370 名無しさん@ピンキー sage 2008/12/25(木) 01:15:08 ID:E+Gyo6hI
クリスマスは家族で過ごすというのが我が家のルールである。
それは
姉さんと二人だけで暮らしている今も変わらないルールだと、姉さんは言っていた。
もとよりクリスマスを他のだれかと過ごせるあてもなく、料理上手の姉さんがいつも以上に気合を入れて作る料理は、とてもおいしい。
そんな感じで今年も姉さんとクリスマスを過ごすことになったわけだが。
「姉さん、さすがにこれは作りすぎじゃない?」
と、目の前に広がる料理の山を見ながら言ったら、いつも冷静な姉は少し頬を染めながら。
「少し、はしゃぎすぎた」
「少しって量じゃないよ姉さん、そこは途中で気付こうよ」
「あなたのためって思うと、つい」
その反応は反則だろ、と思うと同時にそのまま姉さんに襲い掛かりたくなる衝動に襲われるが、そこは我慢だ。
相手は実の姉だ、いくら無防備でいつも一緒の布団で寝たり、一緒に風呂に入ったり、子どもの頃からおはようとおやすみのキスを欠かさなかったりしてるが、その一線は越えてはいけない。
倫理感がどうとかではなく、それは眠れる獅子を起こす行為であり、虎穴に入って虎との子を得る行為でもある。
「いただきます」
「いただかれます」
危ない思考に耽っていたせいか、反射的にそんな返事にを返してしまう。
姉さんの瞳に怪しい光が灯るが、気にせず料理に手を付けようとすると。
「待って、忘れてた」
と言って、姉さんは冷蔵庫へ向いシャンパンらしきものを持ってきた。
「姉さん、お酒は……」
「大丈夫、アルコールは入ってない」
発言を途中で遮り、グラスになみなみと注いでくる、当然瞳に灯った怪しい光はそのままに。
つい嘘だっ、とか叫びたくなるのを堪えつつ、席に戻った姉さんとグラスを交わす。
371 名無しさん@ピンキー sage 2008/12/25(木) 01:16:15 ID:E+Gyo6hI
姉さんがやけにシャンパンもどきを勧めてきたことを除けば、無事平穏に食事とその後片付けも終わったんだが、姉さんの顔がやたら赤い、そのことを姉さんに言っても、気のせいだの一点張りだ。
姉さんこっちの酌を断らなかったからなあ、とか考えつつ風呂の準備をしていると、ソファに倒れこんでいた姉さんから声が掛かる。
「お風呂行くなら私も」
「姉さん、お風呂入って大丈夫なの?」
「あなたと一緒なら問題ない」
だから姉さんはこう不意打ちというか、なんというか、アルコールによって理性が麻痺している今の状態にはハードなことをする。
そしてさらに追い打ちをかけてきた。
「だっこ」
無言で姉さんを持ち上げ、脱衣所まで連れて行く。
「脱がして」
またも無言で手早く脱がせるが、息が荒くなっているのを自覚できる。
手早くこちらも裸になり、また姉さんを抱え直し風呂場に侵入する。
ほのかに赤く色付いた白い肌に目を毒されつつ、湯船のお湯をかける。
「ん」
……今日の姉さんはやばい、赤いからなのかいつもの3倍はやばい。
なんとか平静を保ちつつ、後ろから抱き抱える形で湯船に入っていく、一気にお湯が溢れるが気にしない。
ただでさえ蕩けていた姉さんの表情が一層、ふにゃっとしたものになる。
逆に普段はふにゃっとした部分が元気になりそうだったが、ポジショニングに著しい問題があるので涙ぐましい努力をして鎮める。
うつら、うつらと船を漕いでいる姉さんに注意を払いつつ、いったん体を洗うため一緒に湯船から出る。
「洗って」
「わかってますよ」
「全部、隅々まで」
372 名無しさん@ピンキー sage 2008/12/25(木) 01:17:21 ID:E+Gyo6hI
姉さんの長い黒髪に丁寧にシャワーをかける、容器から洗髪料を取り出し手に馴染ませる。
姉さんの髪は一日中触ったり、なでたり、弄ったりしても飽きがこない程、素晴らしい部分なので、驚くほどに艶やかで指通りのよい髪をひたすら丁寧に丁寧に洗っていく。
そしてシャワーで洗髪料を流しきると、ついに問題のゾーンに突入だ。
姉さんの皮膚は強くないのでスポンジではなく手を使って洗わなければならない。
弱くしたシャワーの水流を姉さんにかけ、石鹸を泡立てなめらかなな肌に手を伸ばす。
「あ…ん、」
いきなり艶めいた声を出してくる、意識的に気にせず、首筋から背中。
「ん」
脇を通って腕。
「ひゃ」
そこからお腹、そして第一の関門である胸へ、思わず喉を鳴らしてしてしまう。
やさしく、やさしくなでていく。
「もっと」
リクエストに応える。
「いいよぉ、もっとして」
その声にいつの間にか飛んでいた理性を精一杯手繰り寄せつつ、なんとか胸から手を放し、尻をスルーして脚を洗う。
付け根の辺りは、とばしてふともも、ひざ、膝裏、ふくらはぎ、すね、足首、くるぶし、足の甲を順にこすっていき、最後に足の指を一本、一本丁寧に洗っていく。
「あはぁ」
さようなら理性、こんにちは本能、脳内で馬鹿なやりとりをして懸命に堪えるが、次がこの苦行のクライマックスだ。
再び石鹸で手を泡立たせつつ、尻を撫でて、撫でて撫でる。
「ん、ん」
そしてそのまま女性器に取り掛かる、神経をすり減らしつつ、繊細に、繊細に指先で洗っていく。
「いいのぉ、そこぉ」
耐えた、耐えた、耐えきったぞ、と全行程の終了に安堵した後に興奮のしすぎなのか、意識は白く染まっていった。
意識を失った弟はその後スタッフがおいしく頂きました。
最終更新:2008年12月28日 23:07