経済姉~エコノミックシスター~

945 :経済姉~エコノミックシスター~1 ◆qtuO1c2bJU [sage] :2012/05/20(日) 02:34:15.18 ID:9sAlsa3C (2/14)
お金っていいよね。なんでも買える。そう、なんだかんだ言って金だよ。世の中。
金で買えないものがあるとか言ってる奴もいるけどそんなの嘘だよ。
現に金で買えるじゃん。社会的ステータスだって女だって。

今や時代の風雲児の姉ちゃんだって言ってるじゃん。

 「金で買えないものはない」って。

宮野 美佳(みやの みか)。通称ミミちゃん。
僕の姉ちゃんだ。億万長者で実業家。世界経済を動かす女。
ついたアダ名が女版ホリエモン。テレビでも目にした人は多いと思う。
美人で金持ち、頭もいい。何より実行力がある。
これで人気が出ないはずがない。もちろん嫉妬ややっかみも多い。
でも姉ちゃんは失敗しない。このへんが凄いところだ。
金を稼ぎ続ける能力は超一流と言える。

ここに至った経緯は話そう。

うちは元々お金持ちだった。中流家庭だけど一戸建てでお金はある。
両親というか、うちの家系は元々高級官僚を輩出してきた。
父は海外を飛び回ってるし、母はそれに付いていっている。
なので、資産も十分にあり将来だって保証されてる。

まあそれくらいあれば僕たち姉弟もお金に不自由しないわけで。
中学生まで月の小遣いが1万だったし。

でも今はお小遣いとして、もっと桁外れの金が僕の口座に振り込まれている。
親ではなく姉ちゃんから。はっきり言って使い道がないので貯金しかしてない。

僕は貯金しかしてなかったけど姉ちゃんは違った。

小学生の時から株を買っていたし、中学でFXや先物取引で一攫千金で億単位の金を稼ぎ出す。
そして現在は色々な事業に手を出し成功を収める女子高生実業家だ。


海外でも有名になってる。
この間もCNNが家に取材に来て英語で受け答えしていた。
日本のマスコミも来るが家には上げたことがない。
前にフジテレビが無断で家に取材に来たときは無茶苦茶怒ってた。
今度無断で報道陣が来たら株式を全部買い占めると公言していた。


946 :経済姉~エコノミックシスター~2 ◆qtuO1c2bJU [sage] :2012/05/20(日) 02:35:13.87 ID:9sAlsa3C (3/14)
「シンちゃん、何してるの?」
「あ、姉ちゃん」

見るとパジャマ姿の姉ちゃんがいた。
とても日本の経済界をリードする大人物とは思えない。
なんてったって普通の女子高生の暮らしをしているから。

「朝は私が作るって言ってるでしょ」
「いや、姉ちゃん大変じゃん。これくらいさせてよ」
「それはこっちのセリフよ」

姉ちゃんは僕からフライパンを取り上げて野菜炒めの準備をしだす。

「せめて着替えてからにしなよ」
「いやよ。その間にシンちゃん料理終わらせちゃってるでしょ」
「まあ、そうだけどさ…」
「作りたいからするの」
「姉ちゃん夜遅くまで仕事してるんだからいいよ。もう出前でもいいんじゃない? いくらで金があるんだし」
「…シンちゃん!」

姉ちゃんの目が途端に厳しいものになる。

「世の中にはね。お金で買えないものがたくさんあるの」
「テレビで言ってることと随分違うんだね」
「当たり前よ。マスコミ向けと本音が違って当たり前じゃない」
「じゃあなんであんだけ働くの? 姉ちゃんには金もステータスもなんでもあるじゃんか。美人だし性格もいいし」
「……え?」

姉ちゃんが壮大に野菜をフライパンから床にこぼしていた。

「な、何を言ってるのよ! もう! そ、そんなこと言ってもお小遣い増やさないからね!」
「ああ…料理が…! …えっと、雑巾とモップ…」
「…シ、シンちゃんが突然変なこと言うから悪いの! それに…」

なんか顔を真っ赤にして小声でなんか言ってる姉ちゃんを無視して掃除を始める。
姉ちゃんってときどきこういうことがあるんだよな。
外ではクールビューティー気取ってる癖に妙にドジっぽいというか。
それにこれ以上使い道がないし、お小遣いなんかいらないというのが本音だ。


947 :経済姉~エコノミックシスター~3 ◆qtuO1c2bJU [sage] :2012/05/20(日) 02:36:04.38 ID:9sAlsa3C (4/14)
そのとき姉ちゃんの携帯が鳴った。

「あ、シンちゃん。片付けごめんね。ちょっと電話取るね」
「気にしなくていいよ」

姉ちゃんがいつもの凛とした顔つきになる。仕事モードってやつだ。

「何? …え? ユーロが落ちてる? じゃあ破綻したの?
 ええ、そう…でも為替の方はどうでもいいのよ。その影響で倒産するかもしれない会社が20社ほどあったでしょ。
 今日の午後までに株価が半分になったところから売りなさい。それ以外は保有してて大丈夫。
 ヘッジファンドの連中からも何も連絡がないから大丈夫よ」

仕事の時は本当にビジネスマン…じゃなかったビジネスウーマンと言った感じだ。
口調も平坦で淡々とこなす。

「とにかくこの時間に電話はかけてこないでって言ってるでしょ。メールにして。急用?
 そんなの関係ないわ。私の貴重な時間を奪うことが増えるようだと、あなたの明日の生活は保証できないわよ。
 じゃ切るから」

さらりと怖いこと言ってるような…それにしても野菜炒めもダメになった、朝食どうしよう。

「ごめんねシンちゃん。ご飯ダメになっちゃって」
「トーストくらいしかできないけどいい?」
「うん。シンちゃんと同じならなんでもいいよ」
「じゃ、着替えてきなよ」
「はーい」

その柔らかな笑顔は先程厳しい表情をしていたものとは思えない。


結局僕達はトーストだけで登校することになった。
いい年して姉弟で登下校するのは恥ずかしいが、姉ちゃんのボディーガードも兼ねているのでしょうがない。
いつ狙われるかも知れれないから守るのが僕の役目だ。
姉ちゃんがいうにはボディガードはプロじゃなくて身内の方がいいらしいのだ。
給料として多額の金が口座に振り込まれてくるし断れない。
もう僕の通帳残高にはメジャートップスター選手の年俸並の数字が並んでいる。
その数字を見るとなんだか怖くなるので、最低限の現金しか持たないようにしている。


948 :経済姉~エコノミックシスター~4 ◆qtuO1c2bJU [sage] :2012/05/20(日) 02:37:25.18 ID:9sAlsa3C (5/14)
「姉ちゃん」
「何?」
「いつも思うんだけど、腕まで組む必要があるのかな」
「あるわよ」
「歩きにくいんだけど」
「じゃ、手繋ごっか」
「とにかく人が来る前に離れてよ」
「ちぇっ」

姉と密着状態だから、その…腕に当たるんだよな…胸が…
役得と思えばいいんだけど姉ちゃんだからなぁ。
手を繋ぐのはもっと恥ずかしいし。

校門に着こうと言うところに見知った顔を見かけた。

「あ、宮野クン! おはよう!」
「おはよう、奈々ちゃん」
「今日もお姉さんと仲がいいのね」
「あはは、まあね」
「チョコレートどうだった?」
「うん。おいしかったよ。あれお酒入ってたでしょ」
「うふふ、わかった?」
「僕アルコール駄目なんだけど」
「あ…ごめんね…」
「いや、いいよ。美味しかったし」
「そうなんだ! ありがとう!」
「いや、礼を言うのはこっちだよ。ごちそうさま」
「いいえ、どういたしまして」

夕月奈々(ゆうづき なな)ちゃんは最近、仲良くなったクラスの女の子だ。
僕達一年のクラスでグループになることが多く、授業ではよく喋るので自然に仲が良くなった。
喋りやすくて明るくてクラスの男子からも結構人気がある良い子だ。
奈々ちゃんの家もトップクラスの企業のお嬢様なので話が合う。
僕の家も今や姉ちゃんのおかげで資産家なので、周りからの雑音に対してアドバイスもしてくれたりして、とても頼りになるのだ。



949 :経済姉~エコノミックシスター~5 ◆qtuO1c2bJU [sage] :2012/05/20(日) 02:38:01.74 ID:9sAlsa3C (6/14)
姉さんも僕達の会話に入ってくる。

「シンちゃん」
「何?」
「私のチョコレートも食べてくれたよね」
「なんか凄かったね。まだ食べきれないよ」
「…そう…フランスから直接取り寄せたんだけど…」
「いや、美味しかったよ。美味しすぎたって感じかな。僕にはもったいないよ」
「ごめんね」
「そんなことないよ。ちゃんと食べるし。楽しみに取ってるんだよ」
「そうなんだ! よかった!」

満面の笑みを浮かべる姉ちゃん。よかった。
でも、あんな高級そうなチョコレート食べにくいとは言えない。
機嫌のよさそうな姉ちゃんは奈々ちゃんに話しかける。

「奈々ちゃんだっけ?」
「はい」
「シンちゃんをよろしくね」

そう言って姉ちゃんは奈々ちゃんの肩をポンポンと叩いた。

「痛っ…」
「あ、ごめん。強すぎちゃったかな?」
「い…いえ…」
「奈々ちゃん」
「は、はい」
「……ゎるな…じゃないと…」

姉ちゃんは奈々ちゃんの耳元で何か呟いた。
奈々ちゃんの顔が真っ青になった。
また何か言ったのかな…

「…し、失礼します」

奈々ちゃんはそのあと慌てて校舎に駆け込んだ。

「なんて言ったの、姉ちゃん」
「え~別にぃ」


950 :経済姉~エコノミックシスター~6 ◆qtuO1c2bJU [sage] :2012/05/20(日) 02:39:13.46 ID:9sAlsa3C (7/14)
その三ヶ月後に奈々ちゃんの会社の取引が全部停止して今に至る。
奈々ちゃんも巨大な借金の肩代わりに高校を辞めて、働いているらしい。
それも風俗嬢として。僕のクラスメイトもお世話になったと言って喜んでいた。

わかってたことだった。僕を好きになる女性はみんな不幸になる。
人間は金には逆らえない。姉ちゃんはそのことを誰よりも熟知してる。

でも、こんなの狂ってる。一体何人の一般市民を金で黙らせて沈めてきたんだ?

いつかは終わりが来る。金にしろ姉ちゃん自身にしろ同じ事だ。
だから言わなくちゃならない。
周りの人のためにも、姉ちゃんのためにも。

僕は銀行で全額の貯金を現金に替えた。
18億ちょっとくらいのお札は重かったけど、なんとか全部家に運んだ。
姉ちゃんは僕の行動に驚いてた。
なにしろ僕は現金を下ろしたことがなかったからだ。

「姉ちゃん」
「な、何かな、シンちゃん」
「もうやめようよ」
「何をよ」
「姉ちゃんが欲しいものは何? 僕ができることなら、なんでもあげるよ」
「い、今の生活よ…」
「嘘だ。姉ちゃんが欲しいのは僕だろ?」
「ち、違うわ…」

姉ちゃんの顔をじっと見ると目が泳いでる。
こんなに美人なのに。こんなに能力があるのに。
それが許せなかった。金なんかで姉ちゃんが狂ってたまるか。


「じゃあ僕が姉ちゃんを買うよ」
「何言って…」
「姉ちゃんを18億円で買うから、僕のものになってよ」
「シンちゃん! 言っていいことと悪いことが!」
「僕の中で姉ちゃんの価値は18億だ」
「わ、私が…たった18億…の価値?」
「たった18億じゃないよ。僕の思いが詰まった全財産だ」
「やめて…!」
「お金で僕の気持ちを買えるのか?」
「やめて…! お願い…! それ以上言わないで…!」

姉ちゃんは床に膝をついて泣いていた。
でも、ここで引いたら、また同じ事を繰り返すだけだ。
姉ちゃんはお金で買えるものと、お金で買えないものがあるのもちゃんと知っている。

「なんならこのお金と家を燃やして、姉ちゃんと一緒に死んでもいいよ。それで僕が手に入るだろ?」
「私は…こんなの…望んでない…望んでないよ…」

泣きながらうずくまる姉ちゃんを見下ろす。
そこにはもう女子高生実業家の姿はなかった。
ただの普通の女の子が泣いてる姿だった。

…これで姉ちゃんも懲りただろう。

明日は休日だ。僕も疲れた。少し寝よう。
その場をあとにして部屋で眠った。


951 :経済姉~エコノミックシスター~7 ◆qtuO1c2bJU [sage] :2012/05/20(日) 02:40:27.73 ID:9sAlsa3C (8/14)
「おはよう、シンちゃん」

目が覚めると腕に手錠がかけられていた。
手錠もベッドに固定されて身動きが取れない。

「なんだよ…これ…」
「ごめんね、シンちゃん。昨日のことでお姉ちゃん、反省したよ」

そう言いながら服を脱ぎ始める姉ちゃん。ブラとパンツだけになる。
姉ちゃんはスレンダーだしスタイルもいい。
なぜか急激にムラムラしてくる。なんで…ひょっとして薬…?
やけに下半身が元気になってる。

「さ、先に手錠外してよ」
「私はお金を稼ぐ能力はあったけど、肝心の能力はなかった…」
「…なんだよ」
「弟の気持ちを知る能力はなかった」
「だからか? こんなことして…」
「私にはこういう愛し方しかできない。18億でもいいわ。シンちゃんが抱いてくれるなら」
「おかしいよ」
「だってシンちゃんが私の血の繋がった弟である限り、こちらを向いてくれないんだもの」
「これで姉ちゃんは幸せなのか?」
「ええそうよ」
「嘘だ」

明らかに姉ちゃんの顔がこわばったの見逃さなかった。

「じゃあ、なんで今まではお金で僕を縛れなかったんだ?」
「それは…」
「それに、こんなことをしたら姉ちゃんにも危険がある。監禁罪だ」
「バレなければいいの。お金があればみんな黙るわ」
「じゃ、僕みたいな奴がいたらどうするんだ?」
「シンちゃんは特殊よ。今まで見たことない」
「姉ちゃんは間違ってる」
「間違ってない!」
「いや、間違ってる! 姉ちゃんのために何度でも言うからな! お金で動かないのは僕だけじゃない!」
「私のために言う…ですって?」
「そうだよ」

目に涙を浮かべながら微笑する姉ちゃん。
薬のせいだろうか。やけに下着姿の姉ちゃんが魅力的に映る。
まずい。実の姉に欲情しかけてる。


952 :経済姉~エコノミックシスター~8 ◆qtuO1c2bJU [sage] :2012/05/20(日) 02:41:26.67 ID:9sAlsa3C (9/14)
「私のためを思うなら抱かれてよ。私の恋人になってよ。無理でしょ? だから…だから」
「こうするしかないって?」
「…そうよ」
「いいよ。でも僕を抱くだけ自分が惨めになるよ。僕も姉ちゃんを抱くだけ嫌いになる」
「嫌…いやぁ…! いやああああああああああ!!」

ついに頭を抱えながら悲鳴を上げて泣きだした。

「姉ちゃん…」
「うぅ…何よぉ…」

うなだれたまま僕の手錠を外していく姉ちゃん。
目が真っ赤でやつれている。
たぶん昨日も寝てないんだろう。
そんな姉ちゃんを後ろから抱きしめる。

「シ、シンちゃん…?」
「言っとくけど、僕は何があっても姉ちゃんが好きだからな」
「ううぅ…でも家族としてでしょ…酷いよぉ…」
「酷いのは姉ちゃんの行動だろ。また問題行動したらいくらでも付き合うよ」
「恋人として付き合ってよ…」
「ダメ」
「うぅ…ええん…うぁ…ぐす…セックスしたい…お願い…抱いてよぉ…」

僕もおかしくなったんだろうか。
そんな弱々しい下着姿の姉ちゃんを見て、なんかそのまま押し倒したくなってきた。
胸とお尻に目が行く。その体のラインは魅力的で…
まずい。ドキドキしてきた。
今すぐ襲いかかりたい。きっと薬のせいだ。
でもこのまましてしまったら姉ちゃんは変わらない気がする。
しかしそれ以上にしなかったら姉ちゃんが壊れそうな気がした。
お金の価値を姉ちゃんに伝えるためにはどうしたらいいんだろう。
やっぱり、こういう手段しかないのだろうか。

「…18億」
「う…な…何?」
「今から18億で姉ちゃんを買う」
「…え?」
「姉ちゃんは今からコールガール…売春婦だ」
「…抱いてくれるの?」
「僕の全財産で」
「嬉しい…」
「本当に?」
「…私を抱く価値はあるってことだよね? それに好きだって言ってくれた」
「それは…」


953 :経済姉~エコノミックシスター~9 ◆qtuO1c2bJU [sage] :2012/05/20(日) 02:42:23.23 ID:9sAlsa3C (10/14)
そう言おうとしたとき、姉ちゃんが覆いかぶさってきた。
ねっとりとキスをされる。丹念に舌で口の中を舐めまわされる。
姉ちゃんの手が僕の股間に伸びる。
ペニスをズボン越しになでられると一瞬射精しそうになる。
そのあと姉ちゃんの顔が、僕の股間の前に来る。
ベルトを緩めながらズボンとパンツが降ろされる。
ギンギンのペニスがあらわになった。

「私の口…フェラはいくらの価値かな?」
「え?」
「私の体が18億だよね」
「…5億…?」
「やった。これで13億…じゃあ5億分の奉仕をするね…」

上目遣いで僕のペニスを咥える姉ちゃん。
唾液を絡めてペニスを出し入れする。
その行為にとんでもない背徳性を感じてしまう。

「…んちゅ…ちゅ…ちゅる…ん…」
「ちょ…! …出そう!」
「だしてひいよ…精子飲んであげる…ん…ちゅ…んん…」
「出ちゃうよ!」
「出して! …ん…ちゅぽ…ちゅ…ん…ん…んん!」

あまりの気持ちよさに姉ちゃんの頭を掴んで腰を振っていた。
されるがままの姉ちゃんが妙に可愛かった。
なんだ、この感覚? 姉ちゃんを自分のものにした快感。
姉ちゃんは僕の奴隷。好きにできる。
姉ちゃんは僕に逆らえない。例えそれがお金の力だったとしても。

「ちゅ…ん…ん…んん…んちゅ…うん…ぅん…!」

束縛してる快感。支配した快感がペニスから体に駆け巡る。

「出すよ! 飲んで! 姉ちゃん!」
「んん…ん…ぅん…ちゅ…ん…! ちゅる…ちゅ…ん!」

姉ちゃんの綺麗な髪を掴んで思い切り口の中に射精した。

「んーーーーーーーーっ!」

初めてのフェラチオの快感に腰がしびれる。
姉ちゃんの口は5億なんて言葉じゃ表せなかった。
たぶん姉ちゃんは処女だ。
それに世界をリードする支配者側の人間でもある。
そんな人のフェラチオ。僕はひょっとしてとんでもない買い物をしたのではないだろうか。

「ん…コクン…ん…ごく…うん…」

僕の精液を必死で飲み込む姉ちゃん。

「姉ちゃん…」
「ん…?」

トロンとした顔の姉ちゃんは精液を飲み干していた。
「5億のフェラチオはどうだった?」
「良かったよ。最高だった」
「やった」
小さくガッツポーズを取る姉ちゃんに萌えてしまう。
とにかく可愛くて仕方ない。


954 :経済姉~エコノミックシスター~10 ◆qtuO1c2bJU [sage] :2012/05/20(日) 02:43:10.96 ID:9sAlsa3C (11/14)
「ええっと、次は…ここ…」

姉ちゃんは大事な場所を広げながら僕にまたがる。

「セックスの価値は…?」
「13億」
「ええ? 全部?」
「姉ちゃんがそれだけいいってこと」
「…っ!」

顔を赤らめながら涙目になる姉ちゃん。

「いくね?」
「うん」
「童貞だよね?」
「姉ちゃんは?」
「もちろん処女」

そう言うとペニスが姉ちゃんのあそこに包まれる。
じゅぶじゅぶに濡れていたので、おまんこがきつかったけど最後まで入った。

「ん…あん!」
「姉ちゃんの中、凄い気持ちいいよ…」
「うん…ありがと…動くね…あぁん…」
「くっ…締まる…」

僕たちは動物だった。獣のように腰を振って突き上げた。
僕が腰を振るたび姉ちゃんもそれに答える。

「あん…あんっ…ん…あん! 気持ちいい! シンちゃん! 好き! 好き! ずっと好きだった! あん!」
「俺も…姉ちゃん! 姉ちゃん! 僕の姉ちゃん!」

懸命に姉ちゃんの腰に自分の腰を打ち付ける。
僕のペニスが姉ちゃんのヴァギナの中を行き来する。
周りには卑猥な音が響きわたっている。

「あん…あ…! シンちゃん! お姉ちゃんイクかも…! あん…あん! イキそう! イク…!」
「はぁ! 姉ちゃん! 気持ちいい? これでいい!」
「うん! いいよ! 来て! もっと来て! あん! いく! イク!」

姉ちゃんの膣が締まると同時に中に大量に射精した。
あまりの気持ちよさに体が震えた。
姉ちゃんを見ると失神していた。
昨日から寝てなかったんだろう。

…僕はこのとき何を買ったのか本当の意味で理解していなかった。


955 :経済姉~エコノミックシスター~最終話 ◆qtuO1c2bJU [sage] :2012/05/20(日) 02:45:32.43 ID:9sAlsa3C (12/14)

「姉ちゃん、やらせてよ」
「ダメよ。まだ13億溜まってないでしょ」
「10億あるよ」
「3億足りないわ」
「もう我慢出来ないんだよ!」
「わかったわ。じゃあ今月も借金ね。占めて56億と」
「姉ちゃん…早く…!」
「わかったわ。可愛い子ね。で、この間みたいにセックスだけ?」
「いや、フェラもしてよ」
「じゃあ61億の負債ね」
「そんなのいいよ! 早くしてよ!」
「よしよし、いい子ね、今すぐ抜いてあげる…」

そう言って僕の前にひざまずく姉ちゃん。
この姉ちゃんを支配できる快感の為に姉ちゃんを買ってると言っていい。
この感覚だけは誰も理解できないだろう。
世界を金で動かす女の価値を知るのは僕だけだ。

でも、その代償はどれだけ付いたかはわからない。僕は学校も辞め。
今は姉ちゃんに従って仕事をしている。付き人と秘書が業務だ。
月給10億。そしてそのお金は全部姉ちゃんを買うことで消える。
借金は姉ちゃんにしてるが、そんなことはどうでもいい。
僕はもう、姉ちゃんがいないと生きていけないから。

一体いつからだったんだろう。
姉ちゃんの体を知って、なにか大切なことまで売り渡してしまったみたいだった。
もう遠い昔のことでよく思い出せなかった。

(了)

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最終更新:2012年06月10日 12:24
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