そうじろう「あ、シン君。それは」
シン「あ、これ?この前、
こなたと倉庫の片付けしてたら出てきて」
そうじろう「ふむ・・・、シン君もやってみるかい」
シン「え?でもいいんですか?俺の球速いですよ」
そうじろう「はっはっは、そうだね。でも、たまには僕も体動かさなきゃ
いまはやりのメタボになってしまうかもしれないからね。
おじさんのダイエット運動に手伝ってくれないかな?」
シン「はいはい、いいですよ。」
シュッパシ、シュッパシ
そうじろう「こなたとも昔はこうして二人でキャッチボールして遊んでたんだがなぁ」
シン「へぇ、オタク教育だけじゃなかったんですね」
そうじろう「まぁね、・・・本当はもう一人男の子も欲しくてね。
でも、こなたも当時は体動かすのも好きだったから。キャッチボールも
してくれたのさ。」
シン「おじさん・・・」
そうじろう「君もこっちの世界に来て、保護してもらってるからしっかりしようっていうのは
わかるけどさ。もっと、遠慮しないでくれてもいいんだぞ」
シン「・・・・」
そうじろう「君が来てくれて、我が家にも笑顔が増えた。だから君も今の生活をもっと楽しまないと。」
シン「あの、俺」
そうじろう「本当の家族ではないけれど、だからといって境界線を作る必要もないんだ。
今は無理かもしれないけど、徐々に、ね。」
こなた「おとうさーん、シーン。ご飯できたよ」
そうじろう「おや?出来たみたいだね、それじゃああがろうか」
シン「・・・・・・(父さん、母さん、マユ、俺この世界にいてもいいんだよな?)」
そうじろう「ん?どうした。早く入りなさい、ご飯冷めてしまうぞ」
シン「あ、はい」
最終更新:2009年04月24日 04:12