25スレ418

418 名無しさん@ピンキー sage 2009/12/11(金) 09:07:01 ID:32P4CYHj




今日は親友とゆう名の鬼畜共について物申したいと思う。
平々凡々なオレが、こんなイケメン王子とデブオタクの鬼畜共と親友なのはオレ自身でも謎である。
まぁ、ある一点を除けば二人ともイイ奴だからなんだろうな。
しかしその一点が問題で…


ホームルームが終わり、3人で宿題の範囲を確認して居るときに悪魔が現れた。

「ヤッホー!お姉ちゃんが迎えに来たよ~!」

オレの姉である。高校生にもなってオレにベッタリで世話を焼いてくるお節介な奴だ。
お陰で彼女はおろか、女友達すら出来やしない。
今日こそはエスケープだ!
オレは姉が居るのとは逆のドアに向けて走りだした。

「捕まえて!」

姉が我が親友に指示を出す。
遅い遅い!今日のオレは逃走の為に二人よりドアに近い位置に立ち、更に二人との間には椅子で間合いを確保していた。
一瞬しか時間は稼げないが、一瞬で十分だ。

「なっ!?」

背後からオレが置いた椅子が滑ってきて脚にぶつかる。
大した勢いは無かったが、一瞬よろめく。
そして一瞬とはやはり十分な時間だった。
次の瞬間、オレは鬼畜デブオタクに取り押さえられていた。
デブオタクの癖に柔剣道二段、夏は水泳、冬はホッケーの選手で力もスピードもオレとは比べものにならないのだ。
イケメン王子も見た目や柔らかな物腰とは裏腹に親友に椅子をぶつけるような奴だしな。

「二人ともアリガトー。さぁ恥ずかしがらないでお姉ちゃんと帰ろうね~」

腕を組むな。そして胸を当てるな!
そんな事を言えるわけもなく、すごすごとついて行く自分が情けないな…

「おーい。部活前の餌持ってきてやったわよ。」
「生徒会の会議を忘れてないでしょうね。」

デブオタクとイケメン王子にもお迎えが来たようだ。

「いつもありがとうございます。姉様」
姉さん、ちゃんと覚えてるよ。いや、今は会長だね。」

そう。「シスコン」これが我が親友たちの唯一最大の問題点にして、鬼畜共の本質なのだ。
お前ら!自分達がシスコンだからと言って、オレにもシスコンを押しつけるな!
まぁまぁ美人だが、こんな奴ゴメンなんだよ!
押しつけるなら、お前らの料理上手で巨乳な姉とかスレンダーで知的な姉を押しつけてくれ。
代わりにオレの姉をやろう。
たのむよ、親友だろ・・・


「ねぇねぇ、みんな弟とお風呂はいってるんだって!今夜は私達も一瞬にお風呂入ろうね~」


419 名無しさん@ピンキー sage 2009/12/11(金) 09:07:32 ID:32P4CYHj
オマケ
~デブオタクの姉~
今日も部活前に差し入れを持って行った。
餌なんていって渡してるけど、弟への愛情タップリの手作り。
もちろん愛情以外にも色々入ってるけどねwww
弟はそれを理解して食べてくれるし、私は幸せ者だ。
害虫共は私の愛情で肥えた弟には手を出さないし、食べている時の弟の幸せそうな表情を見れるなんて一石二鳥よね。
そういえば、反抗期でやせ細った時は害虫駆除が大変だったわね。
隙を見せるとすぐに湧いてくるから気をつけなくちゃ。
晩御飯は何にしようかしら?
その前に夕方のアニメを録画しなきゃ。
そうだ。晩御飯はあのアニメの主人公が好きなラーメンにしよう!
もちろん私でタップリだしを取ったやつ!



~イケメンの姉~
今日も私の弟は素敵ね。
最近は汚物がへばりついてくる事も少なくなってきたから、ますます魅力的だわ。
一時期は【カノジョ】などと戯言を言って、沢山の汚物がへばり付いて来たお陰で掃除には苦労したものね。
その点、生徒会は私以外は男子だけだから一安心だし、いつも一緒に居られるから一石二鳥よね。
でも安心できないわ。一緒に廊下を歩くだけで汚物共の視線を感じるもの…
しょうがない事だけど、用心しなくては…。
汚物のいない家に帰ったら、帰ったら弟のピアノでも聴きながらゆっくりしたいわ。
でもそれじゃ、くっついてイチャイチャ出来ないのよね…
ピアノかイチャイチャか…悩むわね~

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最終更新:2009年12月15日 14:49
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