2007年7月6日
市民会議→
熊本県への要望書
同時に市民会議メンバー約100名が県庁を訪れ交渉
水市会第8号
平成19年7月6日
産廃阻止!水俣市民会議
会長 水俣市長 宮本 勝彬
熊本県知事 潮 谷 義 子 様
「lWD東亜熊本
最終処分場事業」に関する要望について
水俣市内で計画されている「
IWD東亜熊本最終処分場事業」については、ご承知のとおり周辺環境や住民に与える多大な影響への危惧から、多くの市民が反対意思を表明し、建設中止を求める市民運動を展開しています。このような状況の中、事業者は市民の要望に応えようとはせず、
環境影響評価の手続きを進めています。
去る6月5日、「産廃阻止!水俣市民会議」は、この手続きに基づく住民等の意見書33,432通を事業者に提出しました。水俣市の人口をはるかに超す膨大な数の意見書は、水俣市民と周辺自治体住民、そして水俣に思いを寄せる、全国各地の人々の、「水俣のあの地に最終処分場をつくってはならない」という強い思いが結集したものです。
知事におかれましては、この意見書(一部・写し)をお読みいただき、住民の
処分場建設に対する様々な危惧や不安、反対の理由等についてご理解いただくことを含め、「県民の生命・財産、生活と環境を守る」という立場から、私たち水俣市民の思いを十分お汲み取りいただき、別記の要望事項についてお応えくださるようお願い申し上げます。
本件に関するお問い合わせ
産廃阻止!水俣市民会議事務局
水俣市
産業廃棄物対策室内
TEL O966-61-1619
別記 要望事項
1 多数の意見書に託された住民等の思いをお汲み取りいただきたい
「産廃阻止!水俣市民会議」が事業者へ提出した住民等の意見書は、市民をはじめ全国から寄せられたものを合わせて33,432通でした。これは「水俣のあの地に最終処分場をつくってはならない」という強い思いの結集です。この意見書(一部・写し)をお読みいただき、住民の処分場建設に対する様々な危惧や不安、反対の理由等について、十分ご理解いただきますようお願いします。
2 県民の暮らしを守るという役割と責務を積極的に果たしていただきたい
IWD東亜熊本が水俣市内に計画している最終処分場事業には、地域住民は大きな不安や危快を抱き建設に反対しています。県は、「県民の生命・財産、生活と環境を守る」という立場から、その役割と責務を積極的にしっかりと果たしていただきますようお願いします。
3 1WD東亜熊本に説明会を開催するよう引き続き指導していただきたい説明会の再度開催については、事業者へも直接要望し、県へも 事業者への指導をお願いして要望は伝えていただいたとのことですが、未だ開催されておりません。引き続き県から事業者に対して指導をしていただき、住民が納得のいく説明会の開催が実現
されますようお願いします。
4 説明会が実施されない場合、住民の疑問や不安を解消する手段を講じていただきたい
事業者が説明会を開催しなければ、住民の疑問や不安は解消されません。説明会が実施されない場合、県は代替手段として、住民の抱いている疑問や不安を解消するための何らかの手段を講じていただきますようお願いします。
5 公聴会を必ず開催していただきたい
県環境影響評価条例では、必要があると認めるときは公聴会を開催するとしていますが、周辺環境や住民に与える多大な影響や多くの市民が反対を表明し建設中止を求めていますので、県は、公聴会を必ず開催して、地域住民及び関係者からの意見を聴く機会を設けていただきますようお願いします。
6 開拓道路の市への優先的払下げが実現するよう努めていただきたい
最終処分場建設予定地内にある国有地である開拓道路については、今後、払下げの手続きが始まるものと思います。その手続きの中で、水俣市が提出する公共利用計画に基づいて、水俣市への優先的な払下げが実現するよう、県として最大限の努力をしていただきますようお願いします。
最終更新:2008年01月28日 12:14