37スレ516・520

516 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2011/07/03(日) 08:19:33.86 ID:Nkfu6hmq
馬鹿姉×馬鹿弟 バランスは取れているが多分読んでいて辛い
馬鹿姉×天才弟 一方的にあしらわれるのが目に見える
天才姉×馬鹿弟 ずっと姉のターン!
天才姉×天才弟 上手く書けば面白いだろうが難しい

普段は馬鹿やってるが、ピンポイントで天才をしのぐ姉ってのも面白いかもね


520 名前:1/5[sage] 投稿日:2011/07/03(日) 14:07:44.04 ID:f0pj94Ef
>>516
ちょっと書いてみた



「第一回!弟会議初夏の陣!」
「「わーーーーーーっ!!」
「「…………」」
とある学校の昼休み。中庭の片隅で、4人の少年達が顔をつき合わせていた。
「何だ何だ2人とも。ノリが悪いな?」
「お前達のテンションにはついていけん」
「そうかな?これくらい普通だと思うけど?」
「いや、明らかに悪乗りだと思うよ?」
軽口を叩きながら弁当やパンを頬張る少年達。
実は、彼等には共通の悩みがあった。
「それで桐也?本日の議題は?」
爽やかな雰囲気を纏った少年が、角刈りの少年に話題を振った。
「あ、そうそう!実はウチのバカ姉がさ~」
「ふむ。お前バカ呼ばわりされるとは相当不憫な姉上のようだな」
「うわ、紫苑ひどい…」
柔らかな容貌の少年がメガネをかけた少年をたしなめる。
「相変わらず辛口だな紫苑」
「うるさいぞ俊彦、駿。俺はお前達と違って毎日が戦争なんだ」
「戦争って…紫苑は一体何と戦ってるの?」
「言われるまでもないだろ駿?紫苑がてこずる相手といえば織羽さんしかいないじゃないか」
「織羽さんって紫苑のお姉さんだよね?どうしてお姉さんが敵なの?」
「「「…………」」」
心底不思議といわんばかりに小首をかしげる駿。
他の三人は、苦虫を噛み潰したかのような渋面を作った。
「いや、いいんだ駿。お前はお前のままでいてくれ」
「さすがにピュアボーイには刺激が強すぎらぁ…」
「あははは…駿に余計なことを吹き込むと、沙月さんから制裁されるからノーコメントで」
「ほえ?」


521 名前:2/5[sage] 投稿日:2011/07/03(日) 14:08:37.26 ID:f0pj94Ef
case1 バカ姉×バカ弟

「で、桐也。お前の姉上がどうしたって?」
「聞いてくれよ~!あのバカ姉、人の下着をちょろまかしてやがったんだ!」
「下着?桐也の?」
「そうなんだよ!どおりで最近着替えが少なくなったと思ったぜ!問い詰めたら『こ、これはお姉ちゃんが後でまとめて洗濯してあげようと思ってたのよ!』なんて言ってさ。家事壊滅の癖に何言ってんだか」
「いや、ツッコむべきところはそこじゃないだろ?」
「そうか?俺が言うのもなんだがおつむの残念な姉だからな。突拍子のないことをしでかすのは日常茶飯事!細かいこと気にしてたらハゲちまうぜ!はっはっは!!」
「大雑把というかなんというか…」
「姉弟仲がよくていいね♪」
「感心していいのかなこれは…」
「でも、着替えを勝手に持っていかれるのは困るよね?」
「まぁなぁ。せめてもの救いは、洗濯前の下着類だけだったってことか」
「「ん?」」


522 名前:3/5[sage] 投稿日:2011/07/03(日) 14:09:28.92 ID:f0pj94Ef
case2 天才姉×バカ弟

「その点駿はいいよな?沙月さんなんていうやさしいお姉さんがいてさ」
「え?えへへ~♪」
「沙月さん、駿を猫かわいがりしてるもんな」
「ふむ…」
「どうしたんだ紫苑?」
「いや…駿、つかぬ事を聞くが」
「ほえ?」
「お前、以前隣のクラスの女子に告白されていなかったか?」
「何!?ずるいぞー!!何でお前ばっかり!!俺なんて近寄ってくるのは小学生以下のチビッコ共しかいないってのに!!」
「とりあえず桐也は落ち着きなよ。それにしても初耳だね?前から駿はモテるとは思ってたけど、女の子と付き合ってるとは知らなかったよ」
「ううん。付き合ってなんかないよ?」
「「「は?」」」
「お姉ちゃんに相談したら、『学生時代の恋愛は決して長続きしないから、痛い目を見る前に断りなさい』って言われたんだ」
「…それを鵜呑みにしたのか?」
「まさか。僕だって、お姉ちゃんがいつも100%正しいなんて思ってないよ?でも後で資料見せてもらったら、1年以内に分かれる確立が80%以上、卒業しても付き合い続けてる確率が1%以下だったんだ」
「へぇ…ちょっとしたトリビアを知った気分だな…」
「…一ついいか?その資料を作ったのは誰だ?」
「お姉ちゃんだけど?」
「「「…………」」」
「あ、後、交際を断ろうと思って電話したら、『この間の告白はなかったことにしてください』って言われたんだ」
「それは…気の毒だね…」
「別に元から断るつもりだったからいいんだけど、なんか声が妙に震えていたような…」
「そういやD組の○○さん、通り魔に襲われたって言ってたな」
「まさか…」
「ん?何々?どうしたの?」
「いや、何でもない。気にするな」
「「そうそう」」
「?」


523 名前:4/5[sage] 投稿日:2011/07/03(日) 14:10:20.25 ID:f0pj94Ef
case3 バカ姉×天才弟

「俊彦や紫苑はないのか?こー、『姉のせいで困ってる!』みたいな話は?」
「…………」
「まあ、困ってるというか、ウチの姉も結構過保護だからね。沙月さんほどじゃないけど」
「俊彦のお姉さんって…ああ、ゆいかちゃんか」
「ゆいかちゃんなら仕方ないな」
「ゆいかちゃんだもんね?」
「人の姉を『ちゃん』呼ばわりはやめて欲しいなぁ…まあ否定できないけど」
「だってなぁ…」
「あの姿じゃね…」
「大きく見積もってもせいぜい中学生だからな…」
「発育が悪いなんてレベルじゃないぜ」
「お気の毒に」
「言いたい放題だね…気持ちは解るけど」
「で、相変わらずなのか?」
「え?あ、うん。まあね」
「?」
「そういや紫苑と俊彦は幼馴染だったっけ」
「ああ」
「昔から暇さえあれば飛びついてきたからね。少しでも邪険にすればすぐ泣くし…ホント、姉といより妹って感じだよ」
「「「わかるわかる」」」


524 名前:5/5[sage] 投稿日:2011/07/03(日) 14:11:45.04 ID:f0pj94Ef
case4 天才姉×天才弟

「紫苑はないの?」
「何がだ?」
「織羽さんイタズラされたとか、織羽さんに精神的な意味でイタズラされたとか、織羽さんに性的な意味でイタズラされたとか!」
「何でイタズラ限定なの?」
「織羽さんが紫苑にばれるようなイタズラするわけないだろうが」
「何っ!?」
「とりあえず桐也は落ち着け。そしてそろそろ時間だから教室に戻るぞ」
「「チィッ!」」
「舌打ちだと!?」

少年達移動中…

「で、本当のところは?」
「先に言っただろう俊彦?毎日が戦争だ」
「具体的には?」
「料理中に妙なものを入れないよう見張ったり、シャワー中に乱入してこないようセキュリティをかけたり、洗濯物に妙なものを混ぜられないよう自分で取り込み&仕分けたり」
「…………」
「しかも母親もグルだからな」
「え゛っ!?」
「昔はたしなめていたんだが、何を吹き込まれたのか今じゃすっかり織羽の手先だ」
「…悪い。少し泣いていっか?」
「泣きたいのはこっちだ」
「「ハァ…」」

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最終更新:2011年07月03日 20:47
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