東方騎士団領リーザラッテ
| 国名 |
東方騎士団領リーザラッテ |
| 国旗 |
 |
| 国歌 |
東方騎士団讃美歌 |
| 国の標語 |
我ら、炎によりて世界を更新せん |
| 国家元首 |
シリア・ブランシェ |
| 首都 |
ルージュ・オルデン |
| 最大都市 |
同上 |
| 国教 |
パロンシュレイヒ教 |
| 公用語 |
エステルプラッテ語 |
| 構成民族 |
エステルプラッテ系住民大多数 |
| 現地語表記 |
The Eastern Orden's Lisette |
| 略式表記 |
東方騎士団、リーザラッテ、EOL |
| 基本通貨単位 |
ルージェンオーラム(Rougen Aurum/RAu) |
東方騎士団領リーザラッテとは、リルバーン帝国領エステルプラッテ自治区リーザラッテ地方に於いて成立したパロンシュレイヒを国教とする国家。中世時代に強勢を誇っていたリルバーン帝国に対する絶対忠心を誓う契約文書を交わした東方騎士団が現存し、今もリーザラッテを統治する封建主義的体系を採っている。
東方騎士団の最高権威たる東方騎士団法廷会議は、シリス・オルゲントロート女史(18)を第九拾代目に当る東方騎士団長に就かせ、女史が事実上の国家元首たる地位を占めている。
シリス・オルゲントロート女史はアレイスター諸島同盟の魔術秘密結社、リリスの道の構成員。
就任直後には異端審問局を発足。他の宗教勢力を退けてパロンシュレイヒを国教化した。その際には、何千人もの異教徒を異端として捕えさせ、一ヶ月間の磔の後、火刑に処するなどし、リリスに魅了された『狂気の少女』との異名が付くほどに恐れられる存在とされた。特に、首都ルージュ・オルデンに於ける第一次虐殺・第二次虐殺、総称して流血法廷会議事件及び都狂騒事件に於いては一万人規模が火刑に処されるなどして殺されたことは有名。
地勢
エステルプラッテでも最北に位置するリーザラッテ地方は氷の国と称されるほど厳寒の土地。路頭に迷える失業者らの凍死が毎年絶えない。
ディルタニア大陸北方の海に面し、厳しい冬の期間は流氷で閉ざされる。
また背後は三方とも山脈に囲まれており、古来から敵の侵攻を防ぐ自然の要害地でもあった。
ただ唯一、西に隣接するリルバーン帝国との間に横たわるクェックジルバー山脈は比較的緩慢な地形で、冬季も通行可能である故に現在に至るまで交流は盛んである。
クェックジルバー山脈を水源とする大河、アーベントロート川は国土中央を縦断して北上し北に面する海に蛇行しながら注ぐ。この川は洪水を幾度と引き起こす暴れ川として有名。と同時に肥沃な土壌を形成する恩恵ももたらした。
政体
東方騎士団員による寡頭政治、封建制
シリス・オルゲントロート女史
弱冠16歳。リルバーン帝国貴族の流れを汲む家柄の生まれ。
最年少の東方騎士団長にして国家元首。
魔術結社『リリスの道』の構成員であり、敬虔なるパロンシュレイヒ信徒。
勝ち気な性格の女の子で剣道を嗜むが、5歳年上の兄には勝てないジンクスがある。
東方騎士団法廷会議
古来、東方騎士団はリルバーン帝国に対し絶対忠心の誓を立て、有事の際には奉公の為に駆けるべく諸侯、地方貴族が中心として結成。その為、選りすぐられた戦士だけが団員として加盟できた。
然しながら、現在、近代化に伴う戦争形態の変遷によって騎士団の存在意義は喪失しているとも言って良いほどであり、事実リルバーン帝国との絶対忠心の誓文は破毀されている。にも関わらず、時代遅れの騎士団が存続している理由は、腐敗した騎士団員同士が結託し、法廷会議なる最高権威を隠れ蓑とした支配組織を作り上げ、封建社会に於ける頂点に立つことによる優位及び搾取の為である。
既に団員に加盟するに当っては大量の賄賂が横行しており、団長たるシリスの側近は鼠講のような仕組みで莫大な賄賂を得、それを背景にした専横が激しくなっている。
法廷会議はこの東方騎士団の中でも超エリート級団員300名で構成され、法廷議官と呼称される。
法廷会議は司法、立法、行政の三権が属する機関で国家の最高権威。
中央統治機構
一府十省三庁局制
東方騎士団総理府
内務省
外務省
財務省
国防省
逓信省
情報省
學藝振興省
厚生省
労働省
経済産業及び科学技術省
司法省
神祇官局
国土整備局
警保局
環境庁
消防庁
気象庁
経済
外貨収入を観光産業に依存してる状況から脱却すべく、鉄鉱開発プロジェクト、海底石油プラント開発プロジェクトを国を挙げて推し進めており、それなりの成果を上げている。
実はパロンシュレイヒ関連で莫大な裏資金を得ているとの都市伝説が流布され、リリスの道を信ずるシリス女史に至っては、麻薬売買に手を染めているとかいう話まで出ている。
東方騎士団は慈善事業と称して、内外の各地に赴いて医療行為を行っている。
中でも東方騎士団病院はナルヴェの教えに随い、困窮する諸国の人民に救いの手を差し伸べるとの方針を示し、世界各地に病院の設立を行っている。
兵器に関し、三洲から殆ど輸入しており、自国開発は行っていない。但し、拳銃、携帯火器などの技術の会得及び蓄積し、将来的には自国開発を目標として留学生を三洲に定期的に派遣。国営軍需企業、クェックジルバー社が留学生に工場設備が劣化しつつあり、周辺環境に悪影響を与えている他、慢性的な燃料不足や電力不足によりきちんと稼動していないところが多い。その他、流域には田園が広がっており、我が国の食卓を支えている大穀倉地帯である。
モリヴァニア、アレイスター、リーザラッテの三地域を結んぶ地帯を黄金のトライアングル(三角地帯)或いは黄金の三日月地帯と呼んで、麻薬栽培、密売が横行する無法地帯と非難を浴びたりする。
また他国紙幣偽造も行われている模様。
略史
およそ500年前、東方騎士団の前身、リーザラッテ傭兵部隊設立。
リルバーン帝国の攻勢が強まり、服従。翌年、リーザラッテ騎士団と改称。
帝国との間に絶対忠心の誓文が交わされる。
ブランク・エイジ(Blank Age)
騎士団内部勢力は離合集散しつつ、強力な統一勢力を築いた。
東方騎士団発足。
エステルプラッテ共和国政府から自治権を獲得し、リーザラッテ自治区誕生。
LA事件発生。
リルバーン帝国軍の西ディルタニア侵攻(エステル、ユークトバニア占領)
リルバーン帝国との絶対忠心の誓文を破毀。
東方騎士団第九〇代目団長、シリス就任。
流血法廷会議事件、都狂騒事件発生。
エステルプラッテ自治区より分離独立宣言。
軍事
国民の殆どが東方騎士団員である我が国では当然ながら国民皆兵制度を採る。
海軍力は沿岸警備隊を保持する他は皆無といって良い。
空軍力に関しても同様で、軍用ヘリ及び練習機としてレシプロ戦闘機を導入している他はさっぱり。
陸軍力の強化は著しく、国防費はGDPの五割超である。
山岳地帯におけるゲリラ戦法を好んで用い、敵軍の山越え隊は苦戦を強いられるだろう。
シュパイヤーマルク帝国の開発した主力戦車シュヴァルツシルトⅡを同国の崩壊直前に安価で導入し、森林地帯に展開させ敵侵攻部隊を圧倒する。
ただ慢性的な燃料不足に悩まされており、未熟な兵員が多くきちんと運用が行えるかと言えば非情に懐疑的である。
外交
軒並み資本主義圏の諸国とは友好的であり、中でもリルバーン、プラム、アレイスターとは蜜月関係。但し、一時期、リルバーン帝国の西ディルタニア侵攻の際には絶対忠心の誓文を破毀し、かつ占領されたエステルプラッテからの分離独立を宣言するなど関係悪化が懸念されたが、実際は有名無実化されたリルバーンとの奉公関係の解消と、対等的友好関係の構築が目的であり、エステルプラッテからの分離独立は、リルバーンに対する従属の際に主導権を巡って激化した同自治区内における内部抗争に起因し、嫌気を差した当時の東方騎士団長がリーザラッテ県令を殺害し独立を求めた大乱を起こしたが、後にその責を問われ自刃し、シリスが新たな騎士団長に迎えられた。リルバーン帝国は肥大化する組織の整理に追われており、これ以上の領域拡大は財政に極度の負担を強いることになるとの判断で、今件を黙認し、独立翌年には国交使節を派遣し関係を修復した。
同時期に勃興したシュパイヤーマルク=ヴィンツェンツ二重帝国とは密通しており、同国崩壊後、安価に武器を仕入れることに成功。国防力を高めた。
アレイスター諸島同盟の秘密結社、リリスの道を誘致し、自由活動を許可。
パロンシュレイヒの宣教の許を与えた。と同時にリリスの道派の伸張が著しく、現在では国民の九割がリリスの道を信仰するとまで言われる。
住民
エステルプラッテ人で、かつその殆どが東方騎士団員で占められている。
リリスの道の浸透が進み、国民の九割強が信仰。一生のうちに一度は聖地、アレイスターに巡礼することが唯一の夢とさえ語る国民がいるほど。
血統主義的な側面があり、他者に対する排他的性格が強い。ヤード系、雲龍系の進出には過敏に反応し、流血法廷会議、都狂騒事件では混乱に乗じて多数殺害されたといわれる。
一方で、ユーク、リルタニア諸島系、モリヴァニア系との関わりは深く、親密である。したがって一概に排他的性格を持つとは言い難いが、これには地理的、歴史的背景が強く影響することは確かだろうという研究報告が成されている。
文化
隣国リルバーンの文化圏に属し、多大な影響を受けている。
その他
最終更新:2008年05月11日 23:07