回路図エディタとは
回路図CADとも呼ばれ、回路をパソコンで設計するときに使うと便利なソフトのこと。
フリーなものから高級品まで様々なものがある。
回路屋は一つや二つ、得意な回路図エディタがあるものなので、使い方を覚えておこう。
フリーの回路図エディタ
BSch3V
フリーの回路図エディタの中でも、かなり使いやすい。
回路素子を作るソフトも同梱されているので、『無ければ作れ』ができる。
いろいろと解説サイトも立ち上がっているので、調べれば簡単に使うことができるだろう。
モータドライバや
放電器の回路もこれで書いている。
たまに公開するであろう回路図のために。
自作ライブラリ:あると便利なものとか(実は後輩に渡してなかったり)
ROBO.zip
(2011_03_07)
呉のライブラリ:主なPICとTLPシリーズとその他
PIC12F675
PIC16F648A
PIC16F84A
PIC16F873A
PIC16F874A
PIC16F876A
PIC16F877A
PIC16F88
PIC18F14K50
PIC18F2320
PIC18F2550
PIC18F4520
PIC18F4550
など
kure.zip
kure.txt
(2010_11_7)
ESCad
既に更新が終わって本家も閉じてしまっているが、ダウンロードはできるソフト。
更新されている上の回路図エディタを使ったほうが無難。
PCBE
プリント基板などの実態配線図用エディタ。
感光基板の製作用にパターン出力ができる。
最近大幅なバージョンアップがされ以下の機能が追加された。
Undo機能の実装
拡張ガーバー出力(RS-274X形式)
DesignSpark PCB
RSが配布しているフリーのエディタ。
無料のユーザー登録が必要となるが、自動配線機能まで備えているほか、RSで販売している一部の素子のライブラリが用意されている。
もちろんパターン出力可能。
KiCAD
オープンソースで作られているCAD。
回路図からアートワーク、シミュレーションまで対応。
部品ライブラリの提供企業も多く、現状これから回路図CADを使うなら最もおすすめ。
例えばJLCPCBはプラグインを提供しており、部品リストと在庫を対応させて発注できる。
有料(一部無料)の回路図エディタ
EAGLE
機能が限定された無料試用版がある。
プリント基板に向いた回路図エディタで、自動配線機能を備える。
最終的には外部に発注することができる出力を備える。
BSch3Vを使ってみる
まずはダウンロード。上記のサイトに行って最新版をダウンロードしよう。
ダウンロードページに行くと、ランタイムつきとか、ランタイムなしとかそんなものがある。
最初のダウンロードではランタイムつきをダウンロードしよう。
更新したい場合は、ランタイムは必要ない。
ダウンロードが終わりzipファイルを解凍すると、中にいろいろなファイルが入ったフォルダになっているはず。
まずはRuntimeへ。
実行ファイルがあるのでこれを実行しインストール。
次はひとつ戻ってbsch3v.exeの起動。
これで回路図を描くことができる。
最終更新:2024年10月22日 17:58