454 : ◆CFijSuuGxoVc [sage] :2012/08/02(木) 19:11:11.38 ID:4kAaeefJ (2/13)
『どうやったら、二次元の中に入れるのか』
今日の議題はこれだった。
「モニターに頭を突っ込めば」
「それは何度もやった、液晶が薄いから、ブラウン管のモニターわざわざ買ったけどだめだっただろ?」
42インチ液晶、29インチ、32インチブラウン管、3台おしゃかにした。
「LANケーブルを自分に挿す」
「それもやっただろう、体中のアナというアナに、ハブから何本も挿したじゃないか」
別の世界が開きそうになったけど。。。
「電話回線を、「同じことをいわせるな」
「催眠術で、「それでは、脳内再生とかわらん」
「例の神社にお参りして、」
「去年も、今年もいったじゃないか」
いわゆる聖地巡礼ってやつだ
うーーーーーーーーーん
3人同時に唸る。
「だめだ、何も思いつかん。」
「真剣に考えてるのか?、我々はこれだけ愛しているのに、「み○びちゃん」や「○ク」、はてはオリキャラまで
このあふれんばかりの愛を注ぎ込み、フィギュアと呼ばれる芸術品を通して、脳内再生はされるものの
目の前には何も存在せず、ホログラフィでは触れられず、この熱い思いを・・・」
リーダー的存在のめがね野郎が雄叫びを上げるように演説をぶちあげる。
「決まっているでしょう?できることはすべて行い、無謀と言われても行ってきた。だからこそ我々は」
バンダナをつけたメガネ2号はこぶしを胸に涙を流さんばかりに叫ぶ。
「うるさいな、とりあえず落ち着けよ。また隣から怒鳴り込まれるぞ、困るのは2号だろ?」
と説得するのは、オレ
頭ぼさぼさで、不健康そうな青白い顔なオレ。
「どうでもいいけど、腹減った・・・」
とつぶやく。
「そこに、ラーメンがあるからそれでもくっとけ」
と2号
「まあ、いい。そういえば夕飯まだだったな、とりあえず今日の定例会議はこれぐらいにしておこう。2号飯にしよう」
「勝手に食べてくれ、買い置きがまだあるから、いつもの場所だよ」
455 自分:
【リアル鬼ごっこ】姉妹達との性戦 ◆dtvnEZ7OsY [sage] 投稿日:2012/08/02(木) 19:17:24.08 ID:qympa4ev [1/6]
うわ、いきなりミスった。ごめんなさい。続きます。
そうここは、2号のアパート、いかにもオタクといわれる部屋。
2次元への愛がいっぱいの、ポスター、フィギア、同人誌にDVDの山。所狭しと置かれてある。
閉め切った部屋はかび臭くいやな湿気でいっぱいだった。
今日は俺たち3人の定例会議だった。時刻は夜の9時を過ぎたところ。
夕方に集まった後飯も食わずに熱い議論?を戦わせ、いつもの結論?に落ち着いた。
結果は何も出ていない。でも3人とも真剣だった。
世間一般に言われる、いわゆるオタクと呼ばれる世界にどっぷりつかってる。
ところで前述の仲間を含めて自己紹介をしようってそれほどのものではないが。
3人は同級生で、同じ大学に通う1年生である。
リーダーとオレは高校時代からの付き合いで、2号は大学に入ってからコミケがらみで知り合った。
サークルというほどのものではないが、2号の部屋に定例会議と称して
週に2~3度集まってはオタク談義に精を出していた。
いつからだろう、気が付けば2次元の魔性に取り込まれ、戻ってこれなくなった。
いや違うな逃避したら戻ってこれなくなった、だよな。
現実世界は厳しい。高校入学したころまでは普通だった。
小太り気味ではあったが、ごく普通に高校に通い
ごく普通な生活をし、ごく普通な付き合いで、友人も普通だった。
けれどもある日を境にごく普通な生活は変わった。
そうあいつら「鬼」が結託して、オレを追いかけるまでは。
【リアル鬼ごっこ】姉妹達との性戦
最終更新:2012年08月16日 01:42