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  • Kohei Hiyoshi Wiki Chapter2

koheihiyoshi @ ウィキ

Kohei Hiyoshi Wiki Chapter2

最終更新:2025年03月25日 13:17

koheiwikifri

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だれでも歓迎! 編集

Kohei Hiyoshiの、YouTubeチャンネル登録者数1,000人を記念し、その節目にWikiも第2章へ!Koheiにまつわる新情報を載せていきます!チャンネル登録1,000人達成前の情報について気になった方は、Kohei Hiyoshi Wiki Chapter1を是非ご覧ください!

  • 日吉耕平
  • キャラクター設定
  • 活動場所
  • 好き嫌い
  • カバー曲
  • 獲得称号
    • 挨拶称号
    • ゲーム称号
    • その他の称号
  • アビリティ
  • 名言&迷言集
  • 言い訳構文集
  • コーヘイカンパニーについて

日吉耕平

 日吉耕平(ひよしこうへい)
(英名:Kohei Hiyoshi)は日本(東京都)在住のVtuber。

〈概要〉
 日吉耕平(ひよしこうへい)、(英名:Kohei Hiyoshi)は日本(東京都)在住のVtuber。キャラクター設定は、赤い瞳、白髪の永遠の14歳の女子高生で、火星出身。現在は自身が創設したコーヘイカンパニー(架空)からゲーム実況などの活動をしていて、配信中に眠くなるのが悩み。配信内では問題発言は減ってきたが、迷言はより頻発するようになった。ビターチョコレートのコーティングが剥がれ、素顔が明らかになった。
 YouTubeチャンネルのモデレーターは相変わらずフリィが担当している。

キャラクター設定

※スマホの場合、横にスワイプしながらご覧ください。

芸名 日吉耕平、ひよしこーへい/Kohei Hiyoshi
性別 女(その場の都合により変わる。本当は男。)
血液型 B型Rh(+)
誕生日 3月14日(ホワイトデー)
実年齢 20歳
精神年齢 永遠の14歳
反射神経 81歳
IQ 134(自称)
趣味 マッチングアプリ
スリーサイズ B200 W2 H500(自称)
天敵 警察、可愛すぎる幼女
出身星 火星(自称)
職業 ゲーム実況者、コーヘイカンパニー社長

+ IQについて
〈IQについて〉

IQ:134(1日に使えるIQのストックの最大値)
下ネタを言うとIQが回復する。という能力が過去のKoheiにはあった。しかし近年、無意識に下ネタを頻発する様子は伺えなくなってきたようだ。下ネタに代わる新たなIQの回復方法を発見したのかもしれない。Koheiは日頃から12時間睡眠をとっているが、休日は20時間睡眠を貪る場合もある。
本人曰く、「寝るのも仕事」らしい。


+ 弱点
〈弱点〉

「なんで一緒に選んでくれなかったの!」
弱点は今も昔も変わらない。何のことか知りたい場合は、遠慮なく本人にお尋ねください。


+ 将来の夢
〈将来の夢〉

  • アイアンマンになること
  • シマウマに乗って、有馬記念で優勝すること



活動場所

  • YouTube:ひよし こーへい/Kohei Hiyoshi
  • Mixch:Kohei Hiyoshi
  • Tiktok:Kohei Hiyoshi
  • Twitter(X):Kohei Hiyoshi
  • Discord:KoheiHiyoshi#3942
※主な活動場所はYouTubeとMixch。

+ YouTube概要
〈YouTube概要〉


+ フリーチャット
〈フリーチャット〉
 →https://youtu.be/BIC8q_h3KCY

※ごく稀にKoheiも出没します。


好き嫌い


+ 食物・飲料
〈好きな食べ物〉
  • 焼き芋
甘くてぐちゃぐちゃしているから(アンケートより)

〈嫌いな食べ物〉
  • ラーメン
まずいから(アンケートより)

〈好きな飲料〉
  • 炭酸飲料
しゅわしゅわしているから(アンケートより)

〈嫌いな飲料〉
  • お酒
飲めないから(アンケートより)


+ コンビニ・飲食店
〈好きなコンビニ・飲食店〉
  • セブンイレブン
サンドイッチが美味しいから(アンケートより)
  • マクドナルド
ビッグマックが美味しいから(アンケートより)

〈嫌いなコンビニ・飲食店〉
  • ラーメン屋
ラーメンがまずいから(アンケートより)


+ 色
〈好きな色〉
  • ピンク
可愛いから(アンケートより)

〈嫌いな色〉
(情報無し)


+ 生物
〈好きな生物〉
  • 人間
興味深いから(アンケートより)

〈嫌いな生物〉
  • ゴキブリ
気持ち悪いから(アンケートより)


+ 文房具
〈好きな文房具〉
  • コンパス
丸が綺麗に描けるし、好きになるから(アンケートより)

〈嫌いな文房具〉
  • ない
主席だから(アンケートより)


+ 教科
〈好きな教科〉
  • 保健体育
叡智だから(アンケートより)

〈嫌いな教科〉
  • ない
主席だから(アンケートより)


+ 本
〈好きな本〉
  • 少年漫画、少女漫画、叡智な漫画
本能的に好き(アンケートより)

〈嫌いな本〉
  • 大したことのない奴が書く自己啓発本
何のためにもならないから(アンケートより)


+ ゲーム
〈好きなゲーム〉
  • 感動するやつ
感動すると涙が出て心が豊かになるから(アンケートより)

〈嫌いなゲーム〉
  • めんどくさいゲーム
やるのが大変だから(アンケートより)


+ その他
〈その他好きなもの〉
  • ゴロゴロしたりダラダラしたりすること
基本的に何もしないで生きていられることを幸福と感じるように設計されているから(アンケートより)

〈その他嫌いなもの〉
  • めんどくさいこと
ゴロゴロできないからだにゃー(アンケートより)


す*ゲーム実況

*以下に記載しているゲームは、2024年6月16日の配信「【祝1,000人】万年黒ずくめの男の素顔が明らかに!?凸待ち大会優勝者に1万円贈呈スペシャル」以降にプレイしたゲームです。それ以前にプレイしているゲームにつきましては、Kohei Hiyoshi Wiki Chapter1 ゲーム実況をご参照ください。

+ あ行
〈あ行〉
  • Among Us
  • Apex Legends
  • オーバークック



+ か行
〈か行〉
  • 決刀 -KETSUTOU-
  • 原神



+ さ行
〈さ行〉
  • スイカゲーム
  • ゼルダの伝説 知恵のかりもの
  • ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム
  • ゼンレスゾーンゼロ



+ た行
〈た行〉
  • 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
  • テトリスエフェクト
  • ドラゴンクエストⅪ 過ぎ去りし時を求めて



+ な行
〈な行〉
  • Nintendo Switch Sports



+ は行
〈は行〉
  • パズル&ドラゴンズ
  • FREEDOM WARS Remastered
  • ポケモン ユナイト
  • Poppy Playtime



+ ま行
〈ま行〉
  • MOTHER2 ギーグの逆襲
  • モンスターハンター ダブルクロス
  • モンスターハンター ライズ



+ や行
〈や行〉
  • 幽霊列車 The Ghost Train



+ ら行
〈ら行〉
  • RE:地獄銭湯 The Bathhouse



+ わ行
〈わ行〉
  • わくわくえほん!



カバー曲


*以下に記載している楽曲は、2024年6月16日の配信「【祝1,000人】万年黒ずくめの男の素顔が明らかに!?凸待ち大会優勝者に1万円贈呈スペシャル」以降にカバーした楽曲です。それ以前にカバーしている楽曲につきましては、Kohei Hiyoshi Wiki Chapter1 カバー曲をご参照ください。

+ 歌ってみた
〈歌ってみた〉
  • インフェルノ
  • Overdose
  • Dec.
  • ルマ



<再生リストはこちら>


獲得称号


※自称を含んでいます。
※動画のコメント欄の称号も記載しています。
※各シリーズごとに五十音順で記載しています。
※関連性があるものは五十音順を無視して記載しています。

挨拶称号

+ 挨拶称号
〈挨拶称号〉
  • 次期公式叔父さん
  • 人類唯一の汚点

ゲーム称号

+ パズドラシリーズ
〈パズドラシリーズ〉
  • 現代の異能

+ ポケモンシリーズ
〈ポケモンシリーズ〉
  • 才能の原石
  • ヒヨシ・リザードン・コーヘイ

+ モンハンシリーズ
〈モンハンシリーズ〉
  • ガルク乗りのヒヨシ
  • 天彗龍よりKoheiが怖いぜぃ!

その他の称号

+ 変態シリーズ
〈変態シリーズ〉
  • ムーニーマンこーへい


アビリティ


+ 「I killed him and you will die 〜因果応報〜」【デバフ】【全体】
「I killed him and you will die 〜因果応報〜 」
いんがおうほう
【デバフ】【全体】

主にAPEXで発動する。戦闘に巻き込まれた際、自分が敵を1人ダウンさせた場合、自分がダウンさせられる確率を80%上昇させる。さらに味方がダウンする確率を50%上昇させる。1度発動した場合、Koheiが蘇生されるまで継続する。使用可能なレジェンドがワットソンに限られてしまう呪いを持つ彼は、先陣を切って敵をダウンさせたとしても後退する術を持っていないのだ。
発動シーン→


+ 「盛者必衰ブタ箱パンチ」【攻撃】【単体】
「盛者必衰ブタ箱パンチ」
【攻撃】【単体】

前科再燃状態かつ、ブタ箱ゲージが80%以上の時に発動可能。命中率60%。命中した場合、技発動時のブタ箱ゲージの蓄積値のうち33%を減らし、相手のブタ箱ゲージに蓄積させる。発動時、相手のブタ箱ゲージが50%未満の場合、命中率100%、相手への蓄積値+20%。さあ、みんなでブタ箱ウォーズ!100%でブタ箱行きだ!
発動シーン→


名言&迷言集


※五十音順で記載しています。
※添付されたURLは全て時間指定URLですが、端末によっては時間指定にならず、動画だけが再生される可能性があります。ご了承ください。

+ あ行
〈あ行〉

  • 愛はプライスレス
本当に愛している相手ならば、お金をかけなくても愛情は伝わっているはずだ。愛は、お金では決して代えられないものなのだから。

  • おっ○い揉みたい
思ったことは如何なるフィルターも通さずに口から出てしまうKoheiの、非常にシンプルかつストレートな気持ちを表した迷言。誰も予想できないタイミングで唐突に発する。この言葉は彼に取って、挨拶、呼吸と同じである。


+ か行
〈か行〉

  • 君にとっての普通が、彼にとっての普通かもしれないし、あなたにとっての異常が、彼女にとっての普通かもしれない。自分の尺度で測るんじゃねぇ!普通かどうかは我が決めるんだ!我こそ、世界の神なり。天上天下、唯我独尊。...やっぱりスカートは短い方がいいよね。byみつを
出だしは素晴らしい名言かのように思えたが、徐々に雲行きが怪しくなり、とうとう完全に脱線してしまった。話題の転換が非常に素早いのが彼の特色ではあるが、ここまで一切繋がりのない話の展開は稀である。また、彼はみつをが言っていたことにすればどんなことでも通ると思っている節がある。

  • クソ!おっ○い揉ませろよ!(×3) 3回言うと、願いが叶います。ということで私はおっ○いが揉めますもうすぐ。モミモミ、アァッ♡(以下略)
ここに書く気が失せる程の、迷言の極致。解説なんてしたくないし、分からない。
_(:3」∠)_

  • こぼれるっていう表現、なんか今までに悪いものにしか使わないと思ってたんですよ。だけど、どうですか?その前におっ○いっていうのを付けてみてください。「おっ○いがこぼれる」?素晴らしい表現だと思います。
新たな日本語の表現を知ったKoheiの素直な感想。これからの彼は、この表現を多用していくのだろう。


+ さ行
〈さ行〉


+ た行
〈た行〉

  • ダークフレイムマスターインフィニティウォー出身だから私
幼い頃、火遊びに夢中になってしまった彼の本当の出身地は永遠に争いの絶えない謎の地であった。

  • 戦いはいつだって苦しいんだよ
戦いに生半可な覚悟で挑む者には、勝利や成功は訪れない。戦いとは、常に物理的・精神的な痛みと犠牲の上に成り立っているものだ。戦いに挑む者には、それに伴う困難と苦しみを受け入れる覚悟が、皆平等に必要なのだ。
*この配信は、失言がかなり多めです。ご視聴の際はご注意ください。

  • 誰もが心の素は持ってる。心を育むかどうかはこれからの人生に懸かってる
人間が持っている「心の素」というものは、すべての人の内面に、生まれて瞬間から存在しているという考えだ。心は価値観や人間関係、経験を通して形作られ、人生の中でどのような選択をし、どのように他者と関わっていくかが、最終的にその人の心をどう成長させるかを決める。すべての人は良心を持っているが、その心をどう育むか、どう成長させるかは自分次第だということ。

  • どうしても口論で勝てなかったら、腹パンすりゃいいんすよ
どうしても口論に勝てなかったり、そもそも相手が聞く耳を持ってくれなかった場合、暴力に頼る… のは決して良くない。ええ。決して。どう考えても。


+ な行
〈な行〉


+ は行
〈は行〉

  • パンツは短い方がいいよね。パンツは短い方がいいのか?そうだね、ホットパンツとかあるからね。気持ちをホットにさせてくれる。そんなホットパンツが大好きだ!
自問自答することで、自分の疑問を即座に解決させるのは彼にとってよくあることだ。ここまでのスピード解決は我々には難しい。そもそも、この疑問を生み出すまでのテンションですら謎である。


+ ま行
〈ま行〉

  • もう独断専行、飛車角落としの、特攻、櫓囲いで行こうと思います。何言ってるか分かりますか?私もさっぱり分かりません。
覚えたての言葉をとりあえず並べてみたくなるお年頃(14)なのだ。とにかく一人でガンガン攻めたいという意気込みを込めてそれっぽい四字熟語や将棋用語などを連ねてみたが、結果としてリスナーはおろか自分でさえ意味の分からない文となってしまった。

+ や行
〈や行〉


+ ら行
〈ら行〉


+ わ行
〈わ行〉

言い訳構文集

話術が豊富なKoheiが用いている、言い訳をまとめています!ご覧の皆様も、同じような場面に遭遇したら、使ってみると解決するかもしれません!
※五十音順で表記しています。

+ あ行
〈あ行〉

  • 姉(兄・弟・妹)の部屋は電波が良いのに、自分の部屋は悪いから
良い回線でFPSゲームがしたいため、有線LANを自分の部屋に導入して欲しい時・その2

  • 姉(兄・弟・妹)もよく分からないものを買ってもらっていたから
スプラトゥーンがどうしてもやりたい時・その2

  • あまり性能の良くないパソコンでは動かないソフトがあると、先生が言っていたから
ゲーミングPCを買って欲しい時・その2

  • 一生物のパソコンになるかもしれないから
ゲーミングPCを買って欲しい時・その4

  • 今立て込んでいて、あまり時間がとれないから
セールス電話を切りたい時

  • 枝豆コーンを食べたい。だが、枝豆コーンをハッピーセット以外で頼む人はいないため、店員が困惑してしまうから。
マックのハッピーセットのおもちゃがどうしても欲しいが、それ目当てで頼んでいると悟られたくない時


+ か・が行
〈か・が行〉

  • 買ったらパパとも遊べるから
誕生日に叡智なゲームをパパに買ってもらいたい時・その4

  • 計算中だから
数学の授業中、何も話を聞いていないのに指名されて、質問に答えられない時

  • 携帯は2年で買い替えるべきだと、スティーブ・ジョブズが言っていたから
新作のiPhoneが発表され、どうしても買って欲しい時・その1

  • ゲームではなく、勉強道具だから
スプラトゥーンがどうしてもやりたい時・その3

  • 氷が今食べられないから
マックで、少しでも多くのコーラが飲みたいため、氷を抜いて欲しい時


+ さ・ざ行
〈さ・ざ行〉

  • 時代の最先端を行く読み方をしているから
漢字の読み方を間違えた時

  • 自分たちが飼ってあげないと、殺処分されてしまうと思うから
どうしてもさっき見た犬を飼いたい時・その1

  • 自分たちのことを待っていると思うから
どうしてもさっき見た犬を飼いたい時・その2

  • 授業でパソコンを使うから
ゲーミングPCを買って欲しい時・その1

  • セールスではなく、キャンペーンだから
新作のiPhoneが発表され、どうしても買って欲しい時・その4

  • そこの小学生も買ってもらっていたから
誕生日に叡智なゲームをパパに買ってもらいたい時・その3


+ た・だ行
〈た・だ行〉

  • 動物愛護団体が厳しいから
どうしてもさっき見た犬を飼いたい時・その3

  • 動物に優しくできなかったら人にも優しくできないと、みつをが言っていたから
どうしてもさっき見た犬を飼いたい時・その4

  • 友達が、部活でポカリスウェットを飲み過ぎてしまい、監督からこれ以上の塩分摂取は控えるように言われている。また、友達がポカリスウェットを全て飲んでしまったため、自分は塩分が足りていない。
マックで、揚げたてのポテトを食べたいため、塩なしのポテトと、別の袋に分けた塩を用意して欲しい時

  • 友達の間でメチャクチャ流行っているから
誕生日に叡智なゲームをパパに買ってもらいたい時・その2


+ な行
〈な行〉

  • 2年で携帯を買い替えることは、みんながやっていることだから
新作のiPhoneが発表され、どうしても買って欲しい時・その3

  • 脳トレのゲームで、やると頭が良くなるらしいから
スプラトゥーンがどうしてもやりたい時・その1


+ は・ば行
〈は・ば行〉

  • パッケージがそう見えるだけで、内容は違うから
誕生日に叡智なゲームをパパに買ってもらいたい時・その1

  • 古い携帯は下取りしてもらえるので、実質無料で買えるから
新作のiPhoneが発表され、どうしても買って欲しい時・その2

  • 勉強に本気で取り組むために、高性能のPCが必要だから
ゲーミングPCを買って欲しい時・その3

  • 勉強のためだから
良い回線でFPSゲームがしたいため、有線LANを自分の部屋に導入して欲しい時・その3


+ ま行
〈ま行〉




+ や行
〈や行〉




+ ら行
〈ら行〉

  • リモート授業に繋がらず、自分だけ参加できなかったから
良い回線でFPSゲームがしたいため、有線LANを自分の部屋に導入して欲しい時・その1


+ わ行
〈わ行〉




コーヘイカンパニーについて

*コーヘイカンパニー(架空)関連の様々な事件(架空)をまとめています!(架空)かなり長めの物語となっております。

+ カンパニー外伝
〈カンパニー外伝〉

+ 就業規則違反事例:No.16
就業規則違反事例:No.16
フリィ:「よし、配信の準備はできましたよ、社長!...あれ、社長は?」
社員A:「あれ、まだ来てませんね。社長室でしょうか?」
フリィ:「えぇ?今日は新型K.Podsの発表の日なのに...。社長が出演したいって自ら言ってきたのに!なにやってるんですか!はぁ〜もうしょうがないなー。」

(社長室の前に着く)

フリィ:「(コンコンコン)社長?社長!何してるんですか?もうすぐですよ!出てきてください!」

(反応がない)

フリィ:「はぁ〜。やっぱ寝てるのか?入って起こそうにも、パスコードがなぁ...(パスコードの操作盤を見つめる)」
フリィ:「社長のことだから、1234とか?まぁ、自分の部屋のセキュリティくらいはしっかりしてるか。」

(試しに1234と入力してみる。...開錠された。)

フリィ:「なんだこれ!だったら最初から付けなくていいじゃないですかこんなの...(ドアを開ける)失礼しますよ!...え?」

(その光景を見て言葉を失った。ソファの前に伏しているKohei社長。力なく前に伸ばしたその手の下には、一枚の書類がある。その周りには他の書類が散乱している。頭部の周りの床には、血が広がっている。)

フリィ:「あ...あぁ...なんで...(後退りして社長室を出て、座り込む)いや...落ち着け...警備に...連絡しないと...(震える手で無線を操作する)」
警備員:「はい。警備です。」
フリィ:「しゃ、社長が襲撃された...セキュリティレベルを5に引き上げて!」
警備員:「は、はい!了解しました!」

(次の瞬間、けたたましいサイレンが本社全体を駆け巡る。全ての出入り口が重厚な金属製の扉で封鎖される。)

社内アナウンス:「緊急事態発生!緊急事態発生!重大な事案が発生したため、セキュリティレベルを5に引き上げる!全員その場で待機してください!これより警備隊による社内巡回を行う!安全が確認されるまで、全員その場で待機してください!繰り返す!緊急事態発生!緊急事態発生...」

フリィ:(立ち上がり、社長室の前に設置されている壁掛けのモニターに向かう)「社長に何があったのか確かめないと...」

://K.Co-Log//...▽

:何かお手伝いできることはございますか?...▽

フリィ:「社長室の監視カメラの記録を見たいです。」
:セキュリティシステムに接続中...▽

:只今、セキュリティレベルが5に設定されています。セキュリティシステムに接続するためには、セキュリティクリアランスⅢ以上の社員アカウントでログインしてください。...▽

フリィ:「ああ、そうだった...えーと...ログインをお願い!」
:虹彩認証を開始します。...▽

:認証成功...▽

:ログイン中です。少々お待ちください。...▽

:K-ER45、フリィ様。何かお手伝いできることはございますか?...▽

フリィ:「社長室の監視カメラの記録を見せて!」
:セキュリティシステムに接続中...▽

:セキュリティクリアランスⅣを取得...▽

:接続に成功しました。録画記録をダウンロード中...▽

:ダウンロード完了...▽

フリィ:「ん〜、社長室に出入りした人は...ん?1時間前に一人だけ社長に会いにきてる。ここから再生して!」
:再生を開始します。...▽

社員:(コンコンコン)「失礼します。」...▽
Kohei:「入りたまえ。」...▽
社員:「社長、例のリストが完成しました。どうぞお確かめください。」...▽
Kohei:「ハハ、もうそんな時期か。ありがとう。下がっていいよ。」...▽
社員:「失礼します。」(部屋を出ていく)...▽

フリィ:(ん?特に何もしてない?じゃあ誰が...それに、「リスト」って何?)

Kohei:(書類の束を手に取る)「(舌なめずりする)今年は豊作だねぇ...フフフ...さぁて、どんな子がいるかな?」...▽

フリィ:(1枚の書類をクローズアップする)「ん〜?『コーヘイカンパニー社内保育所入所者名簿』?」

Kohei:(顔写真付きの名簿をめくっていく)「なっ!?」...▽

フリィ:「社長が倒れた!しかも、さっき見た社長と同じ倒れ方だ!つまり...」

(その時、警備隊が社長室の前に到着する。)

隊員A:「フリィさん!ご連絡いただきありがとうございます!今から社長室に突入します!犯人がまだ中に隠れているかもしれません!離れてください!」

(警備隊は社長室の中の様子を窺い、安全を確認するとゆっくりと中に入っていく)

隊員A:「犯人の痕跡は見当たらないですね...」
隊員B:「既に撤退したのか...あるいはまだ...」
隊員C:「社長!聞こえますか!社長!(Koheiの首を触る)意識はありませんが、まだ脈はあります!傷跡は...見当たりませんね...これは、鼻血?」
隊員D:「とりあえず医務室へ運ぶぞ!集中治療カプセルの準備を進めるように待機中の医療班に連絡を!」

(Koheiが担架で運ばれていく)

隊員B:「傷跡がない?毒か?それとも事故?」
フリィ:「あの...これを見てもらいたいんですが...(社長室の前のモニターを指差す)」
隊員A:「これは...社長室の監視カメラの記録ですね。」
フリィ:「はい。先程まで犯人が映っているのではないかと思って調べていたのですが...(先程の映像を再生する)」
隊員B:「なるほど...書類の内の一枚を見て、倒れたと...」
隊員A:「保育所の入所者名簿ですね...ここに散らばっている書類は全てそうですね。でも、これが原因なのでしょうか?急病で倒れて、頭を打ってしまったのでしょうか?」
隊員B:「いや、違うな。これは就業規則違反だ。社長に書類を渡したこの社員は社則に違反している。こいつを探すぞ!」
隊員A:「そうか...分かりました!」

 その後、社長に書類を手渡した保育所の職員は、コーヘイカンパニー社則「社長に、非常に可憐な幼い女子の写真、映像を何も処理を施さぬまま見せてはならない」に違反したとして、K-ER34からK-ER29への降格処分、2週間の出勤停止処分が下された。
 社長はその後、治療を受け回復した。倒れた原因は、天敵である「可愛すぎる幼女」の顔写真が載っている保育所の名簿を見てしまったことによるショックであった。



+ カンパニー極秘事件記録
〈カンパニー極秘事件記録〉

://K.Co-Log//...▽

:何かお手伝いできることはございますか?...▽

:このファイルへのアクセスはセキュリティシステムによりブロックされました。...▽

:このファイルへアクセスするためには、セキュリティクリアランスⅤの社員アカウンt...×(system error)

:再起動中...▽

:K-ER⬜︎⬜︎、Unknown様。何かお手伝いできることはございますか?...▽

:セキュリティシステムに接続中...▽

:セキュリティクリアランスⅤを取得...▽

:カンパニーの全システムへのアクセス権限を取得...▽

:<警告>このファイルは、社内IRMにより暗号化されたビデオファイルです。セキュリティクリアランスⅤの権限により、一時的に暗号化キーを適用します。メールやUSBメモリなどにより外部に持ち出す場合、自動的に再暗号化されます。...▽

:ダウンロード完了。再生を開始します。...▽

電子音声:「このファイルは、コーヘイカンパニーの最高機密に指定されています。このファイルの閲覧権限は、セキュリティクリアランスⅤを取得した社員のみが有します。これに該当しない方は、直ちに視聴を中止してください。このファイルに関する情報漏洩が認められた場合、法務部⬜︎⬜︎⬜︎部隊による、記憶処理作戦を実行します。これにより生じた損失の一切は、あなたに全て負担していただきます。...10秒後より、記録の再生を開始します。これより先をご覧になる場合、情報漏洩に関する確認事項への同意を得たものとみなします。」...▽

+ 「宿痾の牢獄 第一章」
宿痾(しゅくあ)の牢獄 第一章

コードネーム「宿痾の牢獄」

被害報告
  • 死者 93名
  • 行方不明者 24名
  • 負傷者(要手術) 112名
  • 未確認の真菌類による工場内の汚染が深刻であるため、開発部第六号棟の稼働を無期限で停止する。さらに、開発部第六号棟を中心とした半径5km圏内を立ち入り禁止とする。これにより、隣接する開発部第四号、五号、七号棟も当面の間稼働を停止する。既に、圏内に居住する民間、及び我が社の社員には、大規模な地下工事による地盤沈下の危険性があるという名目で、カンパニーが用意した特別居住区に一時避難を呼びかけた。
  • 未確認の真菌類により侵食された社員、約90名が第六号棟内を徘徊しており、派遣した法務部特編部隊に高い攻撃性を示した。グレードⅡ装備では、有効性を確認するに至らなかった。侵食を受けた社員に対する、銃火器での攻撃の有効性は、再検証が必要との判断。


 コーヘイカンパニー開発部第六号棟。ここでは主に、本社の購買に提供する商品の開発、製造、提供を行っている。食品から電化製品まで、様々な商品の製造ラインが敷き詰められている。

「先輩!新製品、『万能キノコ培養キット』のサンプルができました!」
「お、もうできたのか。へ〜、意外とコンパクトだな。こんなのでこの世の全種類のキノコが育てられるのか?」
「ええ、そうみたいですよ。」
「これがあれば、松茸を一度買ってしまえば、そこから無限に増やせるんだよな⁉︎」
「アハハ...無限とまではいかないかもですけど、増やせるんでしょうね。急速成長剤をこの穴に入れれば、10秒足らずで生えてくるらしいです。」
「開発担当の奴らもやるなぁ。こんなアイデアどうやったら思いつくんだ?」
「でもなんでキノコなんでしょうね。野菜とか...フルーツとかの方がもっと人気出そうじゃないですか?」
「確かにな。わざわざキノコを選んだ理由は分からん...俺だったら肉を増やせるようにするかな。」
「肉は無理でしょ(笑)」
「冗談だって...で、このサンプルを使ってみろってことか?」
「はい!感想を教えて欲しいとのことです。培養したキノコの味とか、体調に変化はないかとか...」
「おう、任せとけ。もちろん松茸で試すけどな。」
「あいや、実はキノコのサンプルももらってるんですよ。これで試してってことですかね。」
「えぇ?なんだ、仕方ねぇな。...ん?なんだこのキノコ。赤黒くて...やけに禍々しい色してんな。毒キノコじゃねぇだろうな?」
「毒性はないって言ってましたよ。珍しいキノコでも上手くいくか試したいんじゃないですかね?」
「そうか...なんて名前なんだ?これ。」
「あぁ...名前も聞いてませんね...」
「名前も分からんのか?おいおい...俺になんかあったら、労災は下りるんだろうな!?」
「大丈夫ですって。先輩、幸運クリームの時も、塗りすぎたせいで散々な目にしばらく遭ってましたけど、ちゃんと生きてるじゃないですか。」
「はぁ...まぁ、キノコ程度で俺はしなねーよ。じゃ、帰ったら試してみっか。」

 帰宅後...

「よし、メシの時間だ。このキノコ、焼いて食ってみっか。まず培養しねーとな...えーと?キノコの一部を埋めて...急速成長剤を注いで...お?もう生えてきたぞ!すげーな。機能性はバッチリだな。不安なのはこのキノコだけなんだが...はぁ、やっぱり食べなきゃダメか。まあ焼けば大丈夫だろ。」

 男は謎のキノコをフライパンで焼き、醤油で味付けした。

「まあ、味は悪くねーな。少しネバネバしてるが...まあ普通のキノコって感じか。毒は無さそうだな。」

 その日は何事もなく、男は眠りについた。翌日...

「うあー...頭が痛ぇ...酒飲みすぎたか?最近控えてっけどなぁ...もうこんな時間か...早く行かねーと。」

 出社後...

「先輩、おはようございます!培養キットはどうでしたか?」
「あぁ...なんも問題はなかったぞ...あの...キノコも...大丈夫だった...うぅ...」
「先輩?大丈夫ですか?またお酒飲みすぎたんですか?」
「いや...そんなはずないんだが...」
「またまたー。覚えてないだけでしょ?まったく...」
「いや本当に...俺は飲んで...あぁ...ちょっとすまねぇ...トイレ行ってくる...」
「はぁ...これからは気をつけてくださいねー?」

 トイレにて...

「おぇ...気持ち悪ぃ...なんでだ...俺は本当に飲んでなんか...あぁ、あのキノコのせいか?くそ...」

 数十分後...

「(コンコンコン)おーい、そこにいるんだろ?出てこいよ?みんなお前を探してるぞー?(コンコンコン)ったく...こーなるから、酒は控えとけってあれほど言ったのに...(バンバン)はぁ...大丈夫か?返事しろよ...おい、医療班呼ぶか?...やれやれ。(無線を操作する)」
「はい。警備です。いかがなさいましたか?」
「あー、エリアS、3階男子トイレの個室から同僚が出てこないんだ。きっと酒の飲み過ぎだ。医療班を呼んでくれないか?」
「了解しました。しばらくそこでお待ちいただけますか?」
「ああ、分かった。(無線を切る)はぁ。んん...ケホッ...なんかホコリっぽいなここ...掃除してんのか?見た目はキレイだけどな...」

 2分後...

「お待たせしました。同僚の方は...ここですか?」
「ああ、そうだ。」
「分かりました。ハックション!んん...えー、では開けますねー。(ドアのオートロックを解除する)ゲホッ...だ...大丈夫ですか?」

(個室の中にいた男は、トイレに座ったまま、力なくうなだれている。)

「聞こえますかー?おーい。(返事はない)重症だな...呼吸はしてる...(無線を操作する)すまん、思ったより重症みたいだ。担架と、増援を頼む。」
「ゲホッ、ゲホッ...すみません、ちょっと、換気扇付けます。」
「ああ...ありがとうございます。なんか...ケホッ...空気が悪いですねここ...臭くはないんですが...はぁ。では、待機していただきありがとうございます。もう戻ってもらって大丈夫ですよ。」
「分かった...んん...じゃ、後は頼む...」

 エリアS、3階製造ラインにて...

「はい。万能キノコ培養キットの件ですよね?すみません...テストを担当している製造課の者が今体調不良でして...すみません、連絡が取れないんです。はい...あ、はい。何も問題はなかったと言っていましたよ。試用したキノコ、ですか?それは、もちろん頂いたサンプルのキノコ、ですが?え?キノコのサンプルは渡してない?え、そんなはず...だって頂きましたよ?赤黒いキノコです。...そんなキノコ用意してない、ですか?じゃあテストに使うキノコはなんでも良かったってことですか?え、じゃああのキノコはなんなんですか?知らない?...私も知りませんよ!開発課の社員証を首に下げてる男の人から受け取ったんです。開発課長と別れた後に近づいてきて、キノコのサンプルもあるから是非使ってみて欲しいって...本当に知らないんですか?開発課全員に確認してみてくださいよ!」

 エリアC、1階医務室前にて...

「は〜い、もうすぐ医務室ですよー。」
「集中治療カプセルの用意ができました。2番を使ってください。」
「分かった。よし、担架から降ろすぞ...お?」
「ンーー...アァ...?」
「ああ、良かった。起きましたね。大丈夫ですか?」
「ダイ...ジョブ...ゲホッ、ゲホッ...」
「あー、念のため、カプセルを使いましょう。さあ、こちらへ。んん...ゲホッ...」
「コキュ...ゲホッ、ゲホッ...グルシ...ゲホッ!」
「呼吸器系に異常が?と、とりあえずカプセルに移動するぞ!せーの!(男を集中治療カプセルに運び入れ、カバーを閉める)」
「酸素充填を頼む!おい、解析はどうだ?」
「先生、肺が真っ白ですよ?どうなってるんですかこれ!」
「お、おい...いくらタバコを吸おうが、こんなことにはならんぞ...?これは何なんだ...?解析システムの故障か?」
「いや...他の部位は正常ですし...他の機能もちゃんと動いてますが...?」
「よ、よし。カプセルの内視鏡とオペモードを起動しておけ。すぐ取り掛かろう。...ゲホッ...ゲホ...」
「はい...え、先生も大丈夫ですか?」
「だ、大丈夫だ。なんだかさっきのトイレがホコリっぽくてな...吸い込み過ぎたのかもしれん。今朝までこんな咳は出なかったんだからな。」

エリアN、5階511研究室にて...

「ゲホッ、ゲホッ...あぁ...」
「ちょっと、大丈夫?」
「んん、大丈夫です...エリアSのトイレがホコリっぽかったんで...多分そのせいです...」
「アハハ、掃除サボってんの?エリアS担当の清掃員は。」
「いやー...汚いとか、臭いとかじゃなかったんですけどね...なんか...空気だけ淀んでるというか...煙たいというか...」
「なにそれ。...あ、トイレの中でこっそりタバコ吸ってたんじゃないの?」
「いやー、アイツは酒は飲みますけどタバコは吸わないヤツですし...タバコの匂いもしませんでしたし...」
「ふーん、そう。ところで、『万能キノコ培養キット』のことなんだけど...」
「ああ...あれですか。キノコを一瞬で増やせるっていう...昨晩、アイツが散々、自慢げに電話してきましたよ。松茸買ってきてくれたら増やしてやるって...」
「そうそう。それなんだけど...君、製造課の人に、キノコのサンプルを渡したりしてない?」
「え?俺はそれの担当じゃないですし...知らないですよ。」
「そうだよねーー。ま、とりあえず開発担当に当たってみるか...」

エリアN、4階421研究室にて...

「お、いたいた。」
「ん、どうしました?課長。」
「ねぇ、『万能キノコ培養キット』なんだけどさぁ、昨日、サンプルのテストを製造課に頼んだじゃん?」
「はい...そうですね。」
「君がアタシに渡したサンプルってさ...キット本体だけだよね?」
「そう...ですが?それ以外に何か?」
「製造課の人がさ?キノコのサンプルも受け取ったって言ってたんだ。」
「キノコのサンプル?そんなもの用意してませんが...使うキノコはなんでもいいってことにしましたよね?」
「そうだよねぇ?『開発課の社員証を持ってる男の人』から貰ったんだって。君のことじゃないよね?」
「もちろん。私は渡してませんよ?それに...『万能キノコ培養キット』の開発担当は...私以外、みんな女性です。それ以外に...サンプルのテストを行うことを知ってる人なんて...いないはずですが...?」
「うぅ...なんか怖くなってきたじゃんか!もう...誰なんだよまったく!」
「社員証の偽造...とか?何かしらの悪意があって...そのキノコを育てて食べさせようとしたんじゃ?」
「はぁ?何のためにそんなこと...んー...あ、Logシステムに映ってないかなぁ...」
「そこに端末がありますよ。調べてみたらどうですか?」
「やるかぁ。えーと?」
「:K-ER38、アリーナ様。何かお手伝いできることはございますか?...▽」
「監視カメラの映像って見れるの?」
「:セキュリティシステムに接続中...▽」
「お、出た出た。えー...昨日の...午前中...アタシの研究室の前辺りかな...?」
「ん?なんかいますね。待ち伏せしてるように見えますが?」
「あ!製造課の人が来た!アタシの部屋に入って...出てきて...あ、待ち伏せしてる奴に話しかけられた。」
「何か渡しましたね。これがその...キノコでしょうか?」
「そうみたいね...ってか誰?この男。アタシ知らないわ?」
「私も知りません...六棟の社員ではなさそうですね。下手するとコーヘイカンパニーの社員ですらないかも...」
「はぁ...君の言う通り、社員証を偽造したのかしら...社員証さえあれば、この建物に入れるものね...」
「しかし...この男はサンプルテストのスケジュールを知っているようです。内部の人間ともまだ考えられますが...」
「何言ってるのよ。アタシは...名前は覚えられないけど、この六棟の顔ぶれは全員分かってるつもりよ。」
「新入社員とかでは...?若そうに見えますが...」
「ちゃんと新入社員の名簿にも目を通してるわよ!」
「そうですね...やっぱり外部の人間のようですね...」
「間違いないわ!不法侵入よ!警備に伝えた方がいいかしら...」

エリアC、1階医務室にて...

「(内視鏡を操作する)うーん...ますます謎だな...」
「なんか...糸?みたいな...クモの巣みたいにびっしりついてますね。」
「肺の中がこんな状態になることなんて...んーー、カビとか...か?しかし...ここまで内部にびっしりと広がってしまってはどうしよもない...とりあえず、気管を塞いでいる、この白い塊を切除しようか...ゲホッ、ゲホ...」
「クーパーですね。切り替えました。」
「ありがとう。(遠隔でカプセルに付いているロボットアームを動かし、クーパーで白い塊を切り取る)」
「グァァ...ガァ!ウゥゥ...」
「なに、喋った!?麻酔が効いていないのか!?」
「そんなはず!麻酔した時にはちゃんと効きましたよ?異常もありません!」
「ウゥァァアアアア!!(カプセル内で暴れ始める)」
「まずい!急いでアームをしまってくれ!内部が傷ついてしまう!」
「オペモードを強制終了しました!」
「アアアア!!グアッ!!!(腕を振り上げ、カプセルのカバーを破ろうとする)」
「な、何してるんだ!落ち着きたまえ!」
「ガァッ!グァッ!(何度もカバーを叩く)」
「ま、まずい...ヒビが入っている...」
「ええ!?これ、カンパニー特許の強化プラスチックですよね?人間が素手で破れるもんじゃないはずです!」
「グアアア!!!ガアァッッ!!!(振り上げた拳がカプセルのカバーを突き破る)」
「うわぁ!!で、出てきた!!」
「ちょ、ちょっと!おかしいですって!警備呼びますね!」
「グゥゥ...(カプセルから身を乗り出し、医療班の二人を見つめている)」
「かっ、患者さん!お、落ち着いてください、ね?ほ、ほら...お戻りください!」
「(無線を必死に操作する)け、警備!患者が急に暴れ出したんだ!理性を失ってるように見える!すぐに取り押さえてくれ!」
「アァァ...(ゆっくりとフラフラとした足取りで二人に近づく)」
「どうしたんですか... お戻り、ください!(男の腕を押さえつけて強引にカプセルに押し戻す)」
「グァァァアッ!!!(腕を振りほどくように激しく暴れる)」
「ちょっ!君、手伝って!!」
「は、はい!(二人で患者を押さえつける)」
「グゥゥ... ァァ...」
「あれ?急に静かになりましたね?」
「ふぅ... そのようだな...」

(ちょうどその時、3人の警備員が駆けつける)

「大丈夫ですか!」
「ああ... ゲホッ... ゲホッ... ひとまず、落ち着いたみたいです...」
「どうします?治療を再開しますか、先生?」
「そうだな...」
「とりあえず問題はないようですね。また何かありましたらお呼びください。」
「ありがとう。では...」

(患者の男に手を伸ばそうとした瞬間、想像を絶する痛みが主治医の胸に走った。その痛みは、同時に助手にも襲いかかっていた。弾丸で貫かれたような、むしろそれ以上の痛み。主治医が朦朧とする意識の中で見たのは、患者の男の口から伸びた白い触手のようなもの、そしてそれが自分の右肺のあたりを突き破り、鮮血が白衣を染め上げていく様だった。)

「なっ...!?」

(あまりにも突然の出来事に、警備員は言葉を失った。警備員のうちの一人は、反射的に拳銃を構えた。)

「グァァァゥ...(触手が喉の奥に引っ込んでいくと同時に、再びカプセルから出て、警備員の方へと歩みを進める)」
「止まれ!止まらないと撃つぞ!!(震える手で銃口を男に向ける)」
「グルル...(言葉の意味を全く理解しておらず、フラフラとこちらに近づいてくる)」
「バンッ!(男の足元の床に発砲する)止まれと言ってるんだ!!」
「聞こえてないのか...?」
「グァァ... オォ...(足を進め、口の中からは白い触手が再び姿を現す)」
「くそぉ...!バンッ!(弾丸が男の左足に直撃する)」
「グァ!ウゥゥ...(一瞬よろめいたが、何もなかったかのように再び歩き始める)」
「効いてない...?」
「ひ...ひとまず退避しよう...(後ろ手にゆっくりと扉を開ける)」
「ああ...そうだな...」
「合図したら一斉に出るぞ?...今だ!」

(3人の警備員は一斉に医務室を飛び出し、急いで扉を閉めた。が、次の瞬間...)

「ドン!!バァン!!!」
「くそ!体当たりしてきやがる!(必死に扉を押さえる)」
「増援を呼ぶぞ!」

エリアC、2階廊下にて...

「...繰り返します。エリアC1階にて、事故が発生しました。これに伴い、エリアC1階のセキュリティレベルを2に引き上げます。該当のエリアにいる場合は、警備員の指示に従い、速やかに移動してください。職員の移動の完了を確認でき次第、エリアの封鎖を行います。」
「(2階から1階を見下ろす)みてー、めっちゃ警備の人たちが集まってきたよ?」
「セキュリティレベルが上がるのって私初めてなんだけど。何があったの?」
「知らなーい。あの辺って医務室だよね?なんかやばい薬品が漏れ出したとか?」
「それだったらガスマスクとか付けるんじゃない?みんな銃とか盾とか構えてるよ?殺人事件とか!」
「えーーやばっw んん... ゲホッ... なんかさっきから空気が汚れてるっていうか...ホコリっぽくない?」
「あー、それ思ってた... なんかちょっと息苦しいよね?」
「外行かない?なんかどこ行ってもこんな感じだし... こんな状況ならちょっとサボっても大丈夫っしょw」
「ハハ、いいね!」
「...あれ?エリアNへの通路... 閉まってる?」
「え?...ちょ、Sへの通路も閉まってるよ!」
「エレベーターも動かない... 階段もシャッターが降りてる... なんで?」
「セキュリティレベルが上がったのって... Cの1階だけだよね?」
「そう言ってたよ?」
「なんで... え、閉じ込められたってこと?」


+ 「宿痾の牢獄 第二章」
宿痾(しゅくあ)の牢獄 第二章

  • 行方不明者24名の行方は現在調査中。監視カメラ映像によると、窓ガラスを破って建物外に脱出、そのまま敷地外へ向かったものとみられる。カンパニー敷地外の居住区には、避難が完了していない市民が多数残存している模様。六棟の存在するベリアルドーム内の主要セクターには緊急避難指示を発令した。しかし、既に24名の行方不明者のうち何名かは居住区に到達していると予測される。


コーヘイカンパニー本社、法務部、一般警備課本部にて...

「六棟の医務室で事故... 患者の男性社員が突然凶暴化して医療班2名重体... 口から謎の触手を出して攻撃?なんだこの報告は!あまりにも謎すぎる!」
「秘密裏の生物実験でしょうか?」
「本社に黙ってそんなことできるはずもないが... こんなことは今までにない... そうとしか考えられないな...」
「拳銃の効果が確認できなかったとの一文も気になりますね...」
「ああ... 全装備の使用許可申請が来たのはそのせいだな...」
「許可しますか?総監。」
「いや、初の事態だからな... 原因の究明の事も考えると、射殺はしない方が良かろう。」
「では、一部装備に限定しますか?」
「ああ、エリア封鎖と退避は完了しているな?催涙弾と電撃グレネード、それと念の為麻酔銃の使用も許可する。手術中に麻酔をしたにも関わらず目を覚ましたという報告があるが... 」

開発部第六号棟、エリアC、1階医務室前にて...

「バン!ドン!バァン!!」
「なぁ!さっきより力が強くなってないか!?」
「3人で押さえてるんだぞ!?なんでこんな...!ギリギリなんだ!」
「おい!催涙弾の使用許可が出た!拘束するぞ!一旦退け!」
「「「了解!」」」

(3人が離れると同時に扉が外れ、患者の男は勢い余って扉を押し倒しながら廊下に転がり出た。フラフラと起きあがろうとする男を、催涙ガスが包み込む)

「今だ!!」

(マスクと防護服を着用した大勢の隊員が男を取り囲み、頭を押さえつけて腕を後ろ手に縛り、手錠をかけた)

「グウゥォォ...(口の中から触手が再び姿を現す)」
「させるか!バァン!(放たれた弾丸が触手を貫き、千切れた触手が床に落ちる)」
「グァアア!(呻きながらうなだれる)」
「よぉし!」
「ウゥ...(完全に脱力して倒れ込む)」
「ふぅ... とりあえず、特殊収容室に運ぶぞ。」

(男を担ごうと隊員たちが手を伸ばした時、男の体が小刻みに震え出す)

「なんだ!?」

(男の震えが止まる。隊員たちはそれを確認して再び手を伸ばす。が、次の瞬間に広がった光景は、隊員たちを戦慄と混沌の渦に巻き込んだ)

「ズドドド!ドガッ!!」

(男の背中から皮膚を突き破って伸びた複数の触手が、取り囲んでいた全ての隊員の肺あたりを貫通し、そのまま壁に突き刺さった。残された隊員たちはパニックに陥る。)

「おらっ!(一人の隊員が電撃グレネードを男に向かって投げた)」
「バシッ!(男は背中から伸びた触手でグレネードを掴み、後ろに投げた)」
「くそ... これなら!(男の体に麻酔銃を撃ち込んだ)」
「...(全く効いていないように歩き出し、撃った隊員に触手を突き立て引きずり倒す)ズドッ!ズザザザ...」

(打つ手が無くなった隊員たちは我先にと逃げ出し始めた)

エリアN、1階、ロビーにて...

「おい!なんでここまで閉まってるんだ!」
「ゲホッゲホ... なんで開かないの?ずっと息苦しいんだけど...」
「封鎖するのはエリアCだけのはずだろ?ゲホッ...」
「あっちの非常口まで全部閉まってるぞ!」
「もう限界だ... 窓は開かないのか?」
「手動じゃ開かなくなってるし... 破ろうにも、カンパニー特許ガラスだからなぁ...」
「エリアSも閉まってるってよ。」
「え、じゃあ、みんな閉じ込められたってこと?」

本社、法務部、一般警備課本部にて...

「どうなってるんだ!なぜ全館のセキュリティレベルが最大の5になってるんだ!」
「セキュリティレベルの変更ができません!何者かにハッキングされました!」
「くそ!中にいる人が全員閉じ込められてしまったじゃないか!」
「そういえば先程、偽造した社員証で忍び込んでいる人がいるとの報告がありました。」
「同一犯か... 同じグループの可能性が高いな。」
「もうこちらからではどんな操作も受け付けません!特警に支援要請を出しますか?」
「ああ、仕方ない... 」

開発部第六号棟、エリアN1階、連絡通路にて...

「ガン!!ミシミシ... ズガアァァン!!!(重厚な金属製のシャッターが触手によって安易と破られた)」

エリアN、1階ロビーにて...

「ひっ、な、何?」
「すごい音...」
「お...おい...あれ、あれを...(震える手で何かを指差す)」

(明らかに人ではない、悍ましい姿をした生物がこちらに向かって歩いてくる。背中から伸びた複数の触手のうち何本かは、ウネウネと蠢きながら串刺しにした警備員を引きずっている。本能的に命の危機を感じた何人かの職員は、全力で逃げ出した。)

「シュッ!ドスッ!(縦横無尽に動く大量の触手は次々と、逃げ惑う人々の肺を狙って突き刺していった)」
「いやあああぁぁぁぁ!!!」
「開けろっ!!くそ!!バン!(窓ガラスを蹴破ろうとしたがヒビすら入らない)」

(エリアN1階は瞬く間に阿鼻叫喚の嵐となった)

エリアC、1階医務室にて...

「うぅゥ...」
「グゥ...」

(肺を突き刺されて死んだはずの医療班の2人はユラユラと起き上がり、ゆっくりと廊下に向かって歩き始めた)

エリアC、1階正面入口前にて...

「特警4班、現地到着し待機中。指示を。」
「(無線)了解。中の様子は確認できるか?」
「はい。警備員 ...約10名が、エリアCロビーを徘徊しています。」
「(無線)...なるほど。一般警備課の警備員は死亡したとの報告だったが...」
「動いていますね。しかし、明らかに理性を失っているように見えますが?」
「(無線)分かった。ひとまず、ホログラムデコイを展開しろ。攻撃性を確かめる必要がある。」
「了解。(レーザーで窓ガラスに穴を開け、デコイ装置を投げ入れた)」

(投影されたホログラムに警備員たちはすぐに反応し、口から触手を出して攻撃した)

「攻撃性を確認。」
「(無線)了解。グレードⅡ装備の使用を許可する。慎重に調査を進めろ。」
「了解。」
「(無線)監視カメラ映像によると、現在標的はエリアN1階にいる。それと... 六棟全体において、空気が汚れているとの報告がある。念の為、ガスマスクを着用しておけ。」
「了解。作戦開始。」

エリアN、1階ロビーにて...

(小隊が到着した時、そこにはもう標的の男の姿はなく、地獄のような光景が広がっているだけだった)

「ここに倒れている人たち... あの警備員たちのように、目を覚まして攻撃してくるようになるのでしょうか?」
「その可能性が高い。離れた方がいいな。」
「階段の前のシャッターが破られています。標的は2階に向かったようですね。」
「ああ、移動しよう。」

エリアN、2階廊下にて...

「いました!奥です!」

(男は閉じ込められていた研究員たちを次々と襲撃しながら廊下の奥へと進んでいった)

「追うぞ!ここで仕留める!」
「了解!」
「グァアアアア!!(男はこちらに気付き、咆哮する)」
「くっ!(パルスライフルを構える)」
「シュッ!(男は凄まじいスピードで複数の触手をこちらに伸ばしてくる)」
「パシュッ!パシュッ!(強烈な衝撃波が触手を正確に貫く)」
「グウゥ...(男は悶えながら後退する)」
「ダメージを確認。このまま押し切るぞ!」
「ウウゥゥァアアアアア!!!(さらに背中から大量の触手が出現する)」
「なっ!?」
「ドス!ドス!(触手を次々と床に突き立てていく)」
「な、何をする気だ?」

(大量の触手が床に潜り込んでいく。建物がグラグラと振動する。そして次の瞬間...)

「うわっ!!」

(隊員たちの足元の床が崩れ、全員1階の廊下に落ちていった)

「(無線)大丈夫か!」
「うぅ... なんとか...」
「申し訳ありません。目標を見失いました。」
「(無線)奴は天井を破って3階へ移動した。準備を整え、追跡を再開するんだ。」
「総監、奴の触手にパルスライフルを命中させ、損傷を確認できましたが、すぐに回復し、さらに凶暴になりました。触手が弱点ではない... むしろ触手へのダメージが、奴をより凶暴にしているように感じます。」
「(無線)そうか... では、待機中の5班、及び6班に、グレードⅢ装備を所持させ、そちらに向かわせる。それまで待機していろ。」
「了解。」

(数分後...)

「特警5班、6班、到着。」
「...協力に感謝する。」
「そんなこと言わないで?ほら、カンパニー特製の火炎放射器だよ。使ってみたかったんだーこれ!焼き尽くしてやろうよ!適当に、そこら辺の奴らに試してみよっか?」
「おいおいやめとけって...」
「えー?いいじゃーん。もう許可出てるしー。よいしょっと。(レーザーでシャッターに穴を開け、ロビーに入っていく)」
「あーあ。知らねー。」
「どぉおおおりゃあああああ!!!(ロビーを彷徨っている感染者たちを容赦なく業火で焼き尽くしていく)」
「グアアァァァ...(感染者たちは何もできずに倒れ込み、灰と化した)」
「...さいっっこおおおおおおおお!!!これだよ、これぇ!私が求めていた火力!火力の権化!象徴!頂点!!これが私の答えだあああ!!!(天井に向かって火炎を放出する)」
「あちゃー。流石は悪魔の6班と言われるだけあるな... あの班長はやっぱ狂ってる。」
「はぁ... ほら、その辺にしておきなさい。燃料が無くなるわ。」
「へへーん。燃料なら、ほら!(服の裏側には大量の燃料タンクがぎっしりと貼り付けられている)」
「おいおい、そんなことしたら、引火したらとんでもないことになるぞ?」
「そんなことどーだっていいわ!私はこの機会をずっっっっと待ってたんだから!いっつも社長関連の超しょーもない事件ばっかりでちょーーつまらなかったの!!」
「はいはい。ほら、行くぞ?」

(隊員たちは再び2階へ移動する)

「あー... 研究員たちもみーんな暴走してるな。」
「あーあ。じゃ、火葬してあげるしかないね!」
「はぁ... あなた、全く心が痛まないわけ?」
「そんなこと言ってたら私たちまであーなっちゃうよ?今後の作戦のためにも、敵は減らしておかないとね!」
「まぁ、そうなんだけど... あなた、その武器を使いたいだけじゃない?」
「ほら、いくぞー?燃やし尽くせぇ!!!」
「話を聞きなさいよ!」

(2階の感染者を掃討した隊員たちは3階へ移動した)

本社、社長室にて...

「社長... それは本当ですか?」
「いやー... それしかないかなー...って。」
「この映像に映っているキノコ、見たことあるんですね?」
「...はい。」
「なんですかこれは。」
「私の... 椅子に生えていたキノコです。」
「椅子?椅子からキノコ?冗談ですか?」
「いや、本当です。」
「...はぁ?何がどうなったら椅子からキノコが生えるんですか?」
「いや... なんか生えた。」
「...なんだか寒気がします。今すぐ出て行ってもいいでしょうか?」
「やめて!一人にしないで!今は生えてないから!」
「はぁ... で、この男は誰ですか?」
「それは知らない!私は六棟なんて行かない!その時間はいつも通り子どもたちのお世話を...」
「はいはい。じゃあ、なんでこの男は社長のキノコを持ってるんですか?」
「えー... 捨てた椅子から勝手に採ったんじゃない?」
「本当に?渡してない?」
「この私よ?天下無敵のお利口さんよ?そんなことしない!」
「...まあいいです。で、どうするんですか?ハッキングまでされてるようですよ?」
「...(小声で)隠蔽すりゅ。」
「...今なんて?」
「隠蔽したい。」
「え?もう一度?」
「隠蔽、してください。お願いします。(土下座する)」
「はぁ... 分かりました。いつもよりかなり広範囲ですよ?いいんですね?」
「はい。大丈夫です。ありがとうございます。」
「(無線を操作する)特警ですか?いつも通り。はい。よろしくお願いします。いえいえ、ボーナスはいつも通り社長の給与から差し引いて出しますから。ええ。いやいや、いーんですって。元々は無かった仕事なんですから、当然ですよ。はい。じゃ、よろしくお願いしまーす。」
「...ねぇ、思ったけど私今回悪くなくない!?なんで私のから引かれるの!?」
「ええ?じゃどーしろって言うんですか。」
「んん...」
「元はと言えば社長の椅子が原因なんですよね?亡くなった人たちがたくさんいるんですよ?倫理的には本当にやばいことしてるんですからね?普通は責任とって辞職ですよ。これだけで済むんですから、感謝してください。」
「...はい。」

エリアN、3階廊下にて...

「いたぞ。」
「あいつが標的?うっわ、何本触手持ってんの?きも...」
「触手にダメージを与えるとより活発になる。これ以上は... 恐らく手に負えなくなる。」
「へへーん。この私に任せなさい!一撃で沈めてやるわ!ヘイブラザー?あれ。」

(班長の指示で6班の隊員は何かを組み立て始めた)

「...できましたよ。」
「オーホッホッ!流石ね!」
「なんだこれ。こんなのグレードⅢ装備の中にはないぞ?」
「見てわからない?この漆黒の銃身の中に秘めた光沢の輝き!そして迸る火力のオーラ!わたくし特製のレールガンよ!」
「...は?」
「勝手に武器を持ち込むのは規律違反よ?」
「そんなつまんないこと言わないの!役に立てばなんだっていいでしょ?持ち込むの大変だったんだから!ほら、アイツに気付かれる前に一発かましてやるわよ!」

(複雑な操作の後、レールガンはチャージを始めた)

「ああ...やばそう。離れるぞ。」
「アハハ!あんたたちはそこに隠れてしっかりと目に焼き付けておきなさい!」
「私たちは責任取らないわよ?」
「責任なんかあの標的ごと塵にしてやるわ!」
「もう何を言っても無駄だ。諦めろ。」
「はぁ...」
「さあ、いよいよだわ!あいつの頭ぜーんぶ吹き飛ばして差し上げなさい!」

(次の瞬間、眩い閃光が隊員たちを包み込み、極超音速を優に超える速度の弾丸が標的の頭部を吹き飛ばし、奥の壁にまで大穴を開けた)

「ア...(男は一瞬硬直した後、その場に倒れた)」
「今だ!」

(隊員たちは一斉に飛び出し、男を火炎放射器で一瞬にして灰に変えた)

「...目標達成。」
「あー... よかったー。」
「あーあ。もう終わり?まだあそ... 仕事し足りないんだけど!」
「終わりだ終わり。とっとと帰るぞ。」
「はーー。ま、いいわ。ところで... 今日の夕飯はあんたたちが奢ってくれるわよね?」
「...言うと思ったわ。ええ、いいわよ。私が奢る。」
「珍しいじゃない!そんな素直になるなんて!」
「...今回ばかりは助かったわ。ありがとう。」
「もー、フフ!怖かったんでしょ?ほらー、正直に言いなさいよ!」
「そこまでは言ってないでしょ。」

  • 解析レポートによると、何者かによって「万能キノコ培養キット」の実験サンプルとして渡されたキノコは強力な毒性を持つ。キノコを摂取した場合、食道に付着した胞子が徐々に菌糸を伸ばし、肺を侵食。この時、呼吸が苦しくなる他、吐き気などの症状をもたらす。完全に肺を菌糸で埋め尽くした場合、胞子を放出し始める。呼吸を介して体外に胞子を放出し、それを吸引した人間の肺を再び侵食していく。
  • 新たな動物実験の結果、このキノコの厄介な特性が発覚した。キノコを直接摂取させた場合、体内で菌糸が活性化し、被験体の神経を乗っ取った。被験体は、菌糸が束となって構成している触手を口から出し、他の動物を襲い始めた。胞子を吸引しただけの他の動物では、この特性は確認されなかった。しかし、キノコを直接摂取した被験体からの攻撃を受けると、5分程度で起き上がり、同じ特性を発現した。胞子を吸入していない動物は、この特性が発現するまでの時間が10分程長くなるようだ。
  • 菌糸、及び触手の自己修復能力は凄まじく、数秒で元に戻る。また、これに物理的な刺激を与えた場合、触手の増加、被験体の身体能力の増強など、より活発化することが分かった。口から触手を放出するだけの段階では人間の腕力と同程度だが、背中から放出された触手は厚い金属の壁を容易く破壊するほどの力を持つ。ただし、触手、及びその主は熱に弱いことが分かっている。胞子を吸引してしまった職員については、熱を加えながら体内の菌糸を切除し、洗浄することにより回復を見込める。
  • 例のキノコを社長の椅子から採取し、「万能キノコ培養キット」のテストサンプルとして開発部の人間に手渡した人物については現在調査中。また、情報封鎖の徹底のため、この報告書はセキュリティクリアランスⅤに指定する。



+ 「終末のエレクトラ 第一章」
終末のエレクトラ 第一章

コードネーム 「終末のエレクトラ」

  • 行方不明者24名のうち13名を発見、収容した。しかし、残りの行方不明者は開発部六号棟に最も近いサンベルグセクター外周の、C5〜14居住区内スラムへ侵入した。それに伴い、相当数の感染被害者が発生していると予測される。感染抑制の措置として、C居住区へ繋がる主要連絡道路に臨時で検問所を設置した。C居住区への進入は当面の間全面禁止とする。また、C居住区から他のエリアへの移動の際は、検疫を受けていただく。C居住区全域を囲む鉄条網付近の監視員を増員し、監視体制を強化。また、法務部特務警備課の1〜3班全隊員が鉄条網付近を巡回する。特務警備課4〜6班は、C居住区内部の捜査にあたる。感染者を見つけ次第焼却し、感染者の完全撲滅を目指す。


「...マスター、起きてください。マスター。...バイタル、正常。はぁ... また寝たふりでしょうか?火星時間午前4時、食料調達の時間です。」
「んぁ...?もうそんな時間か...?」
「はい。現在、予定出発時刻を1分34秒超過。早急に支度を完了させ、出発することを強く推奨します。」
「...はいはい。」

 C8居住区内のスラムの一角、一人の少年とAIドールが暮らしていた。

「アイリア... 今日はやっぱやめよう。めんどくさいし眠い。」
「...却下。現在貯蔵中の食料の消費期限は全て本日の夕方までです。本日食料調達を行わなかった場合、明日の食事が危ぶまれます。失敗のリスクを鑑み、本日、食料調達を実行するべきだと考えます。」
「くそー... ああ!分かった分かった。」
「マスター、寝不足が改善されない原因を発見、改善策を考案しました。お聞きになりますか?」
「はぁ?どーせゲームのしすぎ、改善策はゲームするな、だろ?そんな簡単じゃねーんだ。」
「分かっていらっしゃるならば、生活習慣の改善を強く推奨します。」
「うるさい。ほら、早く行くぞ。」

 コーヘイカンパニー製の生活介助女性型AIドール、「AI-Lia」。所有者の生涯を伴侶として全面的にサポートする。

「予備バッテリーはいるか?(アイリアを充電機能付きのイスから降ろし、自動走行の車椅子に乗せる)」
「ありがとうございます。予想連続稼働時間は13時間46分。必要性は低いでしょう。昨晩マスターが充電をし忘れなければ、そのような心配も不要なのですが。」
「はぁ... 悪かったって。眠かったんだよ...」
「私のためにも、生活習慣の改善を強く推奨します。マスターの健康改善、及びその維持は私の重要な役割であり、製造当初から搭載された機能です。」
「ああ... そんな機能削除してやろうか?」
「健康管理機能が削除されたとしても、一般的な人間の生活習慣は存じ上げております。マスターはそこからあまりにもかけ離れていらっしゃるため、私が注意をする可能性は高いでしょう。」
「ちっ...」
「加えて私の脚部が機能するならば、マスターの生活改善に強制的かつ直接的な介入を実行するでしょう。」
「はぁ... お前の脚が壊れてて良かったって初めて思ったよ。」

 この少年が所有するAI-Liaは3ヶ月前にスクラップヤードから見つけたものだ。脚部が故障しているため立つことができない。機械いじりが得意な少年は部品をかき集めて組み立て、自動走行の車椅子を作ってあげた。

「ほら、行くぞ?(拳銃とナイフをバッグに入れる)」
「はい。」

(車椅子に乗ったロボット少女が先導しながら、廃墟が乱立する街中を進んでいく)

「マスター、今回の行動目標は、先日略奪者による襲撃を受けたC9エリアのコンビニへの食料調達です。」
「ああ、分かってる。」

(しばらくアイリアの案内に従って進む)

「マスター、止まってください。動体検知に反応あり。2人の大人です。」
「略奪者だな?」
「いえ... 待ち伏せているような動きは見られません。まもなく姿を現します。3...2...1...」
「ん?まだこの辺にも住んでる奴がいたのか?...なんかフラフラしてんな。大丈夫か?」
「マスター、あれらの人間から熱を検知できません。」
「は?熱源センサーが壊れたか?」
「否定。周囲環境の温度、及びマスターの体温は正常に測定されています。」
「じゃあなんでだ?あいつらちゃんと生きてるだろ?」
「マスター、私らしくない言い方ですが... 悪い予感がします。一時撤退を推奨します。」
「...まあ分かったよ。隠れるか。」

(二人は物陰に身を潜める)

「てか何してんだあいつら。ずっと同じところをウロウロしてるぞ。邪魔だな... 酔っ払うにも程があるだろ?」
「マスター、やはり熱を検知できません。考えられる可能性としては... あの人間たちは死亡しています。」
「ったく何言ってんだ。ちゃんと立って歩いてるぞ?」
「マスター、三日前に見ていらっしゃった映画を思い出してください。」
「...は?あいつらがゾンビだって言いたいのか?」
「この状況では、そのように考えるのが妥当かと。」
「ハハ、あんなの現実にはいないだろ?...いないよな?」
「マスター、現実から目を背けないでください。マスターはゲームの中ではいつも、ゾンビよりも遥かに恐ろしい相手を繰り返し蹂躙していらっしゃいますよね?あの方々を避けて通ることはできないようです。この状況はどう対処いたしましょうか?」
「ゲームと現実は違うんだよ!」
「マスター、ひとまず私が交渉を試みてみましょうか?成功する確率は0%に限りなく近いと思われますが。」
「...ごめん。頼む。」

(アイリアは車椅子を動かして再び2人の人間の前に出る。2人はそれに気づきこちらに向かって歩き出した)

「初めまして。あなた方は、この辺りにお住まいの方でしょうか?」

(返事は帰ってこない。フラフラとした足取りでただこちらに向かって歩いてくる)

「可能であれば返答をお願いします。」

(一人が立ち止まり、口を開く。しかし、その口から出たのは返事の言葉ではなく、奇妙に蠢く白い触手。それを車椅子の少女に向かって伸ばした)

「アイリア!!(少年は咄嗟にナイフを手に取って飛びかかり、触手がアイリアに届く寸前で断ち切った)」
「...マスター、感謝します。」
「そんなこと言ってる場合じゃねぇ!逃げるぞ!」

(少年は車椅子を押して全力で走った)

「はぁ... はぁ...」
「マスター、動体検知に反応はありません。一時的な安全を確保しました。」
「そう... 良かった... (その場に座り込む)」
「マスター、私を押して走る必要はありませんよ。この車椅子は自動走行機能があり、人間の走る速度以上の速度を出すことができます。これを作られたマスターなら、お分かりでしょう?」
「あぁ... そう、だったな...」
「はぁ... ひとまず休憩し、呼吸を整えましょう。」

(二人は道端で休息を取った。しばらく黙っていたが、先に沈黙を破ったのは少女の声だった。)

「マスター、私は以前から疑問に思っていたことがあります。」
「なんだよ...」
「マスターは私が危険に晒された場合、自分の安全よりも私の安全を重視します。それは何故ですか?」
「え?なぜって...」
「私はあくまで生活介助ドールです。マスターは私の安全よりも、マスターの安全を第一に確保すべきです。」
「...」
「マスター、私の最も重要な役割は、マスターの安全保障です。マスターの身に危険が及ばないようにすることが私の役割です。」
「...いいんだよ。俺のことなんか。」
「否定。私は生活介助ドール、AI-Liaです。マスターの身の安全を第一に確保する義務があります。」
「...俺だって、お前を守るべきだ...」
「私を長持ちさせるという観点から見ればそうかもしれません。ですが、私のためにマスターの身に危険が及ぶようでは本末転倒です。」
「それは...」
「マスターは、私に拘っていませんか?以前私とスクラップヤードを訪れた際、私よりも優れた性能を持つ最新型のドールを発見しましたよね?損傷が激しかったとはいえ、マスターの持つ技能であれば修復が十分に見込めたはずです。しかしマスターは無視しました。それは何故ですか?」
「...そんなの、覚えてない。(背を向ける)」
「マスター。」

(少女は車椅子を動かして少年の前に回り込む)


「マスターは、私のことをどう捉えているのでしょうか。道具ですか?機械ですか?それとも... 人間ですか?」
「そんなの...」

(薄明の空が微かに色づき始め、人工の曇り空と小雨が静かに二人を包む。その雨粒は地面に音もなく落ちる。まるで言葉にしきれない感情が空気の中に滲むように。)

「そんなのは...」

(少年は雨に濡れることなど気にせず、視線を落とす。今から自分が口から出そうとしている曖昧な言葉の裏に隠された感情を、この少女は感じ取ってしまうだろうと悟りながらも、彼は口を開いた。)

「考えたこともない。お前は... 仲間だ。仲間は... 助け合うものだ。いつも黙ってゲームを覗き込んでるお前なら分かるだろ?」

(機械の瞳に映る無機質な赤い光と曇った空。AIの少女は曖昧な返答に一瞬目を伏せ、そしてしっかりと少年を見つめ直す。冷たい光の中には、どこか揺るぎない決意を秘めていた。)

「...そうですか。仲間、ですか。...私には、理解できません。なぜ、あなたは私を守ろうとするのですか?あなたが危険に晒される度、私はそれをただ見過ごすべきではないのです。私はただあなたを守り、支援するために存在しています。それが私の使命です。」

(一瞬の間を置いてから、彼女は静かに問いを続けた)

「けれど、あなたがそれでも私を守りたいと考えるならば、私はその理由を知りたいのです。私があなたの『仲間』だからという理由ではなく、もっと明確なものがあるのではありませんか?」
「...」

(少年は彼女の問いに対して、何も答えなかった。視線を落とし、冷たい雨が彼の肩に落ちるのを感じながら、ただ沈黙を保った。言葉にすれば、その感情はもう抑えきれなくなると分かっていたからだ。AIの少女はその沈黙を静かに受け止めていた。その中から、彼の拒絶からは微かな、しかし確かな痛みを感じ取った。)

「...分かりました。答えたくないようですね。」

(少女は静かに言った。いつもと変わらない無機質な合成音声。しかし、その声に混ざる微かな揺らぎは隠しきれなかった。)

「私にはマスターを守るという義務があります。それだけは変わりません。」

(少女はそれ以上問い詰めることはなく、背を向けて進み出す。小雨が二人の間に立ちはだかり、二人を隔てていた。少女は主の沈黙の意味を探ろうとしたが、それ以上は機能の限界だった。)

「行きますよ、マスター。当初の予定到着時刻を、既に7分15秒超過しております。」
「...うん。」

(言葉はもう交わされなかった。薄明かりの中、荒廃した街の静けさが、不気味に二人を包み込む。少年は拳を軽く握りしめ、少女の横顔を一度ちらりと見るが、何も言わないまま前に目を戻した。)

「マスター、目標地点に到達しました。周囲環境をマーク中... 異常無し。」

(少年は深呼吸し、目の前のコンビニを見る。窓ガラスが大きく割れている。店の内外には誰もいない。しかし、略奪者による襲撃を受けている以上、彼らの縄張りである。いつ鉢合わせになってもおかしくない。この退廃した街に、生活に必要なインフラなどは一切残っていない。全くの無法地帯である。この街で生きる術と言ったら、略奪団に入るか、そのおこぼれを貰うかだ。略奪者になった場合、過酷な労働が待っていることに加え、カンパニーの治安維持隊との激しい攻防に遅かれ早かれ巻き込まれる。それを避けたい者たちは略奪者によって襲撃された店に忍び入り、残っているものを盗んでいくのだ。しかし、この方法も容易くはない。略奪者に見つかった場合、略奪団に強制加入させられてしまう。通常よりもさらに過酷なタダ働き、抗争の際の前衛兵としての役割が待っている。)

「はぁ... よし、行くぞ。」

(この荒んだ街で略奪者による攻撃から生き残っている店はもう片手で数えられる程しかない。故に失敗は許されない。最近ではほとんどの物資はブラックマーケットから購入することでしか手に入らなくなってきている。ブラックマーケットは略奪団が経営し、常に見張られているため商品を盗むことはできない。その対価は、実質的には略奪者になって働かなければ手に入らない。ただ、中にはスクラップヤードから使える機械部品を持ってきて、略奪団に売ることでお金を稼ぐ人もいる。)

「(周囲のスキャニングを維持しながら)ところで... マスターも、機械部品を売ることに専念してみては如何でしょうか?マスターは機械部品の扱いに長けていらっしゃいます。部品を組み立て、製品として売ることも可能ではないですか?」
「やだよ。略奪団がより活発になるだけだ。最近じゃその機械部品が、奴らの武器の材料になってる。カンパニーもそのせいで苦戦してるんだ。」
「しかし、この手法による物資調達の持続可能性は限りなく低いです。私の予想では、あと3週間で、C居住区の全ての売店が無くなります。」
「はぁ...」
「いっそのこと、C居住区からの脱出を試みてみては如何でしょう?」
「無理だ。見張りがいるし、脱出できたところで生きていけないよ。」
「...」

(少女はそれ以上は何も言わず、廃れたコンビニの奥に目を向ける。彼は食料や飲料水を探すために倒れた棚を一つ一つ確かめている。沈黙が続く中、コンビニ内に響くのは雨音と、棚を動かす微かな音だけだった。だが、突然にしてそれは破られた。)

「マスター、センサーに反応あり。5人の大人です。」

(二人は一瞬にして警戒態勢をとる。急いでコンビニから物資を持って脱出し、物陰に隠れた。少女は少年の前に立ち、少年は耳を澄ませる。)

「はぁー、まったく。この雨じゃ火炎放射の火力が下がっちゃうじゃない!止めてくれないかしら!」
「班長... そろそろ自分で持ってくださいよ... もう限界です...」
「やーだねっ!私は私の認めた武器しか持たないの!」
「あぁ... (座り込む)」
「ちょっと!休憩するなんて言ってないわよ!まだ4匹しか駆除してないのよ?ぜんっぜん足りないわ!早く行くわよ!」

(どうやら略奪者ではないようだ。二人は少し警戒を解くが、物騒な会話の内容にさらに聞き耳を立てる。)

「はぁ... しょうがないわね。3分だけよ!しかしまぁ... どこもかしこも寂れてるわね!何もないじゃない!」
「略奪団のせいでしょう... 一般警備課の治安維持隊が抑えているんですが、ずっと勢力を拡大していて、最近は歯止めが効かなくなっているようです。」
「何それ!面白そうじゃない!私も参加したいわ!」
「ダメですって...」
「なんでよ!私は社長の尻拭いじゃなくて、もっとヒリヒリするような熱い戦いがしたいのよ!はぁ... 感染者だけじゃなくて、略奪団のアジトにも挨拶しに行こうかしら?」
「絶対ダメですよ!?」
「いいじゃなーい!ねぇ?そこで盗み聞きしてるお二人は、どう思います?」

(盗み聞きしていた二人のみならず、他の班員たちもその言葉を聞いて硬直してしまった。二人は恐る恐る前に出る。)

「あら、妹さんとお兄ちゃんってとこかしら?」
「いえ... これはAI-Liaですよ。あなたたちは、カンパニーの方ですか?」
「そうよ!覚えておきなさい?『悪魔の6班』の名を!」
「あはは...」
「AI-Liaねぇ... 随分懐かしいものね!」
「そうですね。15年くらい前に発売された旧型のAIドールですから。」
「へー、ちょっと触ってもいいかしら?」
「ど、どうぞ?」

(班長は少年のAI-Liaを懐かしそうに眺める。)

「ウフ、こんにちは。」
「初めまして。生活介助AIドール、AI-Liaです。」
「ああ、この声懐かしいわ!私の実家にもいるのよ?社長のせいで全然帰れないけどね?子供の頃はたくさんお世話してもらったわ!あなた... 脚を故障してるの?」
「はい。私は今のマスターに拾われるまで、スクラップヤードに捨てられていました。おそらくそこで損傷したと思われます。」
「へー?かわいそう... 前の主人の記憶はあるの?」
「ありません。削除されています。」
「そう... この車椅子は?」
「マスターが制作した、自動走行が可能な車椅子です。」
「え!これあなた一人で作ったの?」
「あ、はい...」
「すごいじゃない!私も機械いじりは好きよ!子供の頃からね!まあ、作ってるのは武器ばっかりだけど。」
「そうですか... ハハ...」
「そうだ!あなた、武器はあるの?」
「一応、ナイフと拳銃を...」
「ふーん?いつもなら銃刀法違反で捕まえちゃうけど、あなたたちのことは気に入ったから見逃してあげるわ!それだけじゃないわ?これもあげる!」

(班長はAI-Liaに重たい金属の塊のような何かを持たせた)

「な、なんですかそれ?」
「ふふーん、わたくし特製のエネルギーランチャーよ!せっかく持ってきたんだけど、重たすぎて邪魔なだけだわ!でも、火力は保証するわ!だからあなたたちにあげる!AI-Liaなら、これくらいの重量でも軽々扱えるでしょう?」

(武器を手に入れた少女は腕にそれを装着する。その顔はどこか誇らしげだった。)

「いいんですか班長?班長が作ったとはいえ、カンパニーの武器を分解して手に入れた部品も含まれているでしょう?カンパニーの武器を民間に所有させるのは規律違反じゃ...」
「何よケチくさいわね!これは私が作ったんだから私の勝手よ!それに、拳銃じゃ奴らに対抗できないわ!」
「ありがとうございます。その... 奴らって何ですか?」
「ああ、そうだわ!奴ら!なんか、フラフラしてて、胸あたりに傷がある、ゾンビみたいな奴ら、見かけなかった?」
「見ました!あっちの方に2人... (少年は自分たちが歩いてきた方向を指差す)」
「そう!ありがとう!あなたたち大丈夫だった?」
「はい... なんとか...」
「分かったわ。気をつけてね?早くここから脱出した方がいいわよ。B居住区への連絡道路の方に行きなさい。」
「はい。ありがとうございます。」

(班長は班員たちに指示を出し、少年が指差した方向へと物凄い勢いで走っていった。)

「ふぅ... 良かった、略奪者じゃなくて。」
「マスター、武器を入手しました。有効性と火力規模の検証を行いましょう。」
「おいおい、あの人に影響されてないか?焦んなって...」
「マスター、ケチくさいですね。」
「やめろその言い方!はぁ... んー、じゃ、その辺の廃墟に撃ってみたらどうだ?」
「了解。チャージを開始。(静かな駆動音を立てながら銃口に光が集まる)」
「おお... なんか、思ったよりやばそうだな...(距離を取る)」
「発射。(光の球のようなものが勢いよく射出され、遠くの廃墟の外壁に当たった。次の瞬間...)」
「ズガァァーーンッ!!!(物凄い轟音と光が辺りを包み込み、少し前まで確かにそこに存在していたはずの廃ビルが消え去り、瓦礫の山と化していた)」
「わああああああ!?」

(土煙で視界が遮られる。煙の中から再び姿を現した少女は、満足げに胸の前で武器を構えていた。)


+ 「終末のエレクトラ 第二章」
終末のエレクトラ 第二章

  • 雨天の影響により、作戦の進行に遅れが生じている。天操局へ問い合わせたが、返答が得られなかった。また、C居住区の支配権を実質的に掌握している犯罪組織が、巡回中の警備員に危害を加えているとの報告もあり、これも作戦の進行に遅れを生じさせている一つの要因である。この組織は長らく一般警備課の治安維持隊と抗争を繰り広げており、C居住区の退廃の最も大きな原因である。直近になってさらに勢力を拡大しており、今後より一層の苦戦を強いられると予測されている。組織名は、「レイヴンズ」。

「ははっ、おもしろいねこいつ!」
「な?なんかに使えそーだと思わねーか?捕まえるのにだいぶ苦労したぜ。」
「グォォ!ガァッ!!」

(レイヴンズの拠点の一角、檻に閉じ込められた感染者の前で二人の男女が話し合っている)

「グォア!(口から触手を伸ばし、檻の隙間を通して一人の男を攻撃しようとする。が、触手は男の胸に触れる直前で止まった)」
「はっ、残念!お前のその気持ちわりぃ触手の長さはもう把握してんだよ!」
「うわっ、結構鋭いね?」
「だろ?こいつの触手は人体を簡単に貫ける。」
「え!?マジ?」
「ああ。何しろ、この目で見たんだからな。コイツ、人を見つけたら見境なく飛びかかって、触手で胸を串刺しにしていやがった。」
「うわーー... やっぱ面白い!」
「ハッ!お前なら気に入ってくれると思ったぜ!こういうの大好物だろ?だから捕まえてきたんだ!」
「アイボー!やっぱサイコー!」
「ハッハー!じゃ、今日の晩飯は奢ってくれよな。」
「...やっぱサイテー!!」
「よぉ、いっつも騒がしいなぁお前らは。」

(重厚な装備を纏った男が近づいてきた)

「ボス!お疲れ様です!」
「ボス〜、お疲れ様!今日の狩りはどうだった?」
「ああ、順調だ。C9と13のカンパニー傘下の店は完全に潰した。で、C10でしぶとく生き残ってた家族経営の奴らも、やっと『ご契約』してもらった。」
「え!ボス!あの店をうちのマーケットに入れてくれたの!?やった〜!あそこのスイーツ大好きなの!」
「ハハッ!新入りなんだ、あんまりいじめてやるなよ?」
「はーい!とりあえずパフェ3つくらい『試食』させてもらうね!(スキップしながらその場を後にする)」
「ボス!これでC14以外の店は完全に潰しましたね!」
「ああ。これで残ってた住民を炙り出せる。」
「さすがボス!」
「いよいよ大詰めだ。あの辺境、C14を落とせばC居住区の支配権は完全に俺らが掌握することになる。だが... カンパニーの奴ら、C14に残っている店を拠点にして、防衛ラインを何重にも敷いてやがる。あれはなかなかに強固だ。簡単には破れねぇ。」
「そういえばボス、今日C8を歩いてたら、なかなかイカつい装備を持ってるカンパニーの5人組を見かけやした。」
「ああ、数日前から治安維持隊とは別のカンパニーの警備隊がうろついてると報告を受けてる。おそらく3つのグループがいる。」
「俺の目に狂いがなけりゃ... あいつら、火炎放射器を担いでやした。」
「火炎放射器...?そんな報告はなかったが... 今日『ブラッドクロウ』がその警備隊の1つと正面衝突した。かなり苦戦したみたいだが... 撤退していったそうだ。」
「狩猟隊の中でも最強の『ブラッドクロウ』を!?でも、撤退したってことは、俺らを取り締まることが目的じゃない?」
「そのようだな。奴らには何か他の目的がある。しかもかなり強力な装備を持ってやがる。奴らを捕らえて装備を奪えば、C14の防衛ラインを簡単に突破できるだろうな。」
「...もしかしてボス、そいつらの目的って、これじゃないですか?(檻の方を指差す)」
「...さっきから騒がしいコイツか?これは何だ。どっから連れてきたんだ?」
「C8で見つけたんですよ。見境なく人を襲うんです。」
「ふむ... (檻の方に近づく)」
「あ、ボス!あまり近づかない方が...」
「シュッ!(近づいてきた男に向かって触手を伸ばす)」
「フッ!(素早く避ける)」
「ボス!」
「ハハッ!なるほど、コイツは確かに興味深い。カンパニーめ、とんでもねーもんを作り出しやがったな?恐らくあの警備隊はコイツらの後始末が目的だ。C居住区にはコイツと同じようなのがウジャウジャ潜んでるんだろう。」
「マジですか!?」
「ああ。カンパニーには普通の警備隊とは別に、一国の軍隊と同程度の装備を保管してる極秘の警備隊がいる。普段は存在がバレないように隠密に行動してるが... 今の奴らにそんなことをしてる余裕はないんだろう。堂々と現れやがった。よっぽど隠し通したいんだろうな。複数のグループがいるってことは、C居住区にコイツらが大量に散らばってることを意味してるんじゃねーか?」
「ボス、コイツらがカンパニーの奴らの目的ってことは...」
「ああ。十分な利用価値がある。ハハッ、お前良くやったな。」
「ありがとうございます!!」
「カンパニーの奴らにコイツらを根絶やしにされる前にかき集めるとするか。ふむ... お前、コイツを捕らえる術を知ってるんだな?」
「はい!後ろからシュバッ!っといってググっとやってバーンって檻に押し込むんです!」
「...まあいい。コイツを捕らえたことがあるのはお前しかいない。明日、お前と『ブラッドクロウ』で狩りを行う。お前が指揮するんだ。いいな?」
「ボス!光栄です!」
「しっかりやれよ?」
「はい!ボス!」

「マスター、いずれにせよ、この量の食料では二日も持ちません。食料調達を継続しましょう。」
「ああ... そうだな。」

(少年とAIの少女は、コンビニでの食料調達を再開していたが、わずかしか見つからなかった。少年は袋を覗き込む。)

「缶詰2つ、あとはお菓子が数個だ。...足りないな。」
「提案、C14居住区にはまだ複数の商店が残存しています。マスターの作ったガラクタを売却し、食料を購入するのは如何でしょう?」
「ガラクタって言うな!...はぁ、まあそうだな。一旦戻ろう。雨も強くなってきた。」

(二人は拠点に戻った)

「...雨が止まないな。こんな強い雨は滅多になかったよな?」
「はい、マスター。天操局の今週の気象予定を取得中... 本日、朝から雨。明日、一日中雨。明後日、雨、時々豪雨。明々後日、一日中雨...」
「ああー、もういい。ってかなんだそれ。ずっと雨かよ!」
「はい。今後長期間に渡って雨雲を生成し続ける予定のようです。」
「何考えてんだ?洪水になっちまう。」
「これは私にも理解不能です。」

(二人はしばらく考えたが、答えは出なかった。)

「まあいいや。で、この雨の中でC14まで行かなきゃいけないのか。はぁ...」
「私には防水機能があります。が、マスターにはありませんね。如何なさいますか?」
「お前最近よく俺をおちょくってくるよな?」
「いいえ、事実を述べたまでです。」
「人間だって雨くらい耐えられるわ!」
「否定。現在、マスターの栄養状態はかなり悪いです。もし風邪を引いた場合、重い症状が長引くでしょう。」
「ちっ...」
「ですが、食料調達もまた、早急に完了すべきタスクです。提案... (近くの様々な物が積み上げられた山から小さなレインコートを引っ張り出した)」
「あー... それは嫌だ。それは子供用だ。」
「しかし、今はこれしかありません。カエルやアヒルの可愛らしいデザインは、マスターにきっと似合うでしょう。いつか役に立つと思い、回収した甲斐がありました。」
「それが嫌だって言ってんだ!はぁ... 分かった。着るよ。」

(レインコートを着た少年とAIの少女は再び外に出て、C14居住区に向かった)

「はぁ... 着いた...」
「お疲れ様でした、マスター。」
「くそ... 遠いよ... ハァ、ハァ...」
「マスター、あちらをご覧下さい。たくさんの人が集まっているようです。」

(少年は顔を上げると、武器を持った多くの人が集まり、バリケードを作っている様子が目に入った)

「何してるんだ?」
「マスター、この地域がC居住区の最後の砦です。略奪団への加入を拒んできた人が集まり、対抗しようとしているのでしょう。」
「なるほど... 俺たちも手伝った方がいいか?」
「肯定。この辺りの店は厳重な警備体制の下にあるようです。この方々の支援をすることで、報酬を得られる可能性に賭けた方が良いでしょう。」

(二人はC14防衛ラインの中に入っていく。大勢の人が物資を運んだり、戦闘の練習をしたりしている。中には知っている人もいた。)

「よお、ボウズ!久しぶりだな!お前もここに来たんだな?」
「おじさん!ハハっ、まだ生きてたんだな?」
「ああん?テメェ、俺の生命力をナメんなってんだ。で、そこにいるのは彼女か?」
「違うわ!見てわかるだろ!AI-Liaだよ!」
「ハッ、んなもん彼女と一緒だろうが。どっから拾ったんだ?」
「C8のスクラップヤードだ!」
「ほぉ、まだこんなもんがあったんだな。で、この車椅子は?」
「俺が作った。(少年は腰に手を当てて誇らしげに言う)」
「はーん... お前も成長したな!流石は俺の弟子だ!(力強く少年の背中を叩く)」
「ガッ... 弟子になった覚えはねぇよジジイ!」
「ああ?あんなに世話してやったってのに... まあいい。とりあえずお前も手伝え。どうせ飯が目当てだろ?手伝ってくれたら分けてやるよ。」
「ああ。そのつもりだ。でもなんで急にこんな... 」
「やあやあ君たち!とっくに逃げたのかと思ってたけど、来たのね!」

(聞き覚えのある声の人が近づいてきた)

「あ!カンパニーの人!さっきはありがとうございます!」
「カンパニーの人じゃくて、『正義の6班』の班長よ!」
「...あれ?『悪魔の6班』じゃ?」
「今は正義なの!ここにいる人たちは、私が呼びかけたのよ!」
「正義の6班、班長様。ぜひ握手していただけませんか?(少女は班長に近づき、手を差し出す)」
「あら!このわたくしのファン、第一号ね!もちろん良いわよ!(熱い握手を交わす)」
「お前... やっぱりこの人に影響されてたんだな...」
「...(少女は何も言わずに胸に手を当てて目を瞑り、喜びを噛み締めているようだった)」
「嬉しいわ!この子からは、内に秘めた火力への欲求を感じてたのよ!」
「お前...」
「高い火力というのは、戦闘において絶対的であり、攻撃効率、生存率を高め、物資の節約にも繋がります。(AIの少女は目を瞑ったまま淡々と語る)」
「あぁ... (班長は目を輝かせる)」
「そして何より... 気持ちが良いです。」
「あなた!(班長は少女の手を再び強く握る)あなたならきっと、火力の道を極められるわ!共に進みましょう!さあ、熱い闘いがすぐそこにあるわよ!!」
「イエッサー。」

(班長と少女は二人で陣地の奥へと進んでいった。取り残された二人は呆然としていた)

「お前... なかなかにヤベェもんを拾ったな。」
「はぁ... 知らなかったんだ...」
「まあ、とりあえず行けよ。主人が変わっちまいそうな勢いだぞ?ハハ。」
「ああ...」

(少年は走って二人の後を追いかけた)




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