you-chan(2006-10-13)
Georgeさん、新スレ立ち上げおめでとうございます。
本当は花輪の5体でもお贈りしたいところですが、そうもいかず、
ここは、弱小料理店を送らせていただきます。
生前、妖怪「狐者異」として非道の限りをつくしてきた悪狐偽(あこぎ)は、
死して閻魔大王にこっぴどくやられたのにも拘らず、全く反省の色が見えない。
成仏できない彼は、再び妖界で、非道の限りをつくしていた。
しかしある夜、夜鳴きそば屋を襲っていたところを流れ者の高僧「青坊主」に見咎められ、
その一つ目の恐ろしさもあいまって、すっかりびびってしまった。
その後、青坊主にこんこんと説教を垂れられた「あこぎ」は、「閻魔大王よりこええ、あの坊主」
と、マジで自分をみつめ直し、諸妖怪から「こわい・あこぎだ」などと言われぬよう、
名前も皆に親近感を持ってもらえるように、単純に「太郎」と改名した。
さらに、以前襲いかけていた夜鳴きそばやの親父に謝り、拝み倒して、そば作りを勉強し始めた。
2年程そば打ちなど、様々な修行を終えてから、太郎氏は独立、「太郎そば」なる夜鳴きそばから
人生、もとい怪生をやり直す事に。
まだまだメニューは「かけそば」と「天そば」だけだが、そば粉は秩父の地そばにこだわり、
天そばの具には、絡新婦の使役していた小蜘蛛、
河童農園の新鮮野菜類、野鉄砲などを扱うなど、
彼なりに工夫をこらしていた。
いずれは妖界一のそば処を開く魂胆なのである。
そんなある日、妖怪料理界の大御所である三凶を潰す企みが、風の噂に耳に入ってきた。
それを聞いた太郎氏(もと「あこぎ」)は、瞬時に体中の血が騒ぐのを感じていた。
「関わってはいけねぇ、いけねぇんだ!」と自らに言い聞かせながらも、最近の夜のそば屋仕事、
気もそぞろ状態で、本気で仕事に取り組めていないのであった。
と、自分なりに書き込んでみましたが、本スレの趣旨にあっていますかどうか、
自分でもよくわからない、というのが本音です。
「こんなんじゃない!」というのであれば、遠慮なくお叱りください。以降は改めますので・・・・・・
最終更新:2016年08月05日 22:12