261 名無しさん@ピンキー sage 2008/01/24(木) 17:44:16 ID:rJn+7LwH
「まず、弟を一途に愛し、その姿を見続けます。」
「弟の衣類、その他の所持品で自慰に耽るのは基本中の基本です。」
「弟が口にする物に愛液や唾液等の体液、髪の毛や皮膚等の身体の一部を混入すると、より高い次元での快楽を入手する事が出来ます。」
「次に、携帯等の通信手段をチェックする事で、弟の交遊関係をしっかりと把握しておく事が大切です。」
「発情した泥棒猫が確認出来たとしても、慌てずに、合法、非合法の手段を織り交ぜ、確実に相手を追い詰め、終わらせる事を心掛けて下さい。」
「最後に、拉致監禁は最終手段です。多用する事は辞めましょう。」
「以上を実行して、楽しい姉弟生活をお送り下さい。」
「姉ちゃん、さっきから何を読んでんの?」
「ん、とっても役に立つ恋愛マニュアル本!」
「ふ~ん、まっ、頑張って。」
「うん、お姉ちゃん、すっごく頑張るから!」
こうして、この世に新たなキモ姉が誕生した。
264 名無しさん@ピンキー sage 2008/01/24(木) 20:01:30 ID:+iHSXIPe
261を受けて…
最近
姉さんの様子がおかしい。前から変わった人ではあったが、ここ最近の行動は目に余るものがある。
「うふふ~、お菓子つくったんだぁ。食べてね」
ここまではブラコン姉にありがち?な会話であるが………
「はい、あーーん」
フォークを手に取り弟(つまり俺)の口に運ぶ。しかも姉の目が妙に濁っているのが気に食わない。
「後で食べるよ」
前までの姉さんなら
「うん。分かった」
と寂しげな笑顔で言ってくれたのだが、
「…駄目、今すぐ食べてほしい」
何故体を密着させておねだりするのですか姉さん?
「ほら、口を開けて」
怖いよ、姉さん…
265 名無しさん@ピンキー sage 2008/01/24(木) 20:02:24 ID:+iHSXIPe
「二人とも何やってるのよ」
妹の登場に慌てて放れる姉さん。どうしたもんか、姉さんは妹に苦手意識があるようだ。
「べ、別に大した事じゃないの」
「ふぅん。そうそう、兄さん。宿題で分からない所があるから教えてよ」
頭のいい妹にしては珍しい。それにこのまま姉さんの側にいると、何と無く身の危険を感じるのは気のせいか?
「おう、分かった。あんまり難しいのは勘弁な」
すると姉さんが口を挟む。
「ちょっと○○ちゃんに話したい事があるから」
「兄さん、悪いけど先に部屋で待っててね」
俺は先に妹の部屋で待つ事にした。
266 名無しさん@ピンキー sage 2008/01/24(木) 20:07:36 ID:+iHSXIPe
妹の部屋で待つこと十分
遅いな…
「兄さんお待たせ」
遅かったな
「ええ、思わず話し込んじゃった」
妹の質問自体は大した物ではなかった。
が…
「兄さんに聞くと凄く分かりやすい」
体をすりよせ
「あー、こうなるんだ」
耳元で囁かれ
「兄さんの指って綺麗」
手を絡めるのは何かの間違いだよな?
おかしくなったのは姉さんだけでなく妹もだった。
願わくば、昔の二人に戻って欲しいのは叶わぬ願いなんだろうか…
俺は知らなかった。
姉さんが奇妙な本を購入し、それを何度となく読んでいたこと。
また、妹がその本を偶然手に取り、手垢が着く程愛読したことを。
そして、二人が互いに相手を刺激してエスカレートしている事も。
最終更新:2008年01月27日 20:14