悲劇の機体
シン「ああ・・やっぱカッコいいな・・!」
シンは幸せそうな笑みで自身が作ったのであろうガンプラを見つめていた。かなり上機嫌である。
こなた「あ、シンくん何やってんのー?・・って、それガンプラじゃん」
シン「ああ、そうだ。HGデスティニーガンダム・・!
最近、
そうじろうさんから貰った小遣いで買ったんだ。やっぱ主役機・・格好いいもんだろ?」
しかし、こなたは堂々と地雷を踏んだ。
こなた「・・・へ?その機体、主役機だったの??」
シン「・・・・・・・・・・・・・!!!!」
こなた「アレ?」
シンは・・長い沈黙のあと、小さくこう呟いた。
シン「・・・別に・・いいんだ。アンタの見解は間違っちゃいない。タイトルバック取れてなかったし、初出撃も脱走兵の始末だった。
最終回じゃボロボロにやられたし・・ストフリと比べれば扱いは天と地の差。デスティニーを主役機だって思う方がおかしいよな。
そんなことはわかってる・・わかってるんだ・・。
でもな・・ちゃんとHGの箱の商品解説の欄には、デスティニーをちゃんと主役MSって書いてくれてるんだぞ・・」
こなた(こ・・・細かッ!)
シン「ま・・パクリMSなんて言われてたし、
その他作品からの寄せ集めなその姿は無個性とも言われ、
血の涙を流すフェイスなんて・・・まさしくピエロだ。なんかいろんな意味でオレの作品での立場を象徴してる機体だったな・・」
こなた(・・・しまったーーッ・・。私の不用意な発言が・・ここまでシンくんのトラウマを・・・!)
シン「まぁ、別にいい。プラモが格好良ければ、それでいいんだ」
こなた「なんか・・既に現実逃避入ってない・・?」
シン「でもホントにいい出来だな・・。この光の翼なんかとてmバキッ!!」
こなた「あ」
その音ともに、その赤い羽が半ばから・・・折れた。
シン「・・・・・まぁ、こんなもんだろうさ。モノってのはいつか・・・壊れるもんだからな」
こなた「なんというか、それが・・・運命だったんだよ・・!」
シン「そうかもな。速いか・・遅いかだけ・・ってアレ?なんか涙が・・!!」
今日も空は・・・夕陽が眩しい。
最終更新:2009年05月18日 04:02