…紀元前三世紀、まだ幻想郷が出来てもいないころ…その妖怪は幻想郷になるはずの地を踏みしめていた…

名前はのいじー。ホワイトなんとかではない、の い じ ーだ。
大のバナナ好きで、頭にバナナを植えているほどだ。

のいじーはいきなり手に持っていたバナナを地面に叩きつけた。
ぐちゃぐちゃになったバナナは見る見る内に地面に根を張り、やがて大きな世界を構成した。

…それが幻想郷の始まりである。

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幻想郷を作ったバナナ賢者の一人のいじーは、今日も長閑な幻想郷を散歩していた。

ふと、見るとそこには見知らぬ物体が居た。

…"PSK"だった…のいじーはこう思った。
「こいつ…出来る…」

早速のいじーはPSKを強制的にバナナ繁殖活動に駆り立てておきながら、己は働かないという怠けた生活を始めた。

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やがて、PSKは己のしていることが理解できなくなり、付近住民と一緒に暴動を起こした。

幻想郷の創造主であるのいじーでさえも数には勝てず、支持者の座から失墜した。

それに腹を立てたのいじーは腹いせに幻想郷に結界を張り、外の世界との繋がりを断ち切った。
外の世界と交流できなくなった人間の里の住民は大慌てし、
外の世界の技術を利用できなくなった河童は嘆息した。

しかし、その悪戯もすぐに効き目を失った。

PSKによって、幻想郷結界を決壊され、二度と結界を張れないように予め結界を張ったのだ。
その名も「博霊大結界」。後に博麗の巫女により守られるようになった。

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そして長い年月が過ぎ、今の幻想郷となったのだ…

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ここは現在の幻想郷にある博麗神社。
いつものように霊夢が昼寝をしているヒマ日和。

いい感じの表情で寝ていると、いきなり地面が大きく揺れた。
霊夢はすぐに警戒するがそれだけだった…

それから三日後…遂に異変が起きた。

その夜は博霊神社で宴会をしていた。
皆程よく酔っていると例の激しい揺れがまた一同を襲った。

しかし今回は続きがあった。
揺れが収まった後、突如地面から巨大な生き物が出現した。
実はこれは、数千年前に滅亡したのいじーの怨念が固形化した結果なのだ。

霊夢はすぐに警戒を強めた。しかし他の皆はまだ酔っている。
仕方なく一人で戦うことにした。そして霊夢は他の皆にこう言った。
「あの怪物を退治してくるわ。すぐ戻ってくるから待ってて。」

そして怪物と対峙した…

この怪物の外見は言葉では言い表すことができないほどだ。
饅頭のように丸く、目が大きく、一見すると生首にも見える。そしてなによりも虫が好かない顔をしている。
霊夢はこの誠に悍ましい怪物に嫌悪感を露わにせざるを得なかった。

霊夢「くっこの怪物…なんだか気に入らないわ…」

すると怪物はいきなり吠えた。
怪物「ゆっくりしていってね!!!」

そこで霊夢の何かが切れたらしく、霊夢は迅速に怪物の背後に回り込みそれに弾幕を打ち込んだ。
すると怪物はあっけなく倒れた(寧ろ転がったという表現が妥当であろう)。

それは最後のうめき声をあげた…
怪物「ゆ、ゆっくりしていって…ね…」
倒れた…

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ここは紅魔館。

紅魔館の主「レミリア」は今日も咲夜の淹れる珍しいコーヒーに砂糖をぶち込んで飲んでいると、なにを思ったか咲夜がこう言った。
「お嬢様…ハァハァ」

吸血鬼の本能で危機を予知したレミリアは咄嗟にその場から離れた。
そして振り返ってみるとそこには形相を変えた咲夜が両手を広げて追ってくる姿が!!!1

さすがのレミリアもここまでの精神的ブラクラには耐えられず、ペタンと床に座り込んでしまった。
そしてその上に被さる咲夜…
そして妖艶かつ幼いレミリアの二つの果実を味わいながら(ry

「しくしく…」

咲夜にされるがままになったレミリアは現在部屋に閉じこもり一人泣き。
「もうお嫁さんにいけない…」

ふと、気配を感じとったレミリアは窓に振り向いた。
するとそこにはなぜか衣久が!!!1

衣久「ふふ…やっと見つけた…ふふっふふふふ」

不気味な笑みを浮かべた衣久は突如レミリアに電撃を放った。
レ「くっ…!」

カレイに、そして優雅にその攻撃を避けた。
壁が一部吹き飛んだ。

レミリアは信じられない行動をした。
ポケットから徐にバナナを取り出したのだ…!

そして、皮をむきそれを衣久に向かって投げた…
ベチャベチャベチャ

なんという嫌がらせ、さすがの衣久もこの匂いには耐えられなかったらしく、撤退を余儀なくされた。

こうしてレミリアは勝利(?)を収めた…

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ここは妖精の棲む魔法の森。
今日も悪戯三妖精が魔法の森の侵入者を惑わせる。

サニー「昨日雨が降った所為でじめじめしてるわねえ…折角バナナ狩りに行こうと思ったのに…」
ルナ「仕方ないわよ、自然の行為には悪意なんてないもの」
サ「でもー、でもー!」
スター「朝から騒々しいわね、相変らず。」
サ「スターだって今日バナナ狩りに行くって楽しみにしてたでしょ!?悔しくないの?」
ス「訳が分からないわ、誰か説明して頂戴」

と、そこへ窓を蹴破って颯爽とzi-noが入ってきた!

zn「HAHAHA☆この俺様が説明してやろう、今回の出来事は…ぐはっ」
あっさりとスターにやられた。
サ「いきなり窓を壊して侵入してくるとは度胸があるわね、この光の三妖怪に勝てると思っているのかしら?」
ル「ちょ、それは…」
サ「シッ!黙ってて!」
zn「なんということだ…妖精の家だと思って入ってみたら妖怪の棲家だったとは…お願いします、許してください…」
zi-no、号泣。
サ(計画通り…!)
サ「ならば今すぐその窓の修理費を出して立ち去りなさい!」
そして、サニーは妖精とは思えない法外な修理費を請求した…
zn「そんな無茶な!とても払えませんよ!」
サ「ならば体で返して貰おうか…フフフ」

zn「喜んで!」

~~~数分後~~~

サ「ほら~そこもちゃんと掃除してっ!」「ほらあそこも!」「今度は天井裏の掃除よ!」
zn「…」
ス「ちょっと…サニー!」
サ「え?なに?」
ス「いくらなんでも一日中働かせるなんて無茶だわ、しかも人間よ?」
サ「使えなくなったら捨てればいいじゃない」
ス「血も涙もないわね…」
サ「今日は天気がいいわねー」
ス「こりゃ駄目だわ」

zn「終わりましたー」
ス「意外に元気そうね…」
zn「いやー最高っす!」
ス「(こいつ…ドMだ…!)」
zn「AHAHAHAHAHAHAHAHHAHAHAHHHOHDHHAOWAHA!」
ス「…さて、ちょっと出かけるわ」
サ「今日のディナーはアレよ!」
ス「ぞわわっ…」

----移動中-----

ここは雲仙普賢岳、スターは意外に日本通なのだ。
ス「ここね、蓬莱の仙枇草が生えていると噂されている山…」
ルーミア「そーなのかー」

ス「だ、だれよあなた…」
ル「ルーミアはルーミアだよ?ルーミアだからルーミアなんだよ?」
ス「…」
ル「あなたは食べてもいい妖精?」
ス「違うわ、全然違うわよ」
ル「そーなのかー」

しかしスターは感づいていた…
「こいつ…食べようとしてる…」

ス「まあいいわ、とりあえずそこをどいて頂戴?」
ル「それは無☆理」
ス「え?」
ル「なんで私が現われたか分かるー?」
ス「えーと、その服装を見せびらかすため?」
ル「あなたは食べてもいい妖精なのかー」
ス「ちょ、ちょっとまって…」
・・・・・・
・・・


ル「わはー」
サ「あれ?あなたは誰?」
ル「言う必要はないよ」
サ「え?」
ル「あなたも食べてもいい妖精なのかー」
サ「え、ちょ、ま まって!。あ、あれよ、私の肉は毒性なのよ!」
ル「えー」
サ「だ、だから 食べてもあなたはなにも得をしないわよ?」
ル「そーなのかー」
ルーミアは渋々帰った。

サ「ふぅ…ところでスターはいつになったら帰ってくるのかしら?」
四時間経過...
サ「ま、まさか夕方の時のあの妖怪に…なわけないわよねーAHAHA」
さらに四時間経過...
サ「ちょ、ちょっと心配だからあの妖怪に聞いてみるわ…だ、大丈夫よ、ね?」
~移動中~

ここは魔法の森の泉の畔。今夜はここで寝ているらしい。

サ「う・・・なによ・・これ・・・」

そこに居座っていたのはFullSだった・・・
(FullSとは旧石器時代に栄えていた爬虫類の生き物で、驚異的な速度でキャラクターを操作し、
相手を泣かせる極悪非道な怪物。)

FS「ははは、よく来たね!」
サ「お呼びではないわ。さっさとそこをどきなさい!」
FS「それは出来ぬ相談だな!」
サ「どういうことよ・・・」
FS「この付近には踏むと触手によって下のお口を堪能されてしまうトラップが山ほど仕掛けてある」
FS「つまり、あんたは我輩を倒さないと進めないということだ。どうだ、傑作だろう・・ンフフ」
サ「傑作ね」

終わり

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最終更新:2008年12月15日 01:26