猛楠市内線(新線)

猛楠市内線は猛楠市内を東西に貫通する光月電気鉄道の鉄道路線である。英語名称はTakegusu City Trum。駅ナンバリングの略号は系統によって異なる。ここでは鉄道規格路線の新線について記載する。

路線データ

全線が猛楠市内に存在する路線である。東線はほぼ全線が県道32号線の真上を通る高架線で、法律上は軌道法に基づいて敷設されているが、全線鉄道規格である。猛楠駅手前で一気に地下に潜り、猛楠~新呉田までは地下区間となる。
新規開業路線としての性質を有しており、新蓑洲・火焔山口以外の全駅に自動ドア型ホームドアが、新蓑洲・火焔山口には柵型のホームドアが設置されている。
なお、鉄道線開業後は新蓑洲~猛楠局前を西部方面、鉄扇女学院前~光電目猛橋を北部方面、枯松澗口を南部方面と称しており、西部方面行き、南部方面行き、北部方面行き、南北方面行きといった呼び方で案内を行っている。


沿線概況

南部方面

猛楠局前~枯松澗口駅直前までは新設線路である。
猛楠局前駅から南方向への急カーブを曲がると県道32号線を山方向に少しだけはずれ、
北部方面とは異なり道路に並走するように枯松澗口駅までの線路が敷かれている。
枯松澗口は旧駅と同位置に建て直されており、旧駅の面影はない。
枯松澗口駅から先は単線になり、途中からは旧線と同じ線路を進み火焔峡駅に到着する。

北部方面

北部方面は目猛橋まで複線高架で作られている。
猛楠局前駅を出るとすぐにカーブを曲がる。カーブを曲がり切ったところで
鉄扇女学院前に到着する。この区間は大カーブのために、最高速度が40㎞に制限されている。
駅名になった鉄扇女学院は西に5分歩いたところにあり、カーブを曲がっているときに眺めることができる。
鉄扇女学院前を発車すると、いわゆる国道筋の風景が広がり、多くのロードサイド店舗がある。
しかし車窓の東側は場所によっては道路ぎりぎりまで山が迫ってくる場所もあり、
開業当時はその特別な風景に東側に乗客が集中していたこともある。
その東側の山肌が引き、一気に右側に免許センターの試験コースが見えると免許センター駅になる。


運行形態

日中は10分ヘッドのダイヤが組まれており、北部方面・北部方面・南部方面の繰り返しで運行されている。
ほとんどの列車が猛楠で折り返すが入出庫の車両は新蓑洲・新呉田発着の列車も少数ある。
また、日中の新蓑洲~新呉田はデマンド運行も行われており、昼前にお弁当屋さんや事務機器の通販が荷物を満載で列車に乗る姿が見られることもある。

歴史

猛楠市内線(旧線)を参照のこと。

駅一覧

西部方面
駅番号 駅名 読み 駅間営業キロ 配線 接続路線
TC69 新蓑洲 しんみのず V
TC70 新呉田 しんくれた
TH71 光電猛楠 こうでんたけぐす Λ 素門本線
TC72 猛楠市役所前 たけぐすしやくしょまえ //
TC73 小野田通り おのだどおり //
TC74 猛楠局前 たけぐすきょくまえ // 猛楠市内線南部方面、北部方面

南部方面
駅番号 駅名 読み 駅間営業キロ 配線 接続路線
TS75 枯松澗口 こしょうじゅんくち V 西部方面
TS76 火焔峡 かえんきょう

北部方面
駅番号 駅名 読み 駅間営業キロ 配線 接続路線
TN75 鉄扇女学院前 てっせんじょがくいんまえ //
TN76 免許センター めんきょせんたー //
TN77 落胎泉 らくたいせん //
TN78 善哉 ぜんざい //
TN79 光電目猛橋 こうでんめたけばし // 目堂鉄道線

接近メロディ・ホーム

猛楠駅以外は北部方面・南部方面行きのホームが1番線、西部方面行きのホームが2番線を付与されている。
また、接近メロディも方面別に統一されており、南北方面行きはモンキーマジック、西部方面行きはドリフターズのゴー・ウエストが採用されている。

余談

いわゆる新線ではあるものの、加算運賃が設定されていない。
これは旧猛楠市内線からの急激な運賃上昇をよしとしなかった上層部の意向がある。
実際猛楠市が出した答申では200円ほどの加算運賃があったが、実際の運賃値上げは10円~20円以内となり、それどころか運賃が通算化されたため、旧線沿線の大部分で素門本線方面乗り換え時は初乗り分の値下げが発生。沿線のマイカー利用が大きく抑制されているといわれている。
最終更新:2024年05月10日 22:23