大学に出したレポートを公開しちゃうぞ☆



調べ足りないところ

  • 夜食は本当に体に悪いのか
  • 酒に弱い若者が本当に増えたのか
  • 自炊をする一人暮らしの人の割合
  • 一家庭が料理にかける時間
  • こんなことを書いた自分が生活習慣を治す気がさらさらないこと
  • ってかメタボって本当に問題なん?w





「忙しい生活」が肥満を生み出す


肥満の原因には過食、誤った食事パターン、運動不足が挙げられる。それぞれについてさらにその原因を調べてみた。
第一になぜ「過食」してしまうのか。まず考えられるのはストレスだ。ホルモンのバランスが崩れ、食べ過ぎ、飲み過ぎに陥ってしまうという。飲みの場といえば、最近は酒に弱い若者が増えたようでオツマミでごまかしているうちに……というパターンがあるかもしれない。オツマミは高カロリーのラインナップだからだ。
ストレスの元になるといえば、無理なダイエットも一因だ。食事制限による栄養不足に陥ると人体にホメオスタシスがはたらき、省エネで活動できるようになる。ここでいつもどおりの食事をすると、過剰のエネルギーが脂肪として蓄えられてしまう。
また、忙しい生活のお供であるファストフードは手でもって簡単に食べられる。それだけ早く食べてしまいがちだ。これにより満腹感を得られない。結果、ただでさえ高カロリーなジャンクフードの代名詞を食べ過ぎてしまうことになる。 
第二に「誤った食事パターン」について。真っ先に思いつくのがパソコンの普及だ。いつでもどこでも仕事や遊びができるようになった。昼夜の概念がなくなり、3食リズムが崩れる。深夜遅くまで起きて朝は何も食べない人が増えた。そして逆に深夜に食べてしまう。よく◯時以降は何も食べないのがよい、といわれるとおり、夜は腸の動きが活発になり、食べたものが吸収されやすくなる。まして体は動かさない割に脳はフルに使うので糖分が欲しくなり、ついつい高カロリーの洋菓子を食べるなんてことはないだろうか。
第三に「運動不足」について。ただでさえ交通機関の発達により自分で動く機会がなくなったというのに、またここでもパソコンの普及が関係する。買い物も調べ物も椅子に座ったままでできるようになった現代、一歩も外に出ずとも生活できるといっても過言ではない。便利な生活になったことで浮いた時間を非日常のスポーツに回すといったことが必要だろう。
これらをまとめると、「忙しい生活」が現代に肥満をもたらしているのではないだろうか。ケータイやパソコンが日常生活に溶け込んだことで、公私の時間の区別が曖昧になり、昼夜かまわず何かに追われる日々になった。休む暇もなく、理想的な食事をとることできなくなっていると考えられる。

また、この3点に加えて「料理にかける時間」の変化も関係しているのでは、と考えた。
昔に比べて食事の種類は豊富になり、多様化した。人気は高カロリーの肉、塩や脂肪分をたくさん含んだ洋風の食事。しかし、代わりに廃れてしまったのは日本食。健康維持に役立つミネラルや栄養価を多く含む日本食だが、あいにく調理に時間がかかる。茶碗蒸しのように微妙な火加減が必要なものや絶妙な調味の加減が必要なものなどなど。その点洋食、フライ系調理は楽で早い。
晩婚化の現代、独りで暮らす人が増えたと思われる。結婚していたとしても、共働きがままある。安く済むとはいえ自炊で料理に時間をかける人は少ないのではないだろうか。なかには弁当系男子というイレギュラーなブームがあるようだが、身の回りをみるに自炊した残りを弁当にもってくる人はほとんどいない。 自炊しなくても生活できる便利な時代なものだ。楽なインスタント食品、カップ麺、レトルトカレーなど一人暮らしの、とりわけ学生にはありがたいものが溢れている。また、コンビニの弁当も添加物たっぷりなだけあって美味しく感じてしまう。外食だってそうだ。だが、これらも例にもれず低栄養価・高カロリーである。
 楽で手早く済ます食事を求めるあまり、私たちは即・肥満につながる食事を行っているのではないか。「忙しい生活」の日々であるが、健康で生きるために、ゆっくりとした食事をとってみてはどうだろう。


参考文献:「食と生活」1984年発行




グループ討論のまとめ&感想
 メタボリックシンドロームがなぜ問題なのか。それは生活習慣病と密接な関係があるからだ。
もじどおり日頃の生活習慣が悪いことで起きる生活習慣病は、同じく生活習慣の悪さが原因の大部分を占める肥満によって目で見ることができる。生活習慣病には糖尿病・高血圧症・動脈硬化症・高脂血症・脳卒中などから脳梗塞、心筋梗塞といった死や後遺障害が残る重大な疾患まである。メタボによってこれらが引き起こされる、というよりこれらを引き起こす悪い生活習慣の結果メタボになったというのか。いずれにせよメタボリックシンドロームは改善するべきに越したことはない。
 では、どうやって肥満を解消し、メタボから抜け出すのか。それは適切な運動、適切な食事、規則正しい生活をすればよい。具体的には、1日3食規則正しく食べる・ゆっくり食べる・ゆっくり食べる・ながら食いをやめるといったことを意識して実行していかなくてはならない。また、飲酒や喫煙も避けるのが理想だ。ストレスの捌け口でよく使われる方法の二つだが、スポーツやウォーキングなど、肥満を防ぐ解消法に切り替えていけば一石二鳥である。
 しかし、理想の生活ができない故の生活習慣病である。口でいうのは簡単だが、実行はなかなか難しい。正直そんなの知ったこっちゃないと思っている学生が大半だろう。
 ここでひとつ提言する。「ストレスを感じない生き方をしよう」と。ストレスは過食・飲酒・喫煙と肥満を引き起こす元であるし、ストレス自身も生活習慣病の原因だ。病は気から、自分はメタボだと鬱屈していては体が弱ってしまう。いかにもメタボ体型なのに明るく健康的に生きている人も多いではないか。脂肪の多さがそのまま死亡に繋がるわけではなかろう。たしかに、忙しくストレスを感じやすい現代社会ではあるが、ストレス(・・・・)を感じたらストレ(・・・)ッチをす(・)るなどして、体をいたわってあげるのが精神的にも肉体的にも健全ではないだろうか。せかせかしない生き方こそが健康な体を作るのだと思う。

参考;生活習慣病の原因と予防 http://www.heiz-west.com/
最終更新:2011年07月23日 15:46