ユルキモ

315 ユルキモ1 sage New! 2008/12/21(日) 15:20:38 ID:NhB+tg9W
 文香、君こそ真ノキモウトダ、君には「敵意」がナイ。「敵意」には力が向カッテ来ル…。
ヨリ強い力が「敵意」を必ずタタキにヤッテ来ル…。「敵意」はイツカ倒サレル、実に単純ダ。
ダガ君は違ウ。君には「敵意」もナケレバ悪気もナイシ。兄にも迷惑ナンカかけてナイと思っテイル。
だがソレコソ、スイーツ(笑)より悪い「キモウト」と呼バレルものダ。

この物語は、妹と兄による100年以上にわたる戦いの歴史だ。
彼女の名前は文香。ツヤのあるセミロングの黒髪、
お人形のように小さな顔にくりっとした丸い目をした少女。口癖は語尾に~でし、~じょ。


「お兄ちゃまが、帰って来る前にキレイにしなきゃ!」

それにしても、お兄ちゃまはお片付けが下手でしねぇ~。あたしが、毎日掃除してるのに…。
でもそれを口実に、お兄ちゃまの部屋に入れるんだから良しとしよっ。
まぁ、本当の目的は掃除なんかじゃないんでし…ぐひっ…ぐふ

「まずは…ゴミ箱、ゴミ箱っと」

まず目的1は、ゴミ箱の中の精液の回収。大体はティッシュにへばりついて、カピカピになってるけど。

「ラッキー!今日はコンドームじゃん…うはっ」

たまにこうやって、コンドームに入っている原液が手に入るんだよ。
しかもお兄ちゃまは、コンドームを縛って中身を出さない様にしているから、
意外と新鮮な精液が採集できるんでし。お兄ちゃまは、
文香が部屋掃除をしてゴミ捨てをしているのも知ってるのに、いつもティッシュとかコンドームを、
ゴミ箱に捨ててある。一応コンビニの袋に入れて、入り口を縛ってからゴミ箱に入れているが、
あんまりにも無防備だ。しかも一階までトイレに行くのが面倒らしく、ペットボトルにオシッコをしてあって、
それを片付けるのもあたしの役目だ。1日以上経つと菌が繁殖してるのか発酵してるのか、
開けるときに炭酸飲料みたいにプシュッと音がして、なんとも言えない匂いがする。
でもこの匂いを嗅げるのは、世界中でたったの一人だけ。とは言ってもさすがに行儀が悪い、
オシッコを手に入れる手段がこれしかないからしょうがないけど、
なにか方法が見つかったらすぐに止めさせなきゃ。
文香に相応しいお婿さんになってもらうんでし、お行儀も大事でし。


316 ユルキモ2 sage New! 2008/12/21(日) 15:22:23 ID:NhB+tg9W
「それはさておき、これだけ有れば精液を培養出来るじょ~!培養して、増殖させて…
お料理しよ~…でひっ…ストック切れそうだから助かったでし!ん~…なんでこんなにいい匂いなの~?
でもお兄ちゃまは、こんなゴムに出さないであたしに出せばいいって、何回言ったらわかるんでしぃ?」

指でコンドームの先端を触ると、 精液がグニュっと音を立てて変形する。
直接触らないでも、ドロドロとした感触が伝わる。
次に文香は、アーンッと小さな口を開けて精子の詰まったコンドームの先端を口に含み、
モゴモゴと口の中で楽しむ。ゴムの苦い感触も慣れたものだ。
まるで母親のおっぱいを吸うように口から離さない。
手にコンドームのローションがついているが、気にせずに制服のポケットにそれをしまう。
 そして回収の次は排除だ。文香は、お人形のようなクリクリした丸い目で室内を見渡す。
そして机の上の一枚の写真を発見した。

「んっ…このビッチ、お兄ちゃまとツーショット…き~!キー!」

ビリッ、ビリッ…ビリリリリッ

あたしでも、たまにしか撮ってもらえないのに~。
顔は覚えたから今度会ったら、ただじゃおかないんでし。はぁ…はぁ…

「おいっ、文香?」

「でしぃ?」

排除に夢中になっていたために、兄が帰宅していたのに気がつかなかったようだ。
文香は、慌てて写真の残骸をゴミ箱に入れる。

「あはっ…あははっ、お兄ちゃま…お帰りなさい。」

「お帰りなさいって、コンビニ行っただけだし。あれっ、ここにあった写真知らない?
阿部さんとツーショットのやつ」

「アベドゥルは…粉みじんになって…死んだ…」

「えっ…アベドゥ?…粉みじん?…まぁいいや、見つけたら言って」

「うん…」

「あれっ…部屋掃除してくれたのか?」

「うんっ!あと、ベッドの下からこんなの出て来たよ」


317 ユルキモ3 sage New! 2008/12/21(日) 15:25:15 ID:NhB+tg9W
文香の手には、アダルトな雑誌やらアイテムやらが。

「いっ…それは…」

「あたしがいるんだから、こんなの要らないでしょ?」

ピリッ、ビリリリリッ

文香はまずアダルト雑誌を力任せにビリビリ破り、次にアダルトDVDを真っ二つにする。
さらには、オナホールを裂けるチーズの如く細かくむいていく。

「面白~い!ほら…このオナホール簡単に裂けるよ~!お兄ちゃまもやるぅ?」

顔は笑っているが声は笑っていない。この調子だから、兄のアダルトグッズは寿命はかなり短い。
彼女を作りたくない訳ではないが、
アダルトグッズと同じ運命を辿ってしまうのではないかと考えると気が進まない。

「この写真集さぁ…前も燃やしたのに~。どう考えても文香の方が可愛いのに、おかしいな~?もう一回燃やさなきゃ」

「おいっ!それ限定版だぞっ、止めろっ…」

「離してよっ…こんなカキタレ、お兄ちゃまには似合わないっ」

「写真集くらいいだろっ」

ビリビリ、ビリりッ!ビリッヒィィィーンッ!

取っ組み合いの結果、限定版の大事な写真集はグシャグシャのビリビリ状態だ。

「あぁ…限定版が…二万もしたのに」

余程気に入っていたのか少年は、床に女の子のようにへたり込んだ。

「大丈夫、大丈夫ぅ~!今度ぉ~、文香の写真集プレゼントしてあげるからぁ。
もっと過激なポーズしてあげるでし…ぐひっ…それみてぇ…いっぱいシコってね!
写真集に直接ぶっかけてもいいんだじょ!」


アダルト・DVD→殺害
アダルト・雑誌→殺害
アダルト・グッズ→殺害
アイドル・写真集→間接的に(協力して)殺害


 キモ妹第一部の主人公は女性です。なぜ女性なのか、そこのところなのだ問題は。
キモ妹の主人公なのだから、兄にパンチをされてもへこたれないタフさが必要だ。
兄のベッドを無断で這いずり回ることもあるし、時には大股開きで兄の腰に落下する事もあるだろう。
女性にはちょっとキツい設定だ。でも考えてみると、そのギャップが面白いかもしれないと考えた。
しかも、聖母マリア様のような大きな兄妹愛を持つ女性。主人公は女性しかいないと思った。

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最終更新:2008年12月21日 22:11
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