オンラインゲームくじ、代金返還訴訟


概要

オンラインゲーム『女神転生IMAGINE』のゲームユーザーAさんが、「くじに10万円もつぎ込んだのに、目当てのレアアイテムが出ない」と、運営元であるCAVEを訴えた裁判。

問題のくじは、「並んでいる9つのアイテムの内、どれかが当たりますよ」と、いう呈だった。
もちろん、Aさんが狙っていたアイテムも目玉として一番上に表示されていて、当たる確立は9分の1程度だと思われた。
ところが、1000回くじを引いたのに、お目当てのアイテムが出ない。
「おかしい」とメーカーに抗議すると、「誤解を与えた」と、ホームページを修正。
問題のアイテムの横に「特賞」という文字が付け足された。
実は、Aさんが狙っていた物は、レアアイテムだけに当選率が極端に低く設定されてあったのだ。
しかし、謝罪しながらも、「今までのくじに関しては保障しない」、「誤解を与えたのは悪かったが、今まで引いたのは自己責任だ」と、いうメーカーにAさんは激怒。
小額訴訟に踏み切ったという訳だ。
裁判の結果は……。

裁判の流れ

2007年5月14日 Aさん、小額訴訟に踏み切る
http://blog.livedoor.jp/botnews/archives/54232445.html
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/973303.html
         ↓
2007年6月26日 裁判所、原告(Aさん)の請求を棄却
http://www.maturi.org/log/eid243.html
         ↓
Aさん、この判決に異議申し立て、控訴
         ↓
2007年7月25日 控訴審
         ↓
2007年8月8日 和解成立
メーカー側が和解を持ちかけ和解
なお、和解内容は不明
http://d.hatena.ne.jp/botnews/20070813


結局、うやむやに終わったこの裁判。
それから、5年後。
携帯電話ゲームのコンプガチャ規制もあり、オンラインゲームのアイテム課金のあり方が見直された。
http://www.4gamer.net/games/000/G000000/20120815039/







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最終更新:2013年03月08日 19:30