(*゚Д゚)「~♪」
白石「……おいシン、えらいご機嫌だけど、何かあったのか?」
(*゚Д゚)「え? わかるのか?」
白石「そりゃ、そんなあからさまな顔してりゃあな……
で、全校男子の敵である貴様は、なんで鼻歌なんぞ歌ってんだ」
(*゚Д゚)「ハハハ! 冗談言うなよこいつぅ! 俺の何処が男子の敵だって言うんだ?」
白石「(そういうところがだよこの野郎……! 顔つきのせいで普段より3倍はムカつくッ)」
( ゚Д゚)「どうした? いきなり拳震わせて……」
白石「……なんでもねぇよ。
それより俺の質問に答えろ。何でそんなに機嫌が良いんだ(一杯チョコ貰ったとかだったらぶっ殺す)」
( ゚Д゚)「ん。いや、大した事じゃないんだが」
(*゚Д゚)「桜庭先生からチョコ貰ってさ」
白石「……は?」
(*゚Д゚)「だから、桜庭先生からチョコ。それが嬉しくってさぁ」
白石「…………柊達からは貰わなかったのか?」
(*゚Д゚)「ん? 貰ったけど……それがどうかしたのか?」
白石「……」
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Σ(;゚Д゚)「うおぉっ!?」
白石「ふ、フラクラで鈍感野郎のシンが、特定の女子のチョコを喜んでるだとぉー!?」
そうじろう「た、たたたたたたたたた! 立ったー!? シンの本命フラグが立ったー!?」
ただお「き、貴様ァーッ!! 散々人の妻と娘の胸を揉みしだいておいて……出した答えがそれかーっ!」
(;゚Д゚)「なんだってーはこっちの台詞だ! あとの二人は何処から沸いた! 白石、それはどういう意味だ!? そうじろうさんは自重しろ!
ただおさんは人聞きの悪い事を言わないでくれッ!
とりあえず全員まずはモチツケーーーーーーッ!!!!」
バスターランチャーハッシャダァー! ウオオ コクウノカナタニキエサレェー! ギャー シットバーニングファイヤー! ナンジャソリャー!
そうじろう「フーッ! フーッ!」
ただお「フーッ! フーッ!」
白石「フーッ! フーッ!」
(;゚Д゚)「み、皆さんとりあえず落ち着いてくれたようで何より……」
そうじろう「……それで、シン君」
ただお「……何故、うちの娘たちのチョコレートよりもその先生のチョコレートが嬉しいのか、きっちり説明してもらおうか」
白石「(なんだかんだで、自分の娘の恋路応援してるみたいだなこの二人……)」
(*゚Д゚)「え、何でって言われても……好みとかなんとか、全てが素敵としか」
そうじろう「なにィー!」
(*゚Д゚)「いやー、凄いんですよ先生のチョコレート。
かがみや
こなた達も絶賛で」
ただお「み、見せたのかぁーッ!? 娘たちに他人のチョコをーッ!」
白石「鈍感にも程があるだろこの外道ーッ!」
(*゚Д゚)「ええ。皆口々に凄いとか負けたとかノーマークだったとか……」
白石「し、しかも負けを認めたのかァーッ!? 泣くだろ普通! そんな仕打ち!」
そうじろう「い、一体どんなチョコなんだ……!」
(*゚Д゚)「見たいですか?」
一同『は?』
(*゚Д゚)「そっかー、見たいんですかー。もーしょーがないなー」
ただお「(お前が見せたいんだろうが……!)」
つ100%チョコレート製『ディスティニーガンダム』 ど ん っ !
白石「は?」
ただお「へ?」
そうじろう「おおおおおおおおおっ!?」
(*゚Д゚)「見よ! このディティールの細かさと再現度を! 関節全駆動は勿論の事、全てのギミックを再現し、指の関節までが動く動く!
しかも全てのパーツは全て食用品! 白い部分にはホワイトチョコレートを、青い部分にはブルーハワイを使った飴細工でコーティング!
透けて見える光の翼は飴細工だが、たやすく折れないように工夫が施されている!」
白石「(こ、これは……! シンの好みをピンポイントについている!)」
ただお「(というか、これはもうチョコレートではないような……)」
そうじろう「こ、これは……確かに負ける! こなたも負けを認めざるをえない!!!!
手間も愛情も技術も全てがこなたの上を行っているッ!! というか、
バレンタインチョコレートというカテゴリから完全に外れているッ!」
ただお「競う事事態無意味としか言いようがない……」
(*゚Д゚)「パーツの一つ一つにニスが塗ってあるから食べられないけどな」
白石「だめじゃん」
その頃のこなた達
かがみ「ま、負けた……完璧に桜庭先生に負けた……」
みゆき「シンさんの好みに対する理解、技術……全てに対して負けてしまいました……」
つかさ「けど、大して悔しくないのは何でかな?」
みさお「いや、だってあれ、バレンタインチョコじゃねぇし」
ひより「完璧に土俵違いッスもんねー。悔しがる必要もないというか」
こう「成る程ー。先生の勝ちっていうより、無理やり引き分けにされた感じなのか」
ゆたか「お兄ちゃんも、バレンタインチョコって言うより、プラモ貰った感覚だったみたいだしねー」
みなみ「……(コクコク)」
(〓ω〓.;)「…………」
パティ「? コナタ、暗い顔してドーカしましたカ?」
(〓ω〓.;)「いやあ、あれがバレンタインのチョコレートじゃないって言うのには、おおむね同意なんだけど」
(〓ω〓.;)「来年のバレンタインは、アレ以上のものを作らなきゃ好感度あがんないんじゃないかなー、と」
一同『あ』
その頃の先生達
ななこ「……あー、桜庭センセ? 呑みすぎなんじゃ……」
ひかる「う、うるひゃーい!」
ふゆき「ひ、ひかるちゃん……」
ひかる「さ、最初は、最初は食べられるチョコレートのはずだったんだ。
けど、作ってる最中に溶けたり歪んだりしてるのを見てるうちに、模型好きの本能がぁー」
ななこ「な、なんでやろ……ウチも負けた立場のはずなのに、桜庭センセが可愛そうでしゃーないわ……」
ふゆき「私もです……」
ひかる「ちくしょー! 今夜は呑んでやるーっ!」
最終更新:2009年05月01日 02:07