霊子、もしくはそれに類するエネルギーを求め宇宙を彷徨う存在。
その姿は。
ありとあらゆる進化の系統樹に存在し得ない形状を持ち、だが物質としてありえない闇色の表面でありながら、生き物であるかのように蠢動し、蠕動していた。刻一刻と形を変える触手の先には時にレンズを思わせる眼があり、時に人間に唇に酷似した内側に一際暗い闇を抱え込んだ口蓋がある。
であり。
ありとあらゆる進化の系統樹に存在し得ない形状を持ち、だが物質としてありえない闇色の表面でありながら、生き物であるかのように蠢動し、蠕動していた。刻一刻と形を変える触手の先には時にレンズを思わせる眼があり、時に人間に唇に酷似した内側に一際暗い闇を抱え込んだ口蓋がある。
であり。
一言で表せば『理解の外側にあるモノ』である。