壁紙ができるまで

偉そうに解説しちゃってますが全然大したことはやっていません・・・。
さらに、あくまで個人的なやり方ですのでもっと効率のいい方法やソフトもあるかと思います。


必要なもの

  • 根気
 根気さえあれば出来ます!さあレッツトライ!

使用したもの

  • SAI
 この手の画像を作る定石ソフトは別にありそうですが個人的に使いやすいので。
  • ペンタブ
 作業が円滑にできます。SAIと同じく趣味のために購入したものです。
  • GIMP
 ぼかしなどのフィルタを入れるのに役立ちます。

第一段階:配置


キャプチャしたシーンをSAIに読み込み、拡大縮小/回転して配置していきます。
面倒ですが背景などは消しておくとわかりやすいです。
常にカバーできる範囲を意識して切れ目を見せないように配置します。
どうしても切れてしまう部分が出る場合は自ら書き足します。
この後にも配置していくことを常に考えながらやると後で楽かもしれません。

第二段階:線画


そのままです。配置した画像の不透明度を下げ、線画レイヤーに線画をトレースしていきます。
画像が大きく、線が目立つ絵の場合はところどころ線に強弱をつけたりします。

第三段階:着色


色ごとにレイヤーを分けとりあえず単色で塗りつぶします。
はみ出しや塗り残しに気をつけます。

第四段階:陰影


着色レイヤーを不透明度保護し、さらに影の線画レイヤーを作りトレース、これを目安として影を塗ります。
影まで完成したら着色レイヤーは全て結合してしまいます。
後から修正するとなると面倒ですが、レイヤー数が膨大になるのでここで結合しておかないとすぐにレイヤー上限に達してしまうためです。

第五段階:仕上げ


仕上げです。線画レイヤーの色を隣接する部分の影の色より若干濃い色に設定します。
さらに髪の先を細くしたり、顔の微調整などをしたりします。
最後に楽器を塗って終わりです。
楽器は気合を入れるので後回しにしたりしますがそのせいで塗り残しがゴニョゴニョ...

第六段階:根気作業①


今までの過程をひたすら繰り返します。
根気との勝負です。

第七段階:根気作業②


さらに続けます。
基本的に色味は統一しますが、ライブシーンや印象的なシーンの場合はその光の当たり方を再現します。

第八段階:完成間近


一番上までトレースが完了した状態です。

第九段階:最終調整


ずっとWUXGAサイズで作業してきたので、
フルHDやSXGAに対応するように上部の配置を変更し、それに合わせて塗っていない部分を塗ります。
解像度によって配置が変わる絵は着色せずに、先に全ての配置パターンを試して着色が必要な部分を探った方がいいかもしれません。
ちなみに、この画像で青くなっているのはフルHDサイズの解像度部分です。

最終段階:仕上げ


総仕上げです。背景と左右の枠を決定します。
1期はキャラクターごとに別々の模様でしたが今回は色だけ変えて他は統一しました。
左右の枠はいくつも案を考えた結果この形に落ち着きました。
もっとシンプルにしようかとも思いましたが、元々かなりうるさい壁紙なので全体的に派手にしようと思いやめました。
イメージは「思い出」です。詳しくはコチラの最後で解説しています。
最後にディフュージョン…に似た感じの効果(自分もよく分かってません)をかけて完成です。


最終更新:2010年10月25日 21:19