仕込みサイクロン

通常罠
相手フィールド上の元々の持ち主が自分のモンスターがリリースされた時、
相手フィールド上の魔法・罠カード1枚を選択して発動できる。
選択したカードを破壊する。

「遊馬VS風也」戦において遊馬が使用した罠カード。
効果自体は古くからOCGに存在する「サイクロン」と全く同じでありカード名からもそれを意識したことがわかる。

しかし、このカードを使う状況でサイクロンを使用した場合、遊馬はずっと前の展開で勝利することが可能になってしまうため、
速攻魔法から罠カードに、そしてカードの発動にあまりにもややこしく使いづらい条件がついてしまった。

こういう経緯でご都合的な効果を持つ既存カードの下位互換アニメオリカが作られることは今までも度々あったのだが*1
その凄まじいレベルの劣化ぶりにはまだ放送開始直後で多少の粗には目を瞑り暖かく見守っていた視聴者たちも動揺を隠せなかった。

なおOCGのルールに当てはめるとこのカードの発動条件は時の任意効果であり、
アニメのような「モンスターをカードのコストでリリースした状況」ではこのカードを発動することができない。
アニメルールではタイミングを逃すという概念自体が無いらしいが単純にデュエル構成がこの概念を理解していない可能性がある。
(過去作のGXでも後のARC-Vでも同様のミスは起こっている)*2

また「元々の持ち主が自分のモンスター」がリリースされることが発動条件なのだがこれは「遊馬が出したモンスターを風也が奪ってリリースした時」ということである。
しかし実際にこのカードの発動条件になったモンスターは元々の持ち主が風矢である鉄巨人アイアンハンマーだった。(事前に遊馬がコントロールを一時的に奪っていただけで勿論元々の持ち主は遊馬ではない)

総じてカードパワー面、構成面、どちらも非常に適当な超弱小カードである。
序盤からゼアルのデュエル崩壊は既に始まっていたといえよう。

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最終更新:2022年01月03日 11:18
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*1 劣化和睦と呼ばれる戦闘ダメージを軽減するカードや劣化ミラフォと呼ばれる攻撃を防ぐカードたちがいい例

*2 遊戯王Wikiでは「後から追加されたルールであるため存在しないようである」と擁護されているがこの解釈はかなり厳しい