844 埋めネタ。『妹が十八禁声優だったら』 sage 2009/02/18(水) 17:42:47 ID:31Ha30FT
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遅い初雪の冬。粉雪が舞い落ちる夜。ヒーターを点け、妹はベッドに、ボクは真ん前の座椅子に腰掛け、二人は俺の部屋で向かい合って座る。
「ほらっ、私の初仕事が上手く行く様に協力してくれるんでしょ?」
ほら、と手渡されたのはiPod。コードで延長されたイヤホンの片方は、既に妹が右耳に備えていた。
高三の冬、妹が学業の片手間に始めた仕事は、予想外にも声優。
「うん、聞いてるだけで良いんでしょ?」
三日前、唐突に「声優になった」と告げられ、さっきアダルトだと追い討ちされた。止める間なんて、全くなかった。
常にポーカーフェイスで、思った事をそのまま言い、なのに自分には素直になれない、そんな妹。
艶めいて流れる長い黒髪に、一見冷たそうな切れ長の瞳。更には突き出た胸に括れた腰、スタイル抜群の身体。
黒い制服ブレザーに黒い膝上スカート。そこから出てる、なやめかしい両足。
だけど自分ではムチムチした足が嫌で、細く見せる為にキツめの黒タイツを穿いて、足を締め付けてるってのも知ってる。
妹の事は、何でも知ってる……気になってた。
「そっ。サクラは動かないで、聞いてるだけで良いわ」
なのに今の現状は、さっぱり理解できない。
ボクは、男子校生の里御手サクラ(りおで さくら)は、妹の里御手ミント(りおで みんと)に、手足を縛られていた。
「だったらさ、コレ……外してよ。ミントの演技を聞いてるだけなんでしょ?」
座椅子には腰掛けてる。
けど、手は後ろに回されて、腹部と手首と背もたれが、ガムテープでグルグルに巻かれて固定されていた。
更に足も伸ばされていて、膝下から足首まで何本もガムテープを張られて床に押さえ付けられてる。
征服は着たままだけど、全く身動きが取れない。
「イヤ、よっ。サクラには……ふふっ、生の反応を貰わないと♪」
妹は愉しそうに、口元を吊り上げて笑うだけ。
だいたいオカシイと思ったんだ。妹がボクにコーヒーを容れてくれるなんて。
だって妹は、ボクの事が、『大嫌い』だから。
それなのに一人浮かれて、妹に許されたと勘違いして、喜んで飲んだら……
眠くなって、そしたらこんなオチ。なんだよそれっ!?
縛り上げて、無理矢理に仕事の手伝いをさせようとしてる。
ベッドに腰掛け台本を持ち、赤い瞳でボクを見下しながら。
845 埋めネタ『妹が十八禁声優だったら』 sage 2009/02/18(水) 17:43:39 ID:31Ha30FT
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手伝いの内容は、感想を述べれば良いだけ。
イヤホンをしてる左耳からは、アフレコしたキャラの台詞と、BGMや効果音が流れる。
ミントはそれに合わせ、この場でナレーションを入れるそうだ。
つまりボクは、左耳でアフレコされたキャラの台詞を聞き、右耳でナレーションを聞く。
全役を一人で熟すドラマCD。今日はその練習。
「それじゃあ始めるわよ? すうぅぅっ……」
―― スタート ――
「それは、ある暑い夏の日の出来事」
『んー、と。材料も
プレゼントも買ったし、これで兄さんの誕生日もバッチリね』
「妹のミントは大好きな兄の誕生日を祝う為、買い物袋を両手に持ち、夕方の薄暗い道を歩いていました」
『ふふっ、兄さん喜んでくれるかしら? 今年こそ兄さんに……』
はっ? 同じ名前なの?
「しかし、人気(ひとけ)の無い公園前に差し掛かった時の事です。ミントの身体は、背後から忍び寄った二人組みの男に羽交い締めにされ、公園に引きずりこまれてしまいました」
『ふぐっ!? なにするのっ、離しなさい!!』
「そしてミントは、草木の生い茂った隅の草むらに押し倒されてしまいました。手足をジタバタと振って抵抗はしたのですが、所詮は女の子。男達は全く怯みませんでした」
『私に触るなっ!! 離せっ、離しなさいよ醜豚がっ!!』
「仰向けに倒され、一人は両手を拘束し、一人は開かせた足の間に入り込んで、下着を無理矢理に剥ぎ取ります」
『いやぁぁぁぁぁぁっ!! にいさっ、助けて兄さん!!』
「何と言う事でしょう。ミントの叫びも虚しく、女の子の大切な部分を強姦魔に見られてしまいました」
『見るなぁぁっ!! ひくっ……うぅっ、お前達なんかぁぁぁぁぁっ!!!』
「しかし、それだけでは有りませんでした。下着を剥いだ強姦魔は、自らのズボンをズリ下ろすと……」
『ひっ!? ダメっ!! お願い、します……それだけは許して。私、初めては兄さんにあげたいの』
「ミントの言葉には耳を貸さず……」
『お願い、お願いっ!! 今なら、警察にも黙ってるからぁっ!!』
「固く隆起した太いペニスを……」
『つっ!? そ、そうだっ。クチでしてあげるわっ! だからそれで……』
「前戯もしていない閉じ切った女性器に押し当て……」
最終更新:2009年02月22日 23:01