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ある日の昼休み。眼鏡を外したみゆきがシンに声をかけた時のこと。

みゆき「あの、シンさん」
シン「う…うわぁぁぁッ!!!ア…アンタはッ!!」
みゆき「……その、お言葉ですけど…今は机の下に隠れなくてもいいと思いますよ。
    避難訓練…しているわけではありませんから…」
シン「な…なんだ、高良さんか…良かった。ごめんな、まだ…高良さんの顔に慣れてなくて。で、何か用か?」
みゆき「は…はい。これ…なんですけど、受け取ってもらえますか?」
シン「コレ?何、このデカい箱は?」

みゆき「それは、その…お弁当です///」
シン「これが…弁当!?めちゃくちゃデカいじゃないか。
   でも、今日こなたが・・なぜか弁当作ってくれなくて困ってたから・・かなり助かる。ありがたく貰っとくよ」
みゆき「それは…良かったです!それと…もし良ければですが、お昼…御一緒しませんか?
    私も自分の分のお弁当を持ってきt…アレ…アレレ??」
シン「……もしかして、自分の分の弁当…忘れた?」

みゆき「お恥ずかしながら…そうみたいです。シンさんへのお弁当に気を取られすぎたみたいで…」
シン「へぇ…。しっかりしてるようで、結構ドジなところもあるんだな。でもさ…俺に作ってくれた弁当、こんだけ量あるし。
   これを一緒に食べれば問題はないんじゃないか?」
みゆき「そ…そうですね。それではお言葉に甘えて…!」
シン「高良さんが作ってきたものなんだから、遠慮することないって」


 こうして、みゆきはシンと一緒に弁当を食べることに成功した。
…が、この話には…まだ続きがある。

シン「…うわ。これ、すっごい豪勢な弁当だな…。ウナギとかエビが入ってるみたいだし」
みゆき「はい、シンさんに食べてもらいたくて…一生懸命作ってみました。お口に合うかどうかわかりませんが…」
シン「いや、すごく美味そうだよ。ありがとうな」
みゆき「ふぇ!?あの…そんな…それほどでも…///」
シン「じゃあ、いただきます。何から食べようかな…!」
みゆき「その…、たくさん食べてくださいね。…まずコレなんかどうですか?」
シン「ああ。じゃあ…よし、それにするよ。…って、これは確か…カズノコ…だよな?」
みゆき「はい、カズノコですよ。カズノコ、お嫌いでしたか?」

 シンの脳裏にあの教祖の髪飾りが浮かぶ。そして・・シンの頭の中でカズノコのシルエットが・・みゆきの顔と重なった。
シン「う…う…あ…!!」
みゆき「ど…どうかなされましたか?」
シン「ど…ど…毒電波が……ッ!!頭の中に毒電波がァァァアァッ!!!」
 そう言ってシンは、頭を抱えながら一目散に駆け出していったのだった。

 そして一人残されたみゆきは、目から何か出ていることに気づく。
みゆき「アレ…アレレ?なんだか涙が出てきちゃいました…!」
 周囲で寂しい風が吹く。みゆきの恋路は…果てしなく険しい。

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最終更新:2009年05月18日 04:42
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