最近、こなちゃん調子に乗りすぎじゃない?

by(千葉県)

つかさ「最近、こなちゃん調子に乗りすぎじゃない?」
みゆき「確かにそれはありますね」
かがみ「ちょ、ちょっと!あんたたち何陰口言ってるのよ!」
つかさ「お姉ちゃんはこなちゃん寄りだもんね」
かがみ「べ、別にそんなこと…」
こなた「みんなおはよ~(=ω=.)」
   「ありゃ?どしたの、この空気は…(=ω=.)」
つかさ&みゆき「…」
こなた「えと…(=ω=.;)」
つかさ「ねえこなちゃん、これからはもう私に話しかけないでくれる?」
みゆき「そうですね。泉さん、私もご遠慮願います。」
かがみ「ちょっと!やめなさいよ!二人とも!」
こなた「どしたのかな二人とも…。ぁ、わかった、何かのギャルゲーのネタでしょ(=ω=.)」
    「つかさとみゆきさんも始めたんだ~(=ω=.)」
つかさ「ふふっ。そういうところがウザいんだよね、こなちゃんは。」
こなた「ぇ…(=ω=.;)」
かがみ「ちょっと!つかさ!」
つかさ「なーんてね。冗談だよー」
みゆき「ふふふ。」
こなた「び、ビックリしたじゃん(=ω=.;)」
    「つかさもやるようになったネ(=ω=.)」
つかさ「ふふっ。あ、もうすぐ授業始まっちゃう」
かがみ「…」
つかさ「お姉ちゃん、どうかしたの?」
かがみ「あんた…」
キーンコーンカーンコーン
つかさ「ほらお姉ちゃん、授業始まっちゃうよー。戻らなくていいのー?」
かがみ「ぇ?ええ…」
こなた「じゃぁね、かがみ(=ω=.)」
かがみ「ぉ、おう…」

こなた「私ちょっとトイレ行ってくるネ(=ω=.)」
つかさ「うん、いってらっしゃぃ。」

つかさ「ゆきちゃん、私たちもトイレに行こっか。」
みゆき「えぇ。」
こなた「ふぅー(=ω=.)」
    (あ、授業始まっちゃう。急がなくちゃ(=ω=.))

こなた「あれ?ドアが開かない…(=ω=.;)」
???「……(ゴソゴソ)」
こなた「ん?誰かいるのかな。悪いんだけど手を貸してくれない」
    「なんだかドアが開かなくなっちゃって…(=ω=.;)」

ザッパーン
こなた「ぇ…」

先生「泉はどうしたー?」
つかさ「トイレに行くって言ってましたー」
先生「ったくぅ、アイツはしょうがない奴やなー」

キーンコーンカーンコーン

こなた「ぁ、授業終わっちゃった…(=ω=.)」
つかさ「でねー」
みゆき「あら、そうなんですか。」
こなた(この声はつかさとみゆきさん…)
    「ぉ、おーぃ、つか…」
つかさ「最近ね、お姉ちゃんが私にこなちゃんの陰口ばかり言ってくるんだよねー」
みゆき「あらあら、それは困りましたね。」
    「そういえば泉さんは何処へ行ったのでしょう?」
つかさ「うーん、保健室にでも行ったのかなー?」
    「やだっ…ここ水浸しになってる…ゆきちゃん、早く教室に戻ろっ」
みゆき「はい。」

こなた(何今の… ひょっとして、かがみが…)
こなた(…)

ガチャ

こなた「ぁ…開いた…」
    「着替えてこなくちゃ…(=ω=.)」

こなた「ぁ…」
かがみ「ん?」
     「ちょっとこなたぁw 何よその格好はぁw ずぶ濡れじゃないw」
こなた「…。」
かがみ「アハハハハハw」
こなた「かがみが…」
かがみ「ん?」
こなた「かがみがやったんでしょ…(=ω=.;)」
かがみ「ちょ、ちょっと、どうしたのよ… 何かあったの!?」
こなた「かがみはいつも私の悪口言ってるらしいね…。」
かがみ「何言ってるの?ちょっとこなた!」
こなた「着替えてくる…(=ω=.;)」

つかさ「これであの二人の仲もお終いだね。」
みゆき「えぇ。」
かがみ「ひょっとして…あいつら…」

かがみ「ちょっとつかさ!」
つかさ「あ、お姉ちゃん、どうしたのー?」
かがみ「あんた、こなたに何したのよ…」
つかさ「ぇ?お姉ちゃん何言ってるのー?」
かがみ「あんた…いい加減に…!」
つかさ「お姉ちゃんは…」
かがみ「えっ…」
つかさ「お姉ちゃんだって…、本当はこなちゃんのこと嫌いなんでしょ…?」
    「ゲームやアニメの話に嫌気がさしてたもんね?」
かがみ「そんなことない!こなたは!あいつは…私の大切な友達よ…!」
つかさ「…。」
    「お姉ちゃんはさー、私よりしっかりしてるし、勉強も出来るし、私にないものいっぱい持ってるもんね…」
かがみ「つかさ…?」
つかさ「だから…」
    「お姉ちゃんの大切なもの、私が奪ってあげる。」
かがみ「何言ってるの…あんた…」
つかさ「今頃ゆきちゃんが…。うふふ」
かがみ「あんたまさか…こなたに…」
     「…ちょっとここで待ってなさい!」

かがみ(こなた…こなた…!)
こなた(みゆきさんから呼び出されるなんて珍しいなぁ…(=ω=.))

こなた(来ない…(=ω=.))
    (場所はここでいいんだよネ(=ω=.))
    (ひょっとして1階の玄関だったのかな、行ってみよ…)
トン
こなた「えっ…」

ドタドタドタドタドタドタ

こなた「ぅう…ぅぅ…痛いょ…」
???「うふふ。うふふふ」
こなた「…」

???(…なた!こなた!しっかりして!こなた!)
かがみ「こなたぁ!」
こなた「…か、かがみ…」
かがみ「まさか階段から…!?」
     「しっかりして!今すぐ救急車呼ぶから…!」
こなた「か、かがみ…」
    「やっぱり…かがみじゃ…なかったんだ…ごめんね…(=ω=.)」
かがみ「な、何謝ってんのよ… そんなこといいから今は喋らないで!」
トゥルルルル トゥルルル
かがみ「もしもし、救急車を1台お願いしたいんですが!はい!場所は…」
こなた「かがみ…」
    「ありがと…(=ω=.)」
かがみ「こなた…?」
こなた「…」
かがみ「ちょっと冗談はよしてよ、ねぇこなた、こなたってば…」
     「こなたぁぁぁぁぁぁぁぁぁあっ!」

つかさ「ぁーあ こなちゃん死んじゃったみたいねー 打ち所が悪かったのかなー? うふふ」
こなた(スースースー…)
かがみ「こなた!?」
つかさ「…うーん、こなちゃんはしぶといなー」
かがみ「つかさ…あんた、何してんのかわかって…」
みゆき「そんなことより、早く病院に連れて行ったほうがいいんじゃないですか?」
かがみ「みゆき…あんたまで…」

――病院

こなた「…んっ」
こなた父「こなた!よかった…本当によかった…」

こなた「…オジサン、だれ?」

こなた父「記憶喪失!?」
      「どういうことなんですか!先生!」
先生「とてもショックなことがあったみたいですね…」
こなた父「こなたは…こなたはどうなるんですか!?もう元には戻らないんですか!?」
先生「現段階ではなんとも…」
こなた父「そんな…!」
かがみ「こなた…」

みゆき「泉さん、記憶喪失みたいですね。」
つかさ「ねえゆきちゃん」
みゆき「はい?」
つかさ「私、良い事思いついちゃった♪」
つかさ「こーなーちゃん。」
こなた「コナチャン…?あなたたち、誰ですか…?」
つかさ「私はねー、こなちゃんの一番の友達の柊つかさだよー」
みゆき「泉さんの友人の高良みゆきです。」
つかさ「私たち3人はね、仲のいい友達だったんだよー」
こなた「すみません、何も思い出せないみたいです…」
つかさ(イラッ)
みゆき「泉さん知ってました?あなたは格闘家だったのですよ。」
つかさ「そーそー。だからね、こんな風に殴ってもー えい!」
こなた「うぐっ…」
つかさ「こなちゃんなら平気だよねー」
みゆき「私、人に暴力を振るうのは初めてなので緊張します…。」
つかさ「ゆきちゃんがんばれ~」
みゆき「ぇい♪」
こなた「ぅうっ…」
つかさ「あはははーw あー面白いw」
こなた「ぅぅぅ…。」
つかさ「あれ、こなちゃん泣いてるの?」
みゆき「泉さん、これはショック療法というものです。泉さんの記憶を取り戻すために仕方なくやっているのです…。」
こなた「そうなんですか…。二人ともありがと…。」
つかさ「こなちゃん、明日も来るからねー。」
みゆき「また明日お会いしましょう。」
つかさ「あ、それとねー、柊かがみっていう人には会っちゃいけないからねー。」
みゆき「ですわね。かがみさんがあんなことしなければ泉さんは…」
つかさ「ゆきちゃん、それ以上は言っちゃダメだよ~ じゃあねーこなちゃん♪」

こなた(柊…かがみ…)
――翌日

かがみ「こなたー入るわよー」
こなた「…」
かがみ「よっ」
こなた「あなたは誰ですか?」
かがみ「っと…そうだったわね… 私はかがみ。柊かがみよ。」
こなた「柊かがみさん。」
    (つかささんと高良さんが言っていた人…)
かがみ「今日はあんたにいい物持ってきてあげたわよー」
こなた「これは…」
かがみ「チョココロネよ。あんたはよくこれを食べてたのよ」
こなた「…」
かがみ「食べていいのよ、ほら」
こなた(パクパク…)
かがみ「何か思い出せそう?」
こなた「いえ…」
かがみ「そっか…」
こなた(パクパク…)
かがみ「それにしてもアンタ、美味しそうに食べるわね…」
こなた「えっ…」
    「私、この食べ物が好きみたいです…」
かがみ「…」
こなた(パクパク)
かがみ「早く…元気になりなさいよ…」
こなた「ぇ…」
かがみ「元気のないこなたなんて、こなたじゃないんだからっ…!じゃあね!」
こなた「あっ…」

つかさ「こーなーちゃん 遊びに来たよー」
みゆき「今日もショック療法しにきました。」
こなた(…)
つかさ「あれー?こなちゃん、そのチョココロネ、どうしたのかなー?」
こなた「こ、これは…かがみさんに…」
みゆき「あら、それはいけませんね。」
つかさ「ねえこなちゃん、柊かがみとは話しちゃいけないって、、、言ったよねー」
こなた「うぐっ…」
つかさ「ゆきちゃーん」
みゆき「はい♪ えぃ♪」
こなた「ぅぐ…」
つかさ「アハハハハ こなちゃん、食べたものはちゃんと吐かなくちゃいけないんだよー」
みゆき「ですわね。えぃ♪」
こなた「うぅ… ぉえ… ぅぅ… ぉええ… (ゲロゲロ」
つかさ「本当に吐いちゃったみたいねー。こなちゃんくさーいw アハハハハハw」
こなた「はぁ…はぁ…うぅぅ…」
つかさ「こなちゃーん、今度柊かがみと話したらー、、」
こなた「ぅぅ…」
つかさ「もっとイイコト、してあげるからねー」
みゆき「それでは失礼します。泉さん。」
――その翌日

つかさ「こなちゃ~ん!えい♪」
みゆき「えい、えい♪」
こなた「ぅぅ…」
老いた患者「…」
つかさ「んー 見せ物じゃないんだけどなー」
老いた患者「ちょっと…お嬢ちゃん方…」
つかさ「お気になさらずに♪ 
    「これはスキンシップみたいなものなんですよー だよねーこなちゃん♪」
こなた「……」
みゆき「部外者の方は黙っていてくださいね。」
老いた患者「……」



看護婦「泉さーん診察しますねー」
こなた「……」
看護婦「あら、泉さんお腹が痛いの?」
     「ちょっと見るわねー」
こなた「ぅ…」
看護婦「これは…」

こなた父「先生!これはどういうことなんですか!」
      「なんでこなたのお腹がアザだらけに…」
かがみ&つかさ&みゆき「……」
先生「入院するときはあんなアザはなかった… おそらく誰かが…」

看護婦「私見ました…この子がひどい目にあってるところ…」

こなた父「なんだって…!誰なんだ…こなたをこんな目にあわせたヤツは一体誰なんだ!」
つかさ(まずいかも…)
看護婦「その人です」
かがみ「ぇ…」
つかさ(ぇ…)
こなた父「そんな…かがみちゃんが…?」
かがみ「違います…私じゃありません!」
こなた父「あんた!もううちの娘に近づかないでくれ!」
かがみ「そんな…!待ってください!」
こなた父「うるさい!先生、こなたを個人病棟に移してもらえますか…。身内以外立ち入り禁止に!」
つかさ(どうして…)
みゆき(私があの看護婦さんを買収しておいたんですよ。)
つかさ(あはは…、ゅ、ゆきちゃん流石だねー)
みゆき(うふふ…)


かがみ「なんで……こうなるのよ…」
     「こなた…」
老いた患者「あんた、あの子の友達かい?」
かがみ「えっ…はい…」

――その夜

柊宅
???(ゴソゴソ…)
かがみ(つかさ…?こんな時間に何処かへ行くつもり…?まさか…)
     「こうしちゃいられないわ…」

病院
こなた父「こなたー、お父さん、色々取りに一回家に戻るからな。」
      「そのままでいるんだぞ…」
こなた「はい…」


つかさ「こーなちゃん、遊びに来たよー」
こなた「つかささん…」
つかさ「うふふ…」

かがみ(つかさの奴…やっぱり…)
     (でも…どうする…)



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最終更新:2022年04月16日 13:17