前に持ってきた。

 大人っていったら……やっぱり……これかも……

 私は椅子に腰を下ろし、足と腕を組んでリモコンのボタンを押した。
 胸をドキドキさせながらカメラを手に取って撮れた写真を確認する……

 んくっ!…………うん……これっぽい………

 イメージした通りの……大人の感じのマキが撮れてた……
 胸は相変わらずだけど……足組みしたふとももが……ちょっとエッチっぽい……
 それに椅子に水着の女の人って感じがまたミスマッチで……もっとエッチな感じにさせてる……
 そしてなにより……この写真に写ってる女性の中に私が入ってると思うと……なぜか嬉しくて……恥かしくて……ドキドキして……感じちゃう……

 そのあともいろんなポーズで私の……マキの写真を撮っていく……
 モデルさんがするポーズ……グラビアアイドルの子がやってそうなポーズ……

 カシャ!………カシャ!…………カシャ!…………カシャ!…………
『あっ……………あん………………んんっ……………あぅっ……………』

 私しかいない部屋に、カメラのシャッター音と……私のちょっとエッチになってる声が響いてる……

 気持ちもポーズも……どんどんエッチになってきちゃって……どんどん体が熱くなって……あそこがどんどん濡れてきちゃう……

 ……あっ!……これはちょっと……恥かしすぎるよ……
 でも……別に……いいよね……今の私は……マキなんだから……
 ……それに今日は……エッチになっても……いいんだもん……

 気づいたら顔とお尻をカメラに向けて……四つん這いのポーズでボタンを押そうとしてた……
 普段じゃ絶対こんなことやらないのに……着ぐるみが……マキが私を大胆にさせた……
 恐る恐るボタンを押そうとする……

 体がすごく熱い……心臓がバックンバックンなってる……
 息も荒くなって……すごく苦しい……
 それに……体がピクピク震えて……感じちゃう……

 はぁ…はぁ…はぁ……ふぅぅ!……これ撮ったら……次の服着よう……
 じゃないと……んんっ!……体力が……もたなくなっちゃう……
 …………よし!

 カシャ!        『あぁぁん!』

 シャッター音が鳴ると同時に……私の体が電気が流れたみたいにビクビクッ!てなった……
 脳がとけちゃいそう……あそこが急に濡れてきた……
 着ぐるみを着て……ただ写真を撮ってただけなのに……いっちゃった……
 私は腰が抜けてそのままうつ伏せになった……

はぁ…はぁ…はぁ……んんっ……美優と……一緒のときは……ここまで……なんないのに……
 やっぱり……独りだと……んくっ……いっぱい……感じちゃう……
 あぅん…………疲れちゃった……今日はもお……おしまいに……しよ……

 まださっきの余韻が残ってて……体がビクビク震えて……じわじわ濡れてきちゃってる……
 体に力が入らなくて……全然立てそうにない……
 それになんだか……眠くなってきちゃった……

 ……き、着替えなきゃ……このまま寝ちゃったら……風邪ひいちゃう……

 私は腕をプルプル震わせながら、なんとか女の子座りの体勢までもっていった。
 両手で体を支えて顔を上に向ける……だんだん意識がはっきりしてきた……

 もお……脱いじゃお……

 私はマスクを外さずに座ったまま水着を脱ぎだした。
 それがいけなかった……

 水着の肩ひもをずらし、両腕を抜いてひもを持ちながら腰まで水着を下そうとした……そのときだった!

『ふわっ!…………え?……』

 肌タイの手で私の胸が……乳首がちょっと擦られた……たったそれだけのことだったのに……

 ……なんか……きもちよかった……かも……

 ゆっくりとおっぱいに手を伸ばし……もう一回乳首をさすってみる……

『はぅん!』

 ……やっぱり……きもちいい……
 やだ……また変な気分に……なってきちゃった……

 自然と右手が水着の上から……ふにゃふにゃになってるあそこをなぞってた……

 あぅっ!……はぁ…はぁ………あんっ!……きもち……いい……
 ……あっ!だ、だめだよ!

 鏡に映ったマキが目に入った……
 私は自然と手を止めた。

 はぁ…はぁ…はぁ……こんなことするために……着たんじゃ……ないんだから……

 私は立ちあがって水着を一気に脱いだ。
 でも鏡の中のマキを見たら急に胸がパンパンになっちゃった……

マキはすごくいやらしかった………水着を着てたところが汗染みだらけで……首周りも結構湿ってて……私の肌が透けちゃってる……
 それに……おっぱいも透けちゃってて……肌タイの上からでも……乳首が立ってるのがわかる……
 そしてなによりも……つまむと滴るぐらいに……ビッショリになるまであそこを濡らしてる……
 でも目の前の着ぐるみはマキであって……私でもあった…………私は立ってられなくてその場に座り込んだ……

 ドックン!ドックン!ドックン!…………ゾクゾクッ!

 んくぅ!…………このまま……おわりなんて………いや……

 私に魔がさした……
 マキが片手で胸を揉み……もう一方の手で……あそこをのぞり始めた……

 はぅぅ!……はぁ…はぁ……きもち……いい……んんっ!

 でもそれをしているのは……紛れもなく……真紀だった……

『はぁ…はぁ……んくっ!……はぁ…はぁ………ふぅっ!……
 はぁ…はぁ…あんっ!……はぁ…はぁ…はぁ……あぁっ!……はぁ…はぁ………あぁん!』

 ……あっ!……い、いっちゃう…………あっ……

 ぶわっ!!       『あぁぁぁん!!』

 あたまが……まっしろ…………なにも……かんがえ……らんな……

 バタン!……びくびく……びくびく……

 私は仰向けに倒れ込み……体を小刻みに痙攣させて……股から蜜を噴き出し続けながら気を失った……

 ……くる……しい……

 私は息苦しさで目を覚ました……もちろんマキの中で……
 そしてさっき私がしてしまったことを思い出した……

 ……やっちゃった……ぐすっ……あんなことするつもりじゃ……なかったのに……
 ぐすっ……これじゃ彼氏なんか……できないよね……

 起き上がると、またマキの姿が目に入ってきた……また胸がドキドキしてくる……

 あぁん!……やだ……またエッチに……なっちゃう……

 私は鏡に背を向けて、ペンチでパーツを外してマスクをとった。
 そしてそのまま肌タイも脱ぐ……
 私のあそこからおつゆがピチャピチャ垂れてて……床に小さな水たまりが出来てる……とりあえずティッシュで床を拭いた。

 体中汗ビッチョリ……エアコンの風が寒いぐらいに吹きつけてくる……
 でも……いつもみたいな着ぐるみを脱いだときの……あの解放感がない……

 ……喉かわいた……ピーチdeジュース飲も……

 私は裸のまま冷蔵庫から、朝開けたピーチdeジュースを取り出した。
 だけど……今はあんまり飲みたい気分じゃなかった……
 しょうがないから水道の水を飲んだ……ぬるくて美味しくない……

 ……お風呂はいろ……

 私は肌タイとマスクを床に置いたままお風呂へと向かった。

 ピンポ~ン♪

「きゃっ!!」

 いきなりインターホンが鳴った!
 私はその場にドテン!と大きな音を出して転んだ!
 そしたらドアが勢いよく開いて誰かが私の部屋に入ってきた!

「先輩!どうかしたんですか!!…………あっ!」
 美優だった!
 美優は私の体を見てちょっと顔を赤くしてた……
 私も顔を真っ赤にしながら自分の胸と股を手で隠した……

 あっ!あけっぱ!

「ドアしめて!」
「は、はい!」 
 美優はあわててドアを閉めた。

「……お風呂……ですか?」
「うん……」
 美優は頬を赤く染めながらも私の体をずっと見てる……
 このカッコじゃ恥かしいから、さっき着てた水着を床から拾ってそれを身につけた。
 でもここはプールじゃないし、あそこが私の愛液でビッチョリだから……すごく恥かしい……
 水着姿の私を美優は不思議そうに見てる……

 そっか……鍵閉めるの忘れちゃった……
 でも……どうして美優が……

「今日あいてなかったんじゃ……」
「あの……だいじょぶになったんで、驚かせようと思って……きちゃいました……すみません……」
 美優が申し訳なさそうに頭を下げた……
 そして頭を上げたと思ったら急に大声を出して部屋の中を指さした。

「先輩!それなんですか!」
「へ?………あっ!」
 美優は私がさっき脱いだ着ぐるみを指さしてた!
 私の体から冷や汗が出てきた…… 

 どおしよ……ばれちゃった……
 ……でも……私が美優に隠してたのがいけないんだし……正直に言おう……

「これは……その………私……買っちゃったの……着ぐるみ……」
「え!!」
「ごめんなさい……」
「……」

 美優は急に真剣な顔になって靴を玄関に脱ぎ捨て、私の横を通り過ぎてマキのマスクを拾った。 
「……さっきまで……着てたんですか?」
「うん……」 
 美優に顔を合わせられない……やっぱり怒ってると思う……

「……私が片付けときますから先輩はお風呂入ってください。」
「でも……」
「そんなカッコじゃ風邪ひいちゃいますよ!」
「……うん……ごめんね……」
 ちょっときつく言われた……
 私は着ぐるみの片付けを美優にまかせてお風呂に入ることにした。

 お風呂場で水着を脱ぎ、髪を留めてたゴムをとって、汗まみれの体をシャワーで流す……
 美優にいろいろ申し訳なくてシャワーだけ浴びてお風呂を出た。

 お風呂から出ると、美優は座わりながらマキのマスクの中をティッシュで拭いてくれてた。
 私はタオルで体を拭いて、とりあえず下着とTシャツ、短パンをタンスから出してそれを身につけた。

 私は美優の前に正座して着ぐるみを買った理由を話すことにした……
「最近美優に会えなかったから……着ぐるみ着れなかったから……私……すごく着ぐるみ着たくなっちゃって……それで買っちゃったの……
 サキがあるのに……勝手なことしちゃって……ほんとにごめんなさい…………怒ってる……よね……」

 さっきの無表情な美優が怖くて……やっぱり目を合わせられない……
 私はずっと俯いたまま頭を上げられなかった……
「……ふふ♪怒ってないですよ♪」
「え!」
 顔を上げるとそこにはニコニコと嬉しそうに笑ってる美優の顔があった……

「逆に嬉しいです♪先輩の口から着ぐるみが着たいって言葉が聞けて……いつも私が無理やり着せてるのかなって思ってたから……
 それに……これでまた先輩の違う着ぐるみ姿が見れますし♪
 あっ!さっきはすみませんでした!私いろいろ考え込んじゃって……それであんな感じになっちゃて……」

 美優はちょっと照れくさそうに笑ってる……
 そしてマスクを膝の上にのせて黒のウィッグを被せてそれを指さした。
「この子なんて言うんですか?名前!」
「笑わないでね………マキっていうの……」
 私は恥かしくて顔が真っ赤になっちゃった……

「へ?………先輩と同じ名前じゃないですか!!」
 美優は目をくりくりさせながら叫んだ。

「うん……だから……これにしたの……」
「このマスク、○×工房のやつですか?」
「うん」
「私がサキちゃん買った頃には、このマスク無かったんですけど……」
 そう言いながら美優はマキの顔を見てる……なんだか私を見られてるみたいですごく恥かしい……

「……あっ!いいこと思いつきました!」
 美優がマキをテーブルの上に置いて、私に満面の笑みを向けてた……でもいいことって……なんだろ?
 私がポカンとした顔をしていると美優が私にこんなことを聞いてきた。
「先輩!お盆なんですけど、どの日があいてますか?」
「えっと……14日ならだいじょぶだよ。」
 すると美優が意地悪そうな顔になった……絶対なにか企んでる……

「着ぐるみを勝手に買っちゃった罰として……その日はず~とサキちゃんかマキちゃんで私のそばにいてもらいます!」
「……え!ずっと!!」
「はい♪24時間着ぐるみ着っぱなしです!汗だくになっても、泣いちゃっても絶対脱がしてあげませんからね♪」

 ゾクゾクッ!じわ……

 んくぅ!……そ、それは……無理だよぉ……一日中なんて……
 そんなに着てたら……ずっと感じっぱなしで……おかしく……なっちゃう……あぁん!……

 一日中着ぐるみを着せられてる自分を想像して……急に胸がドキドキしてきちゃって……ちょっと感じちゃった……
 顔を真っ赤にしながらもじもじしてる私を見て美優はニコニコ笑ってた。
「冗談ですよ♪でも先輩には、その日着ぐるみを着てもらいます♪」
「へ?……うん!」
 私は安心してた反面……一日中着ぐるみを着ることをちょっと期待してたかもしれない……

「約束ですよ♪」
「うん♪」
 そういって美優は右手の小指を立てた……私も小指を立てて美優の小指と結んだ。

『指きりゲンマン、嘘ついたら針千本飲~ます! 指切った♪ 』

<おしまい>
最終更新:2015年01月17日 11:42