全艇に対して:レース中、センターボードは、キール下側に出ている下端までの長さが、304.28mmより短くならないように、制限されなければならない。
・レース中にセンターボードの位置がチェックできるようにするため、ボードの両側に25.4mm幅かつセンターボード前端から長さ250mmのバンドをペイントし、ボードを最も高く引き上げている時、バンドの上縁が、艇の、中心線上で、デッキ面と同じ高さになるようにしなければならない。
・レース中は、安全のためのロープをセンターボードにつけなければならない。“流れ止めのシートの長さが600mm以下”。
・艇が転覆した時に、クルーがヨットの下に潜らずにボードを引き出すことができるようなシステムであれば、どのような保持システムを使用してもよい。(SCIRAクラスルールより)
旧ルール
“デッキの高さよりセンターボードのブラックバンドが上に出ない長さ”
↓
新ルール
“流れ止めのシートの長さが600mm以下”
その他の注意事項
・マストとセンターボードのブラックバンドを25mm幅で鮮明に描くこと。
こすれて消えている箇所があるので。
・マストトップからグースネックのブラックバンドまで5112mm。
・グースネックのブラックバンドより下にセールが展開されてはいけない(ブームが下にあってはいけない)
ブラックバンド位置が高い場合は、ブラックバンドの位置を修正する。
※ブラックバンド位置が正しくてブームが下にある場合、グースネックの下に隙間ができているのが
原因なので、ワッシャーをかませてブームを上げる。
ベア前にバングを抜くようにしていれば、グースネックに隙間ができにくい。
・センターボードのポンチより上に喫水線があってはならない。
(センターが水面下に出過ぎているということ)
センターボード取っ手のゴムがずりあがっているのが原因。
(一度直してもたぶんそのうちずり上がるので、大会前にチェックすること)
簡易的なチェック方法として、
取っ手のゴム下端~センターボードの下端までをa、ハルのセンターケースの深さをbとしたとき、
a-b<851mmになるようにしておく。
・センター解除システムをつけること。
※沈した時、潜らなくても手を伸ばせばセンターロックを解除できるように。
・バウからマストホールの前端まで1494mm以上ないといけない。
規定にあうよう、マストホール前部にフタをネジ止めする。
(フタ自体に強度は求められないそうなので、硬めのプラ板を面取りしてつければいいでしょう)
※ 学連レースは各水域の予選で大会計測を行って計測シートをもらい、そのシートを全日本で提出するシステム。
中四では各校1艇だけの計測でしたが、大会計測では全艇計測されるはずなので、指摘された点は修正して、下級生にもちゃんとドキュメントで伝えておきましょう。(クラスルールも必ず確認のこと)