736 埋めネタ sage New! 2010/09/19(日) 19:27:49 ID:eIHOREmc
「この泥棒猫を抹殺して下さい…レディG」
「…………」
「お兄ちゃんを取られたくないの!」
「分かった……」
私はレディGと呼ばれている泥棒猫専門の女スナイパー
今日もキモウトから兄の幼な馴染みの抹殺を依頼された
「報酬が農協の指定口座に振り込まれた事を確認され次第仕事に取りかかる……」
「あ、ありがとうございます…レディG…クククク…お兄ちゃんは、ずぇえええったい渡さない!!!!!」
ふー依頼が終わって一人微睡む…
昔の事がフラッシュバックする
私も昔はこの女の様な時代も在ったっけ……
**********
「
姉さん紹介するね、これが僕の彼女の……」
「私……と申します弟さんのお姉さんですね、よろしくお願いします。」
名前はもう記憶から出て来ない
「もう、冗談ばっかり弟は…」
「冗談では無いよ姉さん…僕達来年の6月には結婚するんだ」
「嘘でしょう…嘘だと言ってよ弟……
「ごめん……姉さん……」
「違う……違う違う違う……違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う
違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う!!!!!」
「ね、姉さん!?」
「ふふふ…あは‥あははははははははははははは!!!」
「ねぇ…〇〇君、お姉さんどうしたの……」
脅えたような顔の泥棒猫…あの顔は今でも忘れない…
「わ、分からない…只、何時かはこんな日が来るとは思っていた。
姉さん! 姉弟は何時までも一緒に居られるわけじゃ無いんだ…分かってくれ…姉さん……」
弟の顔…小さい頃から私の後ろばかり付いて来て、私が居無いと何も出来無い弟、
姉思いで私が風邪をひいた時は一日中泣きながら看病してくれた…
私が難関のT大に合格出来た時は自分の事の様に喜んでくれた最愛の存在
それが……
「あなたは私の弟ではないわ」
「姉さん?」
「だってそうでしょう、私の〇〇がそんな事を言うはずないもの……」
後の事はよく覚えてない…ただ真っ赤なフィールドが掛かった世界が存在しただけだ……
そして私は実弟と婚約者を殺した犯人として全国に指名手配をされた…
それから私は自殺をしようと崖にたたずんでいたところを某国の工作員に声を掛けられ戦場を駆け回り今に至る…
「……………弟」
私は弟の遺骨で作ったバイブで自分を慰める…
私はレディG…今日も泥棒猫を抹殺する。
最終更新:2010年09月19日 22:47