一般的なコブラとわれて想像されるのがまず、このキングコブラだろう。
コブラといってもさまざまであり、
ドクハキコブラのように毒を吐き出すものもいれば、
ブラックマンバなどのようにどうみてもコブラには見えないヘビまで存在している。
また多くのウミヘビのうち毒をもつものの多くもこのコブラの仲間になる。
生息地はインド東部・インドネシア・カンボジア・タイ・中国・ネパール・バングラデシュ・フィリピン・ベトナム・マレーシア・ミャンマー・ラオスなどとアジアに多い。
実は毒蛇の代表とも言え、「象さえ殺す」とも言われるこの毒蛇であるが……毒性のほうはそう強い種ではない。
だが一度に注入される毒の量が半端でなく、助かった場合でも研究所であったことと血清が準備され処置が行える場所であったというラッキーが重なり、かつ血清を1リットルも使用して一命を取り留めた。
と、まあ恐ろしい一面があるにもかかわらず、実際に人間が咬まれることは少ない。
それはキングコブラは獰猛であるが慎重な性格をしているためむやみやたらに人間を襲うことはなく、むしろ他のコブラ種による被害のほうが多いのだ。
日本でもスネークセンターや沖縄にある琉球村などでその姿を見ることが出来る。
もっとも琉球村にいくのなら
ハブを見るために行く事のほうが多いだろう。
だが一度ハブショーはみておいたほうがいい。そこではキングコブラと
ハブの違いなどが事細かに説明されたボードや展示物が置いてあるのだ。
最終更新:2009年03月13日 00:27