コンコンねえちゃん×きつねまつり

55 コンコンねえちゃん×きつねまつり sage 2008/04/21(月) 00:15:04 ID:2/lCODEJ
今朝起きると、横に姉がいた。
姉は相変わらずきつね耳を寝かせて、
尻尾をだらりとさせており如何にも怠け者を絵に描いたような姿。
弟から見て、こんなに情けなくなる姉の姿は他にない。
「姉ちゃん、朝だよ」
「うーん、起きれないよお」
「姉ちゃんもお仕事でしょ?早く起きなよ」
「耳をアムアムしてくれたら起きるよ…」
アムアムとは、ぼくが耳を甘噛みする事。この姉、朝っぱらから一体何を考えているのか。

「はいはい。アムアムしますよ」
呆れながら、ぼくは姉のきつね耳を咥える。歯にあたった耳はピクンと動く。
「ふああ」
姉の気持ちよさそうな声は、ぼくの必死のアムアムをげんなりさせるには十分の破壊力だ。
「ふあああ、気持ちよすぎて起きれないよお」
失望したぼくは、アムアムをやめた。

こんなバカ騒ぎはさておき、ぼくは大畑さんのことで頭がいっぱいなのだ。
この間、家に来た時に姉がいることが知られ、嫉妬深い大畑さんは怒って帰ってしまった。
それ以来、大畑さんは半年前のように暗い子へ舞い戻り、今では、饒舌だった口数も減ってしまったのだ。
ナントカしてやりたいと、ぼくは頑張っているつもりなんだが、どうも不器用なので上手くいかない。
ネボスケの姉を置いていって、ぼくは学校へと息を切らして急ぐ。



56 コンコンねえちゃん×きつねまつり sage 2008/04/21(月) 00:15:54 ID:2/lCODEJ
「大畑さん!」
早く学校に来ていた大畑さんは、自分の席に座って何かを読みながら暗くしていた。
「なんていうかさ…。この間は…ごめん」
「……」
大畑さんは、すっと何かノートを突き出した。
「これはね、交換日記って言ってね。男の子と女の子が換わりばんこに、
書きたい事を書いて仲良く見せっこするノートなのよ」
「え?」
「わたしね、栗原くんの事をもっと知りたいから、交換日記をしようよって言ってるのね」

とりあえず、ぼくは一安心。ひどく傷ついていないかって思っていたのだ。
が、大畑さんは真剣なまなざしで、とんでもない事を言い出した。
「OKだったらさ、ここでチューして」
ちょっと待ってよ。ここは教室、何人かクラスメイトもいる中で、チューって。
大畑さんとチューできるのは嬉しいんだけど…ぼくは、困る。しかし、大畑さんは承知しないだろうな。

「う、うん…いくよ…」
ぼくは震えながら、大畑さんの肩を優しく抱こうとする。
「本気にするなよ。バーカ」
大畑さんのいつにない低い声で軽く罵られる。
ついでに交換日記で横っ面をはたかれた。そんな大畑さんは、少し笑っていた。
これでいいのかな。



57 コンコンねえちゃん×きつねまつり sage 2008/04/21(月) 00:17:12 ID:2/lCODEJ
全ての授業が終わり、帰宅部のぼくは家へ帰る支度をする。
校門を出て、一人で家へ帰ろうとすると、後ろから大畑さんの呼び止める声がした。
「栗原くん!」
「あれ、家の方向反対じゃないの?大畑さんは」
「いいの、いいの。だってね、栗原くんがおうちに帰るまで、じっと見ておこっかなっと思って」
「はあ」
「ふふふ、別に監視してるわけじゃないのよ」
どう見ても、監視されているなあ。しかし、帰り道は、あの姉のいる神社を通るのだ。
万が一、姉がぴょこんと出てきて鉢合わせになったら、と思うと少しぞっとする。
仕方がない。遠回りだけど、神社を通らず帰るか。ぼくは平和主義者、ハトが好きなのだ。

テクテクと歩いて帰宅するが、大畑さんは何故かぼくの10歩あとを付いてくる。
ぼくが振り向くと、にこりと笑う。ぼくが立ち止まると、一緒に立ち止まる。
「気にしないでね」
って言ってるけど、なんだかなあ。

さて、次の角はいつも左に曲がるのだが、神社を避けるために、今日はまっすぐ行く事にする。
「ちょっと!栗原くん。いつもは、左に曲がってるよねえ…違う?わたし、分かってるのよ。
いつも、栗原くんがどうやって帰ってるかって、全部知ってるんだから」
いつの間にか、ぼくの真後ろに近づいていた大畑さんの言葉は、ぼくを氷の海へと突き飛ばす。

ここで、まっすぐ歩くと…なんて恐ろしい。半ば強制的に神社の方向へ歩かされる。
鳥居が近づくにつれ、ぼくの頭が痛くなってくる。もう、喉もカラカラ。
大畑さんの氷のような視線が、ナイフのようにぼくの背中に突き刺さる。

「あれ…。栗原くん、来ないの?」
大畑さんは、先に鳥居を潜っていた。ぼくは、鳥居の前で立ち止まっている。
この鳥居を潜ると、何が待ち構えているかぼくには分からない。分かっているけど、分からない。

「ふーん、来ないんだ。よーし…『ここにいる、くりはらまさとくんはー…!』」
突然大声でぼくの何かを叫び出す大畑さんを止めようと、ぼくは顔を真っ赤にして跳び付く。
ぼくの足音と、大畑さんの声だけが響く境内。
「まーくぅーん!!」
遠くの社務所から、姉が走ってきた。



58 コンコンねえちゃん×きつねまつり sage 2008/04/21(月) 00:17:44 ID:2/lCODEJ
「うわーい。まーくんさあ、寂しかったんだよお。ホント、やっと会えてお姉さん嬉しいよ。
きつねは一人にすると、寂しくて死んでしまうっていうからねえ。
きつねの『コン』をまーくんと思って、ガマンしてたんだよ。誉めて誉めて」

きつねのぬいぐるみの『コン』を左手に、ぼくをぎゅうっと右手で抱きしめながら、
姉は少女…というか、おこちゃまのように目を輝かせる。
「この人…誰?」
「…ぼくの、姉」
相変わらず、尻尾をブンブンと振り回す姉。そんな、姉を大畑さんの瞳にどう映っているんだろうか。

大畑さんと姉が会うのは初めての事。大畑さんは、深々とお辞儀をする。
「初めまして!栗原くんのクラスメイトの大畑みゆきですっ。お姉さん、よろしくお願いします!」
いたってオトナの対応を取る大畑さん。どこかの姉とはえらい違い。
と、突然のこと。
「『こんにちは!わたし『みゆき』っていいます!』」
と、姉は持っていたきつねのぬいぐるみをぼくの方に向け、下手糞な腹話術を始めたではないか。
大畑さんも少々面食らった様子。この空気、どうしてくれるんだよ。

と、ぼくが苦虫を噛み締めてると、次の瞬間、思いのよらない事が起こった。
「『こんこんこんこんこんこん!』」
きつねの鳴き真似をしながら、ぬいぐるみでぼくの頬に軽くキスの嵐を浴びせ始めた。
姉は大畑さんをじっと見て、ニコニコ笑っている。

「『みゆきは、まーくんの大好きなツルペタ少女だよ!』」
「姉ちゃん…ちょっと…」
「『わたしもおっきなおっぱい、欲しいな!』」
見た目が少年っぽい大畑さん。彼女の胸のサイズも少年のようだった。
いつもその事を気にしている大畑さんが、涙目で歯ぎしりしているのが、ぼくにも伝わってくる。
「ねえ、栗原く…」
「『ねえ!栗原くん!』」
「これ、何の茶番?」
「『これ、何の茶番?』」
姉ちゃんは笑ってるし、大畑さんは泣きそうだし、ぼくは…。
と、突然のこと大畑さんは、ぼくに体当たりをして、泣きながらどこかに走り去ってしまった。
「『みゆきはまーくんといっしょに…』」
ぼくは、きつねの『コン』を姉からひったくって、大畑さんの後を追いかけた。



59 コンコンねえちゃん×きつねまつり sage 2008/04/21(月) 00:18:46 ID:2/lCODEJ
きょうは、異様に疲れた。こんなに風呂が気持ちいいとは。
風呂から上がった後、ぼくは自分の部屋で、姉に見つからないように交換日記のページを開いてみた。

○月×日
こんばんは。きっと、夜にこのノートを見てるんでしょうね?
でも、こうやって、ノートで話すのも新鮮でしょ?
ここは、わたしと栗原くんの秘密の場所なので、思う存分好きな事を書きましょう。
わたしったら、一人でいるときは、栗原くんのことばっかり考えてるんだから…。
へへへ、ごめんなさいね。わたしってば不器用だから、なかなか好きな人に近づけないんだよね。
そうそう。この間は、なんだか舞い上がっちゃって、一緒に宿題できなくてごめんなさい。
男の子のお部屋って初めてだから…。
PS:わたしのケイタイの番号と、アドレスのせておきますね。
.                     090-××××-××××
.                  miyukichi1993@×××.ne.jp
.                      大畑みゆき

なんだか、ぼくの顔がニヤニヤしてくるのが自分でも分かる。
いいなあ、この感じ。女の子の甘い文字がぼくを惑わしてくれる。さっそく返事でも書こうかな。
大畑さんのケイタイ番号も分かったし、登録しておこう。

「まーくん!きつねの『コン』を返してよお!」
突然、姉が部屋に入ってきた。慌ててノートを隠す。
「ん?何何?今の。きつねを騙せるって思ってるんじゃないでしょうね!」
「なんでもないって…」
「うそつきは油揚げにしてしまうよ!」
意味不明な脅し文句で、ぼくの後ろから羽交い絞めをする姉。
「隠したものを見せなさい!!」
「いやだ!」
いきなり姉は、ぼくの乳首をつねる。
「うぎゃああ!」
ぼくがのた打ち回ってるうちに、姉は隠したノートを見つけ出してしまった。



60 コンコンねえちゃん×きつねまつり sage 2008/04/21(月) 00:19:47 ID:2/lCODEJ
「なになに…こ・う・か・ん・に・っ・き?」
うわあ、終わった。この姉はなんでも嗅ぎつけるなあ。ホント才能の無駄遣いだ。
「ふふーん。ツルペタの日記なんだ」
くんくんとノートの匂いを嗅ぐと、姉はノートを取り上げ、ぼくの手の届かない所まで持ち上げた。
この姉、けっこう身長がある。

「返せよ!返せ!」
「やだね。あとでこのノートでこっくりさん作るんだから!」
ちくしょう、飛び跳ねても届かない。左手のノートがバサバサ音を立てている。
もう一度飛び跳ねようとすると、片方の手で押さえられた。

もう一度飛び跳ねたぼくは、咄嗟に姉のきつね耳を摘んで、耳の穴に指を入れた。
「ふあああ!」
姉は骨抜きになって、崩れ落ちる。フサフサな自慢のきつね耳にふっと息をかけると、姉はとろけてしまった。
とどめに尻尾を両手でぎゅうっと強く掴んでやると
「ふああ。ああん。まーくん、気持ちいいよおお」
と、子猫のように姉は弱々しくなる。
「もう、にどとくんな」
最後に姉の尻尾を踏みつける。
姉は「もっと」と言いたそうだったが、そんな命令クソ食らえ。
ぼくは、きつねのコンと姉を部屋から追い返した。ふう。
さて、返事でも書こうかな。何を書くかって?それは、大畑さん以外には教えられません。



61 コンコンねえちゃん×きつねまつり sage 2008/04/21(月) 00:20:49 ID:2/lCODEJ
翌日、ぼくは交換日記を持って登校する。朝の日差しがぼくを明るく包み込む。
姉は…、相変わらずぼくの布団で寝ている。暖かい布団が姉を優しく包み込む。
今朝は「チュウしてくれないと起きられない」なんて言いやがった。
知るか、そんな姉。

教室に入ると、大畑さんは一人で何かを読んでいた。
「大畑さん!」
「…なに?」
「これ、書いてきたよ」
「…うん」
朝の大畑さんは素っ気無い。でも、ちゃんと返事を書いたぞ。2ページぐらい書いたぞ。
読んでくれるかなあ、明日が来るまでドキドキだ。

さて、一時限目の授業が始まる。カバンから、教科書を取り出そうとすると
中からおかしなものを見つけた。
昨日書いたはずの、交換日記のぼくのページが切り取られて、カバンに入っていたのだ。
確かに、ぼくの字で書かれているこのページ。嫌な予感がする。

とにかく、教科書を出し授業に備える。一時限目は国語。
「えー、まず165ページを開いて」
と、国語科の松岡が眠そうに口を開く。
げ、誰だ。作者の写真にきつね耳を描いたのは。
おまけに、ふきだしで「まーくん、見てる?コンコン!」だって。アホか。
こんなことするの、姉しかいないよな…。

一時限目の授業が終わり、大畑さんに交換日記を貸してもらうように頼んだが
「わたしが返事を書いてから、栗原くんに渡すことで交換日記が成立するのよ。分かる?」
と言って取り合ってくれない。無理を言って追いかけるが、ほっぺたを引っ叩かれた。
明日が来るまでドキドキだ。



62 コンコンねえちゃん×きつねまつり sage 2008/04/21(月) 00:21:39 ID:2/lCODEJ
次の日の朝、教室で待っていたのは大畑さんのボディブローだった。
ノックダウンしたぼくを大畑さんは廊下まで引きずり出し、交換日記をぼくの顔にたたきつけた。
「…なんなの?これ」
「ちゃんとノートを開いて、自分のまなこで確かめなさい。バーカ」

ノートを開いても、大畑さんの返事は書かれていなかった。
しかし、破かれたページに続いて、鉛筆の太い字で、どこかで見た癖のある筆跡により返事が書かれていた。

○がつ△にち
こんばんは。きっと、よるにこのノートをみてるんでしょうね?
でも、こうやって、ノートではなすのもしんせんでしょ?
ここは、ぼくとツルペタみゆきのひみつのばしょなので、いっしょにハアハアしましょう。
ぼくったら、ひとりでいるときは、ツルペタみゆきでオナニーばっかりしてるんだから…。
へへへ、ごめんなさいね。ぼくってばどーていだから、なかなかえっちがさそえないんだよね。
そうそう。このあいだは、なんだかじぶんだけヌレちゃって、いっしょにハアハアできなくてごめんなさい。
おんなのコと、えっちなことをするのは、はじめてだから…。
PS:ぼくのケイタイのばんごうと、アドレスのせておきますね。いつでも、えっちなことがはなせるね。
.                       090-○○○○-○○○○
.                    konkon-kitsune@×××.ne.jp
.                        くりはらまさと

どう見ても、姉が書いたものだ。もう、一日中引きこもりたいくらい、ぼくは暗くなる。
姉がほくそえんでいる所が目に浮かぶ。



63 コンコンねえちゃん×きつねまつり sage 2008/04/21(月) 00:23:13 ID:2/lCODEJ
放課後、大畑さんは怒って一人で帰ってしまった。
後ろからの監視の目はないが、やはり少し寂しいと思うのは勝手すぎるだろうか。
姉の神社に着き、タラタラ歩いていると社の陰から、姉がきつねのコンを持って出てきた。
ぼくの事情を知ってか知らずか、姉はケラケラ笑っていた。

「『わたし、みゆきだよ!ツルペタだよ!』」
もう、つっこむ気力もない。
「姉ちゃんだろ…アレ」
のんきにピースサインなんかしてやがる。全てはきつねの策略どおり。
「『ツルペタよりおっぱいが大きい方がいいよね』」
姉はぼくを抱え込み、暖かく包んだ。柔かい姉のおっぱいがぼくを息苦しくする。

「まーくん。舐めていいんだよ」
いや、さすがに…と思っている瞬間ぼくのケイタイが鳴る。
ぼくは姉を突き飛ばし、発信先を見てみると驚いた事に、大畑さんからだった。



64 コンコンねえちゃん×きつねまつり sage 2008/04/21(月) 00:23:35 ID:2/lCODEJ
「もしもし?大畑さん?」
「…だったら?」
「あの…その…」
「わたし、分かってるんだからね。アレ、栗原くんの…」
「いや…その」
「『ツルペタからかな?』」
「お姉さんでしょ?お姉さん、左利きでしょ?で、栗原くんは右利き」
確かに、ぼくは右利き、姉は左利きだ。
「この間のノートの返事を見てごらん。鉛筆の字が少し擦れてページが汚れてるでしょ?
左利きだから、書いてるうちに手で擦れたのよ。だから、アレはお姉さんが書いたって
結論が出たの。わたし、なんでも分かってるんだからね」

でも、ボディブローしなくたっていいじゃん…。
でも、もしかしたら、仲直りできるかな。かすかな望みの一筋の光が、ぼくには眩しく見える。
「『ツルペタからかな?』」
姉が横から、執拗に茶々を入れてくる。
「わたし、栗原くんのこと…」
「『ねえ、ツルペタ!』」
「うるさいよ!ツルペタ!!ツルペタ!!」

しまった。姉に怒鳴るつもりが、大畑さんに聞こえてしまったか?
「…ツルペタで悪かったね」
「ご、ごめん!大畑さん」
「一生シスコンでいろ。バーカ」
電話の信号音だけが空しく残った。いつの間にか、陽が落ちかけている。



65 コンコンねえちゃん×きつねまつり sage 2008/04/21(月) 00:24:44 ID:2/lCODEJ
「さ、ゆっくりお姉さんと『コン』と一緒にコンコンしようね」
社の裏に連れ出されたぼくは、姉の胸の中で泣いていた。
「まーくんは、一人じゃなんにもできないお子様だからね」

むにゅ…ちゅう、ちゅぱっ。

甘い蜜のような姉のくちづけ。こんなぼくにでも、姉は優しくしてくれる。
桃のように頬を赤らめた姉の舌と、小さなぼくの唇は白く透明な糸で繋がっていた。
姉はぼくのズボンとパンツを思いっきり下ろし、下半身丸出しのぼくを見てニヤニヤする。
ぼくを座らせると、丁度アソコが隠れるように『コン』を置いて、姉は『コン』にキスを始めた。
見た感じは、ぼくを姉が攻めているような格好。

ぬいぐるみとキスしているとはいえ、えっちな音が静かに響き渡る。
「あれれ?あたしは『コン』にキスしてるだけだよ?まーくんどうしたのかな?」
姉の頭と尻尾が動くたびに、ぼくのコンコンは熱くなり根元が痛くなって、我慢が出来なくなる。
姉は袴を緩めながら、『コン』にキスを続ける。嫌な予感がする。

「きょうは『きつねまつり』だからね。中で出していいんだよ」
なにが『きつねまつり』だよ。しかし、姉は袴を脱いでしまい、『コン』をぽんとどこかに投げ飛ばすと、
上半身白装束の格好でぼくにまたがってくる。
姉はパンツを穿かない人なので、ぼくの目の前の草原がもろに見えてきた。
もう、姉は獣。



66 コンコンねえちゃん×きつねまつり sage 2008/04/21(月) 00:25:47 ID:2/lCODEJ
ぺちゃ…。

姉の誰も分け入った事のない、秘密の草原は湿っていた。かすかに女の子の甘い匂いがする。
ぼくの顔全体で、その草原に分け入ると、姉は気持ちよさそうに甘えた声を出す。
「あん…いま、尻尾を下ろしてあげるからね」
ぼくのコンコンの上に姉の尻尾が被さり、サフサフした柔らかな羽毛がぼくの固くなったコンコンを優しくそして淫らに包み込む。
姉が腰を動かすと、尻尾も一緒に動く。ぼくの初めては大畑さんとしたかったなあ、と思ってももう遅い。

社の表側では、ガラガラと鈴の音がなり、参拝客がお参りをしているのが聞こえる。
「栗原くんと、仲直りが出来ますよーに!」
え?あの強気の大声は、大畑さんか?ぼくも出来れば、いやぜひ仲直りしたい。
しかし、今は『きつねまつり』でどうしようもない。何言ってるんだ、ぼくは。



67 コンコンねえちゃん×きつねまつり sage 2008/04/21(月) 00:26:19 ID:2/lCODEJ
と、気を抜いた瞬間。

ぴゅじゅっ!!

ぼくは、姉の尻尾の中で白くてべた付くものを出してしまった…。
「あーあ、まーくん。こんなに中で出しちゃって…。ホント悪い子だね」
姉のフサフサした尻尾と、ぼくのコンコンの先っちょにイヤらしい糸がひいているのが感じ取られる。
もう、暗くなり始めている外。風が少し冷たい。
ぼくを暖めようと姉は、とろけるチョコのようなキスをして、頭をなでてくれた。
「まーくんは、もうお姉ちゃんとじゃないと、コンコンできない体になっちゃったね?」
こうして『きつねまつり』は幕を閉じた。


かに、思われた。

「まーくんさあ。あたしの尻尾がね、まーくんのイヤらしい液でネチョネチョだよ。
これから一緒にお家でお風呂に入ろうね。まーくんに後始末してもらわなきゃ。
さ、これから一緒に『きつねまつり・後夜祭』だよ!」


おしまい。

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最終更新:2008年04月21日 16:23
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