【効果音:鉄が動く】
外の火の始末をして道具を片付けるとロビーでは宴会になってしまっていた
なぜか酔っている二年の先輩三人の影で深町先輩がジュースを飲んでいる
【音楽:とぼけた感じ】
「・・・・」
長野先輩が無言で酒を進めてくる
村野「だめよ~長野クン、ほら子供はオレンジジュースでも飲んどき」
【立ち絵:村野(酔っぱらい】
【効果音:水を注ぐ音】
村野が僕と綾にコップを一つずつ渡してくる
中にはオレンジ色の液体が並々と注がれていた
徹「あ、どうも」
僕はそれほど喉が渇いていなかったので口はつけなかった
隣で綾がジュースを喉を鳴らして飲んでいる
【効果音:ゴクゴク】
美味しそうに飲むので僕も一口飲むと喉が熱くなった
思わずむせ返ると村野が心底可笑しそうに笑っていた
手にはリキュールの瓶が握られている
徹「騙しましたね!」
むせ返りながら村野に文句を言う
すると突然隣から伸びてきた手にコップをひったくられた
【効果音:ゴクゴク】
綾は僕から奪い取った酒を一気に飲み干してしまった
綾「喉が熱いわ・・・・」
酷く嫌な展開だ
するとすぐに村野が綾のコップに今度はストレートの酒を注ぐ
【効果音:水を注ぐ音】
綾はそれを一気に飲み干してしまった
【効果音:ゴクゴク】
徹「綾、大丈夫?」
一応確認する
すると突然綾は顔を僕の鼻先まで近づけてきた
『音楽:ピンク系】』
綾「徹君を本気にさせてあげるわ」
綾は僕の胸を人差し指でなぞり始める
自分で顔が真っ赤になるのがわかる
徹「待った!綾、ホントに大丈夫か!?」
綾「可愛いわ・・・・・」
綾の酒臭い息が顔にかかる、思わず後ずさりをした瞬間
頭に鈍い衝撃が走った。
【効果音:ズビシ】
綾が僕の頭に手刀を入れている
綾「一本ーーーなんて、アハハハハハ」
【音楽:宿泊所(明るい)】
駄目だ壊れてる。行動に一貫性がない
もはや隣にいるのは綾の姿をした灰色熊だった
頭をさすりながら綾のほうを見ると、すでに綾はテーブルに突っ伏して寝ていた
徹「まったく・・・」
綾に肩を貸して部屋まで運ぼうとする
徹「先輩!綾寝ちゃったんで部屋に連れて行きますよー!」
部長「襲うなよー」
徹「襲いませんよ!」
後ろの酔っ払いを尻目に、ロビーを出た
【画像:綾の部屋】
空き部屋に入りベッドの上に綾を寝かせる
寝冷えしないように毛布をかけてあげた
綾の部屋から出ようとした時だった
チリ―リ―――ン
【効果音:鈴の音】
鈴・・・・?
――――瞬間、体中の熱が引く
呼吸が乱れ、心臓が破裂しそうに跳ねる
徹「また・・・?」
その場に座り込む
口からはヒューヒューと息が漏れる
【効果音:呼吸(荒い)】
苦しい・・・息が・・・・
チリリ――――ン
【効果音:鈴の音】
あ――――――――
そこで、唐突に、意識が、途切れた
【効果:真っ暗にフェードアウト】
【画像:ぼかした光】
女性と青年が楽しそうに何かを話している
青年が口を動かしては女性は楽しそうに笑っていた
恋人だろうか
女性の足元から何か転がってくる
それが目の前まで近づいた時
視界が反転し
どこかへと落ちていった
【効果:真っ暗にフェードアウト】
【画像:綾の部屋】
気がつくと布団の中だった
柔らかい毛布に包まれているのが判る
枕の感触が気持いい
寝返りをうつと目の前には・・・・・
綾の顔があった
目が急激に覚める、体中から汗が吹き出る
服は・・・・着てる・・・・
体を触ってみるがどこも変わったところは無い
良かった、本当にただ寝てただけみたいだ
それはそれで危ないけど
それにしてもなぜ僕はこんなところで寝てるんだろ
綾を起こさないように布団から出ると時計を見る
時間は朝の五時とまだ早い時間だった
ドアから首だけを出し、あたりを見回す
よし・・誰もいない
忍び足で自分の部屋へ向かう
急いで部屋に入る、誰にも見つかっていないはずだ
一応ドアから顔を出して確認する
すると、さっきは開いてなかった部長のドアが開いていることに気づいた
こんな時間になんだろう?
トイレかな?部屋から出るのを見られて無ければいいけど・・・
僕はまだ眠いこともあり、特に確認はせずにベットに入った
―1日目終了―
最終更新:2006年09月15日 22:26