いいかんそうと それから わるいかんそうがある。 どっちを さきに… いや…。 まず わるいかんそうからに させてくれ。
MOTHERといったら、基本的にはお気楽でほのぼのした世界観だというイメージだったのだけど、今作はいきなりお母さんが死んでしまい、お父さんは錯乱し、兄は行方不明になり、全体的になんだか殺伐としている。1や2では、家に帰るとお母さんが主人公の好物を用意して待っててくれたものだけど、今作、家に帰っても誰もいないのは、とても寂しい。もう少し救いのある世界観にしてほしかったところ。
世界がとってもせまいのですよ!主人公の村、タツマイリ村のみに焦点があてられており、その村の変遷がメインで、ほかの町がほとんど出てこない。
MOTHERといえば、子供たちだけのパーティーが色んなご当地色のある町村を旅し、気がつけばこんな遠くまで来ちゃった!みたいな醍醐味があったのだけど、今作は冒険感はあまりなかった。
マジカントもなかったし。MOTHER名物テレポートもなかった。うーーーん、残念。
やっぱり、旅がしたかったなあ。
これは悪くないとは思うんだけど、メインパーティーに関係ない、フリントやサルを主人公にするのは余分だった気がする。感情移入が散漫になってしまうというか…。
賛否両論のエンディング。ものすごい突き放され感でびっくりしました。
その後はプレイヤーが好きに想像してね、というのはわかるんだけど、やっぱり、真っ黒背景にテキストだけではちょっと寂しかったなあ。20時間プレイしてクリアしたごほうびがこれかよ!みたいな。
以上、不満点でした。さあほめますよ!
いいですねー、ドット絵!やっぱりMOTHERはあったかいドット絵が一番合ってると思った。開発段階の3Dビジュアルは、なんか違うもの。
デフォルメされたドット絵なのに、しっかり生きた演技をするところは、職人技だと思う。
全編とおしての糸井節は12年ぶりの今作でも見事なMOTHERっぷりで、テキストを読んだときに一番、「MOTHERの新作をプレイしている」という実感が沸いて、ほんとうれしかった。
ニヤニヤきたりホロリときたり、やはりいいですねー。
どんなテキストも逃すまいと、何かにつけて、村人全員に話しかけてしまう。
これも割と賛否両論みたいだけど、私は割と得意だったので、楽しかった。16hitのときの爽快感はかなりのもの!
ファンサービス満載でした。どせいさんがまた出てくるとは夢にもおもわなかったし、ラスボスポーキーだし。これにはびっくり!古ぼけたフランクリンバッチがあったり、ポーキーがネスたちの映画流したり、思い出の品を持ってるあたり、
MOTHER2とつながってるぽくて想像が掻き立てられまくりですね〜。ときおりなつかしい音楽が流れるのもかなりグッときました。
終盤、世界観を根底からひっくり返す大どんでん返しがあったり、ヨクバがマジプシーだと判明したり、2周目をやらないではいられません。2周目は全然違った目でタツマイリ村を見られて、面白い。
こんな感じで、大好きなシリーズなあまり不満点も多かったけど、やはりMOTHERは鉄板。とっても楽しかった!唯一無二のこの世界感、心地よいです。
私は、ゲームで名前を変えられるなら、変える派。今回はガンダムネタでいってみた。
とりあえず、家族はザビ家で、父→ギレン、母→キシリア、兄→ドズル、弟→ガルマ、犬→シャア。
弟が主人公でほんとによかった。ドズルはちょっとねえ…。
ついでに、かっこいいもの→ジオン、好物→ララァのカレー。
あとは、ダスターはオッサンくさいし口うるさいじいさんがいるのでランバ・ラルに。
サルはかわいいのでハロ。クマトラはラルやウエスが仕えてる姫だから、アルテイシア。
なので、最終パーティはガルマ、アルテイシア、ラル、シャアという、けっこう夢のあるメンバーでした。
最終更新:2006年09月15日 16:11