のろいのおまじないの恐怖

69 のろいのおまじないの恐怖 (1/2) ◆6AvI.Mne7c sage New! 2009/05/18(月) 15:22:10 ID:GjVUEO4Y

「う…、うう……、うあああ………っ!?
 なんでだ? いったいなんでこんなことになっちまったんだよ!?」
 土曜の深夜、1人部屋のベッドの上で自慰に走る寂しい男。まあ、俺のことだ。
 だが、今は悠長なことを言っていられない。男としての沽券というか、緊急事態なのだ。
 そう。なぜか俺のペニスが、勃起すら射精すらしなくなってしまったのだ!?
「くそう。これは明らかに、あいつらのせいだよなあ…………」
 独り言を口にしながら、俺は自分の姉と妹のことを頭の中に浮かべる。
 俺の姉と妹は、近所から学校までとにかく有名な、淫乱で変態の娘たちである。
 姉はストーカーで、背後からあらゆる手段で忍び寄り、俺をレイプしようとする淫乱女。
 妹は妄想電波娘で、前世がどうのこうの言いながら、俺とセックスしようとする淫乱女。
 当然俺は正常な男子なので、近親相姦に走るあいつらを、いつも蹴散らして貞操を守っていた。
 だがしかし、そんな程度ではあいつらは一切、止まることも諦めることもなかった。
 そしてついに数日前の深夜、追いかけられて逃げ込んだ学校で、俺は2人にレイプされた。
 逃げ場のない廃教室。(あいつらに)都合のいい配置。がっちり組まれた身体。そして――
 ああもう、思い出すのも悲しくなる。そんな倒錯した狂気の宴を、学校で繰り広げちまった。
 言うまでもなく、俺も姉も妹も全員初めてで、かなり痛々しい初体験ではあった。
 けれどその分、あいつらは容赦なんてしてくれず、マジで朝まで絞られてしまった。
 おかげで、見回りに来た教師に発見された――と思うんだが、一向に御咎めがなかった。
 代わりに俺がレイプされた次の日は、教職員の神隠し騒ぎとかで、授業が休校になった。
 ちなみにその事件は、いまだに解決していないとか。恐ろしいことって本当にあるんだな~。

「ああくそっ、くそぉっ! なんで俺のペニスは勃起しねえんだ!?
 なんかマジであいつらの呪いっぽいぞ? コレはマジ洒落になんねえ……!」
 そうひたすら愚痴っていると、いつの間にか背後から、女の子特有のいい香りがしてきた。
 そして同時に背中に圧し掛かる、俺のよく知る体重と感触、そして電波ゆんゆんのオーラ。
「あら? 一体何を為さっておいでですか? 我が愛しのお兄様。
 もしかして、御一人で手慰みでも為さっていらしたのですか?」
「ぐあ……っ! てめえこの電波娘が、また性懲りもなく忍び込みやがったのか!?
 いいから離れろ、こんな俺を見るな! マジで勘弁してくれホント!?」
 やはりそこに居たのは、可愛らしい外見であると同時に、淫乱にして電波である、俺の妹だった。
 前世では救世の双子にして新しい生命を紡ぎ出す神の御子だったと主張して、俺の精を求める女。
 普通なら社会――学校から爪弾きにされるはずなのに、その可愛さで許されているインチキ女だ。
 姉と妹に近親相姦的愛情を向けられる男として疎遠される俺としては、まったく納得がいかない。
「くすくす。駄目ですよお兄様? 何度頑張っても、どう努力されても、勃起はできませんよ?
 何故なら私(わたくし)が、お兄様の陰茎を勃起させない呪いを掛けておりますので♪」
「どうやったとかマジでそうなのかとか以前になにしてくれとんじゃあああぁぁぁぁあ!?」
 まさか本当にこの○○妹のせいで勃起できないとは。マジで俺死にたくなってきたぞ……。
 などと考えている俺を尻目に、このイカレポンチ妹は嬉しそうに、俺のペニスにキスをする。
 すると驚いたことに、今までビクともしなかった俺のペニスが膨張し、5倍の大きさに膨れ上がった。
「嗚呼、お兄様の陰茎――生命の鍵はいつ拝見しても、逞しくて素晴らしいですね……!
 それでは、申し訳ありませんが早速、お兄様の子種を頂戴致しますね?」
 もはや俺の意思とか抵抗とか関係なく、当たり前のようにペニスを摩り倒す妹。
 もうなんでもいいや。とっとと射精でもさせやがれと、俺は投げやりになってその光景を眺める。
 しかし、気持ちはいいのだが、一向に射精に至る気配が感じられない。
 そのうちペニスを一通り弄んだ妹が、息を荒くし顔を赤らめながら、衝撃の事実を口にする。
「嗚呼、嗚呼もうまどろっこしいですわ! 本当に歯痒いですわね!?
 あの魔女の施した呪いのほうが、私にはとても必要だというのに!?
 あの魔女が居ないと何も出来ないという事に、絶望しそうですわ!!」
 ええちょっと待てよオイ! まさかストーカー姉のヤツも、俺に呪いをかけてんのか!?
 つうかどういうことだよ? いつ俺にそんな呪いが掛けられてやがったんだ!?

71 のろいのおまじないの恐怖 (2/3) ◆6AvI.Mne7c sage New! 2009/05/18(月) 15:49:48 ID:GjVUEO4Y

「よんだかしらわたしのいもうと~? ぬけがけはゆるさないって、なんどもいったじゃないの~?」
「「う、うわああああぁぁぁぁっ!!?」」
 突如真上1メートルから声を掛けられて、思わず妹と声を揃えて叫んでしまった。
 声のするほうを振り向くと、そこには天井からぶら下がる、怪しげな逆さ吊りの女がいた。
 言うまでもなく俺の姉で、美人な外見と淫乱な属性を持つ、とんでもない超ストーカーだ。
 もちろん妹と同じで、その外見と能力を持ってして、社会の鼻摘み者にされずにいやがる。
 だからみんななんで騙されるんだよ!? 俺よりこいつらのほうがよっぽど異常だってのに!?
「う、うう……! は、早くして下さいまし魔女――姉殿ぉ……!
 私はもう、お兄様の子種が欲しくて欲しくて、気が狂いそうなのですぅ!?」
「にひひ~♪ もうがまんできな~いってかおをしてるね、わたしのいもうと~♪
 いいよ~♪ いますぐおとうとのしゃせ~きんしのおまじない、といたげる~♪」
 そう言いながら、膨張しきった俺のペニスに、横からキスをするキ○○イ姉。
 すると途端に快感がペニスと精巣を貫き、俺は真正面に向けて大量に精液を飛ばした。
「あ…嗚呼っ♪ きゃ……? 勿体無いですわっ、でっでも良いですわ♪
 お兄様の濃ゆい子種が私の顔に掛かって、もうそれだけで、孕んでしまいそうですぅ♪」
 か~な~りキモイ妄言を吐きながら、顔面で俺の精液を受け止める妹。
 その真横で、ものすごいニヤニヤ顔で、俺たちを微笑ましく眺める姉。
「まんぞくしたかな、わたしのいもうと? おいしいせーえきでくるっちゃったかな?
 さあ、つぎはおとうとくんのでかちんぽで、わたしのなかをいっぱい、かきまぜてもらうね♪」
 そう言いながら、今度は俺のそびえ立つペニスに向けて腰を落とし、繋がろうとする姉。
 俺は快感に流されるように、その光景をただ、ぼやけた視線で眺めているままで――

73 のろいのおまじないの恐怖 (3/3) ◆6AvI.Mne7c sage New! 2009/05/18(月) 15:59:06 ID:GjVUEO4Y

「やあやあ、あたしの愛おしい子供たち! 元気でやって――って、あらあらうふふ♪
 今日も元気に盛ってますわね? 文字通り元気にヤっていますわね~♪」
 突如俺の部屋の扉を開いて、開口一番お下劣な冗句を並べたてたのは、俺たちの母親。
 間違いなく俺たちを自分の身体で産み落として育てた、3児の母親である美人さんだ。
 ウチの姉と妹がこんな淫乱な性格なのは、ぜったいこの人のせいだと常に思っている。
「ふむふむ、あ~なるほど。あたしの愛おしいダーリンよりも、少しペニスがおっきいわねぇ♪
 こりゃああたしの娘たちが、あなたとの快楽に溺れたり、心配して呪いをかけたがるわけだ♪」
 どうでもいいけど、自分の息子のムスコを凝視して、自分の夫と比べないでくれよ!
「って待てよ母さん、なんで呪いの話を知ってんだ? まさか、姉と妹に呪いの技術を教えたのって――」
「あは♪ バレちゃあしょうがないわね。そうよ、あたしがこの娘たちに、呪いを教えたのよ?
 姉ちゃんには、あっつい精液を欲しがる妹を諌めるために、射精しないための呪いを教えたわ。
 妹ちゃんには、ぶっとい肉棒を欲しがる姉を諌めるために、勃起しないための呪いを教えたわ。
 残念だけどねあたしの愛おしい息子ちゃん、あなたはもう、2人以外とはセックスできないわ」
 自分の母親から放たれた言葉に、俺はただただ愕然とした。
 一体どこの世界に、近親相姦を推奨する阿呆な母親がいるってんだよ!?
「ああ、でも血は争えないものね本当に。だってあなたたち、あたしたちとおんなじだもん。
 教えてたかどうか忘れたけど、実はあたしとダーリンって、もともと実の姉弟だったのよ?」
 うん、確かに聞いてないなそのカミングアウトっていうかマジですかそれえええぇぇぇ!?
 あまりの衝撃の事実に、俺はこのヤバい姉と妹の前で、無様に失神するところだった。
 もう全てが夢であってほしい。姉と妹に性的な呪いをかけられていることも。
 母親が実は呪いの使い手で、しかも自分の夫とは血の繋がった姉弟だったことも。
「それじゃああたしの愛おしい娘たち。しっかりやんなさいよ?
 もし妊娠したって、あたしとダーリンが子育てを支援してあげるからね?」
 そう言って、ルンルン気分で母さんが俺の部屋から出ると同時に、変態姉妹の瞳がギラリと輝いた。

「さあおとうと、またきょうもエッチのじかんだよ? いっぱいいっぱいついて、よがらせてね?」
「さあお兄様、また本日もまぐわいの時が来ました。 沢山沢山子種を膣内に出して、孕ませて?」

――住宅街の一角で、近所迷惑を顧みない悲鳴と嬌声が響いた。まあ、俺達のことだ……    ぐすん。


                          ― the duet ofthe spell of the lust ―

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2009年05月18日 20:44
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。