『オナホ姉』

350 『オナホ姉』 ◆uC4PiS7dQ6 sage 2008/07/15(火) 13:38:22 ID:9pMwTRrh





 アルテミス、ルナ、ヘカーテ、今宵の月は官能的に綺麗。丸く、丸く、曲線を描き、雲一つ無い裸身を人々に晒す。
 愛でたい、撫でたい。犯したい……
 手で触れられないモノほど欲しくなる。
 手に入れられないモノほど欲しくなる。

 シャワーを浴びて、身体を拭いて、照明は窓から差し込む月明かりだけ。
 そんな薄暗い部屋の中。私は下着も付けない裸で、等身大の鏡前に立つ。鏡に映る、自分の身体を手でなぞる。幼い頃から毎日続けて来た行為。
 私は……私が好き。この上無いナルシスト。
 色素の少ない銀色の長髪も、
 闇よりも黒い切れ長な瞳も、
 雪よりも白い滑らかな肌も、
 血よりも赤い艶やかな唇も、
 私の顔はぜんぶ好き!
 180に届く高い身長も、ふくよかな胸も、可愛らしいおヘソも、ムッチリとした太腿も、私の身体は全て愛してる!
 女の私が見てもエロい身体。抱きたいし犯したい。
 一晩中責めまくって、喘がせまくって、泣かせまくって……したい、のに。
 それは永遠に叶わない夢よ。だって、この世に私は一人しか居ないから。
 私は、永遠に、私を、抱けない。
 鏡の前でオナニーしたって、満たされるのは一瞬だけ。その後は余計に虚しくなる。それは悲しいよ……

 なーんて、ね。毎晩、毎晩、馬鹿みたいに沈んでたのも去年まで。17の未成年だった去年まで。
18歳になった時、その時に、私の中の価値観が、グルリとひっくり返った。


 ナマイキな弟が、最愛の弟へ……


 18歳になった日、私は両親がトップを務める会社に、アルバイトとして入った。
 ローターやバイブにクリキャップ、オナニーホールやローションにコンドームなんかのアダルトグッツを提案、開発する所。仙台の街中で、ビルのワンフロアを借りてる大人向けの玩具会社。
 こんな場所でバイトしてるなんて、友達にバレたら死にたくなるくらい恥ずかしいけど、バイト料が一回3万円って言われちゃ頭を縦に振るしかない。ホワイトゴールドのリングが120万だから……えーっと、約40回か。頑張りゃ二ヶ月で買えるわね。
 とか、楽に考えてたんだけど……やはり上手くは行かないわけで。



351 『オナホ姉』 ◆uC4PiS7dQ6 sage 2008/07/15(火) 13:39:47 ID:9pMwTRrh
 私の仕事は新商品の提案。モニターは一度だけクリキャップでしたけど、どうしても自分を犯してる気分になれなくて、虚しくてヤメた。
 だから、毎週開かれる会議で考えた道具を提案する。デザインをスケッチしたり、特長を箇条書した用紙を見せて説明したりして。
 そして多数決で過半数を勝ち取り、サンプル開発の行程に入った段階で、私にお金が支払われる。更に商品化が決定すれば、売り上げの0.5%も!
 なんでまぁ、最初は良かったのね。まだ新しい会社だから、珍しいのを考えれば即採用。身体に取り込んでも無害な『飲めるローション』とか、『尿道責めバイブ』とか、毎回23個採用されてガッポガッポだったわけよ。我ながら思い付く思い付く。
 ってな具合に調子に乗ってたら、二ヶ月目にして暗礁乗り上げ助けて船長。
 つまるところ……男性モニターが圧倒的に足りなかった。男性は父親を含んでも三人で、みんな高齢技術スタッフ。他は全員女性社員で、女性は私と母親以外は二十代の若い方々が30人程。
 十畳のモニタールームは連日、バイブやらローターやらイボイボコンドームやらを使う綺麗なお姉さん達の喘ぎ声で溢れてる。
 それは良い……のだけれど。女性じゃ、どうしてもできない物が有る。男性用のアダルトアイテム、『オナニーホール』。こればっかりは、女じゃムリ。
 んで今回、他社に遅れをとってるオナニーホールに力を入れようって事になったわけだけど……男性モニターが足りない。せっかく、私が企画、提案したスーパーオナニーホール『ヘビお姉ちゃん』のサンプルが完成したのに……もうっ!
 どうやら会社は、このオナニーホールを代表商品にしたいらしい。なもんだから、他の会社に情報が漏れるの恐れ、モニターを一般公募しない方針。
 じゃあどうするか? 社員の、しかも情報漏洩する心配の無い私達家族の、信頼出来る友達に頼むしかない。勿論に若い男性ね。て、事、は? 私の友達しか居ないじゃないの!!



352 『オナホ姉』 ◆uC4PiS7dQ6 sage 2008/07/15(火) 13:42:40 ID:9pMwTRrh
1
 帰宅し、シャワーを浴びてパジャマに着替え、二階の自室へ。椅子に座り、勉強机の上にはローションとサンプルオナニーホール。それを見詰めながら、今後を考える。
 ああん。恥ずかしいから絶対にバラしたくないけど、これが商品化したらガッポガッポなのよねー。
 そしたら、
 そしたら……高い服を買って、高い下着を買って、鏡の前でオナニーするの。鋏で新品の服に切れ目を入れて、手で引き裂いて、私を私がレイプしてるって設定で、思いっ切り……
 「ふぅぅっ!?」
 想像しただけでも、全身が甘く痺れる。ゾクゾクって身体が震えちゃう。一回数十万円の、極上オナニー。

 ふふっ。私って、ナルシストだけじゃなくて変態ね。恥ずかしさより、オナニーする事が勝っちゃってる。ほんとう……どうしようもない変態女よ。
 だけどね。だけどだけど! 頬を染めて、泣き叫んで、嫌がるフリをする私の顔を想像して興奮するよ!! 子宮からザーメンが逆流するまで中出しする私を想像して凄く興奮するの!! 犯しても、犯されても、興奮、するの……オチンチンなんて、生えて無いのに。

 「はぁぁっ……」
 椅子の上、両手で肩を抱き、丸くなって熱っぽい溜め息を吐く。
 モニター、誰に頼もう……光貴君かな? 彼なら気弱そうだし、彼の家に行って、それで……んっ?
 気付けば、小さくだけど何度もドアがノックされてた。
 「ふぅっ……だれ?」
 高ぶってる身体を落ち着かせる為に深呼吸した後、ドアの向こうへゆっくりと声を掛ける。
 「ねぇねぇ、僕だよ。お部屋に入れて」
 返信されたのは、舌っ足らずでトロい声。私を『ねぇねぇ』と呼ぶのは、弟の『リクオ』だけ。
 「開いてるから入りなさい」
 リクオは小学四年生、の9歳でチビ。ボケモンのピカキュウ役で声優もしてる。って言っても、「キュウ、キュウン」って鳴いてるだけなのだけれど。
 「うん、じゃあ入るね」
 そしてそれが、弟に対する印象の全て。家族ってだけで興味も無いし、普段から甘えて来てウザイって思う事さえ有る。
 私が興味有るのは私だけだ。
 「どうしたのリクオ? お姉ちゃんに何か用?」
 巨大なピカキュウ人形を抱いてる弟へ、椅子をクルリと回転させて振り返る。
 男が人形抱いて可愛さアピールすんな! 表面では優しく微笑んで良い姉を演じながらも、心ではこんな事ばっか思ってる私。
 「目が痛いの……治してねぇねぇ」

 はぁっ……またぁ? だから前髪を切れって言ってんのに。
 リクオは超が付く恥ずかしがり屋で、顔を隠す為に前髪だけ伸ばしっ放し。だから、いつも目が痒いだの痛いだの言っては、目薬を挿して貰ってる。
 普段は母親がやってるんだけど……今日は父も母も会社に泊まるんだっけ? 仕方ないなぁ……



353 『オナホ姉』 ◆uC4PiS7dQ6 sage 2008/07/15(火) 13:45:39 ID:9pMwTRrh
2
 「良いわ。顔をあげなさい」
 メイクバッグからヘアピンを取り出し、リクオの前で膝立ちになる。
 膝立ちになって同じくらいの身長。同年代の女の子より小さいんじゃないの?
 「んっ……」
と上を向くリクオの顔に覆ってる前髪を、センターで分けて両サイド耳上にピンで止める。
 恐らく、こんなに近くで、きちんと弟の顔を見たのは初めて。

 だから、
 「りくお……」

 わたしは、
 「りきゅお……」

 一目惚れした。
 「りっきゅん……」

 これが私の初恋。八年前の私に恋をした。
 リクオは私と同じ顔で、つぶらな瞳も、華奢な身体も、9歳だった頃の私と同じ容姿。

 「お姉ちゃんまだぁ? 早く(目薬)いれてよぉ~」

 はぁぁぁぁぁん!? りっきゅん! りっKyuuuuuuuuuun!!!
 ビクビクと身悶える。身体を左右に揺すりながら、「早くいれて!」とおねだりする弟の姿に腰砕けた。
 もうっ、りっきゅんたらぁっ、なんてお姉ちゃんキラーなのかしらん♪
 誘ってるのね? そうなのねりっきゅん!? そんなイケない年齢一桁の小学生男子児童はね、お姉ちゃんに逆レイプされて当然なのよ?
 「お姉ちゃんが……ねぇねぇが、今からりっきゅんに挿れるからね……」

 私は馬鹿だ。なぜ今まで気付かなかったの? こんなに近くに私が居たのに。
 これからは、りっきゅんに捧げましょう。母情も、姉情も、愛情も。庇護欲も、保護欲も、愛欲も。
 私が育ててあげるわ。私好みの私に……逆光源氏計画よ。
 「んっ、すぅーすぅーするぅ」
 震える手で、何とか目薬を挿し終える。
 ああ、リクオを鳴かせたい、泣かせたい。逆レイプで犯したいぃぃぃぃぃっ!!
 「ねぇリクオ、明日ってお仕事よね?」
 なら実行しましょう。屈辱的に、泣かせて、喘がせて。調度オナニーホールが有るんだし。

 「うん! ピカキュウの日だよ!」
 明日は、学校近くのスタジオで収録か……帰宅は五時過ぎね。
 「なら、もう寝なさいリクオ。明日はママが起こしてくれないのよ?」
 じゃあ簡単だ。明日は変装して、待ち伏せして……あそこの公園が良いわね。
 「オヤスミねぇねぇ」
 そこをリクオが通ったら、後ろから羽交い締めにして、公園の草むらに引き擦り込んで、泣いて抵抗するリクオの半ズボンを力任せに下げて、ふふっ……オナニーホールでチンポを扱いて、無理矢理に精通させてやるわ。
 あはははははははっ♪♪ 絶対に泣かせる。ピカキュウと同じ声でキュウ、キュウンって喘がせてやる! 
 お姉ちゃんが作ったオナニーホールで、気持ち良くしてあげるからねリクオ。

 明日が、とっても楽しみよ……

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最終更新:2008年07月20日 21:19
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