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姉川の戦い - (2008/02/02 (土) 22:44:19) の編集履歴(バックアップ)


姉川の戦い


☆このページでは、霧雨の野望における姉川の戦いについて詳細に解説しています。
史実での姉川の戦いについて詳しく知りたい方はwikipediaなどの姉川の戦いを調べてください

姉川の戦い(あねがわのたたかい)とは永禄3年に姉川河畔の野田にて姉小路家と浅井家で行われた
戦いである。野田合戦ともいう。

参加兵力及び戦力評価

姉小路・稲葉山城兵
先鋒隊 : 騎馬隊8000:竹中重治蜂須賀正勝小島職鎮
火力支援:鉄砲隊3000:霧雨魔理沙斎藤利三明智秀満

浅井・小谷城兵
第一部隊:騎馬隊9000:浅井久政
第二部隊:弓隊9000 :磯野員昌

先鋒は共に騎馬隊で、兵数はほぼ同等。浅井家の方が騎馬精通していることを考えれば、決め手は双方の支援部隊(弓・鉄砲)か。

概要

姉小路良頼は浅井家攻略を目的として騎馬隊を竹中重治に預け、支援のための鉄砲隊を霧雨魔理沙に預けて北近江に侵攻させた。それに対して浅井家の実質的な実権を握っていた浅井久政磯野員昌と共に兵を率いて自身で迎撃した。
当初、浅井家が多数であったので浅井有利と見られていたが、実際には連年の六角氏に対する久政の弱腰外交や同盟国である美濃斉藤家に援軍を出さなかったことに対する家臣団の不満などから信望を失っていた久政では軍が上手く統率することができず、あっさりと潰走してしまった。磯野員昌が率いていた軍も友軍の潰走を見て動揺し、勢いに乗った竹中騎馬隊の強襲に耐え切れず壊滅してしまった。また、霧雨鉄砲隊が常に後方から火力による支援を行っていたおかげで迅速に久政を潰走させることが出来たため、このような各個撃破の形を取れたことを忘れてはならない。

このような形で勝利をものにした姉小路勢であるが、常に前線にあって倍以上の敵と戦ってきた竹中騎馬隊は半数近くを討ち減らされており攻城戦は困難であると判断し、美濃に引き上げることとなった。

この戦いの影響

この戦いに敗れた久政は家臣の信望をいままでに増して失ってしまった。そこで、敗戦の責を受けるという形で、
この戦い以前に行われた野良田の戦いで大いに家臣を信服させていた名目上の当主であり自身の息子である、
浅井長政に実権を譲らざるを得なくなった。このような外憂内患から、兵の半数以上を失った上に、多くの
兵の心が離れてしまったが、実権を握った長政はすぐさま浅井家家中をまとめる諸策を行い、再び浅井家をまとめ
つつあった。しかし、あまりにも与えられた時間が少なかった。この戦いの4ヵ月後には姉小路家は再び北近江
制圧のための軍を起こし、結局は多くの離反者を出して浅井家は姉小路家の軍門に下ることとなる。

霧雨魔理沙起用について

この戦いでは異能の者である霧雨魔理沙が主将として斎藤利三及び明智秀満を副将に美濃衆鉄砲隊を率いて
いる。これは異例の人事である。両者共に形式的には姉小路良頼の直属の臣であるが、実質的には明智光秀の家老で
ある。また、率いる兵の多くも明智家家臣を中心とした美濃衆であった。対して魔理沙はこれまでに幾度も副将や小部隊
を預かることはあったが、3000もの兵を預かったことはなく実績に乏しかった。そのような人物に他家の重臣と家臣団を
そっくり預けても、家臣団に信頼されず、上手く統率をとるのは困難であろうと思われた。しかし明智光秀は敢えて魔理
沙を推薦したらしい。彼は良頼に軍を率いるのに自身に代わる者として魔理沙を推薦し姉小路良頼及び自身の家臣を説得
した。当初はこの異例の人事を心配して良頼も難色を示したが、結局は光秀に説得され、進言に従うこととなった。
明智家家臣はこれまでに、魔理沙が光秀の副将をつとめたことがあったため秀満、利三及び多くの家臣は素直に従っ
たが、一部には実績もない小娘に指揮を預ける不安や明智家以外の者の指示に従うのを嫌うなどから強く反発する者もお
り、心中ではやむを得ず従った者も多かったという。光秀が出した利三、秀満両将に宛てた手紙にも細々とした心遣いが
読み取れる。しかしながら両将については以前から魔理沙の実力を良く知っていたので不満を持たずよく補佐したという。
いざ戦いが始まると、彼女は軽々と大筒のような大砲を放つなど豪勇を示し、優れた指揮をおこなったため、家臣団は大
いに信服し、彼女の豪勇ぶりを褒め称えたという。

光秀がなぜこのような人事をしたかには諸説あるが、今後異能の者が指揮をする機会が増えると考え、その実力を家臣団
に知らしめ、指揮をやりやすくするという意図で行ったのではないかというのが有力である。また、異能の者との融和を
深めるという点でもこういったことは有効であると考えたとも思われる。常に傍らに異能の者を従えていた彼らしいエピ
ソードであろう。