遅れたエイプリルフールネタ

7 : 遅れたエイプリルフールネタ 2008/04/07(月) 18:17:47 ID:Wdv2qSGA



桜が咲く季節。
退屈な授業、それを睡眠学習という名の画期的な方法で乗り越え一人の男子学生が自宅に戻り突っ伏した。
男の名は二ノ宮 優 カタカナで書くとニノミヤユウだ。特に意味はない。
姉と二人暮をしているごく普通の高校生1年生だ。

「た~だいまー」
「んあ?おかえり姉さん

一つ違いの姉こと二ノ宮 風香が帰ってきても優はソファーから身を起こさなかった。
体育を除き全科目寝たのにまだ眠いとは春、恐るべし。
そんな馬鹿な事を考えつつ仰向けになるになる。
風香はそんな弟を見て何やら真剣な顔になり洗面所で手を洗いきちんとうがいをした後優の向かい側に座った。
大きく深呼吸して言った。

「優、話しがあるの」
「何~?」

優は欠伸をしながら寝転がったまま返した。
しかし風香は怒らず目を伏せ、続けた。

「優、実は私達……血が繋がってない義理の姉弟なの」
「何故それを!?」

実は両親と隠してきた事実をいきなり暴露され“優”は跳ね起きた。
眠気も吹っ飛びソファーから身を起こすどころか立ち上がる。
驚きの余り目を見開いて姉を見ると、何故か姉も呆然としていた。

「ねえ……さん?」
「―――エイプリルフールのネタなんだけど…」
「え?」

言葉を詰まらせカレンダーを、ぎぎぎ、とぎこちない動きで見た。

4月1日

四月一日の午前中は、軽いいたずらで嘘をついたり、人をかついだりしても咎められないという風習。
一八世紀頃から西洋に起こり、大正頃から日本にも伝わる。万愚節。

いや、そんな事今はどうでもいい。
もう一度姉の方を、ぎぎぎ、とぎこちなく見た。

「……どういう事なの?」

声のトーンが低かった。
目は濁り、両手は震え、真っ直ぐこっちを見る。
今更嘘をつき返しただけです~。なんて言っても信じてもらえそうにない。
まぁそれこそが嘘なんだし、両親に確認を取られたら姉ももう高校生なんだからあの二人ははっきり言いそうだ。
仕方なく優は腹をくくって座り直した。

「僕は捨て子だったんだ」
「そ…んな」


8 : 遅れたエイプリルフールネタ 2008/04/07(月) 18:19:08 ID:Wdv2qSGA

風香は声が震えていた。
目尻には涙を溜めうつむき動かない。
そんな姉を見て優は胸が苦しくなっていた。
形はどうあれ姉を何年間も騙してきたのだ。

「……姉さ」
「今まで我慢してきたのは何だったの!!」
「はい?」

突然風香は立ち上がり叫んだ。
なんと言うかその表情は悲しいというより……悔しそうだ。
突然の姉の奇行に今度は優が呆然とした。

「私はずっと優の事が好きだった!!でもその事をずっと我慢して耐えてきた」
「ちょっ!!え?」

いきなりの告白に優は驚き姉を見る。
しかし肝心の風香はそんな事お構いなしに続けた。

「中学の頃から女子トイレの個室に引きずり込んで休憩時間中に無理矢理犯してやりたいとか
体育倉庫に引きずり込んで無理やりブルマ穿かせた後ハードルとか縄とか使ったり
優にお尻にバイブ入れたまま授業受けさせたり
保健室でひたすら私のあそこを舐め続けさせたり
屋上や公園でフェラしてあげたり
風呂場で体中綺麗になるまで舐めさせたり
休みの日に一日中繋がっていたり
丸一日使って優のお尻を調教してぺニバンだけで貫きまくったり
胸だけでいけるようにしてあげたり
女装させて町中デートしてデパートの試着室とかでレイプしたいって
ずっとずっと、四六時中思ってたよっ!でも我慢してきた」

「ね…え……さん」
「でも、でも……もう我慢しなくてもいいのね。だって私達愛し合ってるんだもん」
「いやダメだよ、それ姉弟以前の問題でしょ」

人の話しを聞かずひたすらキラキラした笑顔で話す姉を見て思った。
逃げないヤバイっと
そう決断すると早かった。
ソファーを乗り越え玄関に向かって一気に駆け出すが
突如足に何か当りバランスを崩して倒れる。
これは……通学鞄!!
すぐに立ち上がろうとするが頭を床に押し付けられ腕を後に関節をきめられた。
残った腕で抵抗しようとするが狙ったように受け止められ両腕を手錠で固められた。

「何でそんなものを!?」
「うふふ…うふふふふ。今日は私が優に純潔を捧げ優が私に初めてをくれる記念日」
「聞いてよ人の話しを」
「空の向こうのお父さん。お母さん。私、幸せになります」
「何その言い方!?二人ともただの海外赴任だよ」
「大丈夫。通販で色々買ってあるから縄も蝋燭もペニバンも、ちゃんと一通り揃ってるから」
「何そのラインナップ!?っていうかいつの間にそんな物を?ちょっヤメ引っ張らないで、イヤー――」
「うふふ…うふふふふ……」

こうして優は風香の自室に引き摺られて逝った。
その後“優”は暫くの間風邪で学校に行けませんでした。
学校に来たら来たで何故か二人は超絶なシスコンブラコンになっていて度々授業中など二人は居なくなっていたりしていました。
街中では姉は見かけない美人な女性と一緒に幸せそうに歩いている所が見かけられるようになりました。
そんな二人は怪奇な目で見られる事はあったが二人は気にしません。
だって二人はバカップじゃなくて幸せになったんですから。

終わり

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最終更新:2009年04月05日 21:24
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