2008/11/29 水俣市:産廃問題受け、水源保護条例制定へ /熊本【毎日】

 水俣市の宮本勝彬市長は28日、市内への産業廃棄物処分場建設阻止のため、用地周辺の環境保護を目的にした水道水源保護条例を制定する考えを表明した。建設を計画する業者から市への届け出を義務づけ、阻止に向けた迅速な対応を取れるようにする。来年3月議会までに提案する。

 28日、市役所であった「産廃阻止!水俣市民会議」(会長、宮本市長)の理事会で表明した。処分場の立地規制まで踏み込むかどうかは未定。宮本市長は「業者の動きを的確に把握して対応できる」と狙いを語った。

 水俣市長崎地区で業者が処分場建設を計画したが、市などの反対を受けて6月に中止を決めている。条例は、新たな建設計画が持ち上がった場合に備えたもの。同様の条例は長崎県壱岐市や大分県豊後大野市などが制定している。【西貴晴】

毎日新聞 2008年11月29日 地方版


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最終更新:2008年12月05日 10:14