とある乙女ゲームの実況プレイ【コメンタリー】
とある少女の交際体験【オトメゲープレイ】 | の続編です。 |
「じゃあ電源入れるわね」
「あれ? 今回は美琴がプレイすんのか?」
「アンタに任せてたら100年経ってもハッピーエンドなんて見れないわよ!!」
「えー…?」
「それに今回のゲームは乙女ゲームよ? アンタがやったらBLゲームになっちゃうけど……それでもやりたい?」
「………遠慮します」
アンジェレネリーク
「…また見覚えのあるタイトルが……」
「これ絶対アンジェレネ関係ないよな。巻き添えじゃねーか」
1:はじめからなんだよ
⇒2:つづきからなんだよ
「あれ? 何か続きからできるみたいだな。ちょっと覗いてみないか?」
「てか、誰がやったのよ……」
1:白井ルート プレイ時間 000:03:48
白井『明日はいよいよ…わたくしとお姉様の結婚披露宴ですわね……』
「4分弱の間に何があったのよ!!! いや、他にもツッコミたいところは山ほどあるけども!!」
「これやったの白井本人なんじゃねーの?」
3:一方通行ルート―――
―――――『べ、別にテメェの為に弁当作ってきたわけじゃないンだからねっ!!!』
「キメェ!!!」
「これやったの打ち止めなんじゃねーの?」
「ろくなデータがないわね……」
インデックス『―――説明するけど、いいかな?』
⇒2:―――私は早くゲームがしたいの!
3:ゲームよりも、アンタが何者なのかが知りたいわ
「…ゲーム進めるために『2』にしたけど、アンタの口から直接『3』を聞きたいわね……」
(何でだろう…周りの空気が冷えていく……)
1:上条当麻 好感度初期値 60% 絶対難易度(レベル6)
『まぁ、俺なんか選ぶヤツはいないだろうけどな』
2:一方通行 好感度初期値 0% 大難易度(レベル4)
『ちンたらしてンじゃねェよ! とっとと選びやがれ!』
3:浜面仕上 好感度初期値 10% 強難易度(レベル3)
『まさか俺…だったりして……』
「何で俺の難易度が一番高いんだ? どう考えてもチョロイだろ」
「……………」
「なあ?」
「……………」
「……なぜ返事をしないのでせうか?」
4:土御門元春 好感度初期値 25% 異難易度(レベル2)
『ラブコメしたいぜいラブコメしたいぜい!』
5:青髪ピアス 好感度初期値 100% 無難易度(レベル0)
『ハァ…ハァ……ボクと…付き合わへん?』
「『5』番の人何か怖いんだけど!! 何でほぼ初対面なのに好感度100パーなわけ!?」
「あぁ、ソイツは相手が女の子なら誰でもいいんだよ」
「誰がそんな奴選ぶのよ!!」
6:海原光貴 好感度初期値 98% 低難易度(レベル1)
『いささか緊張しますね……』
7:削板軍覇 好感度初期値 30% 超難易度(レベル5)
『何だか腹が減ったな!』
「まぁ、『6』は絶対にないとして……」
(かわいそうに……)
「『7』もないわね」
(『7』誰だよ)
8:白井黒子 好感度初期値 120% 無難易度(レベル0)
『お姉様の伴侶となれるのは、黒子をおいて他にはおりませんの!!!』
「……何かすごいこと言ってっけど」
「ああ大丈夫。この程度は日常茶飯事だから」
「日常茶飯事なんだー……」
9:上条刀夜 好感度初期値 45% 低難易度(レベル1)
『ちょ、ちょっと待って! 私と君では歳が離れているし、
何より私には妻も子もいるんだ! だから一度冷静に話し合ってだね―――』
「父さーーーん!!?」
「…難易度が低いのも気になるんだけど……」
⇒1:上条当麻 ―――
「……俺?」
「ちち、違うわよ!? 別にアンタのことが……とかそういうんじゃなくて!!
そ、そう! 難易度が一番高いから挑戦したくなっちゃうのよ!!! それだけなんだから!!!」
「ああ、なるほどね。美琴らしいな」
(納得しちゃうんかい!!)
⇒2:夏
「夏か」
「うん。何でかしらないけど、今は8月って気分なのよね」
「そっか、奇遇だな。俺もだ」
4:―――夏休みの宿題でも手伝ってやりますか!
「……ホントあの量はなんなんだろうな。絶対に夏休み中に終わらせる気ねぇよ」
「そんなわけないでしょ」
「常盤台は宿題出ないからそんなこと言えんだよ!」
「計画的にやらないのが悪いんじゃないの? どーせアンタのことだから、28日くらいから焦りだすんでしょ」
「くそう! あえて31日じゃないあたりがスゲーリアルだよ! 正論すぎて何も言い返せねーよ!」
5:絶対能力進化実験に決まってンだろォが三下ァァァ!!!
「…またでた……」
「ああ…またでたな……」
⇒1:電話する
「女の子って、わりとどうでもいいことでも電話してくるよな。昨日見た夢のこととか、道で見かけたネコのこととか」
「い、いいじゃないのよ! 用がなきゃ電話しちゃいけないの!?」
「いや美琴だけじゃなくてさ、姫神もそうだし、五和やオルソラだって―――」
「……………」
(あれ? 周りの空気がまた冷たくなった)
3:―――たいして一緒にいたくもないアンタのところに電話してみたんだけど一緒にお祭り行かない!!?
(うわ~…さすがに私だけあって、すっごい共感するわ~……)
「そんなに嫌なら、無理して誘わなくてもいいのにな」
(そして相変わらずコイツはこんなこと言ってるし)
4:もしもしお婆ちゃん? オレだよオレ
「またベッタベタな手口ね」
「きっとこの後、バイクで事故ったからって金を請求するんだろうな」
⇒3:ここはやっぱり浴衣っしょ!!
「アンタはどうなの…? その…浴衣とか」
「いいと思うぞ。普段見慣れないだけにドキッとするし、ベタにうなじとか色っぽいしな」
(今度本当に着てみようかな……///)
1:花柄で―――
2:紺色で無地の―――
⇒3:ゲコ太柄の浴衣で勝負よ!!!
「なぜにわざわざ『3』を選びますか……」
「キャー!! この浴衣カワイイーーー!!! やだなにこれ超欲しい!! 実際にどっかで売ってないかな!!?」
「聞いちゃいねぇ……」
1:…何か言った?
2:―――この浴衣可愛いでしょ!
3:てかこの浴衣可愛くない?
⇒4:―――この浴衣かなり気に入ってるんだけど―――
5:浴衣どォだって聞いてンだろォが―――
「『1』以外全部同じじゃねーか」
「『5』まで一緒にしないでよ!!」
1:―――ゲコ太の部分がよくできてて―――
2:―――むしろこのゲコ太の―――
⇒3:―――生地がどうこうじゃなくてゲコ太の―――
「どんだけゲコ太推すんだよ!! 画面の中の俺可哀相じゃねーか!!」
「か、可哀相って何よ!! アンタがゲコ太の魅力を理解しないのが悪いんでしょ!?」
「俺のせいですと!!?」
上条『そ、それより屋台回ろうぜ!―――』
「ほらー…興味ないから無理やり話題変えちゃった」
「何でー!?」
1:やっぱり定番の焼きそばよね
「どっちかっつーと、たこ焼きのが定番じゃないか?」
「そう? 私はわたあめが最初に浮かんだけど」
「……腹減ってきたな」
「……そうね」
5:あ…ガラナ青汁の屋台がある……
「「うわぁ……」」
⇒4:カキ氷でしょ!
―――――
4:―――いちごおでん味……
5:結局サバ味―――
「……さっきまで腹減ってたのに、急激に食欲なくなってきた………」
「……私も……むしろ吐き気すら催してきたわ………うっぷ……」
上条『へぇー…一口もらってもいいか?』
「きゅ、急に何てこと言うのよ!!///」
「落ち着け美琴。俺が言ったんじゃないから」
⇒2:い、いいけど……その代わり私もアンタの食べていい…?
「きゅ、急に何てこと言わせんのよ!!///」
「落ち着け美琴。お前が言ったんじゃないし、俺が言わせたわけでもないし、その選択肢を選んだのもお前自身だから」
⇒1:………ふにゃー
「ふにゃー///」
「美琴って、たま~にゲームとリンクするよな」
4:お化け屋敷なんてのも―――
「お祭りのお化け屋敷なんて、大概ハリボテ感満載のチープな作りでしょうけどね」
「いやいや、そこはほら学園都市製だから。フルCGの大スペクタクルかもしれねーぞ?」
「どっちみち、あまり怖くはなさそうね」
5:麦野沈利の人体切断マジック―――
「…きっと本当の意味で、種も仕掛けもないんでしょうね……」
「怖すぎんだろ!! そりゃお化け屋敷も霞むわ!!」
上条『―――300円無駄にするだけじゃねぇか……』
「実際、祭りの屋台ってぼったくり料金だよな……」
「そんなこと、イチイチ気にしてたらきりがないじゃない。サービス料とかチップだと思えばいいでしょ?」
「日本にチップなんて制度はありません!!」
1:2等―――
2:5等か―――
3:4等だって―――
4:特等……マリアン製サンドリヨンテーブルが―――
「間違っても『4』番選ぶなよ?」
「選ぶ訳ないでしょ!」
「言っとくけど振りじゃないからな? 『押すなよ! 絶対に押すなよ!』じゃないからな?」
「分かってるってば!!! 私はリアクション芸人か!!」
上条『…白紙だ……』
「あぁ、あるあるネタだな」
「…今度アンタがくじ引きする時は、私が代わりに引いてあげるわ……」
1:せっかくだから近くで見ようよ!
2:人混みから離れて…二人でゆっくり見ない…?
(ま、ここは『1』だろうな。美琴の性格からして)
(『私の性格なら「1」を選ぶんだろうな』とか思ってんでしょうね……)
⇒2:人混みから離れて…二人でゆっくり見ない…?
「え…」
(覚悟しなさいよ! 絶対にドキドキさせてやるんだから!!///)
上条『…美琴のが……綺麗だよ…………』
「なっ!!///」
「え、えっと…これはゲームの中の話であってだな……」
「わわわ分かってるわよそんなこと!!!/// (私がドキドキさせられてどうすんのよ!!!///)」
⇒1:い、今のって…その…どういう意味…?
上条『…だから……そのままの意味だよ……』
(コイツ今…どんな気持ちで観てんのかしら……///)
(……………)
美琴
1:そ、それって…つまり……私のこと…?
2:こんなに嬉しい事が…あってもいいのかな……
3:私も! 私もアンタのことが!!
4:…ちゃんと言って…?
5:当、麻……君………
6:[行動]手を握る
7:[行動]肩に寄りかかる
8:[行動]涙を流す
9:……という夢を見た
(き、来た!! 最後の選択肢!! コイツならここで『9』番を選ぶんでしょけど、私はそうはいかないわよ!!
ぜ、絶対にコイツと、ハ、ハハ、ハッピーエンド迎えてやるんだから!!!!!///)
⇒7:[行動]肩に寄りかかる
「!!! ………」
(意識してる!! コレで少しは…私のことも……///)
⇒1:……好き
(ここここれでトドメなんだからっ!!!!!///)
上条『…そっか……やっぱりそうだったのか………
でも…駄目なんだ……俺は……美琴の気持ちに…応えてあげることができない……』
(……え…………なん……で…………………イ…ヤ……イヤ!!! そんなの……そんなのってないじゃない!!!
どうして!? 二人は互いに惹かれあってるのに!! なのにどうしてそんなこと言うの!?
このままお別れするなんて、私絶対に―――)
上条『―――どうしてもゲコ太を好きにはなれないんだ』
「………………………へ?
うおおおおおおいぃぃぃぃぃ!!!!!!!!! なんじゃそりゃああああぁぁぁぁぁ!!!!!!
どおおおでもいいわよ!!!! 今だけはゲコ太どおおおおおでもいいわよ!!!!!
この流れで何言ってんの!!? バカなんじゃないの!!? ホンッッッットにバカなんじゃないのおおぉぉぉぉ!!!?」
「いや、間違ってないよ。だって無理だもん。
じゃあ逆に聞くが、例えば俺がゲコ太のキーホルダーを鞄に付けて学校に行ったとするぞ?
その時周りの反応は―――」
「 M A ・ J I ・ M E ・ かああああああああ!!!!!!!!」
おまけ
1:はじめからなんだよ
⇒2:つづきからなんだよ
『どのファイルをロードするのかな?』
1:刀夜ルート プレイ時間 014:07:30
詩菜『あらあら、刀夜さん。これはどういうことですか…?』
2:削板ルート プレイ時間 049:57:01
削板『気を抜くな! 奴は四天王の中でも最弱にすぎん!!』
⇒3:上条ルート プレイ時間 782:43:52
上条『本当に……俺でいいのか…?』
上条『本当に……俺でいいのか…?』
美琴
1:アンタじゃなきゃ…ダメなの……
2:当たり前でしょ! 他に…他に誰がいるってのよ!!
⇒3[行動]ゆっくり頷く
上条『はは…は……俺の人生…これから先も不幸ばっかだと思ってた………
なのに…なんだよ………あるじゃねぇか………こんなに大きい「幸せ」が…さ』
美琴『それじゃあ……』
上条『俺も……俺も美琴のことが………
好 き な ん だ 』
H A P P Y E N D
[エグゼクティブプロデューサー] アレイスター=クロウリー
[プロデューサー] ローラ=スチュアート
[ディレクター] フィアンマ
[企画・設定] エイワス
[シナリオ] 雲川芹亜
美琴『ねぇ……「当麻」って……呼んでいい…?』
上条『いいに決まってるだろ? 「み・こ・と」』
美琴『えへへへへ……当麻~』
[プログラム] 冥土帰し 木山春生 木原一族の皆さん
[キャラクターデザイン] シェリー=クロムウェル
[グラフィック監督] アニェーゼ=サンクティス
[グラフィックスタッフ] ルチア アンジェレネ その他のアニェーゼ部隊の皆さん
[作画協力] レイヴィニア=バードウェイ マーク=スペース
[バグ取り] 妹達の皆さん
[その他雑用] 浜面仕上 テッラ
上条『さてと、何か食いに行くか。美琴は何がいい?』
美琴『当麻が行きたいとこ♪』
上条『うーん…困ったな。俺が行きたいのは、美琴が行きたい場所なんだけどな……』
美琴『もう! それじゃ決まんないじゃない!』
[上条ルートキャスト] 御坂美琴 上条当麻
インデックス 一方通行 五和 神裂火織 ステイル=マグヌス
吹寄制理 姫神秋沙 風斬氷華 御坂妹 フィアンマ
美琴『ねぇ…当麻……』
上条『ん?』
美琴『……チューとかって……しないの…?』
上条『バ、バカ!! 人が見てるだろ!!』
美琴『じゃあ、人が見てなかったらするんだ』
上条『うぐっ!!』
美琴『♪』
[エンディングテーマ] 超電磁少女Days
歌:御坂美琴 作曲・編曲:O久保Kおる
美琴『ねぇ……当麻……』
上条『なに?』
美琴『……好き』
上条『……俺も』
[取材協力] 学園都市統括理事会
[製作] 上琴推進委員会