2010/08/14~2010/08/26
真夏であろうと、けして融けない氷の湖。
常冬の寒さに見守られた村に、蒼白い月が昇る。
凍れる水車は時を刻まずに。
再び流れるそのときを、ただじっと、待ち続ける。
黒髪の女が息を吐く。
「まさかこの村でも、あの噂を聞くなんて――……」
役場からの招集の手紙。
村人たちが集められた宿で、女主人が殺される。
「人狼というものを、ご存知でしょうか?」
噂は本当だったのか。 戦慄の気配が、目覚めだす――
アナスタシア 宿の女主人。
ロラン・ヴァジュニーチン 23歳 村長の息子。
フィグネリア・アダモフ 24歳
オリガ 18歳 宿の使用人。
アレクサンドラ・ロストヴァ 22歳
ミハイル・モギルニー 25歳 墓守。
イライダ・ザイコフ 25歳
イヴァン・シマトフ 18歳 樵の息子。
ウートラ
ドラガノフ 38歳くらい 猟師。
ナタリー・サロート 22歳 仕立屋。