「はあ…」
「どうかなさったんですか、
かなたさん?」
「あら、レイ君。あの実は…
こなたとシン君の仲を応援しているんですけれど…最近はシン君、他の娘とどんどん仲良くなっていってしま
って…。
娘の手助けをしたいんですけれど…どうしたらいいかわからなくて…。」
「応援…ですか。ふむ…」
「趣味の話を合わせるのはどうでしょうか。」
「趣味…?」
「ええ。何か、シンの奴が興味を惹かれるような話題を出すんです。そしてシンと娘さんがその話題で盛り上がれば、それをきっかけに仲
が進展するのでは?」
「でもこなたが盛り上がれる話題というと、テレビ漫画とか…ファミコンとかなのだけれど…」
「(…テレビ漫画?ファミコン?)ええ、ですからその類のもので、シンが興味を惹かれるようなものを何か、ご存知ではないでしょうか
?」
「うぅ~ん…」
「…あの、シン君とレイ君は『がんだむ』の世界から来たのよね?」
「ええ。」
「!…私、がんだむの歌を知ってるし、歌うことも出来るわ!」
「歌…ですか?題名は?」
「ちょっと待って…う~ん、題名が思い出せないから、実際に歌ってみるわね。」
「ええ、どうぞ。」
「じゃあ歌ってみるわね。コホン、すぅ~…」
ラン ランララ ランバ=ラル♪ ラン ランバ=ラル♪
ランラン ランララ ランバ=ラル♪ ララララ ランバ=ラル♪
ラン ランララ ランバ=ラル♪ ラン ランバ=ラル♪
ランラン ランララ ランバ=ラル♪ ララララ ジンバ=ラル♪
「…………あの、かなたさん…」
ランランランラン ランバ=ラル♪ ランランランラン ランバ=ラル♪
ランランランララ ランバ=ラル♪ ランバ=ラル ラン ラン~(バ=ラル)♪
「いや…その歌は……なんか違」
ラン ランララ ランバ=ラル♪ ラン ランバ=ラル♪
ランラン ランララ ランバ=ラル♪ ララララ ランバ=ラル♪
「………」
「…その者、青き衣をまといて金色の野に降り立つべし…」
「(いや…確かに青いのだが…砂漠にも降り立っていたのだが…)」
「これでばっちりね!」
「(何かが違う…)」
最終更新:2009年07月10日 02:59