○○小学校一年三組。
飛鳥夫婦は生まれて初めての娘の授業参観を見に来ていた。
シン「まさか、こんな所に出る日がこようとは夢にも思わなかった」
みゆき「わ、私もです。緊張でどうにかなってしまいそうです……」
シン「み、みゆき。お前、手が震えてるぞ。オペの時には落ち着き払ってるのに」
みゆき「あ、あなたも相当震えてますよ」
シン「あ、本当だ……」
先生「はい、みなさん。おはようございます」
「「「おはようございま~す!」」」
先生「今日は、皆さんのお父さんお母さんが後ろに来ていただいていますが。緊張せず、いつも通りの皆さんを見ていただきましょうね」
「「「はぁぁい」」」
シン(うちのすてらはどこだ?)
みゆき(あそこです。席の一番前)
先生「さて、では国語の授業を始めます。教科書の三十五ページを開いて下さい。
昨日は都会に住む青年たかしが、職業難の時代もあってか、失業してしまい。一攫千金を夢見てホストになったものの、
NO.1ホストのジュロイヤに目を付けられてしまい、陰湿ないじめを受けてしまった所で終わりましたね」
シン(……最近の教科書って結構シュールなんだな)
みゆき(そ、そうですね)
先生「さて、この教科書にもでているように就職とは人が生きていく上で、とても重要な事なのです。
ここで間違えてしまうと、仕事やら上下関係やら、秘書との不倫やらで、目も当てられないものになります。
そこで、先生は昨日皆さんに就職というのを理解してもらうために、宿題を出しましたよね? みなさん、やってきましたか?」
「「「はぁぁぁあい!」」」
シン(おい、みゆき。昨日すてら、宿題なんてやってたか?)
みゆき(宿題といっても、両親の仕事を聞いてくる。っていうものです)
シン(大丈夫なのか?)
みゆき(大丈夫です。私たちの仕事が医者だというのは昨日じっくり教えておきました)
シン(おお! さすが完璧超人! 抜かりは無いってわけだな)
みゆき(問題は、すてらが先生に当ててもらえるか、どうかですね……)
先生「じゃあ、お父さんお母さんのお仕事が言える人」
「「「はい! はい! はい!」」」
飛鳥シン&みゆき
先生「じゃあ……飛鳥さん」
飛鳥シン&みゆき
すてら「はい。うちのおとうさんとおかあさんはお医者さんをしています」
シン(良く言えたすてら! 俺の中の全米が拍手喝采だぞ!)(泣)
みゆき(帰ったらおもちゃを買ってあげましょう!!!)(泣)
先生「それは凄いですね。飛鳥さんはお父さんとお母さんがお仕事してる所みたことあるのかな?」
すてら「はい! あります!」
シン(あれ? あいつ俺達が働いてる病院に来た事あったっけ?)
みゆき(い、いえ、たしか無いはずですが……)
先生「どういうお仕事をしてるか、飛鳥さんは言えるかな?」
すてら「はい! すてら言えます! この前すてらが夜中におトイレしたくなって、目をさましたら、
お父さんとお母さんがいつもテレビを見るお部屋で服の脱がせっこしてて――」
シン&みゆき「「は?」」
すてら「それで、すてらがお父さん達なにをやってるのかきこうと思って、そのテレビがあるお部屋に入ろうとしたら、
その時、
ゆかりお婆ちゃんが通りかかって――」
ゆかり『いい、マユちゃん。お父さん達はね、お医者さんで皆の病気を治すお仕事をしてるのよ、だから邪魔しちゃだめなの』
すてら『お仕事?』
ゆかり『そう。お仕事よ。すてらちゃんもお医者さんへ行ったら服を脱ぐでしょ?』
すてら『うん。すてら脱いだよ。脱ぐのは病気が無いか調べるためなんでしょ?』
ゆかり『そう。だから、お父さん達はたまに、ああやってお互いの病気がないか調べ合ってるのよ』
すてら『そっか。びょうきが無いかしらべるのもお父さんたちのお仕事だもんね』
ゆかり『そうよ。すてらちゃんは物分りが良くって賢い良い子ね』
すてら『うん。すてら良い子!』
ゆいこ『さぁ、良い子は早くおしっこして寝ましょうね~。お父さん達の診察という名のお仕事はすぐに終わりそうも無いから、今日はおばあちゃんと寝ようね』
すてら『うん。すてらおばあちゃんとねる~。そっか~。しんさつか~』
すてら「だから。しんさつがお父さんと、おかあさんのお仕事です」
先生「……え?」
シン「す、すてら//////////////////////////////」
みゆき「あう、あうぅう////////////////////////」
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先生「そ、そ、そうですか。お仕事がうまく行けば良いですねぇ、あはは。飛鳥ちゃんはもうすぐお姉ちゃんね」
他の親(先生テンパって訳の分からない事言い出したぁぁ!!!)
最終更新:2009年06月25日 20:14