[解説]2007年3月11日の事業者説明会にあたって、産廃阻止!水俣市民会議(代表・宮本勝彬水俣市長)が参加者に配布したビラ



産廃阻止!水俣市民会議からのおねがい!


今日の「説明会」の目的は、「住民が理解し納得する」ことです。
説明会は、事業者が私たち住民の疑問に対して、納得できるように説明する場です。決してお互いが一方的に言いたいことを言い合う場ではありません。ですから、事業者(IWD東亜熊本)が「住民が理解し納得する」ために誠意を持って説明している間や、質問者が質問をしている間は、静かに集中して話を聞いてください。

 また、会場内では以下の注意事項を守ってください。
①携帯電話の電源をお切りください。②飲食、喫煙は出来ません。③録音、録画は構いません。ただし、マスコミ以外の方はフラッシュ撮影をしないでください。④会場内へ危険物を持ち込まないでください。⑤のぼり等は会場の外にお願いします。⑤むやみに暴言を吐いたり、理由なく席を立ったりしないでください。


産廃阻止!水俣市民会議からIWD東亜熊本への要望


産廃阻止!水俣市民会議は、今回の説明会開催に当たって、説明会に参加する私たち住民が、住民の聞きたいことについて十分に聞くことができ、説明を理解して十分に納得することができるよう、主催者である(株)IWD東亜熊本に下記のような申し入れを行いました。

1 説明会の司会進行は、市民会議側に委ねること。
   説明会の趣旨は「住民が理解し納得する」ことである。そのためには、司会進行も住民のことをよく知っている住民側で行う方がより適切であり、円滑に進行できる。
2 説明及び質問項目は、以下の順序で実施すること。
   説明会に参加する住民が、住民の聞きたいことについて十分に聞くためには、貴社の用意された一方的な説明ではなく、住民の聞きたい項目に従って、説明及び質問を行うべきである。よって説明及び質問項目は以下の内容・順序で行うこと。
(1) 地下水(水象・水質)について
(2) 地質及び地形について
(3) 遮水工について
(4) 浸出水の浄化(処理施設等)について
(5) 企業体質・その他について
 なお、今回の説明会では時間不足が予想されるので、上記のうちとりあえず(1)と(2)の項目について、別紙(裏面)のように質問する予定であるので対処願いたい。
3 説明は1項目ずつ行い、これへの質疑応答も1問1答形式で行うこと。
   準備書の内容全体を一括して説明されても、住民の十分な理解も納得も得られない。また、多くの多岐に渡る質問がバラバラになされても、説明会の内容が深まらず、時間の無駄となるので、1項目ずつ説明し、質疑応答も1問1答形式で行うこと。
4 意味のある質問である限り必ず回答すること。
5 回答には必ずそれを証明する(裏付け)資料を添付すること。

今日は、このような質問をします!


今日は、市民会議の代表が下のような質問を準備しています。みなさんもいろいろ質問したいことがあるとは思いますが、まず先に下の質問を聞いてください。

1,地下水(水の流れ・水質など)について
(1)地下水、湧水、表流水、沢水等の言葉の定義について
(2)大森集落の地下水について(大森の水は湧水ではないのですか?)
(3)地下水の水位及び流向について(地下水は大森方面=湯出川方面には出ないのですか?)
(4)その他地下水に関連する質問

2,地質および地形について
(1)地質平面図及び断面図について(地質の調査はどのように行ったのですか?)
(2)ボーリング結果について(ボーリング調査の結果は正しいですか?)
(3)地盤強度について(地盤が崩れたり沈んだりする心配はないですか?)
(4)リニアメントについて(空から見て線に見える場所をリニアメントと言います。リニアメントはどんな場所にできるのでしょうか?)
(5)透水性について(予定地の地盤はどれくらい水を通すのですか)
(6)その他
最終更新:2007年04月10日 12:27