友情と愛情は悪質な虐めと嫉妬にかき消されて

byバルス

紹介~プロローグ~

かがみ視点  
部屋の整理をしていた私は、三年前卒業した高校の卒業アルバムを手にとった。11月の体育祭以降の記録には、親友であったこなたは写されていない。
かがみ「もう三年になるんだね、こなた・・・・・・」
ふと涙がにじみだした。けれど、私はそれを必死でこらえてアルバムを閉じた。
かがみ「約束はちゃんと守るよ、こなた・・・・・・」


~三年前~

こなた「・・・・・・」
かがみ「こなた?具合悪そうだけど大丈夫か?」
具合悪そうにしているこなたをみれば、そっと声をかけた。
こなた「大丈夫だよ、かがみん」
かがみ「そう?なら、教室戻るわ」
いつものやる気のない返事を返すこなたを見れば、また仮病か!と思って自分のクラスへ向かった。
今思えば、このとき気付くべきだったのかもしれない。ひとり寂しく年を越してなかったかもしれない。

最終更新:2022年06月07日 18:32