456:
【リアル鬼ごっこ】姉妹達との性戦1話 ◆dtvnEZ7OsY [sage] 投稿日:2012/08/02(木) 19:23:48.60 ID:qympa4ev [2/6]
その日、普通に授業を受け、普通に帰宅部の活動として、
普通に幼馴染の陽子と秀樹と一緒にブラブラと帰っていた。
「にいちゃーん」
ポニーテールの美少女がとびかかってきた。
ゴフッっといういやな声を出しながらオレは吹っ飛びそうになった。
「・・・ごっほごほげほ・・ててめえなにすんだ!
「愛情表現だよ、兄ちゃん。いつものことでしょ、いい加減慣れなよ」
慣れるもくそも、毎日こんな不意打ちされたら
「そーだよ、ヨシ。毎日毎日やられたら警戒するでしょ、フツー」
「そーそー、兄ちゃんのお腹やーらかくて気持ちいいしー」
「ウンウン、それは同感」
腕を組み妙に納得している陽子。隙あらば、人のお腹を触りに来る変態、もとい、近所に住む幼稚園からの腐れ縁。
「だから、クラブに入りゃよかったんだよ。なんで水泳やめちゃったんだ?そのせいでぶくぶく太りやがって」
「おまえだって空手部入らなかったじゃんか」
「オレはいいんだよ、道場の方が忙しいからさ」
同じく幼稚園のころからの腐れ縁。秀樹は空手2段の道場跡取り息子。
水泳やめたのは、単にめんどくさくなっただけ、おかげで1年経つかた経たないかで、
10kgは太ってしまった。やっぱ運動は大切だね。
「で、何か用か?」
「ひっどーい、一緒に帰ろうって待ってたのにそんなこと言うの?メールしたでしょ」
メールねぇ、と携帯をみると、メール着信26件、いつものごとくたまってる。
どれがどれだかわからないから、そのままほったらかし。
「あーごめん、メール見るの忘れてたわ」
「もう、いつもそうだよね、だいたい兄ちゃんは、」
とお説教が始まる。
だいたい、碌な内容じゃないんだから、
兄ちゃん愛してるとか、兄ちゃん大好きとか、兄ちゃん一緒に寝ようとか、兄ちゃん唾液頂戴とか、
いや途中からはおかしいけど、いや全部か?いつもこんな感じなもんで、
まあ見ても無駄というか、緊急なら電話が入るし、昼間はあまりメールは見ないようにしていた。
軽くスルーしながら、
「さて、ス○バでも寄ってかえろうぜ」
「えースタ○より、モ○バの方が、うーんフレッシュ○スかなぁ」
「俺は、腹減ったし、ファミレスの方がいいかな」
「ちょっとぉ、置いてかないでよ、姉ちゃんが寄り道せず帰ってこいって言ってたでしょ。」
と俺の左手をからめとり、ズルズルと引っ張って行かれた。
「また明日ね~」
「明日古典あるから、辞書忘れんなよ、蛍ちゃんまた後で~」
と友人達はあっさりといつものごとく手をふった。
そうですか、助けもなしですか、まあ何をしても仕方がないのはよくご存じで
さすがは幼馴染ですね。
「ところで、わが妹よ、いつまで俺は引きずられれば?」
「兄ちゃん、重くなったね。いいトレーニングになるよ。」
457:【リアル鬼ごっこ】姉妹達との性戦1話 ◆dtvnEZ7OsY [sage] 投稿日:2012/08/02(木) 19:27:23.14 ID:qympa4ev [3/6]
こいつは、妹の蛍(けい)15才中学3年生。
空手3段、さっきの秀樹の道場へ通っている。
将来は秀樹の嫁さんにと道場主である秀樹のお母さんから本気で誘われてる。
秀樹曰く、俺なんか到底かなわないし、そんな気も一切ない。
恋心なんてなく、どちらかといえば、恐怖心の方が勝ってるよ。
お願いだから蛍ちゃんにはだまっててね。とのこと。
顔も兄というひいき目を差し引いても、かわいい。いわゆる美少女系である。
身長も俺とほぼ変わらず、女性としては高身長のスレンダーガール。
髪はスポーツ少女のくせに黒髪ロングで、ポーニーテールにまとめてる。
一度邪魔にならないのか?と聞いたことがあるが、これはこれで武器になるからと、よくわからない回答。
ムチにでもするんだろうか?
筋肉質なのかというとそうではなく、どこもかしこもひきしまっているが柔らかい。
なぜそんなことを知っているかというと、このような過剰なスキンシップがあるからだ。
ちなみに俺の左腕に絡めてはいるが、スレンダーなおかげで、何か当たっているな?
という程度のつつましやかな感触があるぐらい。
「何か失礼なこと思ってなかった?」
「ん?あいかわらずスレンダーで、かーいーなって」
ほぼ棒読みではあるが、そんなことを返してみる。
「ん~~~~~~~~~かーいーなんて、そんな本当のこと」
オレを解放し、両手をほほに当てクネクネと腰を振っている。
いやそんな漫画のようないかにもなカッコ。
スルーしてさっさと家路につく。
「だーかーらー待ってってばぁ」
ポニーテールを揺らしながらかけてくる蛍。
何故か男と結構モテるはずなのに、男と付き合ったという話を聞いたことはない。
まあ有名な空手少女であるから、それなりの覚悟も必要ではあるだろうが・・・
しかしなぜオレなんかに?
オレは身長172㎝ 太ったおかげ75Kgいわゆる小デブ。(中ぐらいかもしれない)
この年で腹が出てるってのはさすがにやばいか。
陽子にはなぜか気に入られことあるごとに触ってくる。感触がいいとのこと。
そんななら自分の胸でも触ってりゃいいのに。
顔は、まあ十人並みだとは思う。いわゆるフツメン。(キモメンではないと思うが)
平々凡々をまさに地でいくタイプ。
当然、彼女いない歴=年齢であり、そんな青春恋愛イベントなんて一度もない。
あんなのものは、漫画や小説の中だけだと思う。決して羨ましくない。羨ましく・・
まあいい。とにかくこんなオレなのに、、なぜか兄ちゃん、兄ちゃんとまとわりついてくる。
小さなころならともなく、未だ一緒に風呂に入ろうとしたり、添い寝して来たり
さすがに両親に止められ、部屋も小六には別れさせられたが、
その後もあきらめず元気に突撃してくる
自他ともに認めるブラコン患者である。
色々説教らしいことも言ってはみたが、
あまりの頑固さに、両親共々俺もあきらめてしまった。
そのうち普通になり、なれてしまった。
たまに目が血走って獣のようになるのは、さすがに引くが。。。
そうこうしているうちに我が家に到着。
「ただいま~」
「・・・・ゴフッ」
「おっかえり~~~、ヨシ君♪」
458:【リアル鬼ごっこ】姉妹達との性戦1話 ◆dtvnEZ7OsY [sage] 投稿日:2012/08/02(木) 19:31:26.51 ID:4kAaeefJ [3/13]
とびかかるのはうちの血なのか?
俺の胸にスリスリとほほを擦り付けるのは2つ年上の光(ひかり)
姉さん。
高校三年生18歳、わが高校のミスコン2年連続第一位。
今年はグランドチャンピオンとかで出られなかった。
さすがに周りの羨望と嫉妬があったのか、学校側が配慮したのか。
その上学業優秀。こちらも3年間一位の座を一度も明け渡してない。
もっとレベルの高い高校にも行けたはずだが、
本人曰く、家から一番近いし、歩いて行けるからとのこと。
なんだそりゃ?まあ俺も同じ理由だったのだが。
ウェーブのかかった明るい茶髪のセミロング。身長もこれまた俺と同じくらい。
わが兄弟姉妹はほとんど同じ背丈である。
そのくせ出るところは出て、ひっこむとことはひっこんでる。
いわゆるボンッ、キュッ、ボ~ンのグラマラスボディってやつ。
現在DからEになって肩がこるのが悩みだそうな。
いちいち嬉しそうに報告されても困るが。
おっとりとした外観そのままに、おっとりとした性格ではあるが、
秀樹の道場の師範代でもある。
当然道場主であるおばさんも秀樹の嫁にと誘っているのかと思っていたが、
秀樹曰く、『・・・夜叉』
との一言でそれ以上語らなかった。
何があった?秀樹。
トラウマになるようなことがあったのだろうか。
「ちょっと姉ちゃんなにしてんのよ、兄ちゃんから離れてよ~」
と蛍がオレを引っ張るが、姉はびくともしない。
そうやっぱりこの姉も立派な?ブラコン患者でした。
こちらも両親共々俺も、以下同文。
でもってやっぱり男の影すらない。
これだけの容姿なんだから、言い寄る男は数知れすのはずだ。
ある先輩の話によると高校入学早々、あまりにも言い寄る男が多すぎて
ある日、言い寄ってきた男を全員校舎裏に呼び出し、
自分を賞品として1対数十人で天下一武道会を開催。
結果は言わずもがな、全員なぎ倒し、その上でこの内容を全員に噂として散蒔かせた。
結果は誰も言い寄るどころか、近づくものはいなくなったという。
我が校の噂どころか伝説となった。
当然そんなこと噂が流れれば、退学という話もでるが、教師に対しては、いつもの口調でとぼけ通し、関係者全員、口裏を合わせ一切そんなことはなかったと主張した。
ある先輩曰く、オレは参加せず逃げたが、まだ生きていたい。あの微笑が、微笑が・・・
とそれ以上何も話さなかった。
姉よ逃げた人にまで何をした?
おかげでオレはあの姉の弟ということで、一目おかれ、教師にまで目をつけられている。トホホ・・・
「え~蛍ちゃんはずっと一緒だったんでしょ~、お姉ちゃんにもヨシ君成分わけてよ~」
「ずっとじゃないわよ、帰りにチョコッとだけよ。蛍もまだ足りないんだからー」
普通ね、かわいい、美人な2人から迫られたら、
それこそ『これなんてエロゲ?』と喜ぶような状況なのだろうが、
毎日毎日やられると、もうなんというか、うっとおしいだけで、
「え~じゃあじゃあ、二人で半分づつでどお?」
「しょーがないなあ、じゃあ姉ちゃんは右ね。蛍は左。」
「えへへ、ヨシく~ん」
「にいちゃ~ん」
なんだこりゃ、いい加減うっとおしいが、とりあえず二人を引きずりながら、自分の部屋へ入る。
しかし、まとわりつかれ着替えようにも、着替えられない。
「・・・・・いい加減にしていただけないでしょうか?、お二人とも」
「え~まだ足りないよぉ」
「・・・・・姉ちゃん、姉ちゃん」と空気を読んだ蛍が姉の袖を引っ張る。
「そんなこと言うヒトは、わかってるよね?」
「・・・ごめんなさい」
「やーい怒られたぁ。」
「蛍も同罪」
「ええーなんでなんで、姉ちゃんが悪いんでしょ?」
「やめろといって、やめなかったのは蛍も同じ」
「・・・ごめんなさい」
459:【リアル鬼ごっこ】姉妹達との性戦1話 ◆dtvnEZ7OsY [sage] 投稿日:2012/08/02(木) 19:35:55.52 ID:qympa4ev [4/6]
こうやって二人とも素直に謝るのはいいんだけどねえ。まあ5分ともたないが。
「とにかく着替えるから、出てっていただけないでしょうか」
「え~手伝うよ」
「蛍がやるからいいよ、姉ちゃん」
「え~そんなこと言って、また独り占めしようとしてんでしょ」
「兄ちゃん嫌がってんじゃん」
「そんなことないよね~、蛍ちゃんのこと嫌がってるんだもん。ヨシ君はそんなこと言わないもん」
「蛍にもそんなこと言わないわよー!」
ギャーギャーとふたりしてじゃれあってる。
まただ、ふたりとも寄ると触るとこれなんだから、まあ仲いいのかも知れないけど。
「はい、正座」
言い合っていた二人が、ピタリと話をやめた。
さすが空手家?二人ともビシッと綺麗な正座してこちらを見上げてる。
なんか、2匹のワンコがお座りして「マテ」を言いつけられているような顔。
そういう、愚直というか、素直というかそういうところはかわいいのだけれど。
「とにかく、俺はこれから着替える。手伝いはいらない。わかった?」
二人を覗き込むように、右手の人差し指を立て、二人交互に鼻に指先を押し付け
ワンコをしつけるように言いつける。
「「ええ~」」
「今日は俺の家事当番だから、何食べたい?二人の好きなもの作ってあげるから」
と二人に近寄り、頭をやさしく撫でてやる。
二人とも目を細めて、嬉しそうにおとなしく撫でられながら
「う~ん、ヨシ君の食べたいものでいいよ~」
「兄ちゃんが作ってくれるなら、なんでもおいしいからー」
といいながら俺の足に体をすり寄せてくる。
「よし、なら冷蔵庫みてから決めるよ、じゃあ、解散」
「ぶ~、もっと撫でて欲しいよ~」
「ぶーぶー、もっともっとぉー」
「はいはい、後でね~」
「絶対だよ~」
「約束だからねー」
「二人とも道場の時間でしょ?早く支度して、夕食おいしいもの作っとくから」
「「は~い」」
二人を送り出した後、夕食の準備に取り掛かる。
460:【リアル鬼ごっこ】姉妹達との性戦1話 ◆dtvnEZ7OsY [sage] 投稿日:2012/08/02(木) 19:40:26.80 ID:4kAaeefJ [4/13]
さて現時点での家族構成は、姉、オレ、妹の3人兄弟姉妹
両親はというと、今年の初め二人してオーストラリアに移住してしまった。
子供をほったらかして何考えてんだと思うが、事の発端はこの家だった。
築うん十年の建売住宅。去年ローン完済したそうな。
完済記念とかで、両親が浮かれて、オーストラリアへ1週間ほど旅行にいった。
その後すぐに、なぜかオーストラリアで仕事をすることになり、さっさと移住してしまった。
なにを言っているのかよくわからないだろうが、オレもよくわからん。
高校受験があったが、やっぱり日本より海外ってのも興味があったし、
当然一緒に行くもんだと思って浮かれていた。
が、両親2人で行くからお前は残れとのこと。
海外ってだけでやっぱり惜しくもあり、そっちに一緒に行きたいと主張したが、
父曰く、てめーで稼いで、てめーで行きやがれとのこと。
行きたいって旅行って意味じゃないんだけど?
でもやっぱりダメだった。
育児放棄じゃないのか?これ?
その癖、蛍や、光姉さんには永住しようぜと誘ったが、
二人とも、オレが日本にいるならいかないと断ってしまった。
ザマミロ、オヤジ。
しかし、どんだけ俺のこと嫌ってんだよ。
母さん曰く、かわいい子には旅をさせよ。
男の子は独り立ちするものよと、
やんわりと微笑みながら、そのくせ圧迫するような黒いオーラが背後から立ち上り、
結局何も言えなかった。
ようするに2人きりになりたいようだ。いつまでも新婚気分でラブラブでよろしいこった。
母さんからは、二人をよろしく。でも孫はまだいらないから~
とありがたい言葉を頂戴し、
オヤジからは、とにかく逃げろ、やばくなったら、うーん。まあ子供できなけりゃいいや。あきらめろ。
と投げやりな言葉をかけられ、
どんな両親なんだよ。ほんといい加減にもほどがある。
出発前日の夜、母さんはリビングで姉妹2人となにやら話し込んでした。
たまたまお茶を飲みに来たオレをみて、3人の目が鋭く光り、
ビビった俺は這う這うの体で、自分の部屋に退散したのは忘れたい思い出。食われるかと思った。ホント。。。
いったい何を相談していたのだろう。
次の日、オヤジは娘二人から離れるのはいやだ、やっぱりやめると言いながら玄関でだだをこねていたが、
母さんに押し切られというか、引きずられ旅立っていった。
オヤジより母さんが強いのは、家系的なものなのか?
そういえば、ばあちゃんもつよかったな。。。オヤジはいわゆるマスオさんで入り婿らしい。。。
461:【リアル鬼ごっこ】姉妹達との性戦1話 ◆dtvnEZ7OsY [sage] 投稿日:2012/08/02(木) 19:47:20.79 ID:4kAaeefJ [5/13]
さてと、結局姉さんの好物である、肉じゃがと、蛍の好物である出し巻卵、
それからさんまを焼いて簡単に済ませることとした。
まあ二人とも育ちざかりで、食べることは食べるので、量だけは大目だけどね。
「ただいま~ヨシ君」
「だだいまー兄ちゃん」
といいタイミングで2人が帰ってきた。
「お帰り、ちょうど夕飯もできたから、シャワー浴びて着替えといで」
「ん~わかった~、でもその前に、ただいまのギュー」
「蛍も~」
「はいはい、ギュー」
と二人の頭を胸に抱き、軽くハグして頭をやさしく撫でてやる。毒されてきてるよなーオレも。
そんなことを考えながら、ふたりに胸をスリスリされていたが、
そのスリスリが段々上に上がってくる。
オレの顔に近づいてきたところで、
「はーい、ストーップ、飯が冷めるから、はやくシャワー浴びといで」
「ぶ~っ。もっとマーキングしなくちゃ、姉さんのフェロモンが消えちゃうよ?」
「えー蛍の匂い、嫌なの?こんなにいい匂いなのに」
「はいはい後で、後で、お腹減ってんでしょ?」
「「は~い」」
二人があきらめて風呂に行く。
なぜかうちは建売のくせに風呂場だけはでかい。
もともと賃貸+大家住宅のモデルハウスらしく、部屋の数も他一般家庭よりも多い。
その部屋を2つぶち抜き風呂にしたそうな。
オヤジ曰く、でっかい風呂は男の甲斐性だ。風呂ぐらいゆっくりしたいからな。
とのこと。まあオレが風呂好きになったのはこの風呂がせいだと思う。
母さん曰く、家族がいっぱい増える予定だったからね~。
女の子ばっかりになれば、私を含めて一緒に入るくらいじゃないと、
いつまでたってもお風呂が終わらないし。
と言っていた。
うーんたしかに時間かかるもんな。
ってまだ兄弟が増える予定だったのか・・・
オーストラリアで、まだ兄弟姉妹が増えそうだ。。。
まあ、湯船はゆったりとして、3人ならんで余裕で入れるし、
いや、今は一人だよ。
突撃対策として、できるだけ二人が道場に行っている間に入るようにしているはど。
道場の練習がないときの攻防戦は大変ではある。
何度、風呂の扉が代えられたことか、そのたびになぜかオレの小遣いが減っていった。
オヤジに抗議しても絶対に受け入れられることはなかったが。
おかげで今風呂の扉はガラス扉ではなく、病院の個室扉のような十分な厚みをもった頑丈な引き戸となっている。
ちなみに鍵は2つに増えた。
それでも突撃され、破られたりする。いい加減あきらめて欲しいものである。
462:【リアル鬼ごっこ】姉妹達との性戦1話 ◆dtvnEZ7OsY [sage] 投稿日:2012/08/02(木) 19:52:15.88 ID:4kAaeefJ [6/13]
二人が入っている間に味噌汁を作ってと。
ん?また知らない小瓶が増えている。
なんだこれ、調味料か?
『けいちゃんハートマーク』と手書きのラベルが貼ってある。
他にはないだろうな?塩、こしょう、七味に、一味、あとは、山椒に、ガーリック、
こんだけありゃいいだろってまだあった。
なんだこれ?なんか粉砕したような、白い粒々。ああもう、廃棄廃棄。
やばいものはすべて廃棄だ。
両親が旅立ってからは、家事は当番制で3人で日替わり分担している。
その頃、姉が作った野菜炒めを食べたのだが、なぜか生臭い。
フライパンに魚のソテーを作ったときの臭いが残っていたのか?
と思い、何も言わずに黙って食べた。基本うちはお残し厳禁である。
その日の夜中、のどが渇いて、キッチンに水を飲みに来たオレがみたものは、
なにやら姉がゴソゴソやっていた。
よく見ると、タンクトップで下は何も履かず、白いお尻が丸見えで、
股間に瓶を擦り付けて、声を押し殺し、何やらやっている姉だった。
なんでこんなところで、せめて自分の部屋でやってくれればいいのに
露出プレイにもほどがある。
まあ気持ちはわからんでもないが、(いやいやそうじゃなくて)
まあ気持ちが盛り上がっちゃってハイテンションになって暴走してるんだろう。
触らぬ神にたたりなし、その場は見つからないようにそっと逃げた。
次の日の朝、朝飯の当番だったオレは、キッチンで朝食を作ろうとして、
みなれない瓶を見つけた。最初は酢か?と思ったが
中身は無色透明で若干トロミのあるものの、何か浮かんでるし
匂いはなんか生臭い。
貼ってあるラベルをみたら、手書きで『ひかりハートマーク』
ゴミ箱に入れたらバレるし、外に捨てに行くのもなんか嫌だった。
苦肉の策である。当然中身の入ったままで、中身が触るのも嫌だったからな。
そこから何か生えてきたらどうしよう?
おとぎ話のごとく、「お姉ちゃんはヨシ君のもの~」
とか風にのって囁く声が近隣に鳴り響くんだろうか?
まさか、蛍もそんなことしてないよな?と思って、キッチンをあさると、見慣れない小瓶が5つほどでてきた。
その中に「ひかり」のラベルと一緒に「けいちゃん」のラベルのものが発見された。
その小瓶達は今、庭に眠っている。
さりげなく道場もあるし、二人を食事当番から外しオレ一人で作ると主張したが、多数決で反対された。
それ以来、二人がつくった食事は、オレに出される分については、
できるだけ、姉さんや蛍のモノとすばやくすり替えるようにしている。
今回見つけた瓶も速攻埋めよう。二人に見つからないうちに
463:【リアル鬼ごっこ】姉妹達との性戦1話 ◆dtvnEZ7OsY [sage] 投稿日:2012/08/02(木) 19:55:21.77 ID:4kAaeefJ [6/13]
そうこうしているうちに味噌汁も出来上がり、二人がでてくるのを待っていた。
何気なくポケットの携帯をみる。
着信10件、メールが32件。また増えてる・・・。
まずはメールを確認すると、光姉と蛍の二人からがほとんど、そっちは、まあ、ほっといても大丈夫だろう。
そのうち一件が陽子と、秀樹。
陽子からは、明日の授業のことと、今度秀樹と3人で買い物に行こうとの誘い。
簡単に週末ならOKだと返事。
秀樹からは、一言
『逃げろ』
はっ?
なにがあった?着信は1時間前。あわてて電話してみる。
2人が帰ってきてぼちぼち30分が経つ。
つながった。
「おいどうした?」
『・・・逃げろ、とにかくすぐに』
苦しそうな声で、あえぐように話す秀樹。
「どうしたんだよ?今どこだ?」
『俺のことはいいから、今すぐそこから、逃げろ、じゃないと二人に』
いきなり切れた。というか聞こえなくなった。
濡れた髪のままの姉が後ろからオレの携帯をひったくり、後手でそのまま携帯を放り投げた。
「ど~したのかな?ヨシく~ん、お姉ちゃんに見とれてるの~?」
いつもの口調ではあるが、声が低い。
こ、これは?
「ま、またバスタオル一枚で、な、なにしてるんだよ」
思わず声が震えてしまった。
やばい。これはやばい。頭の中で逃げろと警報が鳴り響く。
「なーに姉ちゃんにみとれてるのよー、蛍のこともみてよー」
こちらもまた声が低い。バスタオルもつけてない。。
見えてる見えてるって全開だよ。
ちょっと寂しい胸から薄い若草山まで、丸見えだ。
「け、蛍もほら、風邪いひいちゃうからすぐに頭もかわかして、
寒い胸がじゃなかった、寒いから、ほ、ほら」
「うふっうふふふ」
「ふふふふふふふ」
二人してオレに寄ってくる。やばい、これはやばい。久々にやばい。まさか二人同時攻撃とは
あわてて周りを見回す。
自分の部屋に逃げ込むか、いや、この二人の方向だ。
突破できない。逃げ込んだとしても、この状態ではドアをけ破られる。
そうなれば、監禁必至、童貞必死。
リビングの窓が開いてる。さっき瓶を埋めに行ったとき閉め忘れたんだ。
GJ!オレ
そこだ!
ダッシュで、リビングの窓から脱出する。
サンダルを手で拾い上げ、ふたりが飛び掛かってきたが、間一髪庭から表へ飛び出した。
しばらく走って、後ろを振り返る。さすがにそれ以上は追ってきてはなかった。
とにかく、秀樹の家だ。そこに行けば…。
最終更新:2012年08月16日 00:02