439 キモ姉妹の胸騒動 sage 2009/06/08(月) 03:53:31 ID:dW03y+Ci
灯火「あ゛~…おっぱい揉みてぇ…」
バァン! <扉を蹴り開ける音
桜花「あっくん!話は聞かせてもらったわ!さぁ!お姉ちゃんのDカップのおっぱいをモミモミしなさい!」
紅葉「ちょっと待て桜花!灯火に胸を揉んでもらうのはあたしだ!今はBしかないけど目指せEカップ!」
吹雪「お黙りなさいあなた達。さぁ灯火ちゃん、あなたの兄弟の中でもっとも大きい、私のFカップの胸を揉ませてあげますよ?」
灯火「
姉さん達…いや、俺が揉みたいのは姉さんのおっぱいじゃなくてだな…」
パタン <本を閉じる音
真捺「ほぉぅ…兄よ。ということは、貴様の双子の妹である、この私のCカップの胸を揉みたいというのか?
この変態め!!だ、だが、今夜添い寝してくれるというなら、揉ませてやらないことも無いぞ、うん。
か、勘違いするな!『お兄ちゃんとスキンシップできてうれしいな~』とか考えてないんだからな!!」
霧葉「お姉ちゃん達ずる~い!ねぇお兄ちゃん、どうせ揉むなら霧葉のおっぱいがいいよね?
霧葉なら揉むだけじゃなくて、舐めたり、吸ったり、挟んだりしてもいいよ?」
灯火「紅葉姉と同じくらいの胸しかないのに、挟むのは無理だr「誰が貧乳だ!!」言ってねぇよ!」
くいくい <袖を引っ張っている
灯火「ん?どうした音々」
音々「あの…お兄様…お姉様達の後でよいので、その…で、できれば、私のむ、むむむ、胸も…」
灯火「…お前、確かAカップも無かったよな?」
音々「ぁぅ…未成熟で申し訳ありません…」
440 キモ姉妹の胸騒動 sage 2009/06/08(月) 03:54:22 ID:dW03y+Ci
出がけ早々騒がしくてすまない。
俺の名は灯火。『とうか』じゃなくて『あかり』とよむ。
そこ!一昔前のギャルゲのヒロインみたいな名前だとか言わない!
ゴホン
さて、前述の通り、俺には姉と妹が居る。姉3人、妹3人の7人兄弟だ。
7人も兄弟がいるのになぜ男が俺一人なんだろう?まぁどこぞのエロゲには、10人の姉がいたり、12人の妹がいたりするが、それにしたって多すぎである。
親父、お袋、頑張り過ぎだ。
「さて、冗談はこれくらいにして。灯火ちゃん、お風呂が沸いたわよ?先に入っちゃいなさいな」
おっとりとした調子でそんな台詞を口にするのは、我が兄弟の長姉、吹雪(ふぶき)姉。
その名の通り、雪のように白い肌に、腰まで届く艶のある黒髪。
切れ長の目、ピンク色の唇。白を基調とした色の和服を着ていることが多く、その姿は、額に入れて飾っておきたくなるくらいの、絵に描いたような超・美人だ。
もし彼女が姉じゃなかったら、ぜひとも嫁にもらいたいものである(俺が婿でも可)。
だが俺は知っている。吹雪姉は、その名の通りの女であることを。
学生時代、数多の男から交際を申し込まれていたが、吹雪姉はその全てを蹴り倒してきた。
ついたあだ名が「エターナルフォースブリザード」。オイオイ、どこの厨二病患者だよ。とツッコんだことがある。
まぁ俺にとっては、ちょっとズレている天然のお姉さんだ。
「ふ~ん。じゃあ灯火、一緒に入ろうか。また背中流してやるからさ」
サバサバした言葉遣いの彼女は、我が兄弟の次女、紅葉(くれは)姉。
日に焼けた健康的な肌に、少し赤みがかった短髪。
勝気な視線。引き締まった脚線美。そして平らな胸の持t「誰がナイチチだ!!」紅葉姉、地の文に割り込まないでください。
この通り、紅葉姉は自分の胸を気にしている。一つ下の妹に負けているのが相当堪えているようだ。
とはいえBはあるんだから、そんなに気にする必要も無いと思うんだがな…
男勝りな性格は相変わらずで、子供の頃はどうしてち○○んが無いのか不思議に思ったくらいd「あたしは女だぁっ!!」だから地の分に割り込まないでよ紅葉姉…
441 キモ姉妹の胸騒動 sage 2009/06/08(月) 03:54:42 ID:dW03y+Ci
「ふ~んだ!そんなぺったんこな胸で、おっぱい星人のあっくんが満足するわけ無いでしょ!」
やたら甘えた声で、人聞きの悪い言葉を口にするのは、三女の桜花(おうか)姉。
タレ目でちょっとクセのある髪。小さな鼻と口は、いかにも「可愛らしい」という言葉が似合う。
しかし、性格に少し…いや結構…いやかなり問題がある。
一言で言うなら『ダダ甘お姉ちゃん』。彼女の奇行は以下の通り。
朝、おはようのキスで起こそうとする(真捺に阻止されるが)。
朝食を口移しで食べさせようとする(霧葉と張り合っている内に自分で食べきってしまうが)。
腕を組んで登校しようとする(そもそも方向が正反対のため、家から100メートル先の交差点で別れるが)。
帰宅と同時に飛びつく(いつも避けているので、大抵は大地(ジ・アース)とハグすることになるが)
宿題を手伝おうとする(実はただ抱きついているだけなので、開始5分で追い出されるが)
夕食を口移しで食べさせようとする(また霧葉と張り合い、吹雪姉や真捺に説教されるが)。
入浴中に乱入しようとする(他の姉妹に阻止されるが)。
布団に潜り込んでこようとする(同室の真捺に追い出されるが)
とまあ、こんな具合である。
ハッキリ言ってストーカーレベルだ。姉じゃなかったら問答無用で110番である。
「はぁ…兄よ。姉達が騒いでいる隙に風呂に入ってしまえ。何だったら私が一緒に入ってやるぞ。か、勘違い
るな!貴様の背中を流すつもりなど無いんだからな!」
このクールツンデレを気取っている生意気少女は、俺の双子の妹、真捺(まなつ)だ。
クール、ツンデレ、メガネ(伊達)、ポニーテール、美乳(本人談)、妹と、萌え要素満載なのだが、俺はほんの少しの食手も動かない。なぜなら、彼女が実妹(しかも双子)だからだー!(某傭兵風味)
俺はツンデレは嫌いだし、メガネ属性はないし、胸の大きさにはこだわらないし、ストレートが好きだし、ナルシストの気もない。
友人はよく、「ぽ、ポニーテール萌え…」などと言っているが。ハッキリ言おう。俺は瞳フェチである!
え?妹属性?え~と…まぁ兄として可愛がる程度なら…
「まぁまぁお姉ちゃん達。ここは間を取って、霧葉が一緒に入るって事で♪」
空気を読まずにとんでもないことを口にするのは、我が兄弟の5女、霧葉(きりは)。
ツインテールに赤いリボン。ふわふわした雰囲気で、それ系が好きな人にはクリティカルヒットらしい。
胸は小さいが、中学生であることを考えれば、年相応か。
昔からお兄ちゃん子で、よく真捺と一緒に、俺の後をくっついて来ていた。
小さい頃は、それはもう可愛いくて色々構ってやったのだが、どこをどう間違えたのか、最近言動に変態味が帯びてきた。
詳しくは語らない(ってか語りたくない)が、桜花姉の縮小版だと考えてもらえばいい。
この間、二人揃ってメイド服を着てきた時には、どうしてくれようかと真剣に悩んだほどだ。
一人称が自分の名前なのは直っていないようだ。どうやら少し甘やかし過ぎたらしい。
442 キモ姉妹の胸騒動 sage 2009/06/08(月) 03:55:28 ID:dW03y+Ci
「あの…お兄様?お風呂上りでよいので、また私の髪を梳いて下さいますか?」
控えめな声で控えめなおねだりをするのは、末妹の音々(ねおん)
我が家の、そして俺にとってのオアシスだ。
時々上記のような、突拍子も無い行動をとることもあるが、大抵一言突込みを入れるだけで、顔を真っ赤にして引き下がる。
まだ性というものに疎いのか、娘が父親にじゃれ付くような感覚だ。
だが、中学生になったにも関わらず、未だに俺と一緒に寝ようとするのは、兄ちゃんどうかと思うぞ?
以前そう指摘した時は、「だって…寂しいんですもの…」と真っ赤な顔で、上目遣いで返された。
ああもう!可愛いなコンチクショウ!霧葉のことがあるから厳しく躾けようと思っていたのに、これでは元の木阿弥じゃないか!
音々。お前はお姉ちゃん達のような変な性格になるんじゃないぞ?
「んじゃあ、お言葉に甘えて先に入らせてもらうわ。桜花姉、霧葉、入ってくんじゃねぇぞ」
「「ええ~?」」
この世全ての絶望を背負ったような二人のブーイングを無視して、俺は風呂場へと向かった。
こんな個性的な姉、妹を持つ俺であるが、これでも人並みの性欲くらいはある。
俺は湯船につかりながら、ふと呟いた。
「あ゛~…おっぱい揉みてぇ」
勿論身内以外のな。
最終更新:2009年06月14日 22:02