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18-722

「ねぇ、シンってさ~オッパイ大きい子が好きなの?」
「な、なんだ突然?」 昼食時にチョココロネを頬張りながら、まるで日常会話の様に下ネタを振って来るこなた
「聞いてみたかっただけ、でどうなの?」
 気がつくとこなただけではなく、かがみつかさみゆきの3人も興味深そうにシンを見つめていた。
「まあ、好きだな。最低でも掴んでもはみ出る……そうだなみゆきの胸くらいはほしいな」
 シンはどうせいつものからかわれるための会話だろうと思い、本気半分冗談半分で答えた。

ピシ!パリーン!!

「わ~、目が覚めたってやつ?」
「わ、私の事いつもそんな風に見てたのですか………」
「最低………」
「そんな人じゃないと思ってたのに………」
ガタゴトガタゴト

 比喩ではなく文字通り机ごと引いて行く4人。
 その目には先ほどまでシンに向けられた好奇の目はなく、軽蔑の目が向けられていた。
「ち、ちょっと待て!今のは誤解だ!!」
 シンは慌ててこなたに弁明に努める。
「学校で話しかけないでくれる?付き合われてると思われたくないし」
「つ、つかさお前ならわかってくれるよな?」
 こなたに拒絶されたシンは4人の中で1番人が良いつかさに話しかける。
「あ、あのね……もうそのお弁当箱返してもらわなくてもいいよ。アスカ君にあげるよ」
 何やら呼び掛け方まで他人行儀となったつかさはそれだけ言うと姉の後ろに隠れた。
「いや、待て待ておかしい!」
「おかしいのはあんただ!!このド変態!!!2度私達に近付くな!!」
 シンが取り付く暇もなく、彼女らの心の扉は閉められた。



「なぜだ!なぜこうなったんだ………」
 シンがそう呟くものの、答える人は誰もいない。
 シンは溜め息一つするとトボトボと家に向かう。
「あっ、あれは………」
 シンの前には見慣れた人影が4人歩いていた。
「おーい!お前らも今帰りか?」
「あ、アスカさん………」
 ゆたかからは朝お兄ちゃんと呼ばれていたはず、それなのに………まさか、シンが気付くと同時にゆたかとシンの間にみなみが立ちふさがった。
「もう……ゆたかに近付かないで……私にも」
「Me too。こなたたちから聞きマシタ!アナタには失望したネ!」
「………そんな」
 よろめくシンを気にする事なく3人は歩き出した。

「先輩」
ひよりか……お前もオレを蔑むよな………」
「そんなことありません!!私はシン先輩が巨乳好きだからって構いません!!」
「ひより」
「巨乳好きなら私を巨乳にして下さい!!私はまだ高1だから今からなら間に合います!」
 そう言ってひよりはシンの右手を自分の胸に寄せる。
「……いいのか?ひより?」


「いいです。変わりに私を愛してくれますか?」
「当たり前さ、ひより」
「シン先輩……いえ、シン好き」
 そう言ってシンとひよりは互いの唇を――

「ボツ」
 アニ研部部長八坂こうはそこまで、読むと原稿を投げ捨てた。
「な、な、なんでっスかー!?」
「ひよりん、あのねー公私混同させすぎ」
 こうはめんどくさげにボツの理由を説明する。
「同人というのは公私混同してなんぼっスよ!!>>706さんも私に同人を書けと――」
「楽屋ネターを言うなー!!それにいくらなんでも需要ないっしょコレ」
「そんなこと、ないっス!貧乳の女性に希望を――」
「あーわかったわかった!だったら……悪いけど、今から男女1人ずつ捕まえて来て」
 鼻息が荒くなってきたひよりを流してこうは手直にいたアニ研部員に指示を飛ばした。
「何するんですか?」
「アンケート。男女1人ずつでどちらかでも面白いって言ったら許可したげる」
「先輩……」
 妥協案はおりた。後ひよりが出来るのはせいぜい貧乳の女子を連れて来てくれるのを祈るだけだ。

「連れてきました」
「今から帰るところだったんだけど………」
「まあ、いいじゃん♪アニ研の作品が読めるし」
 連れて来た学生にひよりは心の中でムンクに負けない叫びを上げた。
 そう部員が連れて来たのはひよりが書いた作品に出ているシン・アスカと泉こなただった。

ペラ

 ひよりはぺージがめくられる度に自分の魂が抜けて行くのを感じた。
 なぜならみえるのだ1ページ事に2人の怒りゲージのたまり具合が………。

「あの~泉先輩なにしてられるんですか?」
 突如シャドーをやり出したこなたにひよりが質問する。
「ひよりん礼を言うよ!私に戦士としての花を持たせてくれて」
「こなた、やめとけ帰ろうぜ」
 奥歯を鳴らすひよりを今にもフルボッコにしようとするこなたをシンが止める。
「シン先輩………」
「ひより……当分オレに近付くな。何するかオレにも分からないし」
「ひぃっ!!」
 笑顔でひよりを脅すとシンは出て言った。
 ちなみにシンの目は種割れ時の目になっていたことを付け足しておこう。

「はい、ボツ決定!いや~それにしても見事なフラグブレイク」
 こうが仕切りに感心する中、ひよりの目から色んな意味の涙が出ていた。
「そうだ!今回の顛末を作品にしよ!題名は『腐女子の見る夢』」
「殺して~一思いに殺して下さいっス~!!」
 アニ研部の部室に腐女子の雄叫びが響き渡った。

終わり


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最終更新:2010年02月02日 20:26
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