TBS系列局で放送されている「どうぶつ奇想天外」という番組をご存知だろうか。
その番組内で、
両生類や
爬虫類に詳しい動物学者千石正一氏が動物園で飼育されていたこのヘビを「触りますか?」と聞かれて「ヤダ。触るのヤダ」と答えたほどの毒蛇。それがこのブラクマンバだ。
主な生息地はアフリカ大陸ならどこにでもいる……というわけでもないが、そう考えていたほうが己の身を守るためになるだろう。
毒性が強いこのヘビ1匹のためにチンパンジーの群がパニックになるという様子も「どうぶつ奇想天外」内では放送された。
無理もない。このヘビの毒は
コブラを凌ぎ、一度の注入量も多く咬まれた場合1時間で死に到る。
また敏捷性も高く、時速16km/hほどで移動する。
またその敏捷性と凶暴性を表現するために「馬に乗って逃げる人間に追いついて噛み付いた」という逸話まで残っているが、実際に追いつけるかどうかは定かではない。
何よりこのヘビは人間の生活圏の付近に現れる事もある。
日本にいる毒蛇で分かりやすく表現するなら
ハブのような、かつそれよりも厄介な毒蛇であるといえるだろう。
余談だが映画「キル・ビル Vol.2」でもこの毒蛇について語られるシーンが存在している。
最終更新:2009年03月13日 00:11