秋冬to玉恵、お風呂編

496 秋冬to玉恵、お風呂編 sage 2008/11/15(土) 21:11:41 ID:hYRRzYxv
 どうやって食べようかしら。
 玉恵は腕の中で恥ずかしそうに身体を硬くしている秋冬を見て、舌なめずりをした。
 長年求め続けた禁断の果実が、目の前で美味しそうに艶かしく、縮こまっている。
 その事実を前に、玉恵はオーガズムにも似た幸福を覚えていた。
 玉恵は真性のレズビアンでもなければ、厳しい修行を重ねた修行僧でもない。
 1人の少年の為なら、1人の弟の為なら、1人の家族の為なら、他者を騙し、裏切り、殺し、傷つけ、利用し、
その人生の全てを自分達のために操ることを、平気でやってのける玉恵にとって、目の前にぶら下がった媚肉はあまりに魅力的であった。
 チラリと、玉恵はお風呂場を見回して、うん、とうなずくと、そっと片手を湯の中にしのばせて秋冬の硬く立ち上がった陰茎を握った。
 手の平にお湯よりも熱い体温が伝わると同時に、傍目にもはっきりわかるくらい、秋冬の肩がビクリと震えた。
 驚いて顔を上げた秋冬の瞳には、赤く染まった頬をさらに赤く染めた玉恵の姿が映った。
 玉恵は驚いている秋冬に構わず、握った手を軽く振る。はあ、と、秋冬の口からため息が漏れた。
「お、お姉ちゃん!?」
「駄目だよ、シュウちゃん。おちんちん、こんなに硬くしちゃ」
 玉恵の口から出た、おちんちんという言葉に、秋冬は妙な気恥ずかしさを覚えた。
「で、でも……」
「お姉ちゃんの身体に欲情しちゃった?」
「よ、欲情!?」
「そう、欲情。お姉ちゃんの身体で、エッチな気持ちになっちゃったの?」
 そうだよね、といわんばかりに片手の握力が増す。刺すような快感が腰から伝わり、秋冬は思わず腰を引いた。
「だ、め」
 玉恵の両脚に力が入る。グイっと秋冬は引き寄せられ、慌てて目の前の玉恵に抱きついた。とても柔らかい。
「あ……」
「はぁ」
 秋冬は息を呑み、玉恵は吐息を漏らした。密着したせいで、陰茎が女の陰毛を押し潰すような形で触れ合ったからだ。
 手の平とは全く違う感触と、今自分が感じている陰毛の感触に、秋冬の頭は沸騰しそうだった。
 玉恵の方は、ますます笑みを深めると、さらに陰毛に押し付けるようにしながら、片手を前後させた。
「ねえ、質問に答えて。お姉ちゃんのお腹、膨らませたいって考えた?」
「ふ、膨らま……」
「お姉ちゃんのお腹に白いの、いっぱい出したいって、考えた? 怒らないから教えて?」
 熱に浮かされた玉恵の質問に、秋冬の喉が鳴った。その音が意外と大きく風呂場の中を反響し、秋冬は強い羞恥を感じ、恐る恐る、玉恵の顔色をうかがう。
「…………本当に怒らない?」
「お姉ちゃんが嘘ついたことある?」
「……ない」
「だよね。ね、欲情した?」
 少しずつ速くなっていく手の動きに、秋冬の理性が侵食されていく。まるで夢を見ているみたいだ。秋冬はそう思った。
「……欲情した」
「エッチな気持ちになった?」
「……うん」
「お姉ちゃんのお腹、膨らませたいって思った?」
 ううん。秋冬は首を横に振った。片手に力が入る。痛みにも似た快感に、秋冬は身体を震わせた。


497 秋冬to玉恵、お風呂編 sage 2008/11/15(土) 21:14:26 ID:hYRRzYxv
「い、痛い……」
「言ったでしょ、シュウちゃん。いつまでも甘やかすお姉ちゃんじゃないよ」
 眉をしかめている秋冬を慰めるように、今度はゆっくり、やさしく手を前後させる。
 すぐに秋冬の表情は快感で緩んだ。その顔色を見て、玉恵も素直に嬉しいと思った。
 もう、シュウちゃんたら、こんなときにまで遠慮しなくてもいいのに。お姉ちゃんはシュウちゃんのお願いならオッケー3連呼なんだよ。
今すぐ処女膜破って種付けオッケーなのに、なんで遠慮するのかな?
 玉恵は、心の底から、秋冬がなぜ我慢しようとしているのか理解できなかった。
「もう一回……お腹膨らませたいって、考えた?」
「お、お姉ちゃん、僕達、家族だし姉弟だよ。血も繋がっているのに、そういうの」
「シャラップ!」
 現代人として、男としての道徳を説こうとする秋冬を、玉恵は止めた。
「血が繋がっているから? 姉弟だから? 家族だから? そんな言い訳、聞きたくありません!」
「いや、言い訳じゃなくて」
「そんな言い訳、お姉ちゃん連盟所属、お姉ちゃん検定1級の、キング・オブ・お姉ちゃんの私に、通用しません!」
「……でも…」
「……もう、しかたないな……んしょ」
 片手が陰茎から外され、秋冬の身体に腕を回す。さらに密着してしまうが、
秋冬の背中に回された両脚が外されると、痺れるような刺激が途切れた秋冬は大きくため息をついた。
 だが、そうやって落ち着くよりも早く、玉恵は優しく力を込めると、一息にお風呂から立ち上がった。
大量の湯が二人の身体を舐めるように流れ落ちていき、溜まっていたお風呂の湯とぶつかって跳ねた。
 当然、秋冬の羽にも少量ながらお湯が当たる。
「はひ、く、くすぐったい」
「あ、ごめん……それじゃ、ぱぱっと洗っちゃうよ」
 そのまま秋冬を抱き上げたまま、風呂の縁を跨ぎ、椅子に下ろす。
 ボディーソープをこれでもかといわんばかりに大きな乳房に塗りたくり、手のひらを使って満遍なく泡立てていく。泡で乳首が見えなくなるくらいになったら、準備は完了。
 泡が零れ落ちないように気をつけながら、玉恵は自身の乳房を掴み、谷間を広げた。といっても、泡のせいでよく分からないのだが。
「それじゃあシュウちゃん、まずは右手、モニュモニュするよ」
「え、う、うん」
 玉恵の催促に、秋冬はのぼせて茹で上がった頭で返事を返すと、素直に右手を泡の海になっている谷間に差し込んだ。
泡のふわふわした感触と、指先に感じる体温がほのかに暖かい。
 右手が自身の谷間に埋まったのを確認した玉恵は、その手を乳房で包み込むように左右から押さえた。
玉恵の乳房が卑猥に歪み、乳圧に耐え切れなかった泡が空中に四散した。
「痛くない?」
「うん」
「柔らかい?」
「うん……うん?」
「それじゃあ、モニュモニュするよ」
 玉恵は、むん、気合を入れて左右の乳房を上下に動かし、挟まった右手を洗い出した。
 基本的に、別種である秋冬は身体を洗う必要はないのだが、これも玉恵の楽しみにしている日課なので、黙って我慢する。
たとえそれが、玉恵の身体を使った人間スポンジならぬおっぱいスポンジであるとしても。
 もっとも、嫌なことばかりではない。
どんな最高級の素材を使ったスポンジよりも弾力性とキメ細かさに優れたおっぱいスポンジで洗われるのは、かなり気持ち良いからだ。
 乳房のスベスベした感触と脂肪の柔らかい弾力と、時折触れる硬い乳首の感触からは、なんともいえない幸福を覚える。


498 秋冬to玉恵、お風呂編 sage 2008/11/15(土) 21:15:27 ID:hYRRzYxv
 家族であり、姉であり、血の繋がった相手であっても、気持ちいいものは気持ちいいのだ。
これも、いつかは止めようと思っているのは、玉恵には内緒の話。
 玉恵のおっぱい洗いは手首を終わり、腕を通り、また反対の腕に移動する。
さすがに太ももから下は無茶があるのでできないが、それ以外は全て玉恵の乳房で洗うのが、通例だ。
「んしょ、んしょ、んしょ、ふう……」
 玉恵は、お湯による汗とは別の要因で吹き出した額の汗を拭った。それに気づいた秋冬は、眉をしかめた。
「……疲れたの? だったら今日は」
「あとは前と背中だね。シュウちゃん、背中向いて」
 申し出を華麗に黙殺された秋冬は、これまた素直に背中を玉恵に向けた。
 玉恵は秋冬の首に腕を回し、背中に全身を密着させると、メロンのように張り出した乳房が、ぐにゃりと潰れる。ゆっくり、身体を上下に揺すり始めた。
「苦しくない?」
「うん」
「気持ち良い?」
「うん」
「お姉ちゃんもおっぱいやら乳首やらが擦れて気持ち良い」
 事実だった。それなりに男の子している秋冬の背中は意外と硬く、所々角ばっているからか、乳首をこすり付けるとかなり気持ちいい。
時折走る鋭い快感に、何度も声を上げそうになるのを、玉恵は唇をかみ締めて我慢した。
 ああ、もう、頭がバカになる。シュウちゃんの背中気持ちいい。鎖骨のラインもセクシーだし、お姉ちゃん、見ているだけで濡れ濡れだよ。
 自身の陰部から滲み出る愛液が、太ももを伝って流れていく。シャレにならないくらいの子宮の疼きを覚えつつ、玉恵はもう少し我慢する。
 頑張って! 頑張るのよ、私! シュウちゃんの子種はもうすぐだから、我慢して、私の子宮。前が終わったら沢山白いのを飲ませてあげるから!
 そんな葛藤を完全に隠して、おっぱい洗いは続く。
「それじゃあ、次は前……ばんざーい」
「ばんざーい」
 玉恵の両手を高く上げるジェスチャーにつられて、秋冬も両手を上げる。その隙に玉恵は前から腕を回して、秋冬を抱きしめた。
 前も同じように、洗う。右に左に上に下に。乳房を使って、満遍なく泡を塗っていく。
 へその辺りに感じる、硬く反り返った陰茎の存在を感じながら。
 ゴクリと、玉恵の喉が鳴った。秋冬に聞こえてしまったのだろうかと、一瞬慌ててしまったが、彼は気にした様子はなかったので、黙って作業を続ける。


499 秋冬to玉恵、お風呂編 sage 2008/11/15(土) 21:16:10 ID:hYRRzYxv
 うふふ、硬くなってる。待っててね、シュウちゃん。今すぐ私を押し倒したいって叫んでる、おちんちんの相手はもうすぐだから、もうちょっと我慢してね。
 薄桃色の唇に、真っ赤な舌が這う。年頃の少年が見たら、それだけで射精してしまうくらいの淫靡さが、そこにあった。
「はい、前も終わり」
 十分に洗い終わりシャワーを使って手早く泡を流していく。あっという間に秋冬の身体から泡が消える。
 秋冬は背中、わき腹を、前を玉恵に見せて、泡が残っていないかを確認してもらう。玉恵がうなずいたのを確認した秋冬は、あげていた両手を下ろした。
 今度は僕の番だ。秋冬はボディソープを手に取ると、ポンプに手を置いて力を……。
「今日は自分で洗うから、シュウちゃんは洗わなくていいよ」
「……え、でも」
 思いがけない玉恵の一言に、秋冬は疑問に思った。自分の体を使って行う洗いっこを、誰よりも楽しみにしているのは玉恵だ。
いつもはもっと乳首を重点的に、乳房は揉むように、陰部は優しくかき回すようにと、けっこう注文も多いのに。
 その玉恵が、自分の体を自分で洗おうというのだ。疑問に思うのは当然だ。
 頭の上に何個も?マークを浮かべている秋冬に、玉枝はニッコリ笑みを返した。
「シュウちゃんは先にお姉ちゃんのベッドに入っていて。私は後から行くから」
 ベッド、の一言に、秋冬は首を傾げた。
「え、でも、服を買いに行くんじゃ……」
「服なんて何時でも買いにいけるわ。今は、全国のお姉ちゃん連盟の悲願を達成させるのが先決よ」
「悲願? ……でも、まだ夕方にもなっていないよ」
「大丈夫。終わる頃には夜になっているから」
「……でも、なんでベッド」
「ベッドで待っててね」
 お風呂場への出入り口を開け、手で速く行けと言葉ない圧力をかける玉恵。お姉ちゃん子の秋冬は反論せずに、黙って従った。
 お風呂から出ると、パタン、とお風呂場のドアが閉まった。
『あ、そうそう。服は着ちゃダメだからね』
 中から、明るい声で言われる。
 いったいなんなのだろうと、首を傾げたが、とりあえずバスタオルで汗を拭き、秋冬は玉恵の部屋に向かった。

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最終更新:2008年11月16日 20:43
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